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ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :
第26話「眠れる美女の怪奇」
最終回だが平常出勤する司令のシーンでスタート、レーク大佐に対する
「UFOが騒いでないか?」の台詞には笑えるものがある。
怪医師ジャクソンも冒頭早々に登場し、ファンの期待を裏切らない怪演ぶり
を見せるが、フリーマンが登場しないのが残念だ。
記憶喪失の処女の回想シーンにセピアカラー(ちょっと「ペイトンプレイス物語」を想起させるものがある)を使用した演出がドラマのトーンに良いメリハリをつけ効果を
挙げている。
この回想シーン、ヴェトナム戦争の話題、ドラッグによる幻覚等、イギリス版70年代
の青春の様(メリケンのドラマであれば、ヒッピーということになるか)があり、
これがSFかよという感もする、(そもそもUFOという存在も極めて70年代的では
あるのだが)、レイプ未遂というネタは視聴者に小さなお友達がいることを考慮すれば、
スパチャンでも絶対にカットすべきシーンであったかと思う。
これは、シャドウギャルの健康なお色気とは全く異質なものゆえである。
UFOの傀儡と化した若者が白骨化してゆくシーン、
「悪魔の仕業じゃ」(*天狗ではない(w )というフォスターの台詞、
この辺に怪奇小説・映画の総本山とも言うべき英国らしさが良く出ている。
タイトルは視聴率獲得のため狙ってつけた感が強く、どこにも眠っている美女など
登場しないのであった(w
しかし、いくら昔の事とはいえ、若いアベックの声を池田昌子と青野武(なんとメーテルとまる子のおじいちゃんだ!)とは驚きだ。