放送11年目に入ったゲリラ的バラエティーが、視聴率ノルマを設けた
新番組としてリニューアル。9月で終了する「THE夜もヒッパレ」
の後を受ける形で、土曜10時枠の人気回復に乗り出す。
新タイトルは「電波少年に毛が生えた〜最後の聖戦」に決定。番組
を生み出し、ヒット番組に育てた「T部長」こと土屋敏男編成部長は
「電波少年がいろいろな面で大人になったという意味」と話す。
「…ヒッパレ」の後番組として当初は音楽系新番組を検討。だが短期で
ヒットを狙える企画がなかったこともあり、お笑い畑の「切り札」を
1時間番組に“昇格”させるという奇策に出た。
過去の平均視聴率が18・1%。最高で30・4%を記録したヒット
バラエティー。土屋部長は「10〜12月の3カ月で平均視聴率13%を切れば、
その時点で番組は終了」と宣言。ゴールデンタイムでは異例の
「打ち切りライン」を設け、現場スタッフにプレッシャーをかける。