菅首相に民放各局が「低視聴率男」のレッテル
菅総理がテレビ局や身内からも見捨てられた!? 国民新党の下地幹郎幹事長が、予算案が3月末までに成立しなかった場合は「菅直人首相は退陣すべき」と発言。
自民党など野党も、民主党が一方的に日程を決めたとして反発、審議拒否の構えを見せ、いよいよ菅直人首相(64)は追い詰められてきた。そんななか、民放関係者の口から「数字が下がる首相はテレビに出さない」とNG宣言。また大学OBからも「面汚しだ」との声が出始めている。
サッカー日本代表が劇的優勝を決めたアジアカップで高視聴率を連発したテレビ朝日は、菅首相にそっぽを向いている。1月5日に放送された「報道ステーション」(テレビ朝日系)での話だ。菅首相が他局に先駆けて番組に生出演したところ、視聴率が見る見るうちに急落したのだ。
「『報ステ』の番組平均視聴率は12〜13%前後。前4週の平均は14・7%だった。ところが菅首相の生出演シーンはたったの6・9%。番組幹部は『今後は土下座されても出演させない』と激怒してた」とテレビ関係者。
あっという間に視聴率が半分以下では、怒るのも無理はない。いくらテレビ局幹部でも、一国の首相に向かって「出演させない」との上から目線はいかがなものか…との問題はあるにせよ、いずれにしても菅首相が見捨てられた≠フは間違いない。
この「報ステ現象」はすぐさま他の民放キー局にも伝わった。結果、どの局でも情報番組では菅首相の映像をなるべく使用しないように心がけているという。
「菅首相を映す際はなるべく周囲に居る美人記者や女性秘書にカメラを振るよう指示を出してます。実際、視聴率の分計が急落しているんだから仕方がない。視聴率が落ちれば番組は打ち切りだ。菅首相と心中なんかしたくない」(制作会社プロデューサー)
テレビ局からソッポを向かれた菅首相に、大学の先輩たちも怒っている。理由は「あまりのアホさ」というから、聞き捨てならない。
「某週刊誌のグラビアが原因ですよ。施政方針演説の原稿にふりがなが振ってあった写真が載っていた。難しい字ならいざ知らず国会≠セの来年度≠ネんかにまで…。もうあきれ果てた」と肩を落とすのは、かつての民主党支持者だ。
この週刊誌報道は反響が大きく、菅首相が卒業した東工大のOBたちも「あんな易しい字にまでルビを振るとは。オレたちにまで恥をかかせている」と怒りまくっているという。
(続く)