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ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :
第3話「わが友宇宙人」
秘密組織ザ・インテリジェンス内でも、わりと人気があるエピである。
番組冒頭、「アダムスキー・タイプな円盤キター!」と絶叫するUFOヲタ、
こういった輩は完全スルーするとして、ストーリーはフォスターと宇宙人の
月面における奇妙な友情を描いた物静かでシリアスな作だが、
H・Gの「宇宙戦争」を始めとして、異星人を絶対的敵として描くことが多い
英国製のSFには珍しい展開ではある。
すぐに死んでしまうアストロノーツのビル・グラントの声をアテているのが
昨日の副操縦士役に続く、初代力石徹こと仲村秀生。毎回、御苦労なことだが、
チョイ役ばかりで、2ちゃんねる風に表現すればちとカワイソ杉か。
この人、70年代後半「外科医ギャノン」なんかでは主役をアテていた。
(葬儀ロケットは海軍の水葬がアイデア元か)
あと面白く思った点と言えば、
(1)ムーンベース黒人司令官誕生(フォスター生還により一時的なものとなるが)
にあたって、人種問題がストレートに語られるはいかにも70年代的だ。
黒人司令官任命、女性ナビゲーター中心で運営されるムーン・ベース、これは当時と
しては、かなり斬新な発想である。
つまり、ストレイカーは地球防衛の前線基地を当時の被差別者や社会的弱者により
構成したわけである。
(2)構成員に黒人や女性といった社会的弱者を包含するわりには、シャドウの行動原理は、かなりクールだ。(この辺もNERVっぽいものがある(w )
今日の話では、連絡が途絶えたフォスターの月の砂漠への放置プレイ、問答無用な丸腰の
エイリアン射殺(*これは当初のフォスターの方針に従っただけであり、非難する余地が
無いのが皮肉である)等に見て取れる。
昨日の話でも、民間機に被害が出るのを承知のうえで、スカイダイバーによるUFO攻撃を断行していた。
(3)今回に限らないが、謎の円盤UFOは、星一徹シドをなぜ攻撃しないのか?