結局、
>>884は根拠を示せないギブアップレスになっているのが非常に痛いものがある(w
しかも前半はおなじみの「逃げ」。
法的に考えた場合、警察捜査権の民間委託など出来得るはずもなく、
反論としては、「歌声の…」のケースはこれに該当しないという線でゆくしかなかろう。
(しかし、この線でも問題あり)
各作家がどの程度意識していたかはわからぬが、
名探偵(民間人)と行動を共にするミステリではおなじみの無能な警察官たちは、
デュープロセスが問題となる公判まで視野に入れた場合には、決して意味のない存在
ではないのだとわかる。
例えば、金田一の相方である磯川や等々力
(彼らを無能と断じるのは少々酷に過ぎるかもしれぬが)ぐらい密着して行動して
いれば問題無いと考えられる。
名探偵たちが解決した事件の公式な捜査担当者(責任者)は、レストレード、ハドリー、マスターズ、サム等ということになっているのであろう。
理想的なのは、終始、花田警部が前面に出ている「月と手袋」か。
前述したとおり、「歌声の…」のケースでは、刑事捜査権を持つ船長がコロンボに事件を
投げ過ぎ、従って船内では一乗客に過ぎないコロンボの単独行が多くなり、
この点の捜査が問題視されかねないものとなっている。
船長が常にコロンボに同行して捜査にあたるとか、それが困難であるとしたなら、
指揮命令下に属する船員から指名し、捜査に同行させる必要があろう。
物語上の決め手となるゴム手袋の謎解きにしても、船長におこなわせ、
その影にコロンボがいたという展開が好ましいものであった。
「やっぱり君か…」、くやしい表情のダンジンガー…