【スパドラ】WITHOUT A TRACE/FBI失踪者を追え!Vol.10

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118奥さまは名無しさん
アラン・ショア
899 :書き手1 :2008/08/29(金) 00:07:14
ダニーは地面に寝かされ、ボコボコに蹴られ始めた。
どれくらい時間が過ぎただろう。
「ニガーの女かよ!ヒスパニックの誇りを持てってんだよ!」
「いつも入れてもらって、もだえてんだろ?きもい奴!くたばれ!」
つばをかけられ、車が走り去る音を聞いた。
ダニーは気絶した。
翌朝、ブルックリン・ポートのピア12に倒れているダニーが港湾局の職員によって発見された。
すぐにブルックリン病院センターのERに運ばれた。

901 :書き手1 :2008/08/29(金) 00:10:51
ダニーは犯人が言った言葉がすぐに心に浮かんだが、それを言うわけにはいかない。
「わかりません」
「そうか、ゆっくり休め」
「すんません」
「お前が謝るな」
話しているとアラン・ショアが飛んではいってきた。
「ダニー、どうしたんだ!?」
「ケンカに巻き込まれただけや」
「そんなはずがない。相手は複数だろう?お前をターゲットにした事件のはずだ」
ドクターがやってきた。
「お二人とも、お話なさりたいのは分かりますが、患者さんには休んでもらいませんと」
ボスとアランの2人はすごすごと病院から外へ出た。
駐車場までの間、アランが尋ねた。
「ジョージ・オルセンの事件と関係はありませんか?彼はジョージの親友です」
「可能性がないとはいいきれません。それにしても、手がかりが少なすぎる」
ボスは舌打ちした。2人は駐車場で別れた。