【愛するために】武田ぷりっと射出【愛されたい9】

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772名無しさんは見た!
>>712
チョト考えてみますた

愛するために愛されたい 第二章 〜永遠の星星たちへ〜

Cast 
木村拓也…新人宇宙飛行士
吉岡秀隆…新人宇宙飛行士

秋山元治…坂口憲二(死亡)
仁科玲子…黒木瞳(幽霊)
山崎理沙…菊川怜  
宮田哲史…柳葉敏郎(幽霊)
ジョージ松岡…西岡徳馬 
蓮見孝一郎…草刈正雄

武 田 修 宏
    

主題歌  スティング『Moon Over Bourbon Street(Takeda Mix)』
衣裳協力 ジョルジオ・アルマーニ
773名無しさんは見た!:03/09/09 12:56 ID:Ou4PhB/K
あらすじ

JASDAが民間から飛行士を選び、
新たなプロジェクトを発動させることになった。
新人として選ばれた木村と吉岡。
厳しい訓練を受けるふたりだったが、
あるとき、木村は恐ろしい事実に気がついてしまう。
新しい計画とは、なんと宇宙での人体実験だった。

玲子は失った恋人、ぐっさんをこの世によみがえらせるために
蓮見コンツェルンに100億で身体を売り、生還装置を作ってもらったのだ。
ぐっさんを生き返らせるには、同年代の男ふたりの命が必要であり、
そのいけにえとして選ばれたのが木村と吉岡だった。

木村は何度か逃げ出そうとするが、玲子の包囲網はすごくて
すぐに連れ戻されてしまう。
吉岡は次第に洗脳されていき、デムパゆんゆんなことを言うように
なり頼りにならない。
思い余った木村は・・・・
774名無しさんは見た!:03/09/09 13:04 ID:Ou4PhB/K
シーン#1−1

JASDAの会議室
大きく典雅なテーブルを前に席についている男ふたり
ひとりは少しおびえたようにおどおどし、
もうひとりはふてくされたようにタバコを吸っている。
完璧な肉体。

木村「つーかさ、マジいつまで待たせる気なんだよ」
吉岡「・・・」
木村「オレたちがここ来てから二時間だぜ? 
   信じらんねえ・・・天下のJASDAは何やってもいいってか?
 っざけんなよ」

窓の外にはまばゆいばかりの夜景が広がっている。
まるで夢のよう光景。
しかし、木村にはそのすばらしい景色も何の意味ももたないらしく、
退屈げに煙を吐き出している。
775名無しさんは見た!:03/09/09 13:06 ID:Ou4PhB/K
吉岡モノローグ(父さん、僕は今東京にいます。来たこともないくらい立派なビルの中の、
見たこともないくらい豪華な部屋にいます)
吉岡モノローグ(少し、緊張しています。選ばれたことは光栄だけれど、
     果たして自分にそこまでの能力があるのか、疑問です。
     だけど、もうここまで来てしまった以上、決して富良野には帰られないわけで)

木村「おい」
木村、ぼんやりとしている吉岡の肩をたたく。
木村「おい、何ぼーっとしてんだよ」
吉岡「うわぁ! は、はい!」
木村(フッと笑いながら)「何ビビってんだよ。」
   でさ、ここにいるってことはあんたも選ばれたってやつ? 
   宇宙に行きませんか、って」
吉岡「・・・は、はい。そうだけど」
木村「あの仁科だっけ? 
   あの女が来てさ、宇宙に行きたくない? 
   って、よく考えたらすげー話。
   なんか面白そうって思ってついノッちゃったけど、どうなることやらだよな」
吉岡「ふたり、だけなのかな」
木村「・・・そうなんじゃねーの? ここにオレたちしかいないし」
776名無しさんは見た!:03/09/09 13:08 ID:Ou4PhB/K
#1−2
JASDAコントロールルーム
颯爽と部屋に入ってくる仁科玲子
コンピューターに向かっていた職員たちは皆手を休めて玲子を見る。
玲子、魅力的な微笑を浮かべながら

玲子「さて、準備はどうかしら!」
武田「バッチグーだよ。オレたちがしなければならないことは、
   すべて完璧だ」
リサ「私の計算では(激しく電卓をたたく)、
   何らかのミスが起こったにしろ、一ヵ月後の発射にはすべて修復可能と思われます」
武田「それほど準備万端ってことさ」
玲子「頼もしいわ・・・うふふ。あとは、新人飛行士の訓練だけね」

玲子の前に小さなモニター。
先ほどの部屋で待たされる木村と吉岡の姿が映し出されている。
まるで春の夜の夢のような微笑を浮かべてふたりを見つめる玲子。

玲子「(小声で)あとは子羊が育つのを見守るばかり・・・」

後ろの扉が開き、ジョージが入ってくる。大げさな身振りであたりを見渡しながら

ジョージ「(拍手しながら)ブラボー、ブラボー」
ジョージ「ファースト・インプレッションは荒唐無稽な計画だったが、
     どうしてどうして充分実行可能な、
     ファンタスティックな計画へと変貌させたのは仁科、君の手腕だよ」
玲子「ありがとう」

玲子、壁面にかざられたぐっさんの笑顔写真
(惚れ惚れする肉体美・美しい笑顔)を見つめながらつぶやく。

玲子「私は絶対に成功させるわ・・・」