小田島隆氏HPより
http://www.wanet.ne.jp/~odajima/diary/19990704.html 建前論を言わせてもらうなら、大学の入試はあくまでも「学力」を試すことになっているわけです。ですから「勉強とおなじようにこの仕事をやってきた」なんてことを、学力として認めるわけにはいかないんです、普通は。
家業の豆腐屋を手伝うために、毎朝4時に起きて頑張っている感心な少年がいたとして、ワセダの腐れ教授会は一顧だにしませんよ。
たとえばの話。「勉強で頑張った」みたいな実績を考慮してもらって、サッカーの日本代表に選抜された選手がいますか?
いませんよね。
仕事で頑張ったヒトにはお金(とか賞とか)。
勉強で頑張ったヒトには偏差値(あるいは学歴)。
スポーツで頑張ったヒトには競技上の記録やタイトル(もしくはプロとしての競技生活)。
ともかく基本はそういうことです。
つまり、努力と報酬の照応関係は、ギブ&テイクの勘定項目別独立採算原則に従っているわけなのだよ、難しく言えば。
スポーツ入学は、あくまでも特例、というよりも、露骨に言えば大学との「取り引き」です。
ですから、スポーツの実績で入学した学生は、大学の体育会に所属して部活動に従事することが事実上の義務になっています。
ま、あんたの場合、取り引きという意味では似たようなものだけど、仮に早稲田大学当局の管轄下にある芸能部(作ればいいんだよ。芸能学部とかを)に移籍してきちんとした所属タレントになれば、形として、よりすっきりするでしょうね。
<ともかく、「仕事」の実績を認めて入学を許すなんてことは、前例もないし、推薦入学の選抜基準にもはいっていません。
「仕事」の実績が「仕事」の面で評価されることに満足せず、「仕事」での評価が「学歴」の通行手形になるとするあなたの考え方の方の方がどうかしている、と、そういうことです。
おわかりいただけましたか?