女優沢尻エリカ(27)が1年半ぶりにドラマ収録に臨んだ。
TBSスペシャルドラマ「時計屋の娘」(11月18日後9・00)に主演する。昨年4月放送の同局「悪女について」以来の作品となり、
時計店に、母親の形見の修理を依頼する明るく優しい役。現場では「久しぶりにいい子キャラもいいんじゃないですか!?」と
笑顔を振りまいている。
黒髪にナチュラルメークの清楚(せいそ)なイメージ。収録の合間にスポニチ本紙の取材に応じ、「今回演じるのは、
元気で優しく、人の気持ちを考える女性。色をつけずにやっていきたいと思っています」と、ほほ笑んだ。
演技を披露したのは1年半ぶり。昨年7月公開の映画「ヘルタースケルター」を同年1〜2月に撮影後、「悪女について」
(昨年4月30日放送)を同月上旬に撮り終えて以来となる。
「ヘルター…」では全身整形のスターが破滅に突き進む姿を演じ、日本アカデミー賞の優秀主演女優賞を受賞
。「悪女…」ではばく大な富を得た悪女の半生に挑み、視聴率14・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。言動で注目されがちだが、
女優としての注目度も高い。
今回は、時計店の初老の職人(國村隼)と、若い女性(沢尻)の心の交流を描く。主人公が、東日本大震災による津波で亡くなった
母親の形見の腕時計の修理を依頼することから物語が展開する。
「悪女について」のほか、「パパはニュースキャスター」など多数のヒット作を手掛けた八木康夫プロデューサーが
「貧しい役からゴージャスな役まで演じられる沢尻さん。あえて、本人のイメージともギャップのある、どこにでもいる女性を
演じてもらいたいと思った」とオファー。沢尻を念頭に書き下ろされたオリジナル作品が誕生した。沢尻も「脚本を読んで、
直感的に素敵な作品だと思いました。久しぶりにいい子キャラをやってみてもいいんじゃないですか?人間味が出てくるような
お芝居をしたいです」と張り切っている。
BS―TBSでも11月22日午後7時から放送。同局の文化庁芸術祭参加作品となる。
「そして父になる」の流れで、真木の単独スペシャルドラマとか出来ないかな?
映画女優だけあって、2時間の尺で何か出来そうだけどね。