許浚/ホジュン

このエントリーをはてなブックマークに追加
285奥さまは名無しさん
>282・284
原作シナリオでは、
ライ病一家が初代サンファ(原作名は吉祥)を鍋にして食ってる所に三寂(金民世)
が出くわし、理性を失って一家四人を鍬で殴り殺し、引火して家ごと燃やしてしまう。
その後、彼は息子の服を着た少年に出くわし、雨の中、息子と見まちがえるが、
それは彼が殺したライ病一家の子供。
三寂は少年を抱きしめて泣き崩れ、ハンセン病と戦う事を誓う。

三寂大師は架空の人物だが、松雲大師(泗溟堂)という有名な坊さんがモデル。
三寂寺は加藤清正の菩提寺である本妙寺、吉祥(サンファ)は清正が智異山付近から
連れ帰り、出家させて本妙寺の住職にした余大男(日遙上人)という孤児がモデル。
この寺は昔、ハンセン病患者が集まる事で有名で、実際に太鼓を鳴らしている人もいた。

原作には、三寂が許浚に「医之一生 妙法存心」というメッセージを伝える重要な場面がある。
そして熊本には、百年前にそれを実践したハンナ・リデルという偉人も存在した。
事実は小説より奇なり。興味ある人はグクってみよう。