書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その23

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221最低人類0号
おそらくですが、バカは「二つの顔」の興趣が理解できなかったのではないでしょうか?

犯人が冒頭で判明する、倒叙形式のコロンボですが「二つの顔」は少し異なります。
犯人は演ずるマーティン・ランドーで間違いないのですが、彼は双子です。
犯行シーンは明確には描かれずに進行し、
この作品の興味は「双子のどちらがやったのか?」に移っていくのです。

毎度ボケッとしか作品を見ないバカはこの点が理解できず、難癖つけてるのでしょう。
結末の謎解きは「なぜそういう結論に達したか」という説明ですので、
ここだけ見て全体を『見え見え過ぎる展開』と思ったのでしょう。
本格ミステリーの結末を見て「そうだと思った」と言ってるのと同じです。

しかも、ややこしい事にこの作品のノベライゼーションは
この「どちらがやったのか」という部分を完全にオミットし、
通常のコロンボ作品と同じフォーマットに書き換えてしまったのです。
そのためさらにこの作品を正しく鑑賞するのを妨げています。

この作品はスタッフがしかけた
コロンボのフォーマットを逆手にとった構成を楽しむものですし、
何より双子が登場することが必然です。
(小説でなく映像作品のコロンボだからこその楽しみです)
今さら『倒叙スタイルの謎解きミステリに即した解釈』とか、片腹痛いです。

思うのですが「構想の死角」にしろ「祝砲の挽歌」にしろ
バカは自分の理解外のものにはやたらと評価が厳しいですね。
素直に「わかんないからつまんない」って言えば良いのに。