結局ここでも、倒叙作品として挙げたタイトルはこのスレ開設いらい
全然進歩の無い「ソーンダイク、殺意、伯母殺人事件」だけであった。
各作品の内容に触れることもできず、「ソーンダイクは謎解き中心だが
『殺意』『伯母殺人事件』等は主眼が謎解きには無い」などという
大雑把極まりない「論考」しか出てこず(
>>713,717,744)、倒叙スタイルの
映像サスペンスの系譜がコロンボに与えた影響という提言についても、
それらの作品は「スリルを主眼としたもの」だから、コロンボとは何の
関係も無いといわんばかりの手抜き発言で片付けている。
ご当人は、コロンボは死体が消えたり靴ひもが手がかりになっているから
犯人探しの古典本格ミステリに通じるんだ!と力説しているが、その程度の
小道具や手がかりは、彼が「謎解きの興趣といった要素はほとんど無い」
と片付けてしまった「太陽がいっぱい」「見知らぬ乗客」「サイコ」「伯母
殺人事件」などにもふんだんに詰め込まれているのは、ふつうに読んだ人なら
誰でも分かることである。
「本人が読んでないんじゃないのか?」「けっきょく図書館が開いていなくて
何も読めなかったんだろう」などと、その不勉強を笑われる始末である。