352 ムートン ◆Sheep2h65. sage 2007/11/20(火) 21:40:08 0 BE:853258368-2BP(753)
>>326-329 私は、この「自分」に、まずしたいことをさせた。遊んだり、勉強したり、わがままを言ったり、
大人しく言うことを聞いたり。それが発生当初の私だ。確かそうだ。
幼少の頃は、とくに大変な状況にはならなかった。やりたいことをやっても
周りの評価は別段ふつうだった。ふつうの子供だった。
あるとき・・・転校したころだったかな?覚えていない。今の世界に自分をもっと
順応させなくてはと思った。なぜかは分からない。べつにイジメにあったわけでもない。
そこで私は、次第に「自分」を客観的に見るようになった。
ここまではただの、幼年期から思春期への移行課程としてよくある話かもしれない。
なぜかそれに専念しすぎた。世界にとって、あるべき自分を作り上げるために
全てを注いだ。あるとき、「自分」に戻れなくなった。そう気付いたのはハタチぐらいの頃か。
気付けば私には、「自分の環境」というものが無かった。居る場所はいつも、
どこか他の環境だった。アウェイだった。ホームだと思っていたものも。
ホームはどこにも無くなっていた。拠り所が無かった。没頭するものも無かった。
ふと、「自分」を見直した。いつも一緒に居るけれど、一度も会話したことのない「自分」を。
私は、「自分」の声の届かないところに来てしまったのだと悟った。
そうしたことがあって、今この私が、こうして生きている。
戻りたい、いや、そんな感情は「私」には無いので、
「戻らなくては」・・・こう考える毎日です。