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ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :
「秒読みの殺人」程度を面白く見られるのは、ある意味で幸せものと言い得る(w
「別れのワイン」は、コロンボ自身がエイドリアンの自白頼りという点をゲロって
いるが、これに到る展開は自然である。
我子同然のワインはあぼーん状態、秘書からも結婚を迫られ、娑婆に生きる様を失った
犯人は同じイタリア系(この点は重要)で肝胆相照らす部分があったコロンボに投降
するという次第。
この作品のミステリとしての疵は、ガイシャの死体は海水に浸かっていた時間により
死体の腐敗状況が当然異なって来るであろうことだ。