刑事コロンボについて語ろう 第20話

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779ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2
「闘牛士の栄光」は、マタドールとしての栄誉を守るため無言で投降するという展開
が良いのだ。
これはコロンボの狙いどおりでもあるのだが、ラテン系の犯人(スペイン)に対して、
コロンボもイタリア系、どの辺出身の家系か不明ではあるが、
シシリーの一家の名誉を守るための殺人なんて例もあるが如し。
コロンボは犯人心理を良く理解し、読めていたと思われだ。
この作品、総じて低い評価ではあるが、「攻撃命令」と同様に動物(今回は闘牛)を使用
した犯行の奇抜さといい、濃いラテンのムードといい、捨て難い魅力がある作と言い得る。