薔薇のない花屋 21輪目

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880名無しさんは見た!@放送中は実況板で
7話まで観て8話の最後だけ見てしまって混乱したので感想メモ。

普通ならば「疑う」描写がもっとあるはずだけども、
相手を信じることを前に出した画を代わりに被せているから、温かさを保てている。

これは出来るだけ静かな演出を選んだのが巧く他の全てと噛み合い、もし演技に任せずに
カメラを意識させて魅せようと、アップや手振れ、クレーンなど多用してしまうドラマ班だったら出来なかったように思う。
レイアウトも、4:3で観ている人には全てが意図通りには伝わらないけど
2秒や4秒程度の細かいカットでも考えてられていて感心した。

これまでの通しだけじゃなく一話単位で誰かの嘘が必ず有り、
相手を思いやる優しい嘘と、嘘を続けることの辛さ。
嘘を超えて相手を信じること、これがテーマだと感じた。

で、
英治が第6話で言った「家族以外の人を誰か一人信じれば」という言葉があったが、
英治の今の家族が英治にとって「幻」なのだから、全員が家族以外。
 第8話から舜が信じているのは英治だけ → 彼女のことは信じていない
 第1話で英治の手に薔薇 → 彼女のことを好きだった
とするなら
第8話の舜との再会時の台詞は、英治にとって嘘では?英治は舜を信じていないのかな、
ビデオレターと英治の言葉の被り方から、少なくとも彼女のことは信じているようだけど。

これまで雫も菱田も省吾も直哉も美桜も舜も