522 :
鬼塚英昭(ノンフィックション作家):
「たかじんのそこまで言って委員会」で何が起こったか 鬼塚英昭(ノンフィックション作家)
私、鬼塚英昭は、4月18日放送の「たかじんのそこまで言って委員会」(以下、たかじん)の
プレゼンターとして登場した。
「サブプライム・ローンと世界同時恐慌---世界恐慌の仕掛人は、LCFI(巨大複合金融機関)だ!」である。
4月2日であったと記憶する。大阪読売テレビから電話が入った。
「“八百長恐慌”についてテレビで語ってほしい」というものであった。
私は、正直いって驚いた。
私は、申し出を拒否した。
そして次のように語った。
「以前講演した広瀬隆氏に対し、宮崎哲弥氏と三宅久之氏は、無礼な発言をした。私が出ると、この二人に
文句を言いたい。私は最近、“20世紀のファウスト”を出版した。読んでいただきたい。私は、やわな奴では
ないぞ。去年の9月に“八百長恐慌”の後に“ロスチャイルドと共産中国が2012年、世界マネー覇権
を共有する“を出したが、
この本について話してほしいという主旨での出演では、ないのか。
いいか、私が出れば、本当のことを喋りだすぞ。そんなことは、
テレビで放送できないだろう。これで終わりだ!」と一方的に喋りまくり電話を切った。一件これにて終わり
と思っていた。しかし、翌日、また電話が入った。
「先生の出された条件すべてを大阪読売テレビの上層部が、了承しました。」
との連絡があり、私は、拒否する理由を失った。
私の出演は異常であった。辛坊治朗氏が、前置きで、宮崎哲弥と三宅久之の両氏に
「広瀬隆氏のことで腹を立てている」と言ったのも、両氏に文句を言ったのも、私の出演条件に入っていた。
また、私は、自分で語った後に質問を自分でするといゆう条件も出していた。
だから、私は「たかじん」の役もこなした。
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鬼塚英昭(ノンフィックション作家):2010/04/24(土) 00:41:18 ID:ZydJ5aXl0
二
こうして異常なテレビ番組の収録が始まったのである。
しかし、私が語った内容の95%〜99%がカットされた。
そして私の知人・友人達が電話してきて「鬼塚さん、あんたは、はめられたんだ」と言うのである。
何が、この番組の収録後に起こったのか。先ずは、95%〜99%カットされた私の発言について書くことにする。
鬼塚英昭:「LCFIとは巨大で、複雑な、金融上の機構ということです。
私は、番組収録スタジオに来て、何を語るのかを初めて知りました。
2008年に“八百長恐慌”という本を出版しましたが、この時は、八百長恐慌の真の姿が、はっきりとは
見えませんでした。それで2009年の11月に出した“ロスチャイルドと…を共有する“を中心に語っていきます。
このLCFIは、2001年以前は、総資産10兆ドル弱です。
サブプライムの全盛期が終わる2006年の12月末で22兆ドル以上です。
2010年現在でLCFI(巨大複合金融機関)は、アメリカでは、JPモルガン・チェイス、バンク・オブ・アメリカ、
シティグループ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー等です。
ドイツは、ドイツ銀行。スイスは、UBSとクレディ・スイス。フランスは、ソシエテ・ジェネラル、BNP・パリバ。そしてイギリスでは、HSBC、バークレイズ、RBSです。
これらの銀行のうち、スイスのUBSとイギリスのHSBCが八百長恐慌を演出した主役です。
では、UBSから説明します。
UBSは、アメリカの投資銀行のディロン・リード・キャピタル・マネジメントを子会社にして大量のサブプライムローンを集めました。
このローンを入れたサブプライム債権を販売した大手こそがUBSでした。
毒入饅頭の債権にトリプルAの保証を与えるよう、ムーディス、S&P、フィッチの大手格付会社を脅迫しました。
このことは後にこの3社の首脳が告白しています。さて、UBSは、ディロン・リード以外に一匹狼といわれる
ヘッジファンドにも大量の資金を貸しました。
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鬼塚英昭(ノンフィックション作家):2010/04/24(土) 00:42:00 ID:ZydJ5aXl0
三
この貸出した資金総額は、アメリカの銀行の貸出額を大きく上回っています。
この資金をもとにヘッジファンド達は、UBSの毒入饅頭の債権を大量に売りました。
そして、リーマン・ショックが2008年の秋に起こりました。
その結果、毒入饅頭の債権を買っていた多くの人々がUBS相手に訴訟を起こしました。
その過程で彼らはUBSの秘密口座にネズミ講で儲けたアメリカ人だけで、
5200人のネズミが、隠れていることに気づきました。
ついに、アメリカ司法省がUBSの秘密口座のネズミ名とその金額を発表しろと訴えました。
その時、ブッシュ大統領は、藪(ブッシュの意)にネズミを隠そうとしました。
2009年1月に大統領となったオバマ氏は、就任して間もない2月に司法省に圧力をかけました。
そして、UBSは5000人の子ネズミを差し出すことと、7850億円の金を司法省に渡すことで
結着することになりました。
どうしてオバマ大統領は、こんな行為に出たのでしょう?。
アメリカUBSの総裁でCEOのロバート・ウルフ氏は、オバマ氏(当時上院議員)が、無名時代の2006年に25万ドルを与えていました。
そして、大統領選挙の時には、ゴールドマン・サックスと同様に大きな選挙資金を与え続けたのです。
オバマ大統領は、2009年夏の休暇をマーザズ・ビンヤード島で過ごしました。
その1日目、オバマは、一人の男と5時間にわたるゴルフを楽しみました。
その男こそ狼の異名を持つロバート・ウルフ氏でした。
オバマ大統領と、ロバート・ウルフ氏との親密な関係がうかがえます。
UBSが、どれだけ儲けたのかは不明です。
UBSは、SIV(特別目的会社)という幽霊会社を通して利益のほとんどをタックス・ヘイブン(租税回避地)に隠していました。
525 :
鬼塚英昭(ノンフィックション作家):2010/04/24(土) 00:42:46 ID:ZydJ5aXl0
四
2007年に入ると、ディロン・リードを倒産させました。
そして、残った毒入饅頭の債権を自社の銀行に入れました。
2007年12月に損失金額は、370億ドルと発表しました。しかし、
この数倍または、十倍以上を稼ぎだしたと思われます。
もう一つは、HSBCです。
香港上海銀行のことです。
この銀行は2008年5月末で総資産2兆3000億ドルです。
しかも、実質的に借入金は、ありません。
毒入饅頭の債権を子会社のニューセンチュリー・ファイナンスに売らせました。
サブプライム債権を売ったニューセンチュリーの債権数、金額は、全米2位です。
HSBCは、2006年12月この債権業務から撤退します。
その後、ニューセンチュリーは、倒産します。
残りの債権を自社の銀行口座に入れて、莫大な損失を出したと大騒ぎするのです。
実際は、利益のほとんどをタックス・ヘイブンに隠したのです。
LCFI、そしてこの組織を操る影の金融システムがあります。
仕組まれた八百長恐慌が、いくらか理解出来たでしょうか。
2009年4月8日、ブラウンイギリス首相は、アメリカ議会で演説しました。
ブラウン首相は、「影の金融システムと海外のタックス・ヘイブンを非合法化すれば、国民の預金がどれほど
安全であることか」と語りました。
しかし、オバマ大統領も国会議員達もブラウン首相のこの発言を無視したのです。
アメリカは、これからどうなるのでしょうか?外交問題評議会の機関紙、フォーリン・アフェアーズ
の2009年、No7(日本語版)に、元財務次官ロジャー・アルトマン氏は、次のように書いています。
「FRB(連邦準備銀行)は、実に13兆ドルの資金を投入して、コマーシャル・ペーパー(CP、短期の約束手形)
、マネーマーケット・ファンド(政府発行の短期証券などに投資して運用するファンド)、それに特定銀行の資金を
引き受けている」と書いています。
この中の特定銀行の資金の引き受けに注目して下さい。
また、アルトマン氏は、「アメリカ国民が、リーマン・ショックで損失した合計は、8兆3000億ドルに達している」
とも書いています。
526 :
鬼塚英昭(ノンフィックション作家):2010/04/24(土) 00:49:47 ID:ZydJ5aXl0
五
アメリカでは、2010年に入っても1ヶ月に10数行が倒産しています。
クレジット・カードを持っていない人が増えています。
フード・スタンプを国から貰っている人が激増しています。
つづいて、以下のやりとりがあった。
村田晃嗣教授:「これは何を意味するのか?」
鬼塚英昭:「アメリカ潰しが、進行中ではないでしょうか」
村田晃嗣教授:「このアメリカ潰しをしているのは、誰か?」
鬼塚英昭:「このアメリカ潰しをしているのは、誰か?という質問には、答えかねます。
テレビで、放送されるので慎重でいたいのですが」と答えた
ここで、ついに彼が激高し
村田晃嗣教授:「その真相をあかせ!」
鬼塚英昭:「ちょっと待って下さい。これ以上、語るべきでないと思いますがね…」
正木正之氏:「言え」と彼に同調。
鬼塚英昭:「黙れ!」と2人に叫んだ。
即座に、辛坊治郎氏(読売テレビ解説委員長)が、
辛坊治郎氏:「ここで、時間がきました」とその場を止めた。
さらに、やしきたかじんさんが、中央のステージに踊り出て
やしきたかじん:「やあ!面白かった!是非もう一度やって来て下さい」。
と、声を張り上げて言った。
527 :
鬼塚英昭(ノンフィックション作家):2010/04/24(土) 00:52:30 ID:ZydJ5aXl0
六
鬼塚英昭:「もう出ません!」
と大声を出し、足早にセットの裏側へ去って行った。
以上が、テレビ番組収録の真相である。
私が、この2人を挑発したのは、事実である。
幕切れのクライマックスを担った2人は、見事にはまったともいえる。
あのひな壇に並んだ他の面々は、驚いていた。
どうしてか?
予定どおり、私が演出し続けたからである。
しかし、私は、4月18日、オンエアーされた放送の最後の部分を見て驚いた!
不都合な男が登場したようなセリフを並べた人が2人いたことである。
村田晃嗣教授と勝谷誠彦氏の両氏である。
2人の先生という輩は、真実は、いつも隠さないといけないと思っているのか、
すべてが、隠されてしまっていた!。
それだけでは無い。
映像は、無残にも切り刻まれ、全く違ったものとなっていた!。
私の発言の99.5%から99.9%は、故意に封印され曲げられた。
放映後、ただちに私は、テレビ屋に電話を入れ、真実を伝える手段を取ると告げた。
ゆえに、この報告書となった次第である。
この報告書は、最初で最後の報告書である。
よって、御質問等には応じられません。
“しんぼうに 心棒ゆすられ 春一番”
平成22年4月22日 鬼塚英昭