刑事コロンボについて語ろう 第12話

DVD・ビデオ時代、CS・BS時代は、
コロンボのような緻密なプロットのミステリドラマを作るのは大変な時代ではある。
「構想の死角」（犯人の犯行に関する自白など無い）、
「二枚のドガの絵」（指紋を着けたコロンボの意図が不明）等々、
視聴者がリピート可能な現代では通用しないような欠陥を持った作品が、
堂々と国営放送でオンエアされていたのだから驚きである。
一度オンエアを見逃すと、再放送は何年も後、勢いで見せてしまう事が可能な時代
もあったのである。