71 :
奥さまは名無しさん:2006/07/10(月) 07:36:25 ID:o1U+SVKp
>>69 原題の貸家どころか、ご自宅が物納の煽りで公園になってしまったよね。
何か波乱の人生を暗示してるなぁ。
大きなことをしでかすというか、
数奇な運命に操られる人の一生は普通の人とはどこか違うね。
不敬罪覚悟で?生理的に・・・だったのでしょうかw
子供たち世代になってから盛り上がったね。
さあ、ネタバレどうぞw
最後は微妙にソームズの方が幸せになったのかな。
ずっとかわいそうだったから良かったよ。
フラーの結婚といい、アイリーニの家売却といい、
女性の方があっさりして前向きだね。
わからなかったのはプロフォンドの動き。
ジョンとフラーがよりを戻せばアネットが安心して戻ってくると思った?
それにしてはウィニフレッドに擦り寄っていったのはなぜ??
ジューンの「過去を水に流せたことが誇り(うろ覚え)」というセリフには
ガツンと来た。
あの建築家(名前忘れた)とのことがあったのにアイリーニを許せたのが
不思議だったけど、描かれてはいなかったけど彼女の心の内に相当葛藤があったのだな
とやっと感じられた。
ジョンは自業自得とはいえ、若い恋の苦い終わりどのように乗り越えるのか、
興味あるところです。
ジューンは偉大、と途中からずっと思っていたけどやはりそうだった。
貧乏したことはないとはいえ、幼少時に父家出、母病死、
婚約者を親戚の美形の若い人妻にとられ、父の新家族とも生活し、
とどめは父がアイリーニと再々婚して子供も生まれて。
これだけあったのにグレなかったのが奇跡。。
異母兄弟達がとんでもない恋愛をしてもそれくらいじゃ動じないのも頷ける。
女は恋愛が過去のものになった時点で忘れられる(恋愛は上書き保存)けど、
この2人はこれで本当に終わったのか、という気もする。
ジョンの心がよく読めない。続きがあったらみてみたい。
プロフォンドは、イギリス人からみたよくあるフランス人として、
寂しそうな人妻にすりよっていくキャラなんでしょう。
むかーし見たチャタレイ夫人のBBCドラマ版のラストが(原作と違って)
ブリティッシュコロンビアに移住だったけど、あの時代の流行?
みなさん次の西部劇はみますか?
西部劇よりその次?のスカーレットが気になる。
原作は読んでるんだが、誰が演じるかでだいぶイメージが変わってきそう・・・
79 :
奥さまは名無しさん:2006/07/15(土) 20:28:55 ID:XmJz2foM
プロフォンドって、もしかして大金持ちを装って、未亡人を食い物にする詐欺師なのかなと思ってたんだけど、
何事もなく終わっちゃったね。
株投資の話をしてた時、やっぱりなと思ってたんだけど、考え過ぎだったのか。
西部劇はあんまり興味わかないな。次に期待。
>>79 確かにプロフォンドは今ひとつ何がしたいかわからずじまいだった。
かき回して楽しんでるのかと思ったけどあまり楽しそうでもないし・・・
中途半端に行動しているうちに物語が終わってしまった。
原作が最寄の図書館に届いたという連絡が来たので、
明日借りて来て読んでみる。
プロフォンドなんて出てこないかもだけどw
プロフォント氏は本物のフランス人ではなく、アルメニア移民って言っていたよね。
ヨーロッパ史にあまり詳しくなくてその辺の位置づけがよくわからないのだけど、
ユダヤ人の上を行く商人??、歴史的にも宗教的にもいろいろありそうな国出身の
かわいそうな人という位置づけもなくはない鴨。
どーしてもこの物語ここで終わらない気がする。
ジョン十数年後復縁とか、次世代でまた何かあるとか。
外国移住しても親戚同士だし。あ、でもその頃はWW2で一波乱ありそう。
などと想像できてしまう、あまり納得の行くエンディングではなかった。
82 :
80:2006/07/17(月) 21:01:30 ID:???
>>81 あなたの予想当たってるようですよ。
図書館で借りてきたのを筋だけ斜め読みしたら、
ボシニーが事故で亡くなるとこまでだった。
あとがき読んだら、自分の読んだのは『フォーサイト家物語』の中の
『財産家』というもので、この後『窮地』『貸家』と続き、それに短編2作を
合わせたものがフラーがマイケルと結婚するまでを描いたものらしい。
そのあと娘を愛し続けたソームズの死までを描いたものがあり、その後も続きがあるんだってw
原作ではアイリーニは「その場にいる男性の目をすべて集めてしまうぐらい魅力的」と描写されていた。
ソームズの葛藤ももう少し描かれていて、残念なことだけど努力しても相性の悪さは克服できない、
みたいな描かれ方だった。
>>82 > 原作ではアイリーニは「その場にいる男性の目をすべて集めてしまうぐらい魅力的」と描写されていた。
…うーむ、アングロサクソンの美的感覚っちゅーのはイマイチ分からんのうw
グラナダTVのフォーサイトサーガって、13話あるらしい。
あと3話あるかも?!
ゴールズワージーは1933年没だから、多分WW2までは続かない。
>>83 もてまくったにも関わらずベストチョイスがソームズだったとは・・・
86 :
奥さまは名無しさん:2006/07/18(火) 19:18:24 ID:LIAVN6ft
アイリーニって、クリムトの絵の女の人みたいな顔だよね。
ヨーロッパだとあの手の華奢なタイプがいいのかと思いきや
フラーはなんだか健康的すぎるのに、あれはあれで美しいというし。
どっちやねん?
原作ではアイリーニは金髪。ずいぶんイメージ違うかも。
アイリーニ役の人、何歳くらいか知らないけど、
最初からちょっと老けた感じで、
いくら綺麗でもそこまで引く手あまたには見えないなあ。
ヤングジョリオンとケコンしたあたりが実年齢か?
フラーは顔かたちはやや平凡でも溌剌とした感じや華やかさが何割か美人度を上げてる気がする。
アイリーニの中の人、映画で車椅子な人をやっていたな。
>>86 どっちもありなんだと思う。
>>87 え゛〜 ドラマと原作と違い杉。>アイリーニぱつきん
Gina McKeeは1961年生まれだから2002年の1,2話の頃で41歳でした。。。
ついでに、ソームズ役71年生まれ、若ジョリオンとウィニフレッド63年、
ジューン72年、ジョンとマイケルモント氏73年、みたい。
最後2話くらいのソームズのメイク、すごかった。
フラーの中の人は若い。はつらつとみえるのはそのせいかも。
もう一回全話通して見た感想
・アイリーニはソームズと結婚したこと以外後悔することは何もしていない、
論旨も一貫、誰も非難していない、息子の恋愛も止めなかった。
・ソームズは、、よく言うと純粋な人ですね。
自分が何で嫌われるのか考えたことはなかったのだろうか。
生涯の趣味が絵画収集とピアノ鑑賞ってアイリーニ引きずりまくりでかなりキモ。
・ソームズとフラーは結局自分のことしか考えてない、似たもの親子。
・フラーは、ジョンに対しては本気だったとはいえ何度も嘘ついたし策略家でヤだな。
そしてそういう本能のままに生きるフラーをいいと思うモントは、この先苦労するだろうな。
・プロフォンド氏は、純粋に最初からジョンに好感をもっていたみたい。
アイリーニみたいな高嶺の花には食指をのばさなかったwよく分かっている人。
・アネットは、不倫しても離婚されないことまで計算ずくとは。
ということで、自分の中ではフラー最悪となりました。
それとホリージョリー母だった元家庭教師役の人って、なんか好きになれなかった。
幸せそうにみえなくて。
主人公として内面を掘り下げて描かれる人物がいなかったので
誰にも感情移入することもできず、淡々と眺めて終わってしまった感じ。
ジューンあたりを主人公に、周囲の人に翻弄されながら成長していく
女性の物語、にしたらもっと面白かったかもなあ。
なんか不完全燃焼。
92 :
奥さまは名無しさん:2006/07/26(水) 17:45:00 ID:IzG7SqZr
粋な作品に出来ていて好ましかったです。
大人が耐えられる良作と思いましたよ。
それぞれ善悪だけで割り切れないところも良かったです。
最後にはソームズの平穏になったであろう心に
安堵を覚えました。
音楽も好きです。
又見たいなあ。
94の公式?サイトはなかなか見応えある
96 :
奥さまは名無しさん:2006/08/07(月) 14:52:20 ID:kYUNmGVA
このドラマ、
「嫌われソームズの一生」
じゃありませんか。
確かにw
「魔性の女・アイリーニの一生」じゃないね(感情移入しにくいことも含め)。
幼少期のソームズ君編もみたくなってきた。嵐が丘の時代あたりか。
いつの間にかジューンに感情移入していた自分としては
「これがジューンの生きる道」、でもある。
再放送ってするんでしょうか?
4話を録りそこねちゃったんですよね…。
>>100 今週から金土の夜中に1話ずつやるみたい。
それより来週から始まるスカーレットが楽しみ。
おお!ありがとうございます!!
やった!忘れないようにしないと。
103 :
奥さまは名無しさん:2006/09/05(火) 19:53:43 ID:eVYbxnXZ
104 :
奥さまは名無しさん:2006/09/17(日) 21:06:23 ID:iPp0gyaA
録画したのを一気に見た。
すげー面白かった。ストーカーソームズわろす。
ダミアン・スイス、バンドオブブラザーズと真逆なヨゴレをよくもまぁ(半号泣
はじめの方に美男率低し?とあるけど、ヨアン・リー・オリバーMだけで
充分目の保養になった。(てか、ジーナ・マッキーが一番美青年顔だなー)
老ジョリオンの晩年エピが一番好きかも。
ということで、1967年版のDVDをアマゾンで買った。
見比べするの楽しみ。
>>104 レポよろ
ダミアンルイスが一番のはまり役だったと思う。
良ドラマなのに、スレが100までしか伸びてないのが残念。
106 :
奥さまは名無しさん:2006/09/24(日) 12:02:05 ID:azJkC/QV
再放送みたけど
フラーの気持ちがよくわからない。
どうして結婚したのか誰か説明して下さい。
フラーはジョンを追い求めたけど、結局ジョンはそれに答えられるほどの情熱をフラーに対して持っていなかった。
そのことにフラーは気付いて、自分を愛してくれる人と結婚することにしたんだと自分は思ったけど、違うかな。
なるほど
逆に、自分の選択を苦しむジョンの気持ちもわかる?
ジョンは、フラーに対する愛を受け止めきれなかったけど、
他の人に取られたとなると「逃した魚は大きい」と感じてるんじゃないかなあ。
他に好きな人もいないしね。
でも、今は苦しんでいるけど時が経てば「これでよかったんだ」
と思うようになるんじゃないかなあ。
二人の気持ちがそんなに深くは描かれていないから、数年後に再会して
「やっぱりこの人でなきゃ!」と燃え上がる可能性もないとは言えないけど。
どうだろうか
あなたはわたしのものよ!
を肯定的にとるか否定的にとるか、で変わってくるんだろうなぁ。
親の因果は断ち切って欲しいが、ジョンの場合は他の選択が少なかったのも
視野狭窄ぽくさせてた観あるし。
結婚は「愛している」ひととしてはいけない
はわかるが、しかしどこか割り切れもしない。
ゴールズワージー繋がりだと「サマーストーリー」もやっぱそんな感じだったよね。
読まないけど、ハーレクインロマンスってこういうのが祖なんかな。
>>109 だとすると、フラーがすぐにマイケルモント氏と結婚しなかったら
ジョンはこんなに落ち込まなかったのかな。
(振られた理由が海外留学、とか仕事に生きる、だったら)
ジョンは一体どうしたかったのか、が描かれていないから
この2人の恋愛は理解・納得しにくい。
>>110 >結婚は「愛している」ひととしてはいけない
愛のない結婚をして、その後愛をつらぬいたアイリーニ
愛と誇りのジューン、
常に愛に生きる若ジョリオン、
粘着愛ソームズ、
色々あったけどお互いの愛を確信したウイニフレッド夫婦、
兄弟を犠牲にして愛をとったホリーとヴァル、
、、ときて、フラーとジョンにはどうさせたかったのか。
原作読んだら判るかな。
♀なので、わたし的にはサマーストーリーは
「 ア シ ャ ー ス ト 最 低 」
です。
ジョンは何歳の設定かわかんないけど、フラーが積極的にアタックしなければ、
恋愛に発展しないくらいの奥手なぼうやな感じだから
自分はジョンの気持ちがどうなのかについては全く何も思わなかったな〜
ジョン、かわいくて優しくて好きなんだけど、意思の弱い情けない男だなーと思ってたんだけど…?
どうなんだろう
>>112 駆け落ち云々、という話があったから二十歳以下。
要するに幼い激しい恋ということか。
ホリーとヴァルも同じくらいの年齢だったと思われるが。
ジョンみたいな男は「高慢と偏見」のビングリーみたいな恋愛がお似合い。
114 :
奥さまは名無しさん:2006/10/02(月) 13:43:55 ID:XZSroM9P
『フォーサイト家物語』全3巻を図書館から借りて読みました。
原作では、ダーティーは、『貸家』(3巻目)の初めで、パリで死因不明の死を遂げたとあっさり書かれているだけで、
ドラマのように賭けで大勝ちする場面などないし、
ソームズが涙ながらにフラーに告白する場面もないし、
ソームズが絵画を持ってアイリーニを尋ねる場面もないです。
フラーはソームズに冷たくしたまま結婚してしまうし、
アイリーニには嫌われたままで、寂しいソームズのままで物語は終わります。
ドラマにない場面と言えば、ヤングジョリオンがジョンに手紙で過去を告白することです。
「お母さんは結婚一週間にしておそろしいまちがいをしたことを知った。
といっても、それはソームズの罪ではなかった。
お母さんの判断の誤り−−つまり不運だったのだ」
長い文を要約すると、当時は大概の娘は性生活のなんたるかを知らずに結婚をする。
アイリーニは、自分の財産はなし、おまけに「悪婦イザベル型」の継母にせっつかれて、
あまり好きではない人と結婚したものの、いざ夫婦の契りを交わす行為をして、
たちまち生理的に受け付けないことに気づいてしまって、後の祭りということらしいです。
それでも、3年間はそういう気持ちを抑える努力をしていたけれど、ボシニーに出会ってしまったことによって、まったく受け付けられなくなったのです。
それから、ジョンのことですが、当時は男女共学も珍しくないご時世になっていたものの、
ジョンは男子校に進んだことと、ロビン・ヒルが田舎ということもあって、女の子がそばにいなかったので、免疫がまったくなく、
いきなりフラーに一目惚れして夢中になってしまった、という超ウブな若者だったようです。
ところで、作者のゴールズワージですが、本人も従兄弟か何かの奥さんだった人と結婚したそうで、ヤングジョリオンは自分がモデルらしいです。
>>114 ありがと。自分も読まねば。
そしてそういうジョン役にリー君を配役した制作者はGJ!
>>114 > あまり好きではない人と結婚したものの、いざ夫婦の契りを交わす行為をして、
> たちまち生理的に受け付けないことに気づいてしまって、後の祭りということらしいです。
あー、やっと納得。それはもうどうしようもないわ・・・。
しかし何か、青池保子の「アルカサル」を思い出させるエピだな。
> ところで、作者のゴールズワージですが、本人も従兄弟か何かの奥さんだった人と結婚したそうで、ヤングジョリオンは自分がモデルらしいです。
その実在の従兄弟もソームズちっくな人だったんだろうか?
でも、ヤングジョリオンが自分がモデルってのはかなり自画自賛なような・・・w
>>114 ありがとう!
>ところで、作者のゴールズワージですが、本人も従兄弟か何かの奥さんだった人と結婚したそうで、ヤングジョリオンは自分がモデルらしいです。
なんかすごく納得した。自分はソームズに同情している稀有な?人間です。
結婚してても生理的に合わなければ他の人に走っても非難されないアイリーニや
妻子がいながら不倫して駆け落ち、従兄弟の愛する人と愛し合うヤングジョリオンが
やたらと正義に描かれているのがすごく腑に落ちなかったんですが、
そうか、作者の恋愛観?倫理観?がそうだったんですね。
なんかやっと落ち着いて眠れそうです(大げさ)
自分おかしいのかと思ったりしたんで
確かに。
ソームズに同情、まではいかないけど
(ああなったならじたばたせずに妻を解放すべき)
若ジョリオンにはシンパシーを最後まで感じなかった。
この2人、いとこ同士でどっちも案外ムチャな人生だったりする。
ドラマだから構わないけどね。