【日本ハムスレ】レオネット【自称玄人】

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歴史

アイヌ文化の成立
アイヌ文化は北海道で13世紀に成立した。資料が十分でないため、
アイヌ文化成立について考古学や文献でその事情を跡付けることはできない。
しかし基本的には、北海道の前時代にあった擦文文化を継承しつつ、オホーツク文化と融合し、本州の文化を摂取して生まれたと考えられている。

擦文時代の前にあたる続縄文時代の土器の文様には、アイヌの衣装に描かれる模様(アイヌ文様)と似ると指摘されるが、
アイヌ文様はアムール川流域や樺太中部〜北部の諸民族の文様とも類似しており、その発生・系統を実証することはできない。

オホーツク海南沿岸にあったオホーツク文化には、熊を特別視する世界観があった。これはアイヌ文化と共通するが、擦文文化にない。
アイヌにとって重要な祭祀である熊送り(イオマンテ)がオホーツク文化にあった可能性も示唆されている。

また、擦文文化とアイヌ文化の生活体系の違いは、日本からの移入品の量的増大にあり、アイヌ文化にとっては交易で入手する物が重要な要素になっていた。
この点からは、アイヌ文化を生んだ契機に日本との交渉の増大があると考えられている。