NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」Part134
2月23日 福井落語界&トークショーレポ (1)
まず最初に会場は9割ほどが地元福井の老若男女、どちらかというと高齢者が多数。
ステージ中央には椅子3つと花の置かれたテーブル。
現れた司会の福井局男性アナが観客にどこから来たかを訪ね、
新潟や東京から来た県外の人々も20人ほどいた。(かく言う自分も
司会が「(四草と小草若の)どちらに先に出てきて欲しいか」と県外参加者に尋ね、
選ばれた四草が司会の仕込み(なぜかあだ名)で「虎ちゃ〜ん!」と観客に呼ばれ、
照れながら?登場。ニュースでも流れたように赤の徒然亭紋様入りTシャツ。
出てきてすぐ、司会に会話が苦手であることをいじられる四草。
頑張ります、と緊張した感じで四草が言うと、それを承知しているよう客席から拍手。
司会、次は小草若のあだ名「もっぴー」を観客に呼ばせるも、
登場したのは予想外の草々で会場大パニック。
・出てきた草々「そーこーぬーけーに」をポーズ。四草と同じ徒然紋の赤Tシャツ。
会場ざわめく中、小草若が草々を押しのけて登場。
(自分を指差す仕草で草々に何か言っていたが、歓声で聞き取れず。
本人ブログによれば『それ俺やがなぁ〜』と言っていた様子)
・当日小浜が物凄い風と雨雪だったことを連れてきた草々にかけて
小草若「(草々が)嵐を呼ぶ男ですいません(?」草々「(嵐を)連れてきちゃいました(?」
・小草若「これわかります?小草若の衣装なんですよ」と小草若プリントのTシャツを
指でひっぱり客席に見せる。全身が見覚えのある小草若衣装の茂山氏。
しかし観客の反応はそれよりも先の草々への方が大きかった為、
小草若「何をやっても草々には勝てないんですよ」
・「(3人揃ったら)椅子が足りないですね」と司会が言ったのを聞き、
小草若が即座に奥へ戻って椅子をもう一つ持ってきた。
司会は草々が来ることは何となく聞いていたらしい。
・司会「今日は報道やNHKのカメラも入ってますからね」を聞いて、客席の後ろで構える
カメラに向かってわーっと手を振り愛想をふりまく3人。
左から司会、四草、草々、小草若の順で着席。
2月23日 福井落語界&トークショーレポ (2)
草々が会場にきたいきさつ
・草々曰く、前日は撮了の打ち上げで飲みまくり歌いまくり、帰ったのが当日朝7時。
トークショーに行くよとは言ったがこれは無理かも…と、電話してきた小草若に
言ったら「そうかぁ…」とものすごく残念そうだったので、
じゃあ15分待ってくれと急いで準備してやってきた。→会場拍手喝采
・草原は当日朝からラジオ出演、その後静岡で落語会と大忙し。
小草若「あの人ガッポリ稼いでますからね」(いやらしい話ですけど、と指で金を意味する仕草)
四草「稼げるのも今のうちだけですからね」草々「いやもう5年は」もう10年は、とボロクソな草原
キャラと本人の共通点や違いについて
・草々「自分はあんな乱暴ではない。女の子にもあんな雑ではない。壁を蹴破ったりもしない」
でも恐竜は子供の頃から好き。フクイサウルスというのがいると知り調べた(とキーボードを叩く仕草
・草々「草々は天才と言う設定だが、これまで特にそれにプレッシャーを感じたことはない。
皆そうだと思うが、その時その時精一杯やっていたと思う。」
・四草は必死に自分は普通の人、そう特別なところもない、等と弁解するも
「どうだか〜」と草々と小草若に即効否定されてしまう。
結局「確かに寝癖のまま現場行きますが」「服もまともに着れませんけど」と自虐的に。
・四草「あんな男(落語家)おらんでしょ。演じる時は特別落語家として意識しておらず、
「四草」という癖の強い男が落語をやるとどうなるかと考えながらやっている。」
・小草若は始め「自分は(小草若と)全然違いますよ。あんな下品ではない」等と言うが
最後には「本当は伝統芸能のうちの子はみんなあんなんです」と開き直り。
・草々曰く「とにかく素で小草若。涙もろすぎる、すぐに泣く」
小草若「いつもマジ泣きですよ。これからの放送でも子供のようにビービー泣きます」
司会「感情の起伏が激しいんでしょうね」
・四草、ドラマではモテモテですがどうですかと司会にふられ「ぜんぜんもてない、普通(?」
草々は自覚なしだが小草若にモテモテだと言われいやいや、とまんざらでもなさげ。
小草若の「自分は本当にもてない」に客席どよめき「いや、本当なんです」
2月23日 福井落語界&トークショーレポ (3)
バレンタイン話
・草々は今年、こんなにたくさんチョコを貰ったのは初めてだったというほど沢山貰った。
・小草若「バレンタインは同じ楽屋の草々、四草は勿論、草原ももらっているのに
自分は1つもなしでかなり凹んだ。メイクルームは4人同部屋なのだが、
隣の四草の机には自分のところにまで雪崩てきそうな紙袋の山。
スタッフが「茂山さんにも確かありましたよ」と何故か四草の袋を漁るが、
(→小草若のツッコミ「しかも『確か』かい!」
出てきたと思ったらたったの1つ。本当に凹んだ」
・この話を受けて草々が暴露。「A子ちゃんからチョコをもらった時…」と言った途端、
「ああ…」と苦笑いでうつ向く小草若。
草々曰く、みんな出演者からチョコをもらったのだが、その中でA子にもらった物も
いかにも義理チョコであるにも関わらず、小草若がそのチョコの包装の飾り?の
ベルのような物を翌日携帯ストラップにしていて驚いた。
・小草若「その日初めてA子がくれたチョコが嬉しくて嬉しくて、家で4個入りを
1個1個大事に食べて、最後の1個は次の朝に食べようととっておいた。
本当に嬉しくて、包装の小さなベルとリボン?を携帯のストラップにした」
その携帯を楽屋の机に置いておいたのが草々にみつかってしまい
草々「なんやこれ!みんなちょっと見てみぃ!」と他を集めてうわぁ〜!と大騒ぎに。
2月23日 福井落語界&トークショーレポ (4)
楽屋・弟子4人とそれぞれについて
・楽屋もプライベートも毎日4人一緒、休日も一緒でドラマのまま、仲がよい。
だから打ち上げをやっても終わる実感がない。
草々「今日もこうしていると、横から貫地谷さんがやってきそうな気がする」
・司会が誰と誰が一番仲がいい、等はあるのか?と聞くと
四草「(4人を)どう切り取っても繋がりがあるので、誰と誰がいいということは特にない」
・草原と四草が草原の運転で小浜入りした時は、皆が撮影しているのを
四草(指さし笑うしぐさ付で「うぇー、あんなんやってるー」と見ていた。
それを見て草々「なんやねんあいつら!」と言っていたらしい。
草々「四草と草原は、撮影してる傍らで勝手に人を集めてサイン会をしていた」
・その時のことを草原が「すごいで俺ら!SMAPみたいやで!いつでもキムタクや!」
モテモテだと聞いた翌日、小草若は狂言で小浜入りしたが、周囲はまったく無反応で、
小草若「そんなに小草若は嫌われてるのかと…とかなり凹みました」
・それを聞きフォローする司会、観客に向かって「今日小草若さん目当てできたという方!」
→会場温かく拍手喝采。感激してステージ上で客席にむかってひれ伏す小草若。
司会「後のお二人については聞かないでおきましょう(比べないでおこう」と微妙な一言。
・草々と小草若が草原の落語会に遊びに行った時は、普通に京都から電車に乗って
バスに乗って福井へ。草々「途中おばちゃんにこれ食べや、と袋詰めお菓子をもらったりした」
・4人が揃うとまんま男子校ノリ。草々「みんなで情報収集に週刊誌を見ながら…」
小草若「ぶっちゃけ言えばグラビアなんですけどね」
草々・小草若「グラビアをみんなで頭ものすごい近づけて見ながら『うわーこれ見てや』
『いやあ、これはないでしょう』とかやってる」(と、四草含め3人で雑誌を覗き込むしぐさを再現
小草若「頭くっつけすぎや、みたいな」 草々「集まるといっつも女の子の話ばかりしてますね」
・4人でいる時、現場をしきるのはいつも草原。すごく貫禄がある。
小草若「貫禄ある感じでよく遅刻してくる。しかもさわやかに遅刻する」
と、遅刻してさわやかに言い訳する草原の真似。
2月23日 福井落語界&トークショーレポ (5)
裏話
・草若師匠にはいつもおまえらはりきりすぎや、またはサービス精神多すぎや、
という感じでダメダシされていた。(状況はうろ覚え、スタジオのファンに対してか?
・底抜けポーズはスタパでは語らなかったが実は狂言の型が基本。
狂言で腰を低く落として歩くのを取り入れているだけである。
(と、説明しながら狂言のように膝を落としてじわじわとステージを横断。
その後底抜け講座になり、せっかくだから、と司会に促され
生で「そ〜こ〜ぬ〜けにしびれましたがな!」→客席大喜び。
・小草若の落語は一生懸命にやってもディレクター(以下D)に不服そうに
「上手いなあ〜」とダメダシされるので「どないやねん!」と。
ヘタ設定でも一所懸命やらないと師匠にも失礼だし、
でも下手でないといけないし…とずっと困惑してきた。地獄八景では
ついに思い切りできるというので「聞いて!思い切りできんねん」
と周囲に言って大喜びした。キター!って感じだった。
出来を染丸師匠に見てもらったところ、師匠がスタッフに向かって、
(染丸師匠風に真似て)「さて、どうなさる?」と言われたのがすごく嬉しかった。
・小草若「落語に関しては正直みんなライバル心むき出し」
・草々「地獄八景の時等は格別な物があった。地獄八景は師匠が病院で
大変なことを知りながら、それを観客に気づかせないように笑わせなくては、
という状況が交錯して、演じながらかなりきた。
袖でみんなの演じるのを見ている時は本当に涙が込み上げてきた。」
2月23日 福井落語界&トークショーレポ (6)
・撮影ではセリフが終わってもナレーションの為にその後も芝居を続ける必要がある。
小草若「草原が「がんびゃって」と噛むシーン後の小草若の「その方が難しいでしょ」
等のつっこみはセリフでも何でもなく、普段素のままのツッコミが使われてびっくりした。
(その時自分は)思いっきり素で、アホみたいな顔してつっこんでますからね」
・それはどのシーンだったか、もう放送されてました?等と司会が言った為、
今週の放送を見ていないことが発覚。弟子達・観客共々「え〜〜」と大ブーイング。
司会がたまらず土下座。「土曜日にまとめて見ているもので!見てます!見ます!」
・司会の質問「一番気に入っているシーンは?」にこれは難しい、選べないと3人。
どれも良い。脚本に力があるから、というようなことが言われたような。
(あげられた部分もあったかもしれないが記憶あやふや…すいません
・これからの見所を聞かれた四草「今日はどの辺やったかな?」と困りまくり。
兄弟子らに「嘘がばれたところ」等とフォローされて、これから徒然亭一門が
どうなっていくのかを言葉を選んで語ろうとするが、しばらくあやふやに言葉を発して
最後には「だってネタバレになってしまいそうやん」と投げ出す。
終盤、司会が「3人に何か質問がある方」と挙手を求めたが、突然のことに面食らったのか
ほとんど手があがらず、ぼちぼち手があがって当たった3人が質問。
・小草若への質問
狂言について。演技との違いみたいなことを聞かれていたような。
(この時必死に質問を考えてしまい、よく頭に入ってきませんでしたorz)
狂言の発声について解説、言い出しの「あ」と言い終わりの「あ」を一緒にすることでメリハリが云々…
・四草への質問
中国語が堪能だったが実際に喋れるのか?→四草「堪能なのか?」と苦笑い。
「あのセリフは頑張りましたけど、あの少しだけで堪能かといわれると…(どうなのか」
・草々への質問
打ち上げで歌いまくったとのことだが、どんな歌を歌ったのか?歌って欲しい。
→マイクを持って歌い出す草々。
キャンディーズ「雪が〜溶けて川に〜なって流れてゆきます〜」会場も手拍子。
2月23日 福井落語界&トークショーレポ (7)
最後のまとめ、皆さんにとってちりとてちんとは?
・四草「すばらしい人たちに出会えた。特に孫権の波岡君とは(ドラマでは)
絡みはなかったけど、すごく仲良くなってマブダチになりました。
普通ではありえない出会いがたくさんあったことが自分にとってはすばらしかった」
・草々「みなさんもわかると思うが、ちりとてちん中毒はしばらく続くと思います。
終わってしまうがまた1話から見直すこともできるので」
小草若「DVDも決定しました!ありがとうございます」→会場拍手喝采
・草々「すばらしい物語ですから、何度も何度も見ることでわかってくることも多いと思います」
・小草若、何だかものすごくいい話をしてまとめ、再び拍手喝采(うろ覚えですいませんorz
司会がまとめに入ったところで客席から笑い声が入り、何故笑うのかと問われた客が
「(ちりとてを)見てなかった司会がこれからも見逃すな(?」というようなことを言うから、
とのことにがっかりする司会。きれいにまとめようとしたのに、と
もう一度小草若に同じようなことを言ってもらい、締め。
総括
・とにかくドラマそのままの感じで、とても仲がいいことが伺えた。
・四草は何かにつけて司会に話を振られ、何とか頑張って応えようと話を広げるが
いつも結局まとまらなくなっていた。それでも頑張っている様子を、
兄弟子も客席も温かく見守っているような雰囲気があった。
・司会が話をそれぞれに振る順番もバラバラで、よく四草はフェイントをかけられていた。
落ち着かないようにずっとマイクを触っていた。
・会場は笑いが頻繁におき、本当にちりとてちんは地元で愛されているんだなと
いうことがよくわかる1日でした。
以上、前スレ840(前スレ913)ID:fXJIOJi60さん
の力作でした。深夜に長文レポ感謝。