TBSがテレビ放送50周年特別企画として制作中のドラマ「赤いシリーズ2005」。
70年代に山口百恵主演で大ヒットを飛ばした「赤いシリーズ」のリメークだが、
今月15日にその第1弾として、「赤い疑惑」の1話目(全3話)が放送された。
主役は“百恵の再来”という触れ込みで注目の石原さとみ(18)。
相手役には若手実力派の藤原竜也(23)が起用されている。
脇を固める俳優も陣内孝則、田中好子、北村総一朗らとベテラン揃い。
旧シリーズに出演していた三浦友和も特別出演し、話題性は抜群だ。
しかし、1話の世帯視聴率は16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、低調な結果に終わってしまった。
旧シリーズの「赤い疑惑」は平均視聴率が23.4%。
最高で30.9%を叩き出していただけに、期待外れといっていい。
「TBSとしては20%の大台はなんとしても死守したかったでしょうね。
第1話がこの数字では次回以降はかなり厳しいと思う」(テレビ誌記者)
この新「赤いシリーズ」は今秋には綾瀬はるか主演で「赤い運命」が、
年内には深田恭子主演で「赤い衝撃」がリメークされることがすでに決まっている。
「同じリメークでもフジテレビで放送されて大ヒットした『白い巨塔』は時代設定を現代風にアレンジし、
“換骨奪胎”の内容で成功した。『赤い――』は旧シリーズを意識し過ぎて忠実にリメークしたことが逆効果で、
単なる時代がかった作品に仕上がっている。ヒロインが白血病に侵されるというのもあまりにありふれている」(芸能評論家)
こんなことならかつての百恵版「赤いシリーズ」を再放送した方がよほど視聴率を稼げるという声しきり。
http://news.www.infoseek.co.jp/entertainment/story.html?q=23gendainet07117406&cat=30