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794名無しでいいとも!@放送中は実況板で

モバゲーは1、2年で横浜を手放す可能性があるTBSからの球団売却が正式決定したが…

◆マーケットにくすぶる不安と懸念

 4日、横浜ベイスターズの親会社であるTBSから、交流サイト運営大手のDeNAへの球団売却が決まった。12月1日に行われるオーナー会議で4分の3以上の承認を得られれば、「横浜DeNAベイスターズ」が誕生する。

 同社は球団を「長期保有」する方針を示しているものの、他球団からは依然として経営の安定性を不安視する声がくすぶっている。大丈夫なのか? 株式評論家の倉多慎之助氏もこう懸念する。

「ツイッターやフェイスブックなど世界ぐるみで競争があり、過去にはGREE(グリー。日本の大手インターネット企業)がDeNAを潰しにかかったこともあった。またアイフォーンの進出といったように、ビジネスモデルが変わりやすいこの業界は、将来的に非常にリスキーなビジネスと言えます」

 横浜スタジアムの鶴岡社長は「10年そこらで大きくなった会社は、下手すりゃ5年でダメになることもある」と言っている。専門家も同様の不安を指摘するのだ。

 DeNAの直近の通期連結決算の売上高は1127億円。10月末に発表した11年9月中間決算は過去最高を更新したが、四半期ベースでは純利益が13%減となった。経営の安定性に疑問を持つ一部球団の反対も分からないではない。

 横浜は毎年20億円から30億円の赤字を計上。“家主”の横浜スタジアムに、球場使用料として入場料の25%(昨年は約8億円)を支払い、年間約25億円ともいわれる売店や広告収入もすべて球場にもっていかれる。

 さらに、球場は国有地を借り上げた場所であるため、自由な増築や改装が困難。仮にDeNAにメジャーに倣ったボールパーク構想のようなアイデアがあっても、それを実現する環境にない。

(続く)

日刊ゲンダイ 2011/11/5
http://v.gendai.net/q?uid=1&sid=A817&i=article%2Fdetail&aid=248870&p=1
795794:2011/11/06(日) 10:54:23.92 ID:hUVw5cEPO

(続き)

 DeNAの守安功社長は人気が低迷する横浜を「まだ改善の余地がある」と話すが、3万人ほどしか収容できない球場では仮に全試合満員になっても現行より3億円しか売り上げが伸びない、といわれているのだ。前出の倉多氏がこう指摘する。

「DeNAは販促・広告費に年間196億円(2010年実績)を投じているため、球団が出す20億から30億の赤字なら大丈夫だという。しかし、チームを強化しないとファンも集まらず、経営状態は改善されない。かといって4年連続最下位の球団を強化しようとすれば、その分コストがかかる。
(かかったコストを回収する見込みが横浜の球団経営には見えてこず)赤字を垂れ流すようだと、すぐに株主たちから反対の声が上がり、また身売り問題が出てくる。1、2年で球団を手放す可能性も否定できません」

 05年に新規参入した楽天は1年目に5000万円の黒字を計上した。本拠地Kスタ宮城の年間使用料は7000万円。70億円とも90億円ともいわれる球場改修費用を負担するかわりに、使用料を大幅にダンピングしてもらった上、使用権、営業権を得たのが大きかった。横浜にはそれがない。
同じく株式評論家の杉村富生氏はこう話す。

「DeNAは6月に創業者南場智子氏(前代表取締役兼CEO)が退任。カリスマが一線から退いた。このままの状態で今の経営状況が続かないと株主はシビアな目で見ている。
現に10月末の決算発表の席で、守安社長が横浜買収交渉が最終段階に入ったことを明らかにすると、翌日にはDeNAの株価が暴落した(ストップ安となる700円安の2725円)。投資家はみな懐疑的に見ているのです」

 「一生懸命、長期保有してくれるといってくれてるから、信じています」とはこの日、球団事務所で会見を行った横浜の加地球団社長。自らに「信じる」と言い聞かせないとならない不安が、DeNAにはあるということだろう。