【宇宙大戦争】キャプテン・スカーレット 

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604ミステリ板住人
「大爆発」を見ました。
OP見た時は、地味めな製油所被災ネタ、サンダーバードにあるような話かなと予想
したのだが、後半は、お約束ながら追跡装甲車によるスリリングなチェイスもあり、
まずまず見応えがあるものであった。
今日のミステロンの犯行予告は、抽象的過ぎて、らしくないように思う。
ターゲットを明確にして、挑戦して来るのが、いつものパターンだったのに、
スペクトラムの力を警戒しだしたのかな?
ラストのホワイト大佐の軍医に向けての台詞、「君のお得意さんだ」には笑った。
いかにも、ジョンブルらしいユーモアだ。

今日の話に限ったことではないが、
先日亡くなったグレゴリ―・ペックの声でおなじみの城達也のナレーション(原版には無い)を、ウザいと思う向きもあるかもしれないが、子供に複雑なストーリーの把握させるためには
適しているように思う。また、時には、せわしなささえ感じさせる素早い画面転換の合間に
おける、城氏の渋く、落ち着いたナレーションは一服の清涼剤とも言えよう。

ところで、人格者のホワイト大佐はじめとして、誰も戦うことに疑問を感じていない風なのがいかにもジョンブルぽい。
これが、特撮に登場する防衛軍の類だと、ミステロンに対する先制攻撃の当否、
不死身のキャプテンの内面におけるディレンマ等、ウエットな人間ドラマが描かれるのである。
でも、きっかけはどうあれ、相手は犯行予告した上、攻撃して来ているんだから、問答無用で
戦うしかないんだよな、フツ―。