NHK朝の連続テレビ小説「風のハルカ」Part35

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775名無しさんは見た!@放送中は実況板で
>>711の(つづき)

そのとき啓太郎が急にキスを止め顔を上げた。
ハルカがちょっと驚いて啓太郎を見る。啓太郎は
そんなハルカを黙って見つめると、そのままじっと
視線をそらさずゆっくりとまたその紐を引き始めた。
やがて、それまでハルカのウエストを締め付けていた
紐の感触はスッと消えた。今やバスローブはハルカの
体の上に乗っただけの頼りない布でしかなくなった。
ハルカが、音を立てずそっとひとつ大きく息を吸った。
啓太郎は、この白い布にくるまれただけの愛妻の体を
あらためてまた抱き締め、キスをした。そしてハルカも
それに応じ、再びその両腕を啓太郎の体へとからめた。
ふたりの頭がゆっくりとリズムを合わせうねるように
左右に揺れる。啓太郎が貪るようにハルカの唇を吸うと
ハルカもまた下から同じように啓太郎の唇を求めた。

やがて啓太郎の唇がハルカの唇から離れ、そのまますぐ
ハルカの顎の下へと移動した。と同時に啓太郎の右手が
ハルカの左胸のバスローブを払いのけた。
ハルカは、その左胸に部屋の空気を直接感じた。
啓太郎の唇がまるでそこで何かを探し求めるかのように
ハルカの首筋を激しく這う。
空気にさらされたまま放置されたハルカの胸の突起が
徐々に固くなっていく。そのときハルカは、かろうじて
そのままの形で残されていた自分のバスローブの裾が
今また啓太郎によって乱されつつあることに気が付いた。
啓太郎の手が、固く閉ざされたハルカの脚に軽く触れる。
一瞬ハルカの体がピクッと動いた。
次の瞬間、右胸に残っていたバスローブが取り払われた。
啓太郎の唇が、ハルカから離れた。その直後、ハルカは
その右胸の先端に啓太郎の唇と舌を感じた。   (つづく)