香取慎吾 ドラマ「西遊記」安っぽい学芸会との評判
9日にスタートした“月9”ドラマ「西遊記」(フジテレビ)が初回視聴率29.2%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)
をマークし、90年以降の民放の連ドラで歴代6位の初回視聴率をたたき出した。 話題のみで勝ち取った
初回視聴率だった。
「西遊記」はこれまで何度もドラマ化され、ファンの支持を集めてきたお馴染みの物語。SMAPの香取慎吾(28)が
孫悟空、深津絵里が三蔵法師、内村光良が沙悟浄、伊藤淳史が猪八戒という豪華キャストも話題になっていたから、
視聴者も注目していたのだろう。
だが、内容はヒドかった。作家の麻生千晶氏もこう言う。
「香取さんのやたらに目をむいたり、大声を張り上げて威嚇したりといった過剰な演技は相変わらずですね。
全体的な作りも安っぽく見えました。孫悟空、沙悟浄、猪八戒の3匹の妖怪がそれっぽくなく、生身の役者そのもの
という印象で違和感がありました。どうせなら、衣装もセリフも徹底的に妖怪っぽくして、完全に物語の世界に
引き込ませるべきです。すべてが中途半端だから、まるで学芸会のような安っぽさが目に付いてしまう。
次回から視聴率は落ちていくんじゃないでしょうか」
テレビ関係者の間では「天下の“月9”なのにセットが安っぽすぎてコントみたいだ」という声も聞こえる。「砂漠の
シーンは鳥取砂丘ではなく豪州ロケに変更になってしまった。ロケに予算を使いすぎてセットや衣装にカネを
かけられないんじゃないか」なんて皮肉るムキもある。
2回目以降から真の評価が明らかになる。