【大長今】宮廷女官チャングムの誓い【Forever】1

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526奥さまは名無しさん
ファンジニのドラマの時代は中宗の時代だと思う。
第6話の10分頃、副音声では、ウノ母がウノに「ペイジュヨンサン(廃主燕山)」
と言ってる。現役の王様に暴君だの廃主だのとは絶対に言わない。
吹き替えでも、暴君と言ってるから、間違いない。

あと、以前にメヒャンの一番弟子プヨンが、「中殿ママは蝶に見捨てられた花」と言ってたが、
そうなると、これは、チャングムの東宮を生んだ章敬王后か、チャングムで美和と言われてた
文定王后のことだ。恐らく、燕山君のことに言及してるから、まだ早い時代なので
章敬王后のことかなと思う。

でも、2人の王妃とも、中宗の寵愛深い側室・敬嬪(キョンビン)の為に、「蝶に見捨てられた花」のような
存在だった時期がある。敬嬪は反正一等功臣の朴元宗(パクウォンジョン)の養女で、
中宗の第一王子を生んだ寵妃だった。正室である章敬王后に、なかなか王子が生まれず、
第一王子が王位に就く可能性を見た朝廷勢力を背景に、王妃は「蝶に見捨てられた花」
状態となっていた。(まあ、章敬さんの場合は朝廷に庇護勢力もあったので孤立無援と
いう状況ではなかったが、要するに中宗の敬嬪への寵愛が深くて、男子の産んで
いない中殿には疎遠になっていたという状態。)

(女人天下というドラマで敬嬪を演じた女優の悪女ぶりは韓国史劇史上、
最悪女としての演技評価だそうだ。俺も見たけど、凄かったし、面白かった。
NHKで放送されたら絶対に2chは大盛り上がりするドラマだ。)

※朝鮮国王は蝶、妃は花に例えられることが多いのかな。チャンヒビンというドラマでも、
王は蝶に例えられていた。2人の妃を花(大根とセリ)に例え、それらの間を、
我を忘れた蝶がフラフラと行ったり来たりしてると風刺歌にされていた。

で、やっと授かった東宮を生んですぐに死んだ章敬王后の後に文定王后が継妃となるが、
この王妃とも、敬嬪は凄まじいバトルを繰り広げる。文定さんも、チェ一族の
呪いの札などのせいで4人も姫ばかり生まれた為に、唯一の後ろ盾の中宗に
何度も「蝶に見捨てられた花」状態にされ廃妃寸前まで追い込まれた時期もあった。
527奥さまは名無しさん:2008/06/03(火) 19:57:35 ID:???
(ご存知の通り、皇太后は東宮の庇護者で、これが大きな勢力。もう1つは、
敬嬪の勢力。これは功臣軍団がバックなので、かなり強力だった。で、美和派は
殆ど居ない状況だった。中殿という権威がすべてだった。が、それも王子を
産んでこそ。王子を産めない中殿は罪人と一緒。廃妃されることもある。)

チャングムでは、この敬嬪については殆ど触れられなかったが、美和皇后と
凄まじいバトルを繰り広げ、最後には賜死させられてしまった。そのことは、
のちに中宗が医女チャングムに散歩カウンセリングの時に少しだけ触れてたな。
(余が賜死させた敬嬪が毎晩枕元に立って余を恨めしそうに見る、と。)

で、よくよく考えてみると、「蝶に見捨てられた花」とは、どちらの王妃のことか
分からなくなってきた。章敬王后の頃は、とにかく敬嬪への寵愛深い頃で、
側室に次々と王子が生まれる中で、なかなか王子の生まれなかった王妃は、
まさに「見捨てられた花」状態だった。また、文定さんは、非常に立場の弱い
王妃だった。朝廷にバックは殆ど居らず、東宮の子守役として招かれた存在
だった。必死で中殿の座を守る過程で中宗から何度も疎まれたりした。それでも
4人も子を産むが全て姫。それで、結構高齢になってしまった文定さんを、王は
何度も見限ってしまう寸前の状態になった。が、最後の最後で王子・キョンウォン
大君を生み、中殿の座を守り、そして王位に就いた東宮を排除して、我が子を
即位させ、摂政女王として専権専横の限りを尽くす朝鮮最悪女となる。
(これは、王子が高齢出産だったから可能だった。つまり、王位を継いだとき、
王が幼ければ幼いほど摂政皇太后が力を持つことになるからだ。中国の西太后も
同じようにして権力を保持し続けた。)

さて、「蝶に見捨てられた花」とは、どちらの王妃のことだろうかな?本当の
孤立無援の状態に置かれ、王にも見限られてたのは、美和皇后の方だったと思うが・・・。