スタートレックの放映は継続(スーパーチャンネル)
再び寒くなって持病のリュウマチが出てちょっとシンドイ 岸川(年寄り)です。
ムービーテレビジョン社とスタートレックについての続報です。
今回の出来事に関して いくつか関係各社の方にお会いしてきました。
いろいろな思惑や事情が 各社ともありますが ここは風聞や噂ではなく 真実のみを
簡潔にお知らせしましょう。
●ムービーテレビジョン社について
3月1日付けで同社は東京地裁に民事再生法の適用を申請しました。
民事再生法の適用は、会社の倒産や消滅を意味するものではありません。
負債軽減のため、会社を建て直す手段の一つです。従って同社が無くなるということでは
ありません。あくまでも再建のための申請です。
●スタートレックの放送について
地上波については 未だ流動的ですが スーパーチャンネルに関しては 米国
パラマウントテレビジョン社は スーパーチャンネルを所有する東北新社と過去の
取り引き期間の長さと 同チャンネルにとってスタートレックが有力なコンテンツで
ある事を考慮し 同社には特例的に プログラムを供給していくことになりました。
従って 同社は従来通り スタートレック・シリーズの放映を継続していくことに
なりました。
●ビデオ・DVDについて
ムービーテレビジョン社の問題は あくまでも「独占配給権」にあるため
ビデオソフトには影響がありません。従ってビデオ・DVDのリリースは従来通り
行われます。
最後に 今回の出来事は あくまでも自由主義経済のビジネス上の問題で
パラマウント社、ムービーテレビジョン社、どちらが良い悪いという問題では
ありません。そしてパラマウント社がムービーテレビジョン社の経営危機の引き金に
なったわけでもありません。
また あくまでも「スタートレック」は 数多くのコンテンツの中のひとつであると
いうことです。
以上の点を よく認識して 事態の収束を見守りましょう。
岸川 靖(きしかわ おさむ) [2004年3月3日]