【ネタバレ禁止】チャングムの誓い9【ヨリは腹黒杉】

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103奥さまは名無しさん
このドラマはしっかりとこれ再現してますか?
http://2.csx.jp/users/korea/OldKorea.html

英人女性旅行家イザベラ・バードが描く19世紀末の朝鮮の素顔
著者紹介
【イザベラ・バード(イザベラ・ビショップ】
Isabella L. Bird(Isabella L. Bishop)18311904イギリスの女流旅行家。イギリス王立地理学会特別
会員。1879年、結婚によりビショップと改姓。世界の広範な地域を旅行し、その旅行記はどれも高い
評価を得ている。『日本奥地紀行』をはじめ著書多数。

朝鮮奥地紀行より
都会であり首都であるにしては、そのお粗末さはじつに形容しがたい。礼節上二階建ての家は建てられず、
したがって推定25万人の住民は主に迷路のような道の「地べた」で暮らしている。路地の多くは荷物を積んだ
牛同士が擦れ違えず、荷牛と人間ならかろうじて擦れ違える程度の幅しかない。おまけに、その幅は家々から
出た糞、尿の汚物を受ける穴か溝で狭められている。酷い悪臭のするその穴や溝の横に好んで集まるのが、
土ぼこりにまみれた半裸の子供たちと、疥癬もちでかすみ目の大きな犬で、犬は汚物の中で転げまわったり、
日向でまばたきしている。
ソウルの景色のひとつは小川というか下水というか水路である。蓋のない広い水路を黒くよどんだ水が、
かつては砂利だった川床に堆積した排泄物や塵の間を悪臭を漂わせながらゆっくりと流れていく。
水ならぬ混合物を手桶にくんだり、小川ならぬ水たまりで洗濯している女達の姿。
周囲の山々は松の木が点在しているものの、大部分は緑がなく、黒い不毛地のうねりとなってそびえている。
ソウルには芸術品がまったくなく、公園もなければ見るべき催し物も劇場もない。他の都会ならある魅力が
ソウルにはことごとく欠けている。古い都ではあるものの、旧跡も図書館も文献もなく、宗教にはおよそ
無関心だったため寺院もない、結果として清国や日本のどんなみすぼらしい町にでもある、堂々とした
宗教建築物の与える迫力がここにはない
104奥さまは名無しさん:2005/07/27(水) 06:17:12 ID:slY9uxgt
105奥さまは名無しさん:2005/07/27(水) 06:22:39 ID:slY9uxgt
食事のことなど(日本の特使をもてなす為に用意された宮廷料理。

食事は1日2回で、たいてい10種類から17、8種に至る。三尺四方ばかりの有脚盆にうずたかく盛
り上げて、倒れ落ちるのを恐れるばかりである。
牛豚鶏魚の肉、草餅、羮汁など、みな、器、皿に堆積する。しかし臭味がひどく箸を下す者が少な
い。
ただ桃李、林檎、瓜などは臭味がないので食べられる。沙果・・林檎に似て頗る大であるが美味で
はない。マクワウリ、葡萄、西瓜、梨の類が多い。
水煮の卵、牛肉、豚肉、鶏肉、麺、カラスミ、乾し魚を削ったもの、或いは日本人のためにと焼き魚
も出した。蜜を湯で溶いてミル(海草)と煮餅をあえたものなど。それらが、1人に対して実に10人分
程もある驚くべき量であった。

炎熱の時節でもあり、その異様の臭いに堪えきれず、胃腸も慣れないこともあって食傷を恐れて箸
を下す者が稀であった。
なお、庶民のものは不潔で食べるべからずと言う。(宮本たちの食事はいわゆる宮廷料理と思われ
る。なおメニューにキムチは見当たらない。笑。)

朝鮮国は豊かでないので賓客を迎えるのにふさわしいことが出来ないと言う。それで、人の口腹を
飽くまで食べさせることをもって饗応とするらしい。しかし、膳台に種々の物をうずたかく積み上げて
出すのを見ただけで、まず人をして飽きさせるものである。
106奥さまは名無しさん:2005/07/27(水) 06:35:23 ID:slY9uxgt
ちなみに、ハングルを創始した世宗大王の著書「世宗実録」には、倭寇の
なかで本物の日本人が多かったのは最初のうちだけで、実際に捉えて
見ると本物の日本人は1〜2割ほどで、その大部分は倭寇のふりをした
自国民だった事を嘆いています。