●ロング・ラブレターのラストを予想しよう●

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411フジの公式に既出済み
 三崎結花(常盤貴子)と浅海暁生(窪塚洋介)の間を大きく引き裂いた地割れ。背後か
らは容赦なく滅亡した人類の遺産・化学兵器と思われる毒雲が迫り来る。毒雲から逃れる
には地割れを飛び越えなければならない。
 大友唯(山下智久)や高松翔(山田孝之)ら、無事に渡り終えた生徒を笑顔で迎える結
花だが、暁生は結花の異変に気づき心配でならない。ひとり跳ぶごとに崩れていく壁面。
暁生は最後に地割れを跳び越え、ようやく結花との再会を果たす。そのとき張り詰めてい
たものが一気に解け、結花は暁生にゆっくりもたれかかる。結花の呼吸はすでに小さく浅
い。
 迫り来る毒雲から逃れるため洞窟に身を隠す一同。そこで彼らが目にしたものは、人類
が自滅の道を歩んだ過程、そしてそこから生まれたものの存在。世界の終末の謎が解き明
かされもはや生き延びる希望を失った生徒達を、苦しさを押して「自分の力を信じ
て・・・・・・」と一生懸命に励ます結花と彼女を抱きしめるしかできない暁生。夜が明
けあの毒雲はいつしか過ぎ去っていた。
 目を閉じて暁生に抱かれたままの結花。生徒達はそれぞれ言葉はなく結花と過ごした思
い出を胸に、最後の力を振り絞って本倉高校への“家路”を急ぐ。ようやく学校に到着し
た暁生たち。結花は最期に精一杯微笑んだ。
 そして大きな地震が再び学校を襲う。頻発する火山の噴火による地震、そのとき生徒達
の目の前で奇蹟が起こる。学校の時空の壁が広がり、一瞬彼らの生きていた“過去”と接
点ができたのだ。