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ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :
第10話「宇宙人フォスター大佐」
スカイダイバー勤務明けのフォスター→名曲「ゲットバック」が流れるGOGOバーでの
恋人とのひととき→疲労回復センター(当時としては斬新な発想だ)への入所…
いつもとは異なり物静かに始まるものの、センターのサウナへの宇宙人侵入→
フォスター拉致という前代未聞の展開となり、そして最後はとぼけた夢オチである。
従って、宇宙人がフォスターだけ拉致した目的は何か、
完璧なはずのインターセプターの攻撃がなぜ失敗したのか、謎の円盤の大爆発時に
フォスターはいかに脱出したのか、ムーンベースのフォスター回復治療に基地司令官
であるエリスがなぜナースの如く立ち会っているのか…等々の矛盾点・疑問点は、
あっけなく氷解してしまうが、そこはユーモアとウイットに富んだ英国製ドラマだけ
あって、フォスター(作曲家と同姓)だから「ビューティフルドリーマー」という
洒落が効いている。つまり、今回の主人公(全く活躍しないが)は、ストレイカーでも
フリーマンでもなく、フォスター以外有り得なかったわけである。
ただし、地上波初オンエア時の日本人にこの展開を面白く思えというのは、
無理があったかと思う。
仲村秀生は、持ち役のスカイダイバー司令官ウオーターマン大尉(潜水艦の司令官ゆえか、
あまりに安易なネーミングである)をアテている。
シドは降臨せず通常勤務、これは不満が残るところではある。