【週末は】鹿男あをによし 第57神話【うどん祭り】
続
そして夏休みに入った。僕は個展を開く事になった。
以前出資してくれた初老の方とメイちゃんの義理のお母さんが合同で出してくれた。
何故か僕は個展を開くと聞くと
”朝から体操、1,2,3 だー 上野に居ない動物は?と報道してるのは パンダだー”と叫んでしまう。
あまり 意味は無い。。。 (ガンバレノジマ。。。)
新作を作っている所に初美ちゃんが遊びに来たいと言っていたので
来ていた。
「どう?順調?」
「うん。順調だよ。今度は知り合いの方に本物の釜を持っている所だからね。
いいのも作れるけど、割れるのも多いんだ。本格的な炭焼きだからね。
難しいよ〜。でも楽しいや。」
と、彼女が目にした所にお皿や茶碗を作る時に回す機械があった。
「あっこれ、粘土を乗せて回すんだよね?やってもいい?」
「いいよ。そこに座って回してごらん。。。」
「髪を束ねてからね」と彼女に言ってポニーテールにしてもらった。可愛いな。。。
「慣れない手つきで粘土に水をつけながら回した。これ、難しいのだ。
「・・・ああっまた崩れた〜。」
「見てらんないな〜、後ろに座るよ」「えっ(ドキッ)あのっ」
重は後ろから手を彼女の手に添えながら回転する粘土を伸ばした。