682 :
ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :
>アメリカのテレビ的にはナチを同情してしまう描写はダメかな?
制作当時の欧米におけるナチに対する認識を思うと、良い着眼点かと思う。
まだナチの弾圧を受けた人々も多く存命していたし、公の場(ましてテレビでは)
ナチの関係者への同情・共感など一切御法度という感じであった。
フレデリック・フォーサイス「オデッサファイル」、アイラ・レヴィン「ブラジルから来た少年」等の一流の作家によるエンタメでもナチは絶対悪という位置付けで、この点に斬新さはなか
った。「ナチだけが悪かったのか?」
「ヒトラー・ユーゲントは年端もゆかない子供たちが多かったが、彼らも被害者なのでは?」等の主張が出て来るのは、もう少し後の時代(80年代後半くらいからか)