梅ちゃん先生アンチスレッドぱーと痛

このエントリーをはてなブックマークに追加
543名無しさんは見た!@放送中は実況板で
うちとこの新聞(一般誌)にこないだ載ってた
識者の評判も悪いみたいっすねw
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
識者コラム『現論』 /斎藤美奈子(文芸評論家)

《前略:数字(視聴「率」)より「質」すなわち番組に対する評価を、
 テレビ局は気にするべき、的な論旨》

 なぜ?と問うまでもない。「梅ちゃん先生」は敗戦直後の東京蒲田を舞台に、
劣等生のヒロインが医学専門学校に進み、地域医療に生きる医師になる、という
フレコミのドラマだが、脚本も演出も、最初から「つまらない・ありえない・
くだらない」の連続だった。

 ダンスパーティーだ文化祭だ他人の色恋沙汰だと、他大学の男子医学生と
つるんで遊びほうける医専の女学生たち。幼稚園児のようにふらふらした
ヒロイン。せりふも行動もちぐはぐな家族。ここに昭和20年代の実相に
そぐわないズサンな時代考証や、医学がらみのシーンで悪ふざけする癖などが
加わって、救いがたいレベルになりつつある。

 高視聴率番組、必ずしも名作にあらず。朝ドラは長年の習慣で見ているだけ
という視聴者も多く、質まで厳しく問われることは、これまであまりなかった
だろう。だが、いまや世は批評社会。(中略)

 テレビ業界が「率」にこだわるのは「質」に対する判断能力がない証拠。
それでなくても視聴者のテレビは慣れが進む昨今、これじゃ「質」に敏感な
層はますます離れる。

 ましてNHKにおいてをや。視聴率を上げるために(?)、意味のないヒロインの
入浴シーンを入れるといったセクハラまがいの幼稚な演出に、ウンザリしている
視聴者も大勢いるのだ。 <了>