☆あなたが脚本家でキャスティングもしてpart3☆

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131桜田門勤務
ものすごーーく長くなってしまいますが(レス4つぐらい)、どうか許してください。

「ラスト・ステージ」
小劇団の女性脚本家と、オブジェ制作を得意とする「芸術家にして霊能者」の青年が、
1話完結で幽霊絡みの事件に立ち向かう。恋仲になりそうでいて案外ならない2人が、
霊を通じて人の無念や悲しみを見つめ、癒していくハートフル物語。

菅野美穂:小劇団「リトル・ヘブン」主宰・脚本家。才能はあるが弾けきれない。
      ごくたまにテレビドラマの脚本(連ドラの1話のみとか)も手がけたり
      収入はボチボチ。直情的だが根は優しくて、劇団員からは「おとこ女」
      などと言われながらも信頼は厚い。
吉岡秀隆:オブジェ制作を得意とする、一部で評判の「芸術家」だが、その実体は、
      知る人ぞ知る霊能者。あきらめきれない思いを抱えて死んだ人の霊を
      魂を込めて作ったオブジェに降ろして対話し、簡単な願いを聞いてやる
     (遺族への伝言等)ことで浄霊。霊の「悲しみ」を吸い取ったオブジェは
      輝きを増し、評判を呼ぶ。性格は温厚にして冷静、慎重。
阿部  寛:テレビ局の幹部。エリート。菅野の脚本の才能を買う&恋愛感情あり。
さとう珠緒:初回のみ登場。菅野の高校時代の親友。可愛いが実は底意地悪い。
132桜田門勤務:03/08/03 15:14 ID:O083+lgD
劇団「リトル・ヘブン」の主催者・菅野は、ある日鎌倉で阿部と打ち合わせ(阿部は
デートのつもり)のために入ったレストランで人型のオブジェを見かけ、魅了される。
自作の舞台のために使いたいと作者の吉岡を訪ね、そこで彼の「霊能力」を垣間見る
ものの、現実派の菅野は「自称霊能者の詐欺師!」と決めつける。吉岡は「浄霊には
金を取ってない」と言うが、菅野はオブジェ作成依頼も取り下げる。

劇団の次期公演が近付いたある日、菅野は高校時代の親友・珠緒と偶然再会。泥酔し
珠緒の家に泊めてもらった菅野は、珠緒が青年の悪霊(?)に殺されそうになるのを
見る。菅野が騒ぎ一時は退散する悪霊。珠緒の話では、ひと月前に会社の同僚の男が、
上司や先輩からのいじめを苦に自殺したという。結局、公的にはうやむやにされたが、
いじめた数人のうち、2人が変死したり目が見えなくなったりしており、社内では
「祟りだ」と評判になっているという。

珠緒は自殺した青年と部署は違ったが、いじめた先輩と恋仲だったため、面白がって
青年の悪い噂(援助交際やってる等)を流して追い詰めたことがあった(後半わかる。
当初は「なぜ私に祟るんだろう、悪霊ってもうワケわからなくなってるんだね」とか
トボけている)。
133桜田門勤務:03/08/03 15:15 ID:O083+lgD
菅野は悩んだあげく「気休めよ」と言いつつも、再び吉岡の工房を訪れる。霊能力は
ともかく、オブジェには心底から魅了されていたのだ。そこへ菅野の行動を察知した
悪霊が襲いかかり、吉岡がオブジェに封印し、間一髪、菅野は命を救われる(洋服を   
切られる等の物理的攻撃が見えたため、菅野も霊の存在を信じざるを得なくなる)。
ここで菅野と吉岡の信頼関係は生まれるが、悪霊は吉岡の説得を聞かないばかりか、
封じ込められた状態で尚もいじめていた元同僚を2人、悲惨な目に遭わせてしまう。
菅野は珠緒のことを心配。なんとかしようと話し合った結果、「この悪霊は誰からも
助けてもらえず、同調も得られず、正当な意見も言えず孤独なまま死んでいった」
ということに思い当たる。「思いの丈を存分に語らせてやれたら」
134桜田門勤務:03/08/03 15:16 ID:O083+lgD
菅野は次回公演の脚本を一部書き直し、「悪意と孤独に押し潰された青年の悲劇」を
テーマに据え、悪霊の憑依したオブジェを「死者の悲しみが宿る木」として舞台に
置き、それをキー・アイテムとする。公演は順調に進み、やがてクライマックスを
迎えたとき、オブジェは演出と無関係に輝きを増し、悪霊が自分の悲しみや苦しみ、
復讐心について泣きながら語り始める。むろん脚本外だが、観客は芝居の一環だと
普通に理解し、素晴らしい演出、いいセリフだと喝采が起こる。悪霊の心は癒され、
観客席の吉岡の霊力に背を押され、青年は浄化される。

いじめの件は、珠緒の暴露により明るみに。珠緒を含め、生き残った加害者たちは
刑事的に社会的に制裁を受ける。

それ以来、吉岡は菅野や劇団と懇意になり、本業以外に2人して悪霊絡みの事件を
手がけていくことになる。吉岡、菅野、阿部の三角関係も発生。

こんな感じでいかがでしょう?