ごめんあさい
あかキーボードがおかしです^^
に
避難所めっけ!
のんびりこんろをヲチするか
んだな
けど貼ってあるから見つかるだろうが
すまん貼ってしまった・・・
いいんじゃねたぶん先にこっちがおちるし
なつかしいな
立て逃げは許さんぞう
↓像のAA
おても かわいいよ おても
いや無料
12 :
最低人類0号:04/09/13 01:43:50 ID:5XoTy6kf
こんろ
ほんと向こうの住人だらけだな
姫キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
(´-`).。oO(・・・ )
おてもって今元気にしてんの?
隣の部屋で寝てるよ
歯ぎしりがちょっとな・・・
sage
笑 い の 沸 点
こんろが2つ立つ!!
と思う
↓ 世直し隊降臨 ↓
来ないな
,. -─ '' "⌒'' ー- 、 __,,. -──- 、.
./ ,r' ´  ̄ ̄ `'' ‐-r--、 r=ニフ´  ̄ ̄ ~`` ‐、 \
/ ,r--‐''‐ 、.._,,二フ-、 ,. -‐゙ー-‐ ''、'ー--''-_、 \
/ / , '´ ,.イ ヽ__ }ノ´二 -‐ヽ._ \
{ i >{ L ,'ー 'ー ''´ ̄}
ト、 !. 〈/ } / ,.イ
ヽ、___ヽ、 ./ カパッ  ̄レ' _, ‐'
、 " `,二ヽ! r''二  ̄
` ‐- 、..__,. -‐─┴─' ゙─‐'--''─- 、..___ ,.
‖‖
‖‖
/世ヽ
/ ´_ゝ`)
| ∠
/ __ )
(´⌒;; / / // (´⌒;;
(´⌒(´⌒ ⊂二/ ∪ (´⌒(´⌒;;
産まれてしまったのか・・・
ここは自由に使ってもいいの?
>>27 じゃあメモ帳代わりに(・∀・)
/| /| |\ |\ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
/ |/ V Y \. | スーパーチョンコ人2004. |
|\ | | /| /| | | /| | 戦闘力 .000 0HR |
| |\ヽ | / / / / / | 銭闘力 500000000 |
> ヽ\ Nヽ\M/ // / < |__________|
<、 / //l/ ヽl\|\ヽ `> 人_ト、__ノ、_,ヘノ\
ノ l / _,ノ' 'ヽ、_ ヽ/^i `ゝ _ノ
`フ.ノ / -=・= , 、〔_//_〕ニニコ|[l メ、_ _) オッス!オラブタヒ!
/ ̄| |/ レ' ⌒ )(・_・)( ⌒ lL」 | __ノ チョッパリの攻撃でエラに大ダメージや!
/ | | | ┃ノヨョヨョヨヨゝ┃ || | ノ キムチがあれば治るんやがな!
\\ | | l ┃ lコュユコュl ┃ l.| < 体調が万全やったら
\\.| | ヽ. ┃ヽニニソ ┃ ノ .| | ) ファビョったるわ!
、 \ノ^,ニ‐-ァヽ\ ┗━━┛ // | | ^ヽ お前ら命拾いしたのー! ブヒヒーッ
\ // ,/⌒i、_\ `ー`ー-一'一' / | | ⌒)
{ i | iヽ`ー-──-―' .| |  ̄ヽヘ/⌒ヽ/\i'\へ/⌒
ウリイイイイィィィーーーーーーー!!
りり ◆ii/LlSkLLo
ちょっと変わった怖い人
Reorganizer'sブルーヒート♪ ◆45V9WSIBUY
黒幕なの?
記憶バーン ◆GI1978/qbI
りりの仲間
薬の名前よく書いてあるが
どういう作用があるのかわからんな
イレグイ13 ◆00qTAKO0kg
ラウンジの有名固定
あきまさ ◆yl2jf6SkYY
発見!りりの・・・微妙・・・・・
うほ意外な展開(・∀・)
イレグイ13 ◆00qTAKO0kg vs あきまさ ◆yl2jf6SkYY
りりの味方 りりの敵
イレグイ13 ◆00qTAKO0kg
ラウンジの有名固定
大阪の893
あきまさ ◆yl2jf6SkYY
埼玉和光
(*'ω'*)ん?
あきまさ ◆yl2jf6SkYY
埼玉和光
りり擁護に変身
りり ◆ii/LlSkLLo
ちょっと変わった怖い人
友田さん
ACO ◆tDi3Pknm0k
りりとケンカ
東京kitty ◆SzVIDkpedE
あひゃひゃひゃはyひゃひゃはやは「
_ _∩
( ゚∀゚)彡 油豚!油豚!
⊂彡
(*´ω`)ふぅ
いちおう読んだ
なるほど、それで花火引退→復活か
ぴかちう52型丙@めるへん議長 ◆vC/kar2EuQ
が抜けてるあやすぃ・・・
(・∀・)ラヴィ!!
保守
人
(_ )
. . (__)
( ・∀・)< ウンコー♪
/⌒⌒ヽ/⌒ヽ/\
./⌒ヽ, /  ̄ \\ ヽ/⌒ヽ,
/ |_/__i.ノ ,へ _ _/ \\/ | /ii
.ノ⌒二__ノ__ノ  ̄ ̄ \ヽ |./ |i
()二二)― ||二) ()二 し二) ― ||二)
し| | \.|| .| .|\ ||
i .| ii i | .ii
゙、_ ノ .゙、 _ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
lll′ ヘ, l_
jl ゙l、│
│ |、 |
│ ! l|
l:;,,_,,_,,,,,_ ││
|. ´|l´j!"゙|lllll:、 ,,,,,,,,,,,,___,r j! _l!|l l
|' |l,,ll |llll! t; ,,r'"l| ノlll! ']|"'" |;│
! ゙'ll-....r'''゙′ jll l;_ 'lll!,,l′ l|||
l! "゙゙゙'''''!'''''" `ll|
|l llニ ̄'lll │
|l ""゙゙゙゙´ l'
|l, f'
'll, ___,,,,,,,;;;;;;,,,,,,,,,__ ,ll′
"'l,,  ̄ "゙'''!!llllt;;,,,,,,,,,,,,... ,l'′
゙゙'l:,,_ ,,,r''"
']llョ;,,,,,,,_ _,,;ョllllll
l'"''!llllllllllllllllllllllllllョョ;;;;;ョョョョョllllllllllllllll!'´ ゙'ll,
l' "'''''''!!!!!!llllll!!'''''''''''''゙゙´´ 'l、
|! ! _,..一'''''''''''''ー:,,, 'll、
,ィィr-- ..__、j
ル! { `ヽ, ∧
N { l ` ,、 i _|\/ ∨ ∨
ゝヽ _,,ィjjハ、 | \
`ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ > また
{___,リ ヽ二´ノ }ソ ∠ 糞スレか!
'、 `,-_-ュ u /| ∠
ヽ`┴ ' //l |/\∧ /
,r‐' ,、;-‐''''""'' \´ニ--‐'丿l
/ ./ r''"ヽ, \, l`ヽ、
j l ,. / ' l ヽ、 ト, ヽ
,.Lj∠、'´ , i, / `ヾ、`'ヽゝ
l, / 二'''" ,;、, `''ー゙--、
/゙ヽ-ッ-‐'´ ./`ト-:rイ「´ ゙l;:`''ト-、,_ ノ'i,
/ / ,;∠∠,ノ´ イ l l, ├''| |、,/ l |
../ノ ./ /、, ,、' ./ / .l |:::::l,. | ゙ヽ、!_,,、L,
ヽ---ツ ∧  ̄ ̄ / | |:::::::| | r'"/ l,
/ ./ .ト、,_ / | |:::::::|. ! l'´! / |
./、 ./ l, ` ̄ ./ |.|::::::::l |. !. l, l l
.l、,.ノ l, ;' .j |:::::::::! | ゙'ーベニ,ノ
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040920-00000090-kyodo-soci 、__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__,
_) (_
_) ナ ゝ ナ ゝ / ナ_`` -─;ァ l7 l7 (_
_) ⊂ナヽ °°°° ⊂ナヽ /'^し / 、_ つ (__  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ o o (_
) (
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
/ , ,ィ ハ i、 、 ! /''⌒ヽ-─‐- 、 、ー'´ \ .イ , ,ィ ハ i 、 . |
/イ ,ィ/l/ |/ リuヽlヽト、 | ゝ ,、.___, \ > , ! | ,ィ/l/ l/ uハlヽトiヽ. |
イ /r >r;ヘj=:r‐=r;<ヽ│ 「 ./ u \ | ≧ , ,ィ/ハヽ\ | |/゙>r;ヘ '-‐ァr;j<`K
r、H ┴'rj h ‘┴ }'|ト、 |./ ヽ | 1 イ/./ ! lvヾ,.ゞ、 ! .ry ┴ 〉 └'‐ :|rリ
!t||u`ー-‐ベ!` ` ー-‐' ルリ r|´゙>n-、ヽ-rj='^vヽ _レ「゙f.:jヽ ーT'f.:j'7`h |t|. ヾi丶 u レ'
ヾl. fニニニヽ u/‐' :|r| ー "j `ー ′ h゙リ {t|!v ̄" } ` ̄ !リ ヾl u iニニニヽ /|
ト、 ヽ. ノ u,イl. ヾ! v ヾ__ v イ‐' ヾl ヾ_ v ./' ト、 、__丿u ,イ ト、
,.| : \ `ニ´ / ; ト、 ト.、u L_ フ , ' |. ト、u ヾー `> /.|. ,| ::\ / ; / \
-‐''7 {' :: ` ー ' ,; ゝ:l`ー- ⊥:`ヽ. __ / ,' | | :\  ̄ /,' ト、_ /〈 :: ` ー ' ,'/ 「
/ \ :: , '/ :| `'''ー- 、 , ' '>-,、.._ノ :: `ー ' /,.イ \:: / |
/ \ / | | ヽ-‐'´ _,.ヘ< _:: _,. イ/ | ,.へ、 /´\ |
,ィ, (fー--─‐- 、、
. ,イ/〃 ヾ= 、
N { \
ト.l ヽ l
、ゝ丶 ,..ィ从 | どうしたんだ、急に驚いて。
\`.、_ _,. _彡'ノリ__,.ゝ、 |
`ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ な、なんだと!
. |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ どうなっているんだ最近の小学生は・・・
ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐' ,ン
l r─‐-、 /:| ゆとり教育とは
ト、 `二¨´ ,.イ | 月の満ち欠けはおろか太陽の沈む方角さえ教えないというのか・・・
_亅::ヽ、 ./ i :ト、
-‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、
ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l
ヽl \\‐二ニ二三/ / /
56 :
最低人類0号:04/09/24 09:36:43 ID:7ZyzzOYu
,. -─- 、._
,. ‐'´ `‐、
/ ヽ、_/)ノ
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ
i. /  ̄l 7
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/ さすがにここまで来ると学力の低下なんてもんじゃないぜ・・・
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / こりゃぁすでに一般常識をしらないレベルだ。
/`゙i u ´ ヽ !
_/:::::::! ,,..ゝ! いったい日本はどうなっちまうんだ?
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 /
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' / 太陽の昇る方角を知らないなんて・・・
i、 \:::::::::::::::..、 ~" /
.! \ `‐、. `ー;--'´
ヽ \ \ /
,. ─- 、,,.___ いや、これは何か意図があるに違いない。
,イ〃 `ヽ,__
. N. {' \ 仮にも一国の政府が推進している教育だ。
. N. { ヽ
. N.ヽ` 〉 何の意図も無くこんな教育をするはずが・・・!!
N.ヽ` ,.ィイ从 /
. ヾミ.___-‐=彡'ノノノ__,ゞミ=-_rく そうか!もし、「教えない」のではなく「教える必要が無い」
lrf´ゞ“モ=ヾーf =モチ<}rv^i !
ヾト、` ̄,り「弋!  ̄´ノ ソ としたら・・・
!  ̄ ii{_,.  ̄ /r'´
,ゝ、 iー-ー、 , ' |\
-‐''7´ ドヽ. `ニニ´ ./;; | ヾ''ー-
/ ト、 ` ー-- ´ ,;' ,イ :|
,. -─- 、._
,. ‐'´ `‐、
/ ヽ、_/)ノ
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ
i. /  ̄l 7
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/ おいおい、キバヤシ。
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / 教える必要が無いってのはどういうことだよ。
/`゙i u ´ ヽ !
_/:::::::! ,,..ゝ! 常識を知らないまま社会に出たら
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 /
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' / それこそ大変なことになるぜ。
i、 \:::::::::::::::..、 ~" /
.! \ `‐、. `ー;--'´
ヽ \ \ /
,ィ, (fー--─‐- 、、
. ,イ/〃 ヾ= 、
N { \ 通常はそうだろう。
ト.l ヽ l
、ゝ丶 ,..ィ从 | しかし、もし今の一般常識がまったく役に立たない
\`.、_ _,. _彡'ノリ__,.ゝ、 |
`ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ そんな時代になるとすれば・・・。
. |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ 無用の知識になる現在の常識など必要ないということになる。
ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐' ,ン
l r─‐-、 /:| いままでの常識が完全に否定され、
ト、 `二¨´ ,.イ | 大きな変革がおこる・・・
_亅::ヽ、 ./ i :ト、
-‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、 そう!
ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l
,ィィr-- ..__、j
ル! { `ヽ, ∧
N { l ` ,、 i _|\/ ∨ ∨
ゝヽ _,,ィjjハ、 | \
`ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ > ゆとり教育はポールシフトに備えた教育なんだよ!
{___,リ ヽ二´ノ }ソ ∠
'、 `,-_-ュ u /| ∠
ヽ`┴ ' //l\ |/\∧ /
--─‐ァ'| `ニ--‐'´ / |`ー ..__ `´
く__レ1;';';';>、 / __ | ,=、 ___
「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l ))
| |::.V;';';';'| /.:.|トl`´.! l _,,,l | _,,| , -,
! |:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; | | | | .l / 〃 ))
l |:.:.:.:l;';';'/.:.:.:.:| ! ヽ \!‐=:l/ `:lj 7
| |:.:.:.:.l;'/.:.:.:.:.:.! ヽ:::\:: ::::| ::l /
ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
,. -─- 、._ ,. -─v─- 、._ _
,. ‐'´ `‐、 __, ‐'´ ヽ, ‐''´~ `´ ̄`‐、
/ ヽ、_/)ノ ≦ ヽ‐'´ `‐、
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ ≦ ≦ ヽ
i. /  ̄l 7 1 イ/l/|ヘ ヽヘ ≦ , ,ヘ 、 i
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/ l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、 │
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! | | ヾ ヾヘト、 l
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / riヽ_(:)_i '_(:)_/ ! ‐;-、 、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
/`゙i u ´ ヽ ! !{ ,! ` ( } ' (:)〉 ´(.:)`i |//ニ !
_/:::::::! ,,..ゝ! ゙! ヽ ' .゙! 7  ̄ | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 / !、 ‐=ニ⊃ /! `ヽ" u ;-‐i´
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' / ヽ ‐- / ヽ ` ̄二) /ヽト、
i、 \:::::::::::::::..、 ~" / ヽ.___,./ //ヽ、 ー
_
, ‐''´~ `´ ̄`‐、
ヽ‐'´ `‐、
≦ ヽ
≦ , ,ヘ 、 i
l イ/l/|/ヽlヘト、 │ いったいどういうことなんですか?
|/ | ! | | ヾ ヾヘト、 l
! ‐;-、 、__,._-─‐ヽ. ,.-'、 ポールシフトに備えた教育法って・・・
} ' (:)〉 ´(.:)`i |//ニ !
゙! 7  ̄ | トy'/
! `ヽ" u ;-‐i´
ヽ ` ̄二) /ヽト、
ヽ、 ー / ゝ
\ __, ‐' / / \
 ̄ i::::: / /
,ィ, (fー--─‐- 、、
. ,イ/〃 ヾ= 、 知ってのとおりポールシフトとは
N { \ 地軸が倒れまたは反転し、地磁気が反転するという現象だ。
ト.l ヽ l 前回は約2000万年前に起こったとされている。
、ゝ丶 ,..ィ从 | ポールシフトについて詳しく知りたければこれを見てくれ
\`.、_ _,. _彡'ノリ__,.ゝ、 |
ttp://www.ailab7.com/gendaitidou.html `ゞf‐>n;ハ二r^ァnj< y=レヽ そう、ポールシフトとはプレートテクトニクスの考えでは
. |fjl、 ` ̄リj^ヾ)  ̄´ ノ レ リ 解明できない大陸生成の謎を解けるのだ。
ヾl.`ー- べl,- ` ー-‐' ,ン
l r─‐-、 /:| ポールシフトによる大陸移動で日本が極地域になったり
ト、 `二¨´ ,.イ | 南極が幻の大陸ムーであり、一瞬にして消え去ったという
_亅::ヽ、 ./ i :ト、 説明も成り立つんだよ!
-‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、
ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l
ヽl \\‐二ニ二三/ / /
ログ削除
,ィ, (fー--─‐- 、、
. ,イ/〃 ヾ= 、
N { \
ト.l ヽ l 地軸が傾くということはそれまで東から昇っていた太陽も
、ゝ丶 ,..ィ从 | 西から登ることだってありえるんだ!
\`.、_ __ ,. _彡'ノリ _,.ゝ、 | ∧
`ゝf‐ゞ゙ujヾ二r^ァuj< y=レヽ. l\ / つまり、
. |fjl、  ̄.リj^ヾ.)  ̄ ノ レ リ __| ` 今、月の満ち欠け、太陽の登る方向を教えても
ヾl.`ー- べ!゙‐ ` ー-‐' ,ン \ ポールシフト後どうなるか分からず、身に着けた知識が
l f,.ニニニヽ u /:| _∠, まったく役に立たなくなるから教える必要がないんだよ!!
ト、 ヽ.__.丿 ,イ | /
_亅::ヽ、 ー / i :ト、 ´ ̄| これがゆとり教育に隠された政府の方針だ!
-‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、 l/、 ,ヘ
ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l ∨
ヽl \\‐二ニ二三/ / /
_
, ‐''´~ `´ ̄`‐、
ヽ‐'´ `‐、
≦ ヽ
≦ , ,ヘ 、 i
l イ/l/|/ヽlヘト、 │ なっ・・・。
|/ | ! | | ヾ ヾヘト、 l それなら隠さずに発表すべきじゃないんですか?
! ‐;-、 、__,._-─‐ヽ. ,.-'、 国民は学力低下に不安になっていますよ。
} ' (:)〉 ´(.:)`i |//ニ !
゙! 7  ̄ | トy'/ 学習指導要領の改訂の本当の目的を発表し
! `ヽ" u ;-‐i´ 安心をあたえないと・・・。
ヽ ` ̄二) /ヽト、
ヽ、 ー / ゝ
\ __, ‐' / / \
 ̄ i::::: / /
`‐、ヽ.ゝ、_ _,,.. ‐'´ //l , ‐'´, ‐'`‐、\ |
ヽ、.三 ミニ、_ ___ _,. ‐'´//-─=====-、ヾ /ヽ く
,.‐'´ `''‐- 、._ヽ /.i ∠,. -─;==:- 、ゝ‐;----// ヾ.、
[ |、! /' ̄r'bゝ}二. {`´ '´__ (_Y_),. |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
゙l |`} ..:ヽ--゙‐´リ ̄ヽd、 ''''  ̄ ̄ |l !ニ! !⌒ // わ
i.! l .::::: ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ' ゞ)ノ./
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ i/‐'/
i .:::ト、  ̄ ´ l、_/::| っ
! |: |
ヽ ー‐==:ニニニ⊃ !:: ト、 !
それは違うな!
確かに発表をし目的を公にすれば学力低下の不安は拭い去れるかもしれない。
しかし!政府ですらどうなるか分からず手をこまねいているしかない
ポールシフトの脅威が国民に知れ渡ったら?
その比ではない不安と混乱を与えることになるだろう!
,. -─- 、._
,. ‐'´ `‐、
/ ヽ、_/)ノ
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ た、たしかに・・・。
i. /  ̄l 7
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/ しかし、ポールシフトなんていつ起きるか
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l 分からないのに、
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / 今からそれにそった学習指導要領を
/`゙i u ´ ヽ ! 施行しておく必要があるんだ?
_/:::::::! ,,..ゝ!
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 / もし起こるのがもっと後なら笑い話にもならないぜ・・・
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' /
i、 \:::::::::::::::..、 ~" /
.! \ `‐、. `ー;--'´
ヽ \ \ /
,ィィr-- ..__、j
ル! { `ヽ, ∧
N { l ` ,、 i _|\/ ∨ ∨
ゝヽ _,,ィjjハ、 | \
`ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ > ポールシフトは近年必ず起こる!!
{___,リ ヽ二´ノ }ソ ∠ ノストラダムスが予言しているんだ!
'、 `,-_-ュ u /| ∠
ヽ`┴ ' //l\ |/\∧ /
--─‐ァ'| `ニ--‐'´ / |`ー ..__ `´
く__レ1;';';';>、 / __ | ,=、 ___
「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l ))
| |::.V;';';';'| /.:.|トl`´.! l _,,,l | _,,| , -,
! |:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; | | | | .l / 〃 ))
l |:.:.:.:l;';';'/.:.:.:.:| ! ヽ \!‐=:l/ `:lj 7
| |:.:.:.:.l;'/.:.:.:.:.:.! ヽ:::\:: ::::| ::l /
∩___∩ ∩___∩
., -ー-, _i ̄Z, |;;ノ;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ | ノ ヽ
._, 、し,ニ>ノ_!-, ,='=, .,-、 _ /;;;;;;●;;;;;;;;●;;| / ● ● |
/ i',,,ノ .) l/ .l=ニニ,./ _/_/ /-、__ |;;;;;;;;;;;;;;( _●_)ミ| ( _●_) ミ
/ / _, -'--'--'' ''''ー''Z,__ノ /=`'V> (⌒⌒)彡、;;;;;;;;;;|∪|;;;;;、;彡、 |∪| 、`\
`'ー''~ ̄ /~ ヽ, . - 、`~`''~'-ニ、,<./)/ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽノ;;;;// __ ヽノ /´> )
/~ ̄ ̄`> .l r-、, -、 } \) _(___);;;;;;;;;;;/(___) / (_/
./  ̄ ̄ ̄`l l / _ノ ./~ ̄/ _, --、
l .l ~ //~ ̄~'i /~ ̄~'i/  ̄ ̄ ̄~7/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄7
.\ レ'~ ./ ././ // ,___ /{____ ./
`ー-、,,,,,,,, -, ,{ ノ/ .// / / / _/ /
/ /_,~二'-'~ / `~ ̄´ / / l ̄ /
, -ー-、 ./ /~ ,/ /__/ \ ヽ
./ (_ノ ,/_,,,,,,,,,、 ---ー'~''''~~~~~~~~~`''''ー-------'''''~7 . |
.l , -' ~/ * P R E T T Y K U M A _,/ `~~~
..ヽ、_ _, -''~ ./ _,,,,、 -一一''''''''''''''''''''''ー--------一'
~ ̄ ./_,, -ー''''~
./-~
ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
/ ミ:::,..::- 、::;;;ミミミ彡) ./´.: .:: ~:. :.`゙ー=,
!'" ミ:::/ u`ヽ--、'k.、 ,..-一、,.‐--、,,_ i '.: .: ,,..,.,..,.. ドヾ
i. ミ::/ ゙゙゙''ヽ、 u iミ;!,.'";: .: .: .: .:. :: ド;'. i _,.ァ='-ノノi!_、i
/',、ヾ ! u ,'"´r。`ヽ、_ :. _,,iミi '' 彡_イィiレヾi゙` iヘi ゙--゚,..` t_;7!
゙i 'ヘ i:┘ ゙ー---.,, ゙i''f..i ,.i.-./r'"r。ヾ、ィ;、゙! ゝ. u .,.-、.,.ゞ. i
.! ゙ヾ u " .:ヤ''〈ヘォi u ̄,._ ト‐-! ,,.ィ''ヾ ド--、 〉丿
_,__7‐'i ,.:-‐-、.´/ .i,゙F'i /__.゙ラ' ,..j_,,ィ'" i. .:ヾ.==-'/
;'";;;゙i. i. /`==‐-/ .ノ: i. \ ゙、__././ ゙、 :i. ゙' .:::`゙T´ i`ー'-、
;;;;;;;;;;゙i. ,;\ ゙、-- 、.:/ /;,: : :゙i :. ;,,`ーr'´、.__ ゙、 .i.-、 ,.-i: .i ゙i
;;;;;;;;;;;;゙i. , ; ;;\ ゙二ニ'./: : : ;,: : :゙ト、 ;;::i: : :;,: :.ヽ ゙、 .:i. i :i ゙i
,. ─- 、,,.___
,イ〃 `ヽ,__ 彼の著した『諸世紀』にはこういう一節がある
. N. {' \ 第2巻88番
. N. { ヽ ─激甚なる破壊行為が完結する。
. N.ヽ` 〉 7番目の名目の5番目にためされるであろう。
N.ヽ` ,.ィイ从 / 3つの火口は、たいへん異常な好戦的様子
. ヾミ.___-‐=彡'ノノノ__,ゞミ=-_rく 羊、パリは保護されない─
lrf´ゞ“モ=ヾーf =モチ<}rv^i !
ヾト、` ̄,り「弋!  ̄´ノ ソ 「激甚なる破壊行為」これはポールシフトによる
!  ̄ ii{_,.  ̄ /r'´ 急激な環境変化による自然、生態系などの変化
,ゝ、 iー-ー、 , ' |\ のこととみて間違いない。
-‐''7´ ドヽ. `ニニ´ ./;; | ヾ''ー- これが完結するということは地球が再び安定期間に
/ ト、 ` ー-- ´ ,;' ,イ :| 移行することだ。
. / :ト、` ー-、 r--‐_'´/ |
/ _,..、-‐\  ̄! レ' 厂 /へ、 :| ポールシフトが起こる時期は2行目、
T´ ヽ\l.0| V / / / \ | 「7番目の名目の5番目にためされるであろう。」
に記されている。
,. -─- 、._
,. ‐'´ `‐、
/ ヽ、_/)ノ
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ
i. /  ̄l 7 しかしよぉ、
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/ 7番目の名目の5番目って、
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l さっぱり意味が分からないぜ?
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / いったいなんなんだよ。
/`゙i u ´ ヽ !
_/:::::::! ,,..ゝ! 7だから1週間の5番目で木曜日か?
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 / でも時期はわからねぇしなぁ・・・。
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' /
i、 \:::::::::::::::..、 ~" /
.! \ `‐、. `ー;--'´
ヽ \ \ /
ト 、
.ト\ ∧
\ / ヽヾ、 /~`\ まぁ愚民にしてはよく推理したと言いたいところだが
ト-` / ニ=_ , . --一/ /~ まったく違う。
\ __,./'∠, ''`` ヽ三| |
ヽ-ーーヾヽ-' ヘ>' ゞミ/ この数字はゆとり教育に関係している数字なんだよ!
ヾヽ ~ /
/iヽ .i-' 1.昭和22年の学習指導要領(試案)
/ ヾヽ .i 2.昭和26年の学習指導要領(試案)
`ー-、 / 3.昭和33年の改訂(教育課程の基準として規定)
! / 4.昭和43年の改訂
5.昭和52年の改訂
6.平成元年の改訂
そしてゆとり教育が導入された2002年の改訂。
,ィィr-- ..__、j
ル! { `ヽ, ∧
N { l ` ,、 i _|\/ ∨ ∨
ゝヽ _,,ィjjハ、 | \ そう、学習指導要領が改訂されるのはこのゆとり教育が
`ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ >
{___,リ ヽ二´ノ }ソ ∠ 学習指導要領改訂という名目変更の7回目だったんだよ!
'、 `,-_-ュ u /| ∠
ヽ`┴ ' //l\ |/\∧ /
--─‐ァ'| `ニ--‐'´ / |`ー ..__ `´
く__レ1;';';';>、 / __ | ,=、 ___ 「3つの火口は、たいへん異常な好戦的様子」
「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l ))
| |::.V;';';';'| /.:.|トl`´.! l _,,,l | _,,| , -, ポールシフトが起こると地磁気が反転するのは前述のとおり
! |:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; | | | | .l / 〃 )) 地磁気に影響されて動いているマントルが磁気の変化で
l |:.:.:.:l;';';'/.:.:.:.:| ! ヽ \!‐=:l/ `:lj 7 大きくうねりそのうねりはマグマにも影響することは
| |:.:.:.:.l;'/.:.:.:.:.:.! ヽ:::\:: ::::| ::l / 火を見るより明らか。この一文はポールシフトを裏付ける!
,. -─- 、._
,. ‐'´ `‐、
/ ヽ、_/)ノ
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ
i. /  ̄l 7 じゃ、じゃぁポールシフトは・・・
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/ 近年にでも起こるってことか・・・
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / しかし、そんな大事なら前兆現象くらいあっても
/`゙i u ´ ヽ ! いいもんだが・・・。
_/:::::::! ,,..ゝ!
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 /
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' /
i、 \:::::::::::::::..、 ~" /
.! \ `‐、. `ー;--'´
ヽ \ \ /
,ィィr-- ..__、j
ル! { `ヽ, 前兆現象はすでに観測されている!!
N { l ` ,、 i 気象庁地磁気観測所(
ttp://www.kakioka-jma.go.jp/index_j.html)
ゝヽ _,,ィjjハ、 | にはこのように発表がされている。
`ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ
ttp://www.kakioka-jma.go.jp/A/review/me/me_bg.html {___,リ ヽ二´ノ }ソ [地球磁場の強弱]
'、 `,-_-ュ u /| 外核起源の磁場の形は地球の中心に南北方向の
ヽ`┴ ' //l\ 棒磁石をおいた場合と似ていますが、その棒磁石の強さが
--─‐ァ'| `ニ--‐'´ / |`ー ..__ 少なくとも最近200年間減少を続けています。
く__レ1;';';';>、 / __ | ,=、 ___ その速度は次第に加速してきており、最近100年では、
「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l )) あと1000年で0になる減少速度になっています。
| |::.V;';';';'| /.:.|トl`´.! l _,,,l | _,,| , -, さらに、このような単純な棒磁石で説明できない
! |:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; | | | | .l / 〃 )) 複雑な成分もあり、地表の磁場分布を複雑に
l |:.:.:.:l;';';'/.:.:.:.:| ! ヽ \!‐=:l/ `:lj 7 していますが、このような成分の増減、移動活動も活発です。
| |:.:.:.:.l;'/.:.:.:.:.:.! ヽ:::\:: ::::| ::l /
,ィ, (fー--─‐- 、、
. ,イ/〃 ヾ= 、
N { \ 地磁気の減少、これはS,N極が入れ替わろうとしている
ト.l ヽ l 直接かつ決定的な証拠。
、ゝ丶 ,..ィ从 |
\`.、_ __ ,. _彡'ノリ _,.ゝ、 | ∧
`ゝf‐ゞ゙ujヾ二r^ァuj< y=レヽ. l\ /
. |fjl、  ̄.リj^ヾ.)  ̄ ノ レ リ __| ` 日本政府はいち早くポールシフトが起こる
ヾl.`ー- べ!゙‐ ` ー-‐' ,ン \ 前兆を捕らえていたんだよ!
l f,.ニニニヽ u /:| _∠,
ト、 ヽ.__.丿 ,イ | / これに対応した政策を立てるのは必然。
_亅::ヽ、 ー / i :ト、 ´ ̄| 将来ポールシフト後の世界で生きていかねばならない
-‐''「 F′:: `:ー '´ ,.' フ >ー、 l/、子供たちのために新学習指導要領を作成していた
ト、ヾ;、..__ , '_,./ /l ∨ ということだ!
ヽl \\‐二ニ二三/ / /
ミ::::;/  ゙̄`ー-.、 u ;,,; j ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\ ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 | そ
ミ/ J ゙`ー、 " ;, ;;; ,;; ゙ u ヾi ,,./ , ,、ヾヾ | '-- 、..,,ヽ j ! | Nヾ|
'" _,,.. -─ゝ.、 ;, " ;; _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ | 、 .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i う
j / ,.- 、 ヾヽ、 ;; ;; _,-< //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─-- エィ' (. 7 /
: ' ・丿  ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、 i u ヾ``ー' イ だ
\_ _,,......:: ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... ' u ゙l´.i・j.冫,イ゙l / ``-、..- ノ :u l
u  ̄ ̄ 彡" 、ヾ ̄``ミ::.l u j i、`ー' .i / /、._ `'y / っ
u `ヽ ゙:l ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_  ̄ ー/ u /
_,,..,,_ ,.ィ、 / | /__ ``- 、_ l l ``ーt、_ / / た
゙ u ,./´ " ``- 、_J r'´ u 丿 .l,... `ー一''/ ノ ト 、,,_____ ゙/ /
./__ ー7 /、 l '゙ ヽ/ ,. '" \`ー--- ",.::く、 の
/;;;''"  ̄ ̄ ───/ ゙ ,::' \ヾニ==='"/ `- 、 ゙ー┬ '´ / \..,,__
、 .i:⌒`─-、_,.... l / `ー┬一' ヽ :l / , ' `ソヽ か
. N. {' \ いつも後手後手と揶揄される日本政府だが
. N. { ヽ 地磁気をいち早く観測し始め、
. N.ヽ` 〉 来たるべき環境変化に対応した学習指導要領を
N.ヽ` ,.ィイ从 / 用意するなど他国に先駆けた対応をとっている
. ヾミ.___-‐=彡'ノノノ__,ゞミ=-_rく
lrf´ゞ“モ=ヾーf =モチ<}rv^i ! 日本は戦争などの一時的な危機には遅れをとっているが
ヾト、` ̄,り「弋!  ̄´ノ ソ 人類全員にたいする本質的な危機に対しては
!  ̄ ii{_,.  ̄ /r'´ もっとも早い対応をとっているといえるのだ。つまり、
,ゝ、 iー-ー、 , ' |\
-‐''7´ ドヽ. `ニニ´ ./;; | ヾ''ー- 最後の一文にある
/ ト、 ` ー-- ´ ,;' ,イ :| 「羊、パリは保護されない」
. / :ト、` ー-、 r--‐_'´/ | 羊といえば子供だ。
/ _,..、-‐\  ̄! レ' 厂 /へ、 :|
ゝヽ _,,ィjjハ、 | \ 他国では対応が遅れ保護されないという
`ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ > 子供に対して、新学習指導要領で保護するという
{___,リ ヽ二´ノ }ソ ∠ 先進的な政策なんだ!
'、 `,-_-ュ u /| ∠
ヽ`┴ ' //l\ |/\∧ /
--─‐ァ'| `ニ--‐'´ / |`ー ..__ `´ ゆとり教育のもう一つの柱、
く__レ1;';';';>、 / __ | ,=、 ___ 生きる力の育成!
「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l ))
| |::.V;';';';'| /.:.|トl`´.! l _,,,l | _,,| , -, これは環境変化の後の地球で生き残る力、
! |:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; | | | | .l / 〃 )) そう、サバイバル能力の育成のことだ!
,.‐' ヽ:::::::/ ゝ‐;----// ヾ.、
[ }二 |.r-'‐┬‐l l⌒ | }
゙l リ ̄ヽ |l:::::::::::!ニ! !⌒ //
. i ソ;;:.. ヽ、._ _,ノ':::::::::::::::::ゞ)ノ./
` ー==--‐'´(__,. ..、  ̄ ̄ ̄ :::::::::::::::::i/‐'/
先進的すぎる発想はその時代では理解されず後になって評価されるという事は
芸術や文学、学問などの世界では良くあることだ。
この政策はこれらと同じ、今では理解されないだろうが、
時が進みポールシフトが起きたときこの政策の本当の価値に気づくだろう。
_,.-‐"':" ̄~゙'ヽ、
/ ``ー‐-、
;" )
/ |ノ
| )/.
| ,;';;,, /ノ 正直、俺はあんな
|::::.................:::::::::;;,'^;、::::::'''..,,_;、丿 教育受けたくないけどな・・・
/:::::::::::::::::::::::::::;"゙, /゙~゙`''::;'゙;
`、;;::::::::::::::::;/ ),;' :.'.,、
,へノ `'''''"´ .:; .:::_ヽ
Y \ .::; ::::ゝ
∧ \ ::::::、 .:;` ボソ
|ヽ丶 \;; :::;;;;::..,,、. ::i
| ` \;;;;/ `゙"
_
, ‐''´~ `´ ̄`‐、
ヽ‐'´ `‐、
≦ ヽ
≦ , ,ヘ 、 i
l イ/l/|/ヽlヘト、 │ 今、本音が出ましたね・・・。
|/ | ! | | ヾ ヾヘト、 l
! ‐;-、 、__,._-─‐ヽ. ,.-'、 まぁ、正直なところ誰でもそう思います。
} ' (:)〉 ´(.:)`i |//ニ !
゙! 7  ̄ | トy'/
! `ヽ" u ;-‐i´
ヽ ` ̄二) /ヽト、
ヽ、 ー / ゝ
\ __, ‐' / / \
 ̄ i::::: / / ─完─
85 :
最低人類0号:04/09/24 17:11:18 ID:1EP3yb+X
おもしろかった
第2部希望
87 :
最低人類0号:04/09/24 19:09:45 ID:1EP3yb+X
│ やあやあ、遠からん物は音に聞け
│ 近くば寄って、眼にも見よ。
│
│ 頃は幕末、明治維新の胎動聞こえし京の都に
│ 剣と忠義をもって世を正そうとした剣客集団がおりました。
│ 維新志士達の脅威ともなった、その名も言わずと知れた新選組!
│
│ 当スレは、司馬遼太郎作「新選組血風録」をベースに
│ この不肖神田ミブローが若干の創作も加えつつ、AAにて
│ 彼らの波乱万丈の活躍を語ってゆきたい所存にございます。
│
│ 皆々様にはsage進行のほどよろしくお願い申し上げ候!
└───────v─────────────────
| ̄ ̄ ̄ ̄|
| ネ申 |
。 | .__ . |
ノ''ヽ. | |土|. |
( ゚∀゚ [i] | |
/ ly/l ~0il | ミブロ- |
Ol∞l |i从 バババンバン |____|
 ̄| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ _||_
 ̄ ̄ ̄ ̄
第一話 蠱惑の眼
新選組血風録「前髪の惣三郎」より
慶応元年(1865年)夏 京都 堀川屯営
__, _..__ __ _,,_ _.,_ __,,_ __,,_ .__
((_((_((_((_((_((_((_((_((_((_((_((___((__
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
_@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@ノ
((_((_((_((.|il |;;::: ..::.. ::.. ::..:: . .: :.. . ::: .. : ::::|il i::
ノ___ノ___ノ__.ノ...|il |________________|il l::
= @==@==@= |il |\_____________________________________,_,,,,,;;;;;;;|il l::
|il | | | |ニニニニニニニニニニ l | : |il l::
|il | l┌┐| |;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;|;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;| | : |il i::
|il | l└┘| |;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;|;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;| | : |il l::..
______|il |_l__| |;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;|;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;| |__.|il i=== =
,, ' ,;; ' ". ; .., |il |:」」i 「:「:「| |;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l; @=@ ;l;;;l;;;l;;;l;;;| |:iii|il |::|::|::|::
,' . . .; . '., .|il |:」」i 「:「:「| |;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;|;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;| |:iii|il |::|::|::l
';; . .,、 . |il |:」」i 「:「:「| |;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;|;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;| |:iii|il |::|::|::l
.; ,; ., 、 ;;、 |il |:」」i 「:「:「| |;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;|;;;l;;;l;;;l;;;l;;;l;;;| |:iii|il |::|::l::i
,,、'..,,、、.. ; .,,,、,;;、|il |/..;; ".. `,," . . .; .,, ' ´ ,, ;; 、 " ,, 、|il |::|::l:
新選組では、新たな隊士を選ぶための考試が行われていた。
応募者同士で剣術の試合をさせ、力のある者が選ばれる。
( (キ)
_ <ノヽゝ (キ),)
(~(キ) ×(キ),) <<ノヾ\ oヘノソヽ>
<ノニつ 0ヽ,ゝ 0ンノノヽっ
<<ノ_ハ> <<Lヾ>
|
Φ
(ノノ゚;;゚) ___
<ノ ソ> (,,(X)
「< <_ハ> <__人>⊃┼─
<<_l_i>>
諸国から集まった剣客ニ十数名。
その中で群を抜いて腕の立つものが二名いた。
一人は、田代彪蔵。
久留米藩脱藩浪士で、北辰一刀流の使い手だった。
_,,,
≡⌒≡
< `ш´>
/ ̄ ̄V ̄ヽ
\/⊃∞とV
(_(_i_))
そしてもう一人の名は 加納惣三郎
)/ ノノ~))
(ヽc ‘-‘)
/ ̄V ヽ
ヽ/⊃とV
(__(_ノ__))
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:./ ヾ.:.:.:.:.:.:.
/.:./.:.〃.:.:/.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:./ l.:.:.:|.:.:.:.
!:.:}:.:/,'.:.:./:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.,ィ:./ |.:.:.ハ:.:.:.:.
|:.〃:l::.:.:.:i:.:.:.:.:.:.|:.:.://〃 ノ.:ノノ.:/ノ.:.ノ
. !:{{::::i:.:.:.:.!:.::〃::V/l/'''ーー---_ ´ ,,, -ーーー
{! V!:.:.:/:V//ヽ! __,,イニニ-、.ヽ _二ニニ、
ヽ マ:.:ハ:.:.(( ヾ:.|! ノヽ ゞ_;;;ノ 丶 イ、;;;;;;ノ
|::::::::|/:::ヽlヽ :ト、 '''''' ~~ ゙ ~~
}:::::::::ヽ::ヽノし;\. l
|::::::::::::\:::::|! ノ / /
l|:::::::::::::::::::ゝ;;;; ;;;.. ____ ___
ヽ::::::::ハ::::::::::::::ト、:::::::::;;.. `--' /
. /:::,./!::::::::::ノ;;;;;;;;:::... ` 、 .<
// !:::::::::::ト、 ` ー- イ
まるで女性のようなその風貌を目にしたとき
新選組副長 土方歳三は
""))ミヾr
(゚Д゚ 6ノ」
/ y/ ^ヽ
L_>とヽ_/
((__(___ゝ
何か言葉にできない違和感と、不吉な予感を覚えた。
ホ モ
その違和感は、衆道の気など微塵もないはずの局長 近藤勇の
┌─────────┐
│ 綺麗な子だなぁ 、 歳 | という反応と
└─── v.─────┘
"""ミヾ( ""))ミヾヽ
<´∀`*6ノ (Д゚ 6ノ,」
/ y// ̄ヽ / y/ ^ヽ
L]つとヽZ__/ L>とヽ_/
((__(__ゝ ((__(___ゝ
┌────────┐
一番組隊長 沖田総司の│ 気持ち悪いですよ.│という反応を見て
└────── y.─┘
ますます強くなった。
)/ ミ""" r"/ ミ(("" / ))ヾ'r
ヽc;´Д`> Lヽc ゚Д゚) (・ д ・ 6ノ」
/ y// ̄ヽ / y/ ^ヽ / y/ \
L]つとヽZ__/ L>とヽ_/ O=∞rfとV
((__(__ゝ ((__(___ゝ ヾヽ>>LLl_i
いつもにこにこしていて愛想のよいこの剣士が、
他人に対してここまで嫌悪感を示すことは珍しい。
┌─────────
│珍しいな、総司
│お前がそこまで嫌うとは
└────v────┬────────
│強かったんだろ?
│お前強い奴好きじゃねぇか
└───y────────
)/ ミ""" r"/ ミ(("" / ))ヾ'r
ヽc;´Д`> Lヽc ゚Д゚) (- д - 6ノ」
/ y// ̄ヽ / y/ ^ヽ / y/ \
L]つとヽZ__/ L>とヽ_/ O=∞rfとV
((__(__ゝ ((__(___ゝ ヽヽ>>Ll_l
┌──────へ────────
│審判でずっと試合見てましたけどね
│確かに強かったのですが、
│なんかキモくって嫌です。
┌─────────
│強いんだね。じゃあ入れるよ
│合格にするよ。私の小姓にするよ。
└────v────┬────────
│ついでにお前の組に入れるぞ。
│面倒みろよ。
└───y────────
)/ ミ""" r"/ ミ(("" / )) ヾr
ヽc ´∀`> Lヽc ゚Д゚) Σ(∀ ・ 6 ノ」
/ y// ̄ヽ / y/ ^ヽ / y/ \
L__Z]つL_Z]つ L_]つ_]つ O=∞rfとV
((__(__ゝ ((__(___ゝ ヽヽ>>Ll_l
┌──────へ────────
│ええーー!!冗談じゃないですよ
│あんなホモっぽい奴!
| | | | 実際、惣三郎は衆道ではなかった。
| | | |
|..___|_| i
(ノノ ))ヾ(. | 女はまだ知らないが、
(‘-‘ 6ノヽ) | ただの晩熟な一青年に過ぎなかった。
/ y/ ヽ /
< >∞=L_>/
</__L_>
|⌒≡ソ | | | 実はその気があったのは
|ш´*> 一緒に入隊した田代の方であった。
|と[ノ | | |
|/ ___|_| i
)/ ノノ~)) | 田代のいた藩は衆道が公然の風習だった。
( ヽc;‘-‘) |
/ y/ ヽ /
< >∞=L_>/ それに対し、惣三郎はそういった免疫がまったくない。
</__L_>
ことあるごとに言い寄ってくる田代に辟易して、
惣三郎は彼を必死で避けていた。
│しかし、加納君も可哀想だな。
│全然その気はないんだろう?
└────v──┬────────
│いや、あれは素質があるよ
│俺にはわかるよ
│一回やれば、はまるねあれは
└─v────┬───────
│えっじゃあ頑張ればいける?
└──y──────────
カノウタン ハァハァ
( ;'д)ノ (゚;;゚ )) ('∀`*) ('∀`*) ('A`il)
( ヘ- ( ヘヘ ノ ノ ) へへノヽ ( ヘヘ
↑ウカッタ
│土方さぁ〜ん…
└──v──────
カノウタンハァハァ
カノウタンハァハァ
""))ミヾr / ))ヾ'r
(゚Д゚ 6ノ」 (- ∀ - 6ノ」
/^ y/ ヽ / y/ ヽ
┌──────
│どうするんですか
│隊内なんか妙な雰囲気に
│なってきちゃいましたよ
│一番組なんて特に。
└───v──────
┌───────────
│別にどうでもいいだろ
│気になるならお前がなんとかしろ
└─────v─────────────
r"/ ミ(("" / )) ヾ'r
Lヽc ゚Д゚) (∀ ・#6 ノ」
/^ y/ ヽ / y/ ヽ
┌──────
│嫌ですよ。私はそういうのは苦手なんです。
│大体男となんて何がよいんだか。
│理解できませんよ。女の人のほうがずっといい。
└─────────v──────
┌───────────
│童貞のくせによく分かるな
└─────v─────────────
r"/ ミ(("" rヾ⌒ヽ
Lヽ c ゚Д) 彡 ノ,,l 6)
/^ y/ ヽ / ̄ ̄ヽ
r"/ ミ(("" / )) ヾr
Lヽ c ゚Д) ('A` 6ノ」
/^ y/ ヽ / ̄ ̄ヽ
| | │総司がそんなことを言ってたか。
| | │これは俺たちで
カノウタンハァハァ | │何とかした方がいいもんかな
カノウタンハァハァ |.. ""))ミヾr └────y────────
| ___|/(゚Д゚ 6ノ」 )/ ミ"""
| / Y ^\ ヽc;´〜`> → カノウタンハァハァ.
| L_|ニ|_/ / ̄|Y| ̄\
| / r ヽ L_Z|ニ|Z_/
/ ヽーu'ー' / l ヽ
./ ヽヽ--Oー
../ ┌─────ヘ────────.┌─ヘ───────
/ │過保護すぎるだろ、そりゃ。 │だが、少し哀れだ。
│自分の身は.自分で.守れっての. │隊内の雰囲気の異様さも…
. | || | │…と噂をすれば…
. | (ノノ ))ヾ( || | ______ └─O──────
. |: (-‘ 6, ノソ || | / ((__)) ヽ o
. | /y/ 'ヽ. || | /")ミ (( ヽ i
______| <∞=L__>.. ..l|_| ̄ ̄ / ミ / | |
<__Lヾ>> / 0 r' l | l
l lノ l | /
ヽ i ヾ ノ ル'
\j ""リソノノ
(((/ /二二二二\
/ ̄ ヽ ヾ ̄\ / 丶
/ ) ヽ ヽ
カノウタンハァハァ
/::ベヾヽ/ヘ:::::ヾ::::::l:::::::::ト、ヾy
l:|::ハ \::ヽ:::r、::::ト、;;;lt
ノl/ヽ)_ __)ノノ__)ノ彡ノ:i
/ ,ベ_;ア イ_ア丶/ リ_ノ::ii|
" "" ゙ ノ ノト|i::|l|
ノ 、 丶_ _ ι / |ヽj::|
\ ー` / / |\
-- ヘ / / \
カノウタンハァハァ
""))ミヾr """ミヾ(
(゚Д゚ 6ノ」 <´д` 6ノ
/ y/ ヽ / y// ヽ
r"/ ミ(("" """ミヾ(
Lヽc ゚Д゚) <д` 6 ノ
/ y/ ヽ / y// ヽ
_,",_))ミヾr """ミヾ(
(゚Д゚; 6ノ」 <∀`*6ノ
/ y/ ヽ / y// ヽ
│そこの人!
│腰がひけて格好悪いですよー
└───────y────
ミ / ミ / ミ /
(~(キ) / (~(キ) / (~(゚;;゚) /
ミ / <ノニつ, ミ / <ノニつ, ミ / <ノニつ,
(~(キ) / <<i i >> (~(キ) / <<i i >> (~(キ) / <<i i >>
<ノニつ <ノニつ <ノニつ
<<i i >> <<i i >> <i i >>> / ミ
o'
( ミ,,fj)7
________________________r/ r____/_____
とヽノfjj,iナ
│ 総司
└──v───┬────────
│何ですか土方さん
│稽古つけに来たんですか珍しい
└──v───┬──────
< 加納はいるか?
└──┬──────
""))ミヾr │いますよ
(゚Д゚ 6ノ」 │あの右から2番目
r' y/^/\ └y───────
________ メ、∞=,,ヾ/ _____ / ))ヾ'r _________
/ r ヽヽ \ミ (・ ∀ ・ 6ノ」
ヽヽu'ー'' \/ヽy/^\
________________rfi^r'⌒i j)/つ_______
..,, ,, ,,,,__________Li_<0<_>____,,,, ,, ...
│ 加納君.! │ │あれ、マジ?
└──v───┘ └o─────
_________________ / ))ヾ'r 。゚________
\ (・ ∀ ・ 6ノ」
\/ヽy/^\
________________rfi^r'⌒i j)/つ_______
..,, ,, ,,,,______ ____Li_<0<_>____,,,, ,, ...
(( "")ミ
( ゚Д゚ )
/ヾY/^i\
======|Gヾ_/=∞=ー'
/ l ヽヽ
ヽヽu-' ー
│一つやろう
│面をつけたまえ
(ノノ ))ヾ( └────────
(‘-‘;6ノヽ)
/(ー'(^ヽ
G(X)Gニjヾ
<人__>ヾ>>
│ 遠慮なくかかってきたまえ │やだなぁ雨降るなぁ…
└─────v.─────── └──o───
。 ゚
r'~i王, っ / ""))ミヾr / ))ヾ'r
ゝ i天 / \ (゚Д゚ 6ノ」 (・ ∀ ・ 6ノ」
ヽY__jニG0 \ / y/^ ヽ /y/ ̄\
,V~7ii 0Xニ「_゙/ rfi^r'⌒i j)/つ
/ / l | / / l ヽヽ LL0'V────
ヾ//.」」」 ⊂ヽヽ-'O' J ──────
r'~i王, / \ r"/ ミ(("" / ))ヾ'r
ゝ i天 / \(\ ミ((""ミ((" д-) (・ ∀ ・ 6ノ」
ヽY__jニG0 ⊂`ヽc -д-) )д-) ) /y/ ̄\
,V~7ii ⊂ Xニ「_゙/⊃┼── rfi^r'⌒i j)/つ
/ / l | / / l ヽヽ LL0'V────
ヾ//.」」」 スゥ──⊂ヽヽ-'O' ── J ──────
> 無駄無駄無駄無駄無駄無駄 │とことん我流な人だよな
チャカポコチャカポコ 7 V∨∨∨∨∨∨∨ ∨ ∨ ∨ ∨ └─────o─────
│っ ☆ ⊂ヽ 。 ゚
c r'~i王,.|☆\=≡ ""))ミヾヽ. -=≡/ / ))ヾ'r
c ゝ i天 | ─ = (゚Д゚ 6ノハ) ≡/ (・ ∀ ・ 6ノ」
ヽY__jG0 三Gニヽ≡ ̄ノニ0× /y/ ̄\
,V~7ii ☆/──┼Gヽ ニ7 rfi^r'⌒i j)/つ
/ / l | 二 / / l -ヽつ LL0'V────
ヾ//.」」」 ヽヽゝヽソ J ──────
惣三郎と打ちあって
なるほど、これはなかなかの腕前だと土方は感心した。
○
ゝ##ノ 土方の太刀を俊敏にかわし、
`ー-+、 \ ノ "")ノミヽ 隙を見せれば鋭い突きを繰り出してくる。
\ 0 ( ゚Д゚ 6ノ,,ゝ
\ \ニL <y> > (,ニ⊃ l | |#####;;
\ \ ))\ ノノ | | |####
\ = = ============================= = = | | i###
ヽ - ++┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼+ | | i## #
/ヽ -+ ┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼+ // ヽ-
ヽ / \ - - -+┼┼┼┼┼┼┼┼┼+ / / ̄
_ / ヽ. ┴ ┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴ / /
/\/\ \ __/ヽ/
/ 丶 \ /<ヽ/
\ ヽー -ー-- _____/ ヽ' )
ヽ丶
丶_
 ̄ ̄ ̄ 土方をもってして、一瞬足りとも気の抜かせない剣技だった。
次に土方は田代と打ち合った
/ )
./ /
/ /
/ /
./ /(("" , -つ
/ /c ゚Д゚) /__ノ
/ノL_ノ|\ / /
| ミ誠彡ヽ/ /
| レ'| /、二つ
| _」/.
___ /7 iヽ /
⊂_ヽ、 \誠/ / / / > ̄i
\\ ≡⌒≡ \ /ヽ</-''ー┘
\< `ш´> / ノ
>/ /⌒ヽ _/ /
ミ0彡ーへ \ ノ /
/__/ \\⊂ -'
wWWWwWWWWWWwwヽ_つ
/ /
/ /| 田代の腕前もなかなかだったが、
( ( 、
| |、 \ 土方は惣三郎の方が上と感じた。
| / \ ⌒l
| | ) /
ノ ) し'
(_/
│加納君、来たまえ
└─y───────
___ r"/ ミ((""
\誠/ Lヽc ゚Д゚)
≡⌒≡ / y/ ヽ
<;`ш´> =O======|G「 」
│今度は二人で | │ふーん
│ やってみたまえ . │ │なるほどね
└──v─────┘ └o─────
_________________ / ))ヾ'r 。゚________
\ (・ ∀ ・ 6ノ」
\/ヽy/^\
__________ _rfi^r'⌒i j)/つ_______
..,, ,, ,,,,______ ""))ミヾr _Li_<0<_>____,,,, ,, ...
(゚Д゚ 6ノ」
r' y/^/\
メ、∞=,,ヾ/
/ r ヽ
ヽヽu'ー'´
r'~i王, / \ 王i~ヽ
ゝ i天 / \ 天< <
ヽY__jニG0 GニLノ^
,V~7ii 「「ヾヽ
/ / l | l | iヽヽ
ヾ//.」」」 <LLLi>-'
│土方さんなりのケアってわけですか。
│して、どういう策で?
└────────v───────
┌─────────
│そんなんじゃない
│ただ、うざい奴は
│自分で追い払えってだけだ
└─────v────────
(( ""))ミヾ
_________( -Д- 6ノ」.___ / )) ヾ'r_______
r' y/ ̄\ \ ( ∀ ・ 6 ノ」
/ヽ r⊂Lノ \/ヽy/^\
__________(三ノ」」」>ノ__ rfi^r'⌒i j)/つ_______
..,, ,, ,,,,______U____Li_<0<_>____,,,, ,, ...
│とりあえずは諸悪の根源を絶てと?
│でも、竹刀でやっつけた程度で
│引き下がりますかね〜
└────────v───────
┌─────────
│ 知ったことか
│ 俺もこれ以上は面倒みれん ┌───────────
└─────v──────── │斬らせちゃえばいいのに
└───y────────
""))ミヾヽ
__________(Д- 6 ノ」 _ / ))ヾ'r________
/y/ ̄7 (・ ∀ ・ 6ノ」
/ r⊂Lノj /ヽy/^\
__________(三ノ」」」>ノ__ rfi^r'⌒i j)/つ_______
..,, ,, ,,,,______U____Li_<0<_>____,,,, ,, ...
│おい ┌─────
└──v───── │ あ
└──y──
r"/ ミ((_,",_
_________ Lヽc ;゚Д゚)___ / ))ヾ'r________
/y/ ̄7 (・ д ・ 6ノ」
/ r⊂Lノj /ヽy/^\
__________(三ノ」」」>ノ__ rfi^r'⌒i j)/つ_______
..,, ,, ,,,,______U____Li_<0<_>____,,,, ,, ...
│あ
└──v─────
""))ミヾr
__________ (゚Д゚ 6ノ」 ___ / ))ヾ'r________
/y/ ̄7 (・ д ・ 6ノ」
/ r⊂Lノj /ヽy/^\
__________(三ノ」」」>ノ__ rfi^r'⌒i j)/つ_______
..,, ,, ,,,,______U____Li_<0<_>____,,,, ,, ...
> 胴あり!
7 v v v v v v
( (キ)
<ノヽゝ (キ),)
<<ノヾ\ qヘノソヽ>
bヘノノヽっ──
二人の予想に反して、先に一本とったのは田代の方であった。
""))ミヾr
__________ (゚Д゚ 6ノ」 ___ / ))ヾ'r________
/y/ ̄7 (・ д ・ 6ノ」
/ r⊂Lノj /ヽy/^\
__________(三ノ」」」>ノ__ rfi^r'⌒i j)/つ_______
..,, ,, ,,,,______U____Li_<0<_>____,,,, ,, ...
その後の打ち合いも、威圧的な田代の撃ち方に対し、
加納の剣はどこか弱気で精彩に欠けた。
│遅かったか…
└─O─────
゚
""))ミヾr
__________ (-Д- 6ノ」__/ ))ヾ'r________
/y/ ̄7 (・ - ・ 6ノ」
/ r⊂Lノj /ヽy/^\
__________(三ノ」」」>ノ__ rfi^r'⌒i j)/つ_______
..,, ,, ,,,,______U____Li_<0<_>____,,,, ,, ...
程なくして、田代と惣三郎ができているという噂が隊内に流れ始めた。
)/≡⌒≡
< `ш> rノjノ n
/⌒\__( 6,,,,(,,(
| 、 /つ====ヽ
惣三郎は田代を避けなくなり、
二人が一緒に居るところを頻繁に目にするようにもなった。
それを機に、惣三郎へのみょ〜うな視線も減った。
""))ミヾr
(-Д- 6ノ」
/ 0日 ^ヽ
L/ーとヽ/ _,_ ζ
((__(___ゝて_ア
まだ若干、惣三郎へ懸想を抱いている者、
田代へ嫉妬の目を向けている者もいたようだが、
土方は黙殺した。新選組副長もそこまで暇ではない。
┌──────────── ┌────────
│ 副長!大変ですー!! │どうした、山崎
└─────y────── └───v─────
""))ミヾヽ
)/ ミ ヽ (Д゚ 6 ノ,」
=≡ヽc ;^^ ) / 0日 ^ヽ
=≡〔~∪察号〕 L/ーとヽ/ _,_ ζ
=≡ ◎――◎ ((__(___ゝて_ア
┌──────────────────
│ 三番組の湯沢藤次郎が斬られました!
└───────v───────────
""))ミヾヽ
)/ ミ ヽ (Д゚ 6 ノ,」
ヽc ;^^ ) / 0日 ^ヽ
〔~監察号〕 / O-,y ヽ L/ーとヽ/. _,_ ζ
◎――◎ (_rLi_>)) /つ ((__(___ゝて_ア
新選組の役目は、名目上は京都における治安維持。
京の町に徘徊する不逞の浪士や
倒幕を目論む諸藩の志士たちを取り締まり、
その剣で幾人も斬ってきた。
_,,_
(,,,,,,d )∩
<^,,;;メノ・,フ
、;;・"LL> ;;:・
(ノ ヽ)
当然、彼らに恨みを持つ者、邪魔と思う者に
命を狙われることも多かった。
┌──────────────────
│遺体を見るに、かなりの手練れによるものかと
└───────v──────┬─────────
│ 長州の連中か?
│ それとも薩摩か土佐か…
└──────y───────
""))ミヾヽ
)/ ミ ヽ (Д゚ 6 ノ,」
ヽ c ^^) / y/ ^ヽ
〔~監察号〕 / O-y ヽ L_|ニ|__/ _,_ ζ
◎――◎ (__rLi_>))_/つ 旦 ((__(___ゝて_ア
┌───ヘ────────────────
│いえ、目撃者の情報によると
│下手人の風貌はどうもそれらしくなく…
│ 隊内の連中か…
└──────v───────
┌──────────
│そういう噂も… ┌────────
└─────y────┤…分かった、調査を続けてくれ
│湯沢の人間関係を中心に… ┌──────
└─────v───────┤歳〜〜〜
└──ヽ────
""))ミヾヽ
)/ ミ ヽ (Д゚ 6 ノ,」
ヽ c; ^^) / y/ ^ヽ
〔~監察号〕 / O-y ヽ L_|ニ|__/ ._,_ ζ
◎――◎ (__rLi_>))_/つ 旦 ((__(___ゝて_ア
┌─────────
│ちょっといいか〜
┌─┴───┐
┌─────┐ │ 今忙しい ├──ヽ───. ┌─────
│ 局長!! │ └──.v ──┘┌──────────┤多摩から
└──.v ──┘ │ お、 山崎君じゃないか │たくわん
└───── v.────┤届きましたよ〜
└───y───
"""ミヾ( / ))ヾ'r
r"/ ミ(("" <∀`*6 ノ (・ ∀ ・ 6ノ」
)/ ミ ヽ Lヽc ゚Д゚) / y// ヽ / y// ヽ
Σ ヽ c; ^^) / y/ ^ヽ L|ニ|Z_/ O匸⊂|Z__/
〔~監察号〕 ) Oy ヽ L_|ニ|__/. _,_ ζ // l i ヽ // l iヽ
◎――◎ (__rLi_>))_/つ 旦 ((__(___ゝて_ア ヽOヽ-uー' ヽu-0ー'
┌─────────
│ちょうどいい、君に直接
│教えてもらおう。
┌─────┐ │私の小姓の加納ことなんだが…
│ は、はぁ…. │ └─────────v────
└── v.──┘ ┌───────
│またそのことかよ
└────v────
r"/ ミ(("" """ミヾ( / ))ヾ'r
)/ ミ ヽ Lヽc ゚Д゚) <´д` 6ノ (・ ∀ ・ 6ノ」
ヽ c; ^^) / y/ ̄ヽ ノ _y ζ ヽ / y// ヽ
〔~監察号〕 / 」6y ヽ L_O∞='VΦ 0て_アとヽノ <ノ∞=L_Z>
◎――◎ (__rLi_>))_/つ 旦 ((__(___匸丁 旦 旦(_,__ゝ O三O彡ヽつ
┌─────────
│隊士の誰かと
│できているというのは
│本当のことか?
└──────v────
r"/.ミ((_,",_ """ミヾ( / ))ヾ'r
)/ ミ ヽ Lヽc; ゚Д゚) <д` 6 ノ (・ д ・ 6ノ」
ヽc; ^^ ) / y/ ̄φ / y// ヽ / y// ヽ
〔~監察号〕 / 6-y ヽ L_O∞='V L」ニ|Z_/ <ノ∞=L_Z>
◎――◎ (__rLi_>))_/つ 旦 ((__(___匸丁 旦((__(_,__ゝ O三O彡ヽつ 旦
┌──────────────
│あの顔で衆道に目覚められると
│面倒だ。どうにかしたい
└───────v────
┌──────────
│今頃気づいたのかよ
└─v─────────
┌────────
│どこかの策士が
│なんとかしてくれたと
│信じてたんだがなぁ
└───v───────
r"/ ミ(("" """ミヾ( / ))ヾ'r
/ ミヽ( Lヽc -Д-) <´д` 6ノ (- д - 6ノ」
(^^ ;6 ノ / y/ ゚b / y// ヽ / y// ヽ
〔~監察号〕 / 」つ< ) L_O∞='Vノ L」ニ|Z_/ <ノ∞=L_Z>
◎――◎ (__rLi_>)) 旦 ((__(___匸丁旦((__(_,__ゝ O三O彡ヽつ 旦
┌──────────
│……
└─v─────────
┌────────
│そこで考えたんだがね、
│あの男を島原にでも
│連れていくというのはどうだろうか
└───v───────────
┌────────
│島原、ですか
└─y─────────
r"/ ミ(("",_ """ミヾ( / )) ヾ'r
)/ ミ ヽ Lヽc Д ) <´∀` 6ノ ( д ・ 6 ノ」
ヽ c; ^^) / y/ ^ヽ / y// ヽ / y// ヽ
〔~監察号〕 / o-y ヽ L_|ニ|__/ L」ニ|Z_/ノ <ノ∞=L_Z>
◎――◎ (__rLi_>))/つ 旦 ((__(___匸丁旦((__(_,__ゝ O三O彡ヽつ 旦
┌────────
│今ならまだ傷は浅い。
│今すぐ女を教えてやれば
│更生だってできるだろうさ
└───v────────
┌────────
│安易だな ┌──────────
└─v─────────┤オヤジくさい案ですねー
└────v─────
r"/ ミ(("" """ミ ヾ( / ,_ ))ヾr
)/ ミ ヽ Lヽc -Д) <∀` 6 ノ (・ ∀ ・ 6ノ」
ヽ c; ^^) / y/ ^ヽ / y// ヽ / y// ヽ
〔~監察号〕 / o-y ヽ L_|ニ|__/ L」ニ|Z_/ <ノ∞=L_Z>
◎――◎ (__rLi_>))/つ 旦 ((__(___匸丁旦((__(_,__ゝ O三O彡ヽつ 旦
┌────────
│オヤジ!?
└───v────────
┌────────
│そうだな、どうせなら総司
│お前が連れてけよ.
└─v─────────┬──────────
│嫌ですよ!なんで私が
└────v─────
┌───────────
│童貞捨てるいい機会だぞ
└──y───────────
ガーーン
r"/ ミ(("" )/ ミ""" / )) ヾr
)/ ミ ヽ Lヽc ゚Д゚) Σ ヽc; ´Д`> Σ( ∀ ・ 6 ノ」
ヽc; ^^ ) / y/ ^ヽ / y// ヽ / y// ヽ
〔~監察号〕 / o-y ヽ L_|ニ|__/ L」ニ|Z_/ <ノ∞=L_Z>
◎――◎ (__rLi_>))/つ 旦 ((__(___匸丁旦((__(_,__ゝ O三O彡ヽつ旦
、_人__人__人__人__人__人__人__人__人__
_) (_
_) うっさい!ヤリチン! (
_) (_
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒`
┌────────
│じゃあ、悪いが山崎、
│暇を見つけて加納の奴を
│連れてってくれるか?
│金は(近藤さんが)出す
└─v────────────
┌─────── /⌒ヽ、
│私がですか!? / \
└──v───── 日 ゴイン \
`ヽ/ \ / )) ヾゝ,,
""))ミヾヽ オヤジオヤジオヤジ.. 丶 ('Д`#6 ノノ
)/ ミ ヽ (Д゚ 6 ノ,」 """ミ ヾ( ミ /( y/ )ヘ
Σヽc; ^^ ) / y/ ^ヽ ∩´Д`;∩ ヽ
〔~監察号〕 ) 7つヽ L_|ニ|__/ ヽノヽY/ し) |ll |
◎――◎ (__rLi_>))/つ 旦 ((__(___匸丁 旦 ((__(_,__ゝ (,, ) _
┌──へ──────────
│ さっきの件も忘れるなよ
新選組においては、副長の命令は絶対であった。
山崎は湯沢事件の調査の傍ら、律儀に惣三郎を遊里へ誘った。
)/ ノノ~)) / ミ ヾ(
( ヽc ‘-‘) ( ^^ 6 ノ
/ |Y|ヽ とlZ |y/| ヽ
<V」=∞V> N∞|<V」察号〕
</__」」__> <<_LL_> ―◎
しかし、惣三郎は頑なに誘いを拒んだ。
(ノノ,_))ヾ( / ミ ヾ(
(‘-‘ 6ノヽ) ( ^^ ;6 ノ
/ |Y|ヽ ( |y/| )
<V」=∞V> N∞|<V察号〕
</__」」__> <<_LL_>―◎
眉をひそめ、軽蔑するよな眼差しを向ける
│副長、全然だめです │そうか、頑張れ
└───v───────└──────y───
r"/ ミ((""
)/ ミ ヽ Lヽc ゚Д゚) __
ヽ c; ^^) / LYヽ/O
〔~∪察号〕 Lゝ_/⊃_/
◎――◎ ノ_,_))_))
山崎は惣三郎への接近を続けた。
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@
| ;; , ` `,:: ; ,
| ,, `,::;; , ` " `,: :;; ,
| . 、 :; ; ,, , ` ::
| .., " :; ; ,, ::
|___________________
|ヽλ_Y〜匚乂_ゝ、イ~ヽソヽ,ハ__ノ乂_ゝ~ヽ
|_~A___匚ノ___〉 _匚 ゝ、ゞソ
|ヽソヽ,_匚ノ )/ ノノ~)) / ミ ヾ( 匚ゝ~ヽ/
|ゝ、イ~ヽソ ( ヽc ‘-‘/ ( ^^ 6 ノ 乂ハ_
|匚乂ハ__ソヽ ノ y//、 / y/ \ 丁L ノ
|,;、丁,L、..,乂_ (Z」つOZノ |_/l=ノVVノ ,,、ノ___〉~)
</ (())>> ∪-∪ーゝ
,,;;::;;@ノ小) [[[;[」」U
色々面倒を見、ことあるごとに親切に接する。
その内、惣三郎も山崎に気を許し始めた。
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@
| ;; , ` `,:: ; ,
| ,, `,::;; , ` " `,: :;; ,
| . 、 :; ; ,, , ` ::
| .., " :; ; ,, ::
|___________________
|ヽλ_Y〜匚乂_ゝ、イ~ヽソヽ,ハ__ノ乂_ゝ~ヽ
|_~A___匚ノ___〉 _匚 ゝ、ゞソ
|ヽソヽ,_匚ノ )/ ノノ~)) / ミ ヾ( 匚ゝ~
|ゝ、イ~ヽソ ( ヽ c*‘ヮ)/ ( ^^ 6 ノ 乂ハ_
|匚乂ハ__ソヽ / ヽy//、 / Z|つ 丁L ノ
|,;、丁,L、..,乂_ Lヽ/つO <V」==U┐ ,,、ノ___
<// (()) <<// [[[」」]
,,;;::;;@;;ノ小) (/`ーーー0
山崎の顔を見かけると嬉しそうに微笑み
慕ってその後を追いかけるようになっていた。
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@
| ;; , ` `,:: ; ,
| ,, `,::;; , ` " `,: :;; ,
| . 、 :; ; ,, , ` ::
| .., " :; ; ,, ::
|___________________
|ヽλ_Y〜匚乂_ゝ、イ~ヽソヽ,ハ__ノ乂_ゝ~ヽ
|_~A___匚ノ___〉 _匚ゝ、ゞソ
|ヽソヽ,_匚ノヾ )/ ノノ~)) 乂ハ_
|ゝ、イ~ヽ,ソゝヽ. }{( ヽ c*‘ヮ) ヽソヽ,
|匚乂ハ__ソヽλ }⊂/ 、 yl ) 〜匚乂
|,;、丁,L、..,乂,,_〉 (()<ヽ/つLl ,,、ノヾ,,、L、
ノ小<// ノ rl|
,,;;::;;@; (/`ー'ー0
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@
| ;; , ` `,:: ; ,
| ,, `,::;; , ` " `,: :;; ,
| . 、 :; ; ,, , ` ::
| .., " :; ; ,, ::
|___________________
,, |ヽλ_Y〜匚乂_ゝ、イ~ヽソヽ,ハ__ノ乂_ゝ~ヽ
.≡⌒|_~A___匚ノ___〉~~A(o)___匚ノ\/匚乂_ゝ、/乂_ゝ
<`ш| _匚ゝ、ゞソイ~ヽ ノヾ乂ハ__ソヽλ"乂ハ_、"
ヽ_Z]つゝ、イ..ヽ,ソゝ. }{ ノ丈,;匚ゝ、ソヽ,ハ_ゝ、ゞ
|匚乂ハ__ソヽλ }{ 「ヽλ_Y〜_ゝ乂ソヽ
|,;、丁,L、..,乂,,_〉 (() ,L、..」,乂,,_、丁,L、__匚
ノ小)
,,;;::;;@;
│加納君、遊里は相変わらず
│だめかい?
│そんなに変なところではないよ。
┌──┴──┐みんな行っているところだしね
│ ・・・・・・ ├──v────────────
└─ v.───┘
(ノノ ))ヾ(. / ミ ヾ(. ┌──────────
(‘-‘ 6ノヽ) ( ^^ 6 ノ < 十八ならもう十分
/ y/ ヽ / y// ヽ. │ 経験しておいてよい頃だ
< >∞=L_> lZlニ|Z_| └───────────
<//r | > </l ヾ>>
u0ー' 0ーuー'
│実は僕、行ったことあるんです。
└─v──┬─────────────
│え!?そうだったのかい?
┌──┴───────┐──y────────────
│ はい、 │
│ 武田さんに誘われて….│
└ v.─────────┘
(ノノ ))ヾ( / ミ ヾ(
(-‘ 6 ノヽ)Σ(^^ 6 ノ
/ y/ ヽ / y// ヽ
< >∞=L_> lZlニ|Z_|
<//r | > </l ヾ>>
u0ー' 0ーuー'
│た………
└──┐武田……?武田観柳斎?→ノノ◎∀◎)
│五番隊長の?
└───────v────
┌──────────┐
│ はい…そしたら… │
│そのとき…部屋で…. │
└── v.───────┘
(ノノ ))ヾ(. / ミ ヾ(
(, ,*6ノヽ) (^^ill;6 ノ
/ y/ ヽ / y// ヽ
< >∞=L_> lZlニ|Z_|
<//r | > </l ヾ>>
u0ー' 0ーuー'
┌─へ─────
│でも…
// , .'゙ ,へ /\ \ │ 山崎さんとなら…
/ // ./ヾヽY//~ \ ヽ └──┐
/ //゙ / / ヽ 、 \ ヽ 、. │ いいかな…
/,./ / /./ . / ヽ i、 ヽ └──y────
,!| l / .l゙./ /、 ヽ ノ ヽノヾ ) ヾ \ 丶_
゙ !,!l / ! l/ / イヽ ヽ l イ ii ヾ ヽ ヾヽ ー 、
`、..! .! .{|____ / /| ,ヘ }ノ l .i . i、 ヽヾ\\ヾノ/
`. "'''「゙メテ=、ヽ ─----、ノ/ノ./ )/ i! !| l |l .l l 人 ヽ
,,ビノ r'ノテヲ=、 ノ /// ii ! !| l | l <l r' ヽ 人
.,! ビイ ゝ " /.i⌒ヽ|i i ll.!,! .! l ノ/ )
│ ( 〃 " ̄ ii ⌒j |.l!〃 /./
| ヽ / ,/ . ノ/
ヽ、 ー- - ノ(__,//
 ̄ ""゙\
ヽ \
、_____. - /丶
\
ヽ
三三三三三彡 ────__ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ───
___ 三─────────
三三三 \ 二──────  ̄ ̄ ̄
三三三三 ヽ 三─_________─── 三
三三三三三 |ii l| /\ /\ ヽ _______ ────
三三(⌒ii | 二 _______────
三三 ) 6 | |─三─_──_ ___──
三三 し し | ───────__  ̄ ̄ ̄ __
ニニ;;;; / ─__ ─────── _____
ニ==;;; /三───── _____───____
) どーしてくれるんですか │武田君ってそうだったのかー
) 男色家に間違われて └─────v──────
) ますよーーー!!! ヘーヘーヘーヘーヘーヘー
ヽ ヘーヘーヘーヘーヘーヘー
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y ヘーヘー ヘーヘーヘーヘーヘーヘー
""))ミヾr """ミヾ(. / ))ヾ'r
゚ 。 )/ ミ ヽ 。゚ 。 (゚Д゚ 6ノ」 <´д`;6ノ (・ ∀ ・ 6ノ」
° ヽc;∩∩) ll ノ y/ ̄ヽ |ll.ノ y// ̄ヽ / y// ヽ
〔~監察号〕 /L__フじ とL_∞=とヽノ とlZ=∞=とV <ノ∞=L_Z>
◎――◎ (__rLi_>))_ ∩((__(____ゝ ∩((__(_,__ゝ O三O彡ヽつ
) 武田と同類扱いなんて │ 少ないな
) 最悪です! └─────v──────
) もう勘弁してください! ┌────────── ┌────────
ヽ │なんとなく気づいてた │変態ばっかですねー
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y . └─ v.──────── └──v───────
r"/ ミ(("" """ミ ヾ(. / ))ヾ'r
゚ 。 )/ ミ ヽ 。゚ 。 Lヽc ゚Д゚) <д` 6 ノ (- ∀ - 6ノ」
° ヽc; ^^) / y/ ̄ヽ /y// ̄ヽ / y// ヽ
〔~監察号〕 /L__Zlつつ L_|ニ|__/ LZlニ|Z___/ <ノ∞=L_Z>
◎――◎ (__rLi_>))_ ∩((__(____ゝ ∩((__(_,__ゝ O三O彡ヽつ
│すまなかったな、山崎君
│よくここまでやってくれた
└──────v──── ┌──────────
┌──────── │斬っちゃった方が
│局長… │早いのになーー
└─ v.──────── └─────v──────
"""ミ ヾ( r"/ ミ(("" r''/ (( ヽ
)/ ミ ヽ <´∀` 6ノ Lヽc ゚Д゚) Lヽc ・ ∀ ・)
ヽ c; ^)とlZ y// ヽ / y/ ̄ヽ / y// ヽ
〔~監察号〕 /L__Zlつ ヽrfとヽノ L_|ニ|__/ <ノ∞=L_Z>
◎――◎ (__rLi_>))_ ((ヾLl」ノ ∩((__(____ゝ ∩ O三O彡ヽつ
│
│ あ と 少 し だ な
└──────v──── ┌───── ┌────
│ 総司 │ はい?
└─ v─── └───y──
"""ミ ヾ( r"/ ミ(("" / ))ヾr
)/ ミ ヽ <´∀` 6ノ Lヽc ゚Д゚) ( ∀ ・ 6 ノ」
Σヽ c; ^)とlZ y// ヽ / y/ ̄ヽ / y// ヽ
〔~監察号〕 /L__Zlつ ヽrfとヽノ L_|ニ|__/ <ノ∞=L_Z>
◎――◎ (__rLi_>))_ ((ヾLl」ノ ∩((__(____ゝ ∩ O三O彡ヽつ
│お前、随分あいつのこと毛嫌いしてるけど、
│なんかあったのか?
└───v─────┬──────────
│何もありませんよ。何故ですか?
└────v───────
┌─────────
│いや、お前がそこまで
│しつこく嫌うってのは
│珍しいからな.. ┌─────────
└───y─────┤そーですか?
└─────y────
< タノンダゾ!
r"/ ミ(("" / ))ヾr
Lヽc ゚Д゚) ( ∀ ・ 6 ノ」
<ヒィィィィー / y/ ̄ヽ / y// ヽ
L_|ニ|__/ <ノ∞=L_Z>
∩((__(____ゝ ∩ O三O彡ヽつ
│気持ち悪いんですよ、あいつ
└───v──────────────
┌─────────
│まあ、
│それはわからんでも
│ないが… ┌─────────
└───y─────┤目が
└─────y────
""))ミヾ'r / ))ヾr
(。 。 6ノ」 ( ∀ - 6 ノ」
/ y/ ̄ヽ / y// ヽ
とヽ_と|__/ <ノ∞=L_Z>
∩((__(____ゝ ∩ O三O彡ヽつ
│……目?
└──v────┌────────
│あの目で見られるとね、
│ぞーっとするんですよ。
└─────v─────
r"/ ミ(("" r''/ (( ヽ
Lヽc ゚Д゚) Lヽc ・ д ・)
/ y/ ̄ヽ / y// ヽ
L_|⊃==\/ヽ <ノ∞=L_Z>
((__(____ゝ∩ O三O彡ヽつ
そうか・・・目か
r"/ ミ((""
Lヽc ゚Д゚)
初めて見たときの違和感の正体は
あの目は、女の目だ
!:.:}:.:/,'.:.:./:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.,ィ:./ |.:.:.ハ:.:.:.:.:::.. i
|:.〃:l::.:.:.:i:.:.:.:.:.:.|:.:.://〃 ノ.:ノノ.:/ノ.:.ノ
. !:{{::::i:.:.:.:.!:.::〃::V/l/ '''ーー-----、___ ___,, -ーーー-/
{! V!:.:.:/:V//ヽ! __,,イテ==-ヘ.ヽ _二ニ=へ /
ヽ マ:.:ハ:.:.(( ヾ:.|! ノヽ ゝ;;0゚・ノ ヽ イゝ;;0゚・ノ ヽ
|::::::::|/:::ヽlヽ :ト、 ´"ー-ヾ ー-''ヾヾ
}:::::::::ヽ::ヽノし;\. ヽ l
男を惑わす 魔性の目だ
│目ぇ…どすか…
└────y───────
┌────────────
,*。,、--。 < 眼差し、いうことどすか?
ゝr';;;*)))ノ* └────────────
ゞc* 。 。)
/ yヽ ┌─────────
/ゝiiiiiiiiヽ │まあ、似たようなもんだ
ノ / )/ ミ(("" ヽ. .└─y────────
とヾ(__(.人c ゚Д゚) /
(_ ヽ、l| ヽ
ヽ
│惑わすなんて、
│土方はんもお人が悪い
└────v──┬──────────
│褒めてるんだがな。
│遊里には惑わされに来るもんだろ
└───v─────────
┌─────────────
│ちぃとも惑わされへんお人が
│よくいいはりますわ
└─v────┬────────
│そうでもないさ
└──y───────
,*。,、--。
ゝr';;;*ーノノ) r"/ ミ(("
ゞ;;;;;c* ゚) Lゝ c -)
/ yヽ / ̄ ̄\
/ゝiiiiiiiiヽ < ノ ヾ)
ノ / とヾ.丶 `===/_/三ヾ
とヾ(_(_ゞ='' <<ヾヾ三彡三ミノ
│あんたたちはともかく、
│町娘にもたまにいるな
│妙に色のある目の女
└───v─────────
┌─────────────
│なんです、土方はん
│どこかの娘さんに一目惚れでも?
└─v──────┬────────
│男は大変だって話さ。
│どこで誰に惑わされるか
│わかったもんじゃねぇ
└──v──────
,*。,、--。
ゝr';;;*ーノ_, r"/ ミ((""
ゞ;;;;;c* ^) Lヽ c ゚Д)
/ yヽ / ̄\∩
/ゝiiiiiiiiヽ < ヽ ー、m
ノ / とヾ.丶 `==\_/三ヾ
とヾ(_(_ゞ='' <<ヾヾ三彡三ミつ
│あらまあ、せやけど、こちらも大変どすえ
└──v──────────
┌─────
。-*、、 │そうかい?
ヾヾ8*ミ;;;)) └─y────
(ー *6;;;/'
ヘ_/ヽ ┌────────
/ ノ < この目は女にとっても
ゝ、 ""))ミヾ'r │ 恐ろしいもんやから。
(___ (゚Д゚ 6ノ」 │
/ y/ ヽ,. │ 効き目があるなら尚更
//ニつ /|
rf⌒l 、===、.|
<ノLl」0三三)つ
u
│使い方誤りますと
└────v─────────
*
,,r-f"( "7ノ**rffツヾ
( ((( ゝ((*8-'ミ**丿
ゝヾゞヾヾ,,ヾ彡彡彡/_,
ミl _ _ 彡彡\,
ヽtァ rtァ 彡ノヽ。
( 、 ゙ 6ゝヘ
ヽ ア /ヽ// ヽ
− ヽ //
\// ┌ヘ────────
// │身ぃ滅ぼしますし
""))ミヾr
(゚Д゚ 6ノ」
/ y/ヽ
│今日、加納を島原に連れて行きます。
└───v──────┬───────
│そうか、承諾したか
└────v─────
┌─────────
│まだあらぬ誤解は
│残っているようですが、
│なんとか
└─v────┬──────
│……山崎
└───v───────
┌───┐ ""))ミヾr
)/ ミ ヽ . < はい? │ (゚Д゚ 6ノ」
ヽ c; ^^). └───┘ / y__。。__
〔~監察号〕 / O-y ヽ (/ニつ近藤)
◎――◎ (__rLi_>))_/つ (三ミ00三)
│気をつけろよ
└───v───────
""))ミヾr
)/ ミ ヽ . (゚Д゚ 6ノ」
ヽ c ^^). / y/ __。。__
〔~監察号〕 / O-y ヽ マ とヽ、ヽ∞(近藤と
◎――◎ (__rLi_>))_/つ (1両) (三ミ00三)
""))ミヾr
情けは無用だぞ (゚Д゚ 6ノ」
│……
│加納君、ちょっと確認しておくけど、
│島原がどういうところか分かっているよね?
└────v──────────────
┌───────
│はい、勿論です
└──v──────
)/ ノノ~)) ./ ミ ヾ(. ┌────────
( ヽc*‘ー‘) ( ^^ 6 ノ 。o 0 本当かなぁ…
/ y/ ヽ / y/ ヽ └───────
< >∞=L_> l_lニ|___|
<//r | > </l ヾ>>
u0ー' 0ーuー'
│それと、君と噂の田代は大丈夫かな。
│僕が君を島原に連れて行ったなんて
│知れたら恨まれるかな。
└────v──────────────
┌───────
│!!!
└──v──────
)/ ノ_,~)) / ミ ヾ(.
( ヽc ‘-‘) (^ 6 ノ
/ y/ ヽ / y/ ヽ
< >∞=L_> l_lニ|___|
<//r | > </l ヾ>>
u0ー' 0ーuー'
) あんな奴…!!
) 別に、あんな人なんでもありません!!
ヽ
⌒Y⌒│僕は…迷惑してるんです。
│言い寄ってくる人たちが
│田代さんも、加藤さんも…
│亡くなった湯沢さんも…
└─y──────────
(ノノ,_))ヾ(. / ミ ヾ(. ┌───────
(‘-‘ 6ノヽΣ(^ ;6 ノ < え!?湯沢!?
/ y/ ヽ / y/ ヽ. └────────
< >∞=L_> l_lニ|___|
<//r | > </l ヾ>>
u0ー' 0ーuー'
│湯沢も君に……?
└───────v───
┌────────
│みんな…僕の気持ちなんて
│無視して…
└────v────────
(ノ~)) ヾ(. / ミ ヾ(.
(-" 6 ノヽ (^^ ;6 ノ
/ y/ ヽ / y/ ヽ.
< >∞=L_> l_lニ|___|
<//r | > </l ヾ>>
u0ー' 0ーuー'
┌─へ───────
│でも…
│山崎さんは…そうじゃないですよね
└───y───────────
)/ ノノ~)) ./ ミ ヾ(.
( ヽc*‘ー‘) (^^ 6 ノ
/ y/ ヽ / y/ ヽ
< >∞=L_> l_lニ|___|
<//r | > </l ヾ>>
u0ー' 0ーuー'
)/ ノノ~) ./ ミ ヾ(.
( ヽ c*‘ー) (^^ 6 ノ
/ y/ ヽ / y/ ヽ
< >∞=L_> l_lニ|___|
<//r | > </l ヾ>>
uーu' uーuー'
)/ ノノ~) ./ ミ ヾ(.
( ヽ c*^ー) (^^ * 6 ノ
/ y/ ヽ / y/ ヽ
< >∞=L_> l_lニ|___|
<//r | > </l ヾ>>
uーu' uーuー'
)/ ノノ~) ./ ミ ヾ(.
( ヽ c*^ー) (^^ lil;6 ノ
/ y/ ヽ / y/ ヽ
< >∞=L_> l_lニ|___|
<//r | > </l ヾ>>
uーu' uーuー'
(ノノ~))ヾ(.
(^ー^*6ノヽ 信じてます
/y/ ヽ
│山崎様、お連れさんには
│錦木太夫つけましたわ。一番の売れっ子どす。
└───────────v────
┌───────
│はぁ……
└──v───── ┌───────────
│山崎様はどうされます?
└──────v────
┌──────
│俺は…
└──y────
)/ ミ ヽ """"≡ヾ7
ヽ c; ^^ ). (@д@ 6ノ
/ y 丶 φ y/o' ヽ
〔~監察号〕 (/0=∞0ヾ) ============== )
◎――◎ (三ミ00三) |l____l|l_||-''
│早く来ないかなぁ、山崎さん…
└─O───────────. 0 ||| 0
)/ ノノ~)) 。 o ||______|||_____
( ヽc*‘ー‘) ||※※※※※※|||※※※※※
/ y/ ヽ ||※※※※※※|||※※※※※
< >∞=L_> __________||※※※※※※|||※※※※※
((_,___ゝ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┌─────
│俺は……
└─v─────
. / ミ ヾ(. """"≡ヾ7
( ^^ ;6 ノ (@д@ 6ノ
/ y 丶 φ y/o' ヽ
〔~監察号〕 (/0=∞0ヾ) ============== )
◎――◎ (三ミ00三) |l____l|l_||-''
│なんだかどきどきするな
└─O───────────. 0 ||| 0
(ノノ~))ヾ(。 o ||______|||_____
(‘ー‘ *6ノヽ ||※※※※※※|||※※※※※
/ y/ ヽ ||※※※※※※|||※※※※※
< >∞=L_> __________||※※※※※※|||※※※※※
((_,___ゝ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
バ ッ
. / ミ ヾ(.
( ^^ ;6 ノ. """"≡ヾ7
|l |i / y 丶 l |i (@д@ 6ノ
O/=∞=0 φ y/o' ヽ
〔~監察号〕 // λヽヾ ============== )
◎――◎ ヽu" ーu'' |l____l|l_||-''
パタパタパタ・・・
||. 0 ||| 0
(ノノ~))ヾ( ||______|||__
Σ(‘0‘ *6ノヽ ||※※※※※※|||※※
/ y/ ヽ ||※※※※※※|||※※
< >∞=L_> __________||※※※※※※|||※※
((_,___ゝ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
) 山崎さん!!
)
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y
(ノノ~))ヾ(
彡 (‘ヮ‘ *6ノヽ
/ ̄ヽ
|| |┃ 三 ガラ
|| |┃
r'' ノ)) || |┃ 三 ∧ ∧
)ノ c ) ||__|ミ\___(゚Д゚=)_
/ y/ ヽ ||※※|┃=|llllllllllll y/==\
< >∞=L_> __________||※※|┃. Llllllll/) ==人 \
((_,___ゝ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|| |┃ |錦太夫でありんす
|| |┃ └───y───
r'' ノ)) || |┃ ∧ ∧
)ノ c ) ||__|ミ\___(゚Д゚=)_
/ y/ ヽ ||※※|┃=|llllllllllll y/==\
< >∞=L_> __________||※※|┃. Llllllll/) ==人 \
((_,___ゝ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____
ニ──__ ニ─ ) すまん、加納!! ( ____
__  ̄ ̄ ̄ ) (
──────  ̄ ̄ ̄ _ ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y _─────____
─三─_──────____── ───
──── ____  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ __ 三───
── ニ── 三─ / ミ ヾ(.  ̄ ̄ ̄
──__ ̄ ̄ ──二 ─ (^^ ;6 ノ. ニ─────__ ̄ ̄ ─
___─── 〔~監察∪〕 ___ ───
___─── __  ̄ ̄ ̄ ◎――◎  ̄ ̄ ̄
│ …そうか
└────ヽ────
""))ミヾr
(Д゚ 6 ノ」
/ y/ ^ヽ
L_|ニ|__/
│ご苦労だった。
│もう加納のことはいいだろう。
└──────v─────
┌─────────
│はい…ただ…
│結局は失敗だったようで…
└───v────┬────
│輪違屋の仲居から話は聞いている。
│置いていかれて、えらい剣幕だったらしいな。
│だが、もういい。放っておけ。めんどい。
└──────────y───────
""))ミヾr
)/ ミ ヽ (Д゚ 6 ノ」
ヽ c; ^^) / y/ ^ヽ
〔~監察号〕 / >-y ヽ L_|ニ|__/
◎――◎ (__Vつ))_/つ ((__(___ゝ
│それよりも、最近水戸藩の方で
│また妙な連中が動き始めているらしい。
│そっちの動きを探るほうに回ってくれ。
└──v────────────
│湯沢の件は、他の者に任せる
│加納絡みかもしれんからな。
└──────────y───────
""))ミヾr
)/ ミ ヽ (Д゚ 6 ノ」
ヽ c ^^) / y/ ^ヽ
〔~監察号〕 / >-y ヽ ___ >,~とヾ =Oヾノ
◎――◎ (__Vつ))_/つ |薬 |(__)(__(___ゝ
)/ ノノ~))
( ヽc ‘-‘)
/y/ 'ヽ.
<∞=L__>
<__Lヾ>>
┌───┐
/ ミ fjヽ < あ │
(^ 6,,,,,,ノ. └───┘
___ // ̄ヽ
| |薬とヾ ,,ヽ==
〔~監察号〕// ヽ\
◎――◎ ヽヽー0'
(ノ,_)) ヾ(.
(-‘# 6ノ ヽ ミ プイ
/y/ 'ヽ.
<∞=L__>
<__Lヾ>>
/ ミ fjヽ
(^ 6,,,,,,ノ
___ // ̄ヽ
| |薬とヾ ,,ヽ==
〔~監察号〕// ヽ\
◎――◎ ヽヽー0'
/ ミ ヾ(
(^^ ;6 ノ
/ ̄\\ ____
/===ヽ >/つ| |薬|
)/ ミ ヽ
ヽ c; ^)
/ ̄\\ ____
((( /===ヽ >/つ| |薬|
│あー山崎さん、今日も偵察?
└──────v───────
┌──────
│ええ、まあ… │ふーん今日は
└──v──── │薬屋に化けるんだ
└─y────────
)/ ミ ヽ / ))ヾ'r
ヽ c; ^^). ( ∀ ・ 6 ノ」
⊂L y//ヽ ___ / |y/| , ヽ
7とlニヾノ | |薬| || <WN==|<Wノ
T´λ`T 〔~監察号〕 <//l ヾ>>
(_y_(y__) ◎――◎ ヽO
o ゚
┌O───────────────────
│あんまり大きな声で言わないでほしいなぁ…
│小太刀一本だけ?
└──────v───────
┌──────────
│一応、商人ですからね
│堂々とは差せませんよ
└──v─────── │大変ですね〜
└───y────────
)/ ミ ヽ || / ))ヾ'r
ヽ c ^^)O. ( ∀ ・ 6 ノ」
/ \ || ___ (ヽy// ヽ
>--ヽ/、つ | |薬| L|==LW'´
丁]) 〔~監察号〕 <//l ヾ>>
(__v) ◎――◎ UU
│そーだこれあげますよ
└──────v───────
┌──────────
│何ですか、それ? │土方さんとこの 石田散薬
└──v─────── │切り傷打ち身に効くそうですから
ドサドサドサ └───y─────────
)/ ミ ヽ ⊂/ )) ヾ'r
ヽ c; ^) 口 ( ∀ ・ 6 ノ」
ノ L」ヽ _◇ロとlZ ヽ
>-U < | |薬| ヽLVVV>
丁]) 〔~監察号〕//l ヾ>>
(__v) ◎――◎ ヽヽ)
│重い… │頑張ってくださいねー
└─○───── └──v────────
。o
/ ミ ヾ(
(^^ ;6 ノ ズ / ))ヾ'r
∩∩< ̄|シ (・ ∀ ・ 6ノ」
(ノヽ\ヽ)_l.リ / |y/|ヽ
7个-< 〔~∪察号〕
(y_ノ ヽ__) (( ◎――◎
:::::::::::::::..- −―::::::::::::::
::::::::::::::::./ \..:::::::
:::::::::::::::::::./ .::::::::::::::::
.:::::::..... . .::::::::::::::::... | ........ ..:::::
... . .... .. . ヽ / . ... ..:: .
::::::::::::::.....\ ./..........
........ .. ー −::::::::::::::
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ__│…しかし、
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ.│死んだ湯沢も加納に懸想していたとは…
@==@==@==@==@==@..└─o───────────────
| o
| 。
|
i
)/ ミ ヽ =====================================
ヽ c ^^) | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
| ̄>∩∩ .. l | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
| ヾ/ノyし l | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ__│湯沢にも何かをされたと言っていた。
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ.│加納に同じように懸想していた人間が
@==@==@==@==@==@==@=..=.│それを知って…?
| └─O───────────────
| o ┌─────────
| 。 │武田…ではなかろう
i 。 o O 嫌な男だが
|=========== )/ ミ ヽ.. ======..│そこまで愚かではない。
|| | | | | | | | | | | ヽ c; ^^) | | | | | | │だとすると…田し…
|| | | | | | | | | | | | ̄>∩∩.. | | | | | | └─────────
|| | | | | | | | | | | | ヾ/ノyし.. | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
i^ヽ、
;: ''"~'y-─、
ミ ・⊥・ ,;;"
シ ,, ヾ ';;
口⊇ι ''゙ 'ミ〜
/"/| ,; ,_,彡i モフモフモフ〜
///(_,_,,;ジ//┐=3
◎ ̄ ̄ ̄ └.◎.┘
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==
|
|
|
i
|================================== )/ ミ ヽ ========
|| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | ヽ c ^^) | | | | | | |
|| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | ̄>∩∩ .. l | | | | | |
|| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | ヾ/ノyし l | | | | | |
三ミ二三ミミミ \丶 ヽ \ \ \\
\ヽ 三ミ≡ミミ l 丶 \丶 \\ \\
.三/⌒ヽミ __ l \ \ \ \\
:≡( ( ミ \ | \ \\\ \\
;;;;;=) ヽ ___ l ヽ \ヽ \\\
;;;;:(_ノ ι ヽ \ \ヽ \ \\
\ l \. \ \ \\
\\ \ / /Xヽ \ \ \
\\ \ヽ / /XX/ 、 \\
ヽ . \ /  ̄ヽ/ \ \\
\ \
\___ __ 丶 \__ /
\ \ /
\___ __ \ / /
\ \ / \___/
\___ )\ _//
──────── ─── ─ ─
. ̄  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄. |/ \
γノノ''''' /| \
(ノノc ) 、/ ∩/ ミ ヾ( \
彡/⌒ ̄7つ 「.( 6,,ノ \
>==L__ノ ヾ y/∩ ̄| ヽ
<////ヽヽ >ー、し'.__|
(_/ (/ (_/> )
_ __________ ───────)
) イ可 女又 !!
 ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ )
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ , 三´ ̄/ノノノ)) )
\=======─────________ /⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒\
\________ / 三
\ _____l へ 、_ 三 ──======
三 , ; '´ l へ ____________./
/ヽ===---- - ヽ ι 6) / /
/ \ | l 丶、 ───==== / /
ヽ. 、ヾノ | | >− へ ____ / 三─
\ ヾ | レ / \ 、 / / ___
\ |/ / ゝヾ、./
>ー -ー-- +、、 _____/ ヽ'へ)
≡ ゙ >
三_______________,///' ´
キ ン |
\_,/ キ キ ン キ |
)ゝ─ \从_/ イ / |
/ |/ ) ゝ _ ____ ン -=≡ / |
γ ノノ''''' /| ⌒\ `ヽ (>、/ ミ ヾ(, |
γノノ''''' (ノノc `ー)、/ ∩./ ミ ヾ( \j/ / ヽ(^^ ;6,,ノ. |===
(ノc `ー) 彡/⌒ ̄7つ 「.(^ ;6,,ノ γ ノノ''''' ) ゝ─= ヽ y/∩ ̄| | | | |
────|O⊂レ' ──=≡==L__ノ\ ミ(0 y/∩ ̄| (ノノc `ー)/ lヽ /ー、ーし' __| | | | |
<////ヽノ ──=≡<////ヽヽ \/>ー、し'__| ( ヽy/ノ ) | !─=≡ ( ー'ヾ. | | | |
(_/ヾ// ──=≡ (_/ (/ , /\ /> ) (ヾヽノ|───|l-ii (yノ  ̄~~ ...,| | | |
"゙''"゙"
\\ \ | | //. /
\\ \ _ | i // / _ _
\\ / / _ [」[] 人从 | !.--ノ!、 // / \\ / /
\\ / /\ \\ _,ィ l 从_ /  ̄ //
/ / \ \> ,,/"ミミミ /人_/ ヽ ̄ ̄/
_ ヽ/ ヽ / ,、 ; ミ6 `(  ̄ ̄
_____\ヽ _____ _) l '` /7ー''⌒''ー─ ヾ ───────=======
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ______ ) ヽ_// ̄|ノ ,,,-ー ) ( _____________
\\ i | | | | i / ̄ll// ( ̄ヽー─ヾ ヽ ,.ゝ | | | | | | | i
/ \\,,、 | | | / // レゝー-──ゞ_ノ \ .| | | | | | | |
/ ( ̄ヽー──ヾ << \
___
______ ─────===== _) _|___l_l_ ヽ__ ヽ__
_______ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ ヽ イノ ) | l l  ̄/  ̄/
───____ ___,,,─── 、| ヽ_>ヽ /  ̄) 丶---- /ヽ_ /ヽ_
=====─── , --==、、 ヾ ヽ____ノ ̄ ̄ヽヽ
____ ノ ,----、ヾ ノ ヽ// ヽ⌒l⌒Y⌒⌒YY⌒ ⌒Y⌒YY⌒
,,--─<二( ._,---、 // // \____ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄───===` ゙ー- ({ .─, }、 // ーー ヽ ──────
____─── ,,≡''"´ ,.''"-' ───========= ──────
──_______( i( ` //_______─────────
`゙ .、_ ≡=_ ───======= _______ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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| / / /
/ / / /
/ _____/ ./ . / /
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_______ _ i , ┐ ___|/ /
,-( ̄ヽ| / / | __/ ────────=======
ヽ( ̄ .)| / /´ .| / ̄ ̄ ̄/
( ̄ノ| ./ ./ | / / / / /
|. l li. | / /
./ |_l,---、 \ / __/
/ / { ノ ̄ヽ } \ \
/ / (__ /) \ \
/ / ヽ _/ \ \
/ ヽ| \__ \ \
/ |ヽ_/  ̄三二─ \ \
| ヾ 三≡= \ \
──────── _人_人_从_人_ノW ̄ ̄ ̄ ̄____───
─────二 _______ ̄ ̄ ̄ ̄ ) (──二 _____
_______───  ̄ ̄ ) ぬ お っ (── ___ ────
__ ─── γノノ''''' ) (─── ヘ _
── / ̄ ̄ ̄ /___ (ノノc;`д) ⌒Y⌒W⌒YY )/ミ ヽ  ̄ ̄ ̄ \,> ─ / /
 ̄ / / ̄ / / 彡≡⌒≡= ニ ─┌──┐ ^^ ) ── __/ /
 ̄ / / ──── =≡L___/ニつ|───┼─ |O二ノつ┼── ヽ__/──
─── / /  ̄ ̄ ̄ ̄ ____ ヾLヽヽ≡ .≡= -│ |ゝヾゝ───__ ___
──  ̄  ̄ ̄ ____ (/ ヽ) └──┘∪ヽ)
_____
─ ─────── ̄ ̄ ̄ ̄ _人从_人 ̄ ̄_____───
─ ─── ____ ̄ ̄ ̄ ̄ ) (───────二 _____
 ̄ ̄ ̄ ̄_____───  ̄ ̄ ) く っ (── ___ ────
__ ─── γノノ''''' ) (─── _
── ───___ (ノc;`д´) ⌒Y⌒/ ミ ヾ(  ̄ ̄ ̄
 ̄ ───── /⌒丶ノ ) ┌──┐ 6,,ノ ───────
──── ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ)XとL/ 彡├─ |7つ┼── ───────
─── ̄ ̄ ̄ ̄ ─── /// ヽヽゝ │ │とヽノゝ⊃───__ ___
──  ̄ ̄ ̄ ___ /三= ── ' └──┘ ヽ)
|| | ||||| | | (ヽ .. |||||||| )ヽ | | ||||| | | || | ||||| |
|| | ||||| | ノ) ).. ||||||||ノ i |i | | ||||| | | || | ||||| |
|| | ||||| | ( (ヽー i| ──''´ノ ヽ |i | | ||||| | | || | ||||| |
|| | ┌┐ ||| | ノi l|ヽ \ ll| | ┌┐┌┐ | || | ||||| |
|| | ││ []..[]. |l / ヾ i| il | l二 二 二l. || | ||||| |
|| | | 二二i |/ \ ,il \ . | └┘││ | || | ||||| |
|| | ││(;; / /| |i |i //. | || | ||||| |
|| | └┘ \ ././" \ \  ̄... | || | ||||| |
|| | (,, ;; ''・丿;; / \__ _ ,,,,,.. ii| ----' | ||||| |
|| | (,,,"" ,ー(" ⌒,,) i/ / |||| |
|| | | (⌒∴,,;; ;; ,,゙) |ii |i 人 从_/
三二─────── ------ / ミミ
三三彡ノノ≡((((三ミヽノ ヽ ) ミ __ il __ ミミミミ
三三ツ_ 、  ̄/ ゝ _ ノ /  ̄ ̄ ̄ミ, ,--、 ',=-、_ iilミlミミ_______
──────── ---- / ,---- /__ .( l l il⌒''ミゞ
 ̄ ̄ i | | ヽ' ( -__//,,..-------==="ヽ、(i_ ヽ ノノツ"´======───────
=========──── >、___,,/ l ヽ─ー ノ_________
l ヾ ヽ、 /\ ノ ヽ ヽ イ─── ----- / ̄ ̄ ̄ ̄[[]
/ヾ \ ヽ > / ̄""'' il \ |-── 、───  ̄ ̄ ̄/ /
/ \ \//i(,--- 、 i; ヽ ヽ、 ヽ \ / <
=====──── ---- j |/ |r'  ̄ヽ___ ヽ \| ヽ ___/ /\ \
__ / / /l ,─ ─ -=─ヽ ≡=─── _/ /-' \ \
ノ / / /r'..+''" ≡=- >ー─ 、≡==─── / ̄ ̄  ̄ ̄ ̄/  ̄
___________ _ _/ / /,, -'" ====─ ────── ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ / / ̄/ /
| |,, -'" ====─ -  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ─────/ / / /
ヾ ,,.'" ≡===── - - - ──────======  ̄ / /────
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (, 三≡≡=── - - - ────_______ _ ̄
ヽ__ )______ ゙゙''‐- ..,,, ≡===── - - ───────=======================
ニニニニニニニヾゞソ> ゙゙゙''' '‐-..,三二___ _ ___ ,,,, - - ー ー ー ''
ヽヽ \ ヾi 丶\ ゙゙゙''' '‐-
/
/
,,;: ( / ミ ヾ(
γノノノ''' ,,';;・". / <( 6,,,,ノ ,,
(ノノノc )⊃ / ヽ//  ̄|⊃ノ~ ;;:: '
彡イ ̄フニつXO (⌒(" ;;:: ''
ヽ_ノ三彡 (ニノ" ::""・ ;;... ..
__(,," ⌒;; ,,..;;.
::::::::::::::::::::::::::::: |\__;; "" ;;; ,,
\|___(,,...;;(,,;;ノ
// / /// // / // / / /// // /// // / // / / // / / // // / / /
.// / ┌─ / / // / / // , ノ⌒)-.// // /_ // / / // / / // // / / /
// / /│ │ ┌┌ / / // / ヾ;;;;/ ../ //゙i/ ./√ ̄`/ // /ー'^ `''.// / / / /
/ / ///. │ └└┘ ./ /~ミ ミミミ:li // // ,ヘ' / / / //
/ ///│ └──┐ / /" l ___ ミミ;ll: // / l / / //
./ /// .│ │ .// 、 へ へ ll6)/ / ̄/ / .i. / / //
/ /// /.│ | ̄ ̄~~へ、''' ヽ、 // ┌──' .'─//┐i´./ / //
/// //.│ │ ̄ (二フー')ヽ `ー----イ// __. |___ / ./ / //
./// // //.._| (つ'、/ ト、\ ,,/ / ̄`゙ーヽ、`丶 / / ̄/ / )
.// // / // l~⌒~lイ ヽ )/ ヽ l 、 ゙l / / / /))ノノノ)
./ // / // ,√7~ ヽ_,,ノ'" \___l `く. / / / ど ´´丿
,-、n // / l´ ー+、_ ____ ヽ、 l  ̄ '─-' `7 T´
/ ( つ .i' i| ) ノ ノヽ 人 /V \ l l / |
/ \ ,! r"7爪゙ヘ丁~ヽγi l゙|`Y ヽ、 __,>、_,,ノ / l ../
.\ ノ⌒ー ,! r'フ,l゙ 川 リ i ノr'| ll ,ll レ i n,mm::... ヽ /\/ ィ' ./
,,.+ー'' \ 、 | レ' /l i' |l // 川 レ'ノi /-|--、、 r' ̄ ̄`ヽ、, '/ \///
゙ヽ、\ ヽ\ | l'r' lヽ レ'ノ /ノノノ/l / ∧\)\゙ー--─人.// / / ,ィ
( )\ノ 丶 ヾ| ヾ)\(三人彡シノ /.:.:. )ヽ:.:\,、_,ィ'" {、_,.、_ノ(__,ィ' //
:.:.:.:./ \, 、)、人 / ノ从/.:.:.:\_/ .:.:.:.:.:.:\ / ノ从_ ::..:::'⌒)_ / /
│生きてるか?生きてるな?
│峰うちくらいで死なれちゃ困る
└────┐
│仕事柄か、
│善良な薬屋を突然襲う、その理由を聞かぬ内は、
│おちおち寝てもいられん性分でな。
└─────y─────────────
/ ミ ヾ(
_O( ^^ 6ノ
|、 y/ とヽ)
|. ,-- 、/ l l
| ( ,,, )ノ(_y)
とL|( ノ|lヾヽニlつ ┼────
│辻斬りじゃあるまい
│長州の者か?件の水戸か?
│それとも誰ぞに頼まれたか?
└───ノ
) いえ!
ヽ
⌒Y⌒│言わねば…
└─y───
┌────
│い、言う…
└ノ────
)/ ミ ,_ヽ
ヽc ^ ) ,
( "7ニO ┌────
(~,-- 、/∪ < た…
::∩( ,,, ):(⌒) └───
/ノ|lヾヽニlつ:: ┼────
┌────
│田 代
└──v──
┌────
│彪 蔵
└─y───
)/ ミ ヽ
ヽc ^^ ) ,
( "7ニO
(~,-- 、/∪
∩( ,,, )(⌒)
/ノ|lヾヽニlつ ┼────
)/ ミ ヽ
ヽc ^^ ) ,
( "7ニO
(~,-- 、/∪
∩( ,,, )(⌒)
/ノ|lヾヽニlつ ┼────
│湯沢が斬られた夜
└────┐
│田代は飲みに出ていたそうだが
│いつもの店に奴はいなかった
└──────────────
_,,,
≡⌒≡
< `ш´>
┌──────────────
│そして、昨日の山崎の件──
│決まりだな、近藤さん。
│奴は嫉妬に狂っている。
└───v─────────
┌─────
│うむ…
└──v────
┌─────────
│腕の立つ奴だったが、仕方がない。
│これ以上捨て置いては、
│屍と奴の罪が増えるのみだ
└────v─────────
┌─────
│うむ…
└──v────
r"/ ミ(("" """ミ ヾ(.
Lヽc ゚Д゚) <´〜` 6ノ
/ ヽYヽ / y// ̄ヽ ζ
L__|ニ|_/ LZlニ|Z___/. ─┛ ┐
ノ__))_) ((__(_,__ゝ |__|
キッ
r"/ ミ(("" """ミ ヾ(.
Lヽc ゚Д゚) <`へ´ 6ノ
/ ヽYヽ / y// ̄ヽ ζ
L__|ニ|_/ LZlニ|Z___/. ─┛ ┐
ノ__))_) ((__(_,__ゝ |__|
┌──────────
│田代彪蔵
└───v──────
┌─────
│士道不覚悟
└──v────
r"/ ミ(("" """ミ ヾ(.
Lヽc ゚Д゚) <`口´ 6ノ
/ ヽYヽ / y// ̄ヽ ζ
L__|ニ|_/ LZlニ|Z___/. ─┛ ┐
ノ__))_) ((__(_,__ゝ |__|
│ 切腹か
└──v────
┌────────
│いや、事が事だ。
│密かにやりたい
└────v────
┌────────
│では、誰に
│斬りに行かせるか
└─v───────
┌─────────
│加納君でいいだろう
└────y─────
r"/ ミ(("" )/ ミ"""
Lヽc ゚Д゚) ヽ,,c ´へ>
/ ヽYヽ / ly/| ̄ヽ ζ
L__|ニ|_/ OW∞lWV⊃─┛
ノ__))_) ((__(_,__ゝ |__|
│ え…
└──v────
┌───────────────
│加納君なら、田代を討てる腕はある
│彼に思うところも色々あるだろうし。
└────v───────────
┌────────
│歳、総司と一緒に
│介添人をやってくれるか
└──y────────
r"/ ミ(("" )/ ミ"""
Lヽc ゚Д) ヽ,c ´−> ζ
/ ヽYヽ / ly/| ̄∩─┛
L__|ニ|_/ OW∞lWノ...┌─┐
ノ__))_) ((__(_,__ゝ |__|
│ ああ……構わんが…
└──v────────
(
r"/ ミ(("" )/ ミ""" )ノ
Lヽc ゚Д) ヽ,c ´−─┛
/ ヽYヽ / ly/| ̄∩
L__|ニ|_/ OW∞lWノ...┌─┐
ノ__))_) ((__(_,__ゝ |__|
.ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ
.ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ
.@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=
|| || || || || || || .γ' ̄ヽ ' ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| | || || || || || || || || || || || || || ||
|| || || || || || || . lめ ..| .|.. る ..| ぽ | | || || || || || || || || || || || || || ||
ニニニニニニニニ". ! し | ..._|___|___| | ., ''. ニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
_________ .___ノ .;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,.. .,,,;;;;;;;;;;;;| |,,__.______,,_____ | |,______
. o!|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|ii;;:.. l l;;;;炒;;;;;;,,,,...... ....,,,;;| |iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiio!ii| |iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiii
: iiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| |;少少;;..... | |iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| |iio!iii|iiiiiiiii|iiiiiii
: iiii|iiiiiiiii|iiio!ii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| |;;;小;;;..... | |iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| |iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiii
: iiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| |;;;;||;;;; .. . | |iiiiiiiii|iiiiiiiii|io!iiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| |iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiii
: iiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiii!oi| |;;;/⊂⊃ヽ | |iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| |iiiiiiiii|iiio!ii|iiiiiii
ニ[二二二二][二二二二];(;;;;;;;___) [二二二二][二二二二][二二二二][二二
時々 │ │ なぁ、総司
────O──┘ └─y───────
o 。 ┌──────
""))ミヾr │はい?
(Д゚ 6 ノ」 └─y─────
/ y/∩ヽ / ))ヾ'r
___(ニつ」しヾ)_ (・ ∀ ・ 6ノ」
\/ y/__,~ヽ
(三∴) Φヽ [⊂ヽ ノ
[><##(゚>] \
俺よりも 酷なこと │ │その手の情を抱いたことのある相手を斬るってのは、
考えるよな あの人 │ │普通の人間にはどんなもんかな
────O─────┘ └─ノ─────────────────
o 。 ┌────────────
""))ミヾr │童貞に聞くんですか、それを
(Д- 6ノ」 └─y───────────
/ y/∩ヽ / )),ヾ'r
___(ニつ」しヾ)_ ( 〜 ・ 6 ノ」
\ φ y/__,~ヽ
(三∴) \ [⊂ヽ ノ
[><##(゚>] \
│ 根に持つなよ. │あんな女みたいな奴に
└──v────── │人が斬れるんですかね。
│結局私と土方さんで
r"/ ミ((_,",_ .│討つことになりそうで欝ですよ
Lヽc ;゚Д゚). └────y────────
/ y/∩ヽ / )),ヾ'r
___(ニつ」しヾ)_ ( д - 6 ノ」
\ φ y/__,~ヽ
(三∴) \ [⊂ヽ ノ
[><##(゚>] \
│だから俺とお前を介添人に任命したのかもな。
│お前なら田代くらい軽いだろ。
│よろしく頼むぞ
└──────v───── │私はね、土方さん。 今回のことは、
│本当に関わりたくありませんでしたよ。
r''/ ミ(("" │あの二人はどちらも嫌いなんです。
Lヽc -Д-). └────y───────────
/ y/∩ヽ / )),ヾ'r
___(ニつ」しヾ)_ ( д ・ 6 ノ」
\ φ y/__,~ヽ
(三∴) \ [⊂ヽ ノ
[><##(゚>] \
│どちらも見ただけでぞっとするし、
│どちらのやってることも
│私にはよく分かりません。
│
│若先生や土方さんが
r''/ ミ(("" │やたら拘るのも分からない。
Lヽ c ゚Д゚) . └────y───────────
/ y/∩ヽ r''/ (( ヽ
___(ニつ」しヾ)_ Lヽc ・ д ・)
\ / y/__,~ヽ
(三∴) \ とヽ ノ """ミヾ( <道場主ダシー
[><##(゚>] [] ※若先生= <´∀` 6ノ 近藤勇
│…こだわって見えたか?俺も?
└──v────────────
│若先生は加納に同情している
│だから加納に討たせるんだ。
│
│土方さんは田代に同情している
│だから加納に躊躇してほしいと思ってるんだ。
│
│私にはそれがわかりません。
r''/ ミ(("" └────y───────────
Lヽ c ゚Д゚) .
/ y/∩ヽ / ,_ ))ヾ'r
___(ニつ」しヾ)_ (・ д ・ 6ノ」
\ / y/__,~ヽ ┌─────────
(三∴) \ とヽ ノ < こんなことに私情はさむ
[><##(゚>] [] │人たちじゃなかったのに
│みんなどうしちゃったんですか
│ ………
└───v──────
""_))ミ、r │ あ
(゚д゚ 6ノ」 └──y──
/ y/∩ヽ r''/ (( ヽ
___(ニつ」しヾ)_ Lヽc ・ д ・)
\ / y/__,~ヽ
(三∴) \ とヽ ノ
[><##(゚>] []
\\\=====
~ ~~~|~~~ l , ───────、 :::ノilハ;;廾廾 i ゞ |i廾ハ
| l ( きましたよ ) .. : :::ソノ川八十川;爪
| __l/ `───────´ : ::リ シリソ川;八廾 ゞ
| l ノ リソ川 ::レ'ハハキ ヾ
| l ./ ノシ ヾ :i iゞ
| ....___l/ _,,, :::l l;:l }: l ::::::::
., /| (ノノ ))ヾ(. ≡⌒≡ :;:;|;w;:;:l: | :;;::;
/., | (‘-‘ 6ノヽ) < `ш´> ;:;:;:;|: l :;:;;:;:;:;
| / y/ ヽ / ̄ Y/ ̄ヽ ;:;:j::w;:;:;:;:;:;:;:
| < >∞=L_> ヽ_」ニヾ__ノ ;:;:;;:;;;;;;;:;;:;;;;:;
/ </__L_> <_」」」,,>>
./
/
│
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ │ 加納君、今日は祇園へ
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ_.. │ との話だったが
@==@==@==@==@==@==@= = └──y────────
|
|
|
i
|========== ,,, ================== ===
|| | | | | | | ≡⌒≡ | | | | | | | | | | | )/ ノノ~))
|| | | | | | < `ш´> | | | | | | | | | ( ヽc ‘-‘)
|| | | | | | / ̄ y/ヽ | | | | | | | | | | / y/ヽ
|| | | | | | ヽ_|ニLノ.. | | | | | | | | | | <_」=∞L>
|| | | | | | // λヽヾ,,,..| | | | | | | | | | < / / | |
""`゙´゙゙ ヽu" ー0'' ""``""`゙´゙"`゙゙ ヽuナ'
│
___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ │ この道は近道か?
__ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ_ │ はじめて見る
=@==@==@==@== @ = └──y─────────────
|
|
|
|
================== ,,, ======================
| | | | | | | | | | | | | | | | ≡⌒≡ . | | | | | | | | | | | | | | | )/ ノノ~)
| | | | | | | | | | | | | | .<ш´ > | | | | | | | | | | | | | | ( ヽ c‘-)
| | | | | | | | | | | | | | / ̄ y/ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | / yヘ
| | | | | | | | | | | | | | ヽ_|ニLノ.. | | | | | | | | | | | | | | | | <__」=∞'>
| | | | | | | | | | | | | | // λヽヾ .| | | | | | | | | | | | | | | | < / / | |
""`゙´゙゙""``""`゙´゙"` ヽu" ー0'' ""``""`゙´゙"`゙´゙゙゙`゙´゙゙ ヽuナ'
│
___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ │ 人気もないし、薄暗い
__ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ_ │ 少々危なくない……おや?
=@==@==@==@== @ = └──y─────────────
| ソノ川八幵川;卅廾
| 爪幵川;卅廾 ゞ
| ハ卅廾廾 i ゞ川;爪
| ノ 川;卅ヽ::レ' 八
================== ,,, 八 ヾ ::i iゞ
| | | | | | | | | | | | | | ≡⌒≡ }:: l r'')) ノノ
| | | | | | | | | | | | | | < `ш´> l:: } ( (,,,,,,c ‘)
| | | | | | | | | | | | | | / ̄ y/ヽ |:: l / yヘ
| | | | | | | | | | | | | | ヽ_|ニLノ. j:: | \_/つ
| | | | | | | | | | | | | | // λヽヾ, j::_w < / / | |
""`゙´゙゙""``""`゙´゙"` ヽu" ー0'' ""` ゙゙゙ `゙´゙゙ ヽuナ'
あそこにいるのは │ ソノ川八ツ ノ小幵川廾 iゞ
副長と沖田さん? │ ノ爪幵川;卅 ソノ川八幵
──── v ─────┘ ハ卅艸廾 i ゞ川;爪 iゞ
八 ヾ:: l 廾キゞ
/ )) ヾ'r l: l ハ卅廾
(・ ー ・ 6ノ」; ヽ:: レ'八;爪
/ y/ ヽ 八 ヾ ::i iゞ
( ""))ミヾr }:: l
とヽ( ゚Д゚ 6,ノ」 l:: }
┼ /y/ ヽ |:: l
│L_|ニ|__/X j:: |
│r'f r'⌒ ノ─┐:: !
│LL_LL__」 ̄|./
艸卅
│ (-・,,)ゝ从lヾ
あんなところで . │ i (゚ロ゚ )ゝ l
何を… ┌───┴─┐ ∠=Lノ l l
.───┤あの | LLLr'┐
. │お二人は.. │ r'')) ノ) ヽ
. └──.v ──┘ ノ ノ,,,,,,,,c) ヽ、;;
/ ヽ \,,
<,>ニニ=i' \
/ / i | \
< <_L,」
│ 介添人です
└─y───────
LLLr'┐
(ノノ ))ヾ(. ヽ
(‘-‘ 6ノヽ) ヽ、;;
/ y/ ) \,,
とヽノ ∞=i' \
/ / / i | \
/ 彡' <_<_L,」
川八幵川;卅廾 ) 加納!? │ 私欲に狂い、人の道をはずし
幵川;卅廾 ゞ ) │ 仲間の命さえ奪ったその行為
卅廾 i ゞ川;爪 ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y │ まさに士道不覚悟
川;卅ヽ::レ' 八 │ 隊規により、誅伐します。
八 ヾ ::i iゞ ,,, └─────────y────
}:: l ≡⌒≡ (ノノ ))ヾ(
l:: } Σ < `ш´> (‘-‘ 6ノヽ)
|:: l / y 丶 ───┼⊂| ̄ ̄`y/ ヽ
j:: | O /==∞=0 L_ノ=∞とヾ)
j::_w // λヽヾ / / i |
ヽu" ー0'' ヽuーu'
川八幵川;卅廾 ) どういうことだ! │ たとえ僕が討ち損じたとしても
幵川;卅廾 ゞ ) まさか… │ 副長や沖田さんが
卅廾 i ゞ川;爪 ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y │ あなたを討つ。
川;卅ヽ::レ' 八 │ 抗っても無駄です。
八 ヾ ::i iゞ _,, └─────────y────
}:: l ≡⌒≡ \ (ノノ ))ヾ(
l:: } <iil;`ш´> \ (-‘ 6 ノヽ)
|:: l / y 丶 \ /y/ l
j:: | O /==∞=0 _人_人_人_人_人 ⊂ニヾ_ノ.]
j::_w // λヽヾ ノ / / i |
ヽu" ー0'' ) まさかお前… ヽーuJ
\ / \───== ) ヽ \ \_ヽヽ _/ __/ \
i \ ̄ ̄─)  ̄ ̄ヽ |  ̄\_ / ̄ ̄ / ̄ ̄ヽ
し | | | \二─) / |/ ̄ヽ  ̄\  ̄ ̄ヽ. /  ̄ ̄ / /
│ | | /──) / _ノ ヽ__ _ノ / ヽ__ / V
 ̄ ̄ ̄ /___ヽ
/──___Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
=====──────______ ──二___ /ノ/""""""""") ハ ミ
________ ──── ────── ノ / ノノ ) )ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ____─── / // ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ──────三 ___ ───── l ○ ○ l|⌒ヽ
───_________ __ _______ | リ 6 /
─── l | ̄ l _ノ
=========────── ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ l ヽ / ミ
───________ ___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄─── ヽ  ̄ ̄
) くそっ
)
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y
,,, /
)≡ ヽ / (ノノ ))ヾ(
< ;`ш> / (-‘ 6 ノヽ)
/  ̄ ̄|ニつ ( 7ニつ┼───
<__ヽ/ ヽV ヽ 7
ノノ/yl | ヾ\/i
し`ー0 し'
\_j キン ソノ川八ツ ノ小幵川廾 iゞ
) ヽ ノ爪幵川;卅 ソノ川八幵
/⌒\ ハ卅艸廾 i ゞ川;爪 iゞ
八 ヾ:: l 廾キゞ
i / )) ヾ'r l: l ハ卅廾
_ノゝ- (・ д ・ 6ノ」; ヽ:: レ'八;爪
Y キキン / y/ ヽ 八 ヾ ::i iゞ
/ ""))ミヾr }:: l
(とヽ( ゚Д゚ 6,ノ」 l:: }
┼ /y/ ヽ |:: l
│|_l/_ノ} j:: |
│O r'O .ノ.─┐::: !
│LL_LL__」 ̄|/
/ l |ミミヾヽ
キン ノl ノノミミミ l |
i j ● ● ミ⌒i l il
人从___ l -ー- _ノ i l|
──く / ヽ、 ノ(<)ノソリ
Y >−−7 ̄ ̄ ̄\
i| / |l ./ \
/ |l/
| ,-─ ─ ── 、
キン ノ(""" ""ヽ""''ヾミ\))_
ヽ (/ ノ ノノミミ ヾヽ
___),ゝ- / ○ ○ ミミミ::l |
\ キン | リ⌒i :l l|
ヽ l -ー- _ノ/;; ll
\ ノ(<ノソリノ
>−−7 ̄ ̄ ̄\
/ |l ./ \
) あっ
)
,,, / ⌒Y⌒ ⌒
)≡ ヽ / (ノノ ))ヾ(
< `ш> / \ (‘0‘ 6ノヽ)
/  ̄ ̄|ニつ \ ノ y/  ̄ヽ
<__ヽ/ ⊂|__ノ∞とヾ_ノ
ノノyヽ\> < <ノ_|」
し'−ーヽ''ヽノ (ノ (ノοΣ ガツ
│ヽヽ ノノノ ))ヾ(. │
├── ("−";6ノヽ) ─┼─┼─
│ / yとヾ_) /
│ ノ <//~r'⌒ヽ 从_/ ' ─'
) 丶ーイ~O>' (
|||| | | ||||||||. / | | ) _|_ |
|||| | | |||||||| /. | | ) __|__ ー7 / ̄ヽ ヽ ヽ
|||| | | ||||||| /. | | ) ノ /|/ | ─, ─,
|||| | | |||||| /) ,,,. | | ) 'ー─\ '´| (⌒ノヽ /ヽ_ /ヽ_
|||| | | |||| /ヽ ≡⌒≡. | | )
|||| | | ||||li ヽ< `ш´ >il | Y ⌒Y⌒W ⌒YY ⌒Y ⌒ W ⌒YYW ⌒YY
|||| | | ||||||| ヽ y/ ̄ ̄ヽ⊃. │||| | ||||| | | || | |||||
|||| | | |||||||| ヽ__ソ__/ ̄ .| |||| | ||||| | | || | |||||
|||| | | ||||||||/// ヾ⌒ゝ. | |||| | ||||| | | || | |||||
|||| | | |||||||| | |||| | ||||| | | || | |||||
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|||| | | ||||(ノノ ))ヾ( | |||| | ||||| | | || | |||||
|||| | | |||| (‘-‘;6ノヽ).. | |||| | ||||| | | || | |||||
|||| | | |||| . / yとヾ_) | |||| | ||||| | | || | |||||
|||| | | |||| / ヽ===<. | |||| | ||||| | | || | |||||
\ ) ・・・・・・・・・!!
\ )
\, ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y
) ≡ヽ∩ ノ 川;卅ヽ::レ' 八
< ノlノ )) ヾ( ノシ ヾ :i iゞ
( ̄_l ( 6,,ノヽ) l:: }
) ノ (ヽ y/⌒ l:: l
///~l~| /⌒ \)_/ j::.l
(ヽ丶ー--' (ヽ// Lλyノ }:: !
ヾヽゞソゝ彡ヾヽヾヽゞヾヽゞソゝソゝミヾヽゞヾヽゞソヽゞヾ( ヾミヾヽゞヾヽゞヽゞソゝソゝミヾヽゞヾヽ
そのとき惣三郎が何を言ったのか
ソノ川八ツ ノ小幵川廾 iゞ
風の音にかき消されて ノ爪幵川;卅 ソノ川八幵
二人の耳には届かなかったが ハ卅艸廾 i ゞ川;爪 iゞ
八 ヾ:: l 廾キゞ
/ )) ヾ'r l: l ハ卅廾
(・ д ・ 6ノ」; ヽ:: レ'八;爪
/ y/ ヽ 八 ヾ ::i iゞ
/ ""))ミヾr }:: l
(とヽ( ゚Д゚ 6,ノ」 l:: }
┼ /y/ ヽ |:: l
│|_l/_ノ} j:: |
│O r'O .ノ.─┐::: !
│LL_LL__」 ̄|/
\ ヽ\ その言葉で
\ ヽ\
\ ヽ\
\ ヽ\
\ ヽ\
\ ヽ\ 田代の剣が止まった
\ ヽ\
\ _,.;'"`~ヽ'ヽ
>. /~,二二ヽ
ヾ/ / ,--- ヽ
ヽ( / /~二ニヽ
ヾ( ( ' ;;;;\
ヽ \ ;;;;\
\ / ̄ ̄ ̄ヽ
(⌒'")/ ̄ ̄ ̄ヽ
/ ヽ( / ̄ ̄ ヽ
/
:.:/,'.:.:./:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.,ィ:./// ヽ::::/ /:::ハ.:.:.:.:.:.:::.. i ─────______ ──二___
:l::.:.:.:i:.:.:.:.:.:.|:.:.://〃.__|::/_.l::/ノ__ // ノ::::::/:::/─────=============== ──====
{{::::i:.:.:.:.!:.::〃::V/l/ミ レ' ,,-レ'-、 ~"'' ''//レ//ノ ________ ──── ──────
! V!:.:.:/:V//ヽ! ,,イ i.・○;i `ゝ ,イi.;・0゚ヘ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ____───
::マ:.:ハ:.:.(( ヾ:.|! ノヽ ゝ_ソ ゝ;;;ノ ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ──────三 ___ ─────
::::::::|/:::ヽl :レ'、 ゝ ー ヾ ー'"ヾ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ____
}:::::::::ヽ:::::し l  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _______
:::}:::::::::ヽ::::> 、 ノ ──====  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ─────
::::ゝヾ::::/ ヽ / _______ ──── ─二二二二二二二
:::::::リ/ ヽ `ー==ー=イ /  ̄ ̄ ────三 =====──────
ソ:/ \  ̄ ̄ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄─────_________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ハ 卅廾 i ゞ川;爪 レiゞ
廾 ハキツノ小幵 ノ 川
ザシュ ソノ川八ツノ小幵川廾
ノ爪幵川;卅 ソノゝ
) ≡ヽ ∩ )) ヾ( ノ 川;卅ヽ::レ' 八
< ノlノ ( 6,,ノヽ) ノシ ヾ :i iゞ
( ̄_l・;;";.. ( ヽ/⌒ヽ l:: }
) ノ;;..";;.. \/ヽノ`>ゝ l:: l
//~l~| ゝ ;;:・" | lヽ'\'ヽ j::.l
ヽー--'ヽ LLL., \ }:: !
ヾヽゞソゝ彡ヾヽヾヽゞヾヽゞソゝソゝミヾヽゞヾヽゞソヽゞヾ( ヾミヾヽゞヾヽヽゞソヽゞヾ( ヾゞ
爪幵川;卅 ソノ川八
ハキツノ小幵ノ 川
川八幵川;卅廾 iゞ
幵川;卅廾 ゞ;;:::: ::..: ..: ;:: .. ., ,. 丶 i l
卅廾 i ゞ川;爪キ: ::: :..: ;.. ., ,. .. ヽ. l |
川;卅ヽ::レ' 八 :: :..: ;.. . ,. .. \ l |
八 ヾ ::i iゞ:: ,..,.. :,... . \l___ |
..,;.,. ::;.:}:: l ::} : ::,:::,..,.. :,... . |
:::: ;;::::: l:: }:: l: ::,::;;;;:::;;;::: ""))ミヾr r''/ (( ヽ |
;;;;:;;:;;::;;|:: l:: l;;;;::;;::::;;;; (゚Д゚ 6ノ」 Lヽc ・ - ・) 丶
;;;;:::;;::;;j:: |;;;;: ::,..::;; / y/ ヽ / ヽYヽ \
;;:;;;;;;:;;j::_w;;;;:::,.. L_|ニL__ノ .<__」∞=__> \
;;;;;:::;;:;;;::;;;;;;;;:::,.. // | ヽヾ // lヽヾ \
ヽ0ー-u'' `゙ヽuー0'' \
湯沢が死んだ日、田代は居るべき場所にいなかった。
__ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
==@==@==@==@=@==@==@==@==@==@==@==@==@==
====================== ======= ========
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | ""))ミヾr. | | | | / ))ヾ'r.. | | | |
| | | | | | | | | | | | | | | | | | (゚Д゚ 6ノ」 | | | | (・ - ・ 6ノ」 | | | | |
| | | | | | | | | | | | | | | | | | / y/ ヽ | | | | / y/ ヽ | | | | |
| | | | | | | | | | | | | | | | | | L|ニL__ノ. | | | | <_」∞=L_> | | | | |
| | | | | | | | | | | | | | | | | | .// | ヽヾ | | | | | // lヽヾ | | | | l
""`゙´゙゙""´゙゙"" ``""`゙´゙"`ヽOー-u'' ""``""`゙ヽOー-u'' ´゙゙""
だが居なかったのは、田代だけだっただろうか。
山崎を襲った奴は、田代に頼まれたと吐いたが、
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
@==@==@==@=@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@=
|
|
|
|
|=========== ============== ====
| | | | | | | | | ""))ミヾr. | | | | | | | | | / ))ヾ'r.. | |
| | | | | | | | (゚Д゚ 6ノ」 | | | | | | | | | (・ - ・ 6ノ」 | | |
| | | | | | | | / y/ ヽ | | | | | | | | | / y/ ヽ | | | |
| | | | | | | | L|ニL__ノ. | | | | | | | | | <_」∞=L_> | | | |
| | | | | | | | // | ヽヾ... | | | | | | | | | | // lヽヾ | | | |
""`゙´゙゙""""`゙´゙"`ヽOー-u'' ""``"`""`` " ヽuー-u'' ´゙゙""
名乗った奴は、本当に田代本人だったのだろうか。
│ 土方さん
└────v─────
┌──────
│どうした、総司? __ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ__
└─y─────── __ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ__
@==@==@==@==@==@==@==@==@==@┌───────────
| │ 用事を思い出しました。
| │ 先に屯所に帰っててください
| └───v────────
|
|================================ ====
r"/ ミ(("" | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | / ))ヾ'r.. | |
Lヽc ゚Д゚) | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | (・ д ・ 6ノ」. | | |
/ y/ ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | / y/ ヽ | | | |
L|ニL__ノ. | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | <_」∞=L_> | | | |
// | ヽヾ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | // lヽヾ | | | |
ヽOー-u'' ""``"`""``"`""```""``"`""``"" " ヽuー-u'' ´゙゙""
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ__
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==
|
|
|
|
|========================================
r"/ ミ(("" | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
Lヽc ゚Д゚). | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
/ y/ ヽ. | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
L|ニL__ノ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
// | ヽヾ .| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
ヽuー-u'' ""``"`""``"`""```""``"`""```"``"""``"`""``
爪幵川;卅 ソノ川八 ヾキリ
ハ 卅廾 i ゞ川;爪 レiゞ iゞ
廾 ハキツノ小幵 ノ 川爪
ソ ノ川八ツノ小幵川廾ミiゞ
ノ爪幵川;卅 ソノゝ iゞ
ノ 川;卅ヽ::レ' 八
ノシ ヾ :i iゞ ""))ミヾr
l:: } (Д゚ 6 ノ」
l:: l /y/ ヽ.
l:: l L|ニL__ノ
_____j::.l // | ヽヾ
| l |: ! ヽuー-u''
""``"`゙゙´''" "`゙"`゙゙´''" "`"`´´"゙´''"゙゙'' "`"`゙゙´''" "`゙"゙゙´''" "`"`´´"`゙゙´`"`""
爪幵川;卅 ソノ川八 ヾキリ
あの目は魔性の目 ハ 卅廾 i ゞ川;爪 レiゞ iゞ
廾 ハキツノ小幵 ノ 川爪
男を狂わす蠱惑の瞳 ソ ノ川八ツノ小幵川廾ミiゞ
ノ爪幵川;卅 ソノゝ iゞ
ノ 川;卅ヽ::レ' 八
""))ミヾr ヾ :i iゞ
(゚Д゚ 6,ノ」 l:: }
/y/ ヾ l:: l
L_|ニ|__/X j:: |
r'f r'⌒ ノ__ j::.l
LL_LL__」 l |: !.
""``"`゙゙´''" "`゙"`゙゙´''" "`"`´´"゙´''"゙゙'' "`"`゙゙´''" "`゙"`゙゙´''" "`"``゙゙´''" "`"´´"゙゙゙
│
│ 土方さん
誰がどこまで │
└────v──────────
どう惑わされていたか r'" ヽ. //
/ ヽ //
__,,,,.. -─ ー -+ 、,,ノノ / y/
γ'" ヾ ̄ヽ. / ..:: // ...:::::
/ノ/""""""") ハ ミ ヾ ヽ. / ..::::l // ...:::::
ノ / ノノ ) )ミ ヽ l / ....::::l // ...::::::
/ // ミ ヽ | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
l ○ ○ l|⌒ヽ | :::::::
| リ 6/ リ :::::: せやけど、土方はん
l - ---- / ハ ::::::: こちらも大変どすえ
ヽ / リノ ソ ノ ::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
│ 先に帰っていてくださいって
└───┐
│ 言ったのに
│
└─────v────────
'' ",,' .:, " l | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
;;・";;: .,/ / | ";;;'' :::::::
_;;'"; _/::,ノ | ..,,;;::"・,, :::::: 使い方誤りますと
ニニニニニニ L_,,,,;;;;;・;;______ :::::::
;;;"ヾ";:"'‘ヽ |:; | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
";;l;;::・"., 丶 |:; |
l ;.j \. |:; | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
l ;:"' ,ヽ j.;; | ::::::
l ;: ・"., __ /:;・'´ | ::::::: 身ぃ滅ぼしますし
l ";;::.{__}ヽ_;;;" | ::::::
;;::: ''・ ヽ、 ノ;;:; | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
;;::'';; じー'__ノ_ノノ
┌────────┐
│ 泣くな. └───────
└────┐ 総司
└───────────────
ノ 爪幵川;卅 ソノ川八 ヾキリ
´ ハ ナ廾 i ゞ川;爪 レiゞ iゞ
´ ハ ハキツノ小幵 ノ 川爪
ノ ノ 川 八ツノ小幵川廾ミiゞ
ノ爪幵川;卅 ソノゝ iゞ
r-、,, 、 ノ 川;卅ヽ::レ' 八
ノ ノ」j.ノ ノシ ヾ :i iゞ
/ i ~ヽ ,,、 l:: }
< ,=ニ=L_> (ノ,,i,) l:: l
ノ/ l | /___.ヽl:: l
ヽヽuーu' ┌─ j::.l
""``"`゙゙´''" "`゙"`゙゙´''" "`"`´´"゙´''"゙゙'' "`"`゙゙´''" "`゙"゙゙´''" "`"`´´"`゙゙´`"`""
「蠱惑の眼」 完
,,,
.__ 旦旦旦
|. ● | (,,・∀・) お茶はいかがでつか〜
 ̄ ̄| ( O┬O
〜〜 ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
"""ミヾ(
<´∀` 6ノ
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''``````''''''''''''''''''
| 若せんせーい
└──y─────
r''/ (( △ヽ
〜 Lヽc ・ ∀ ・)
〜 / |y/ 」 ┌──────
〜 ( ̄J J │おや、総司
)ノ └─y────
"""ミ ヾ(
<∀` 6ノ
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''``````''''''''''''''''''
| 斬首ですか?
└──y─────
r''/ (( △ヽ
Lヽc ・ ∀ ・)
∩ ∩
/ |y/ 」 ┌───────────
( ̄ │穴に入っているのですよ
)ノ └─y──────────
"""ミヾ(
<´∀` 6ノ
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''``````''''''''''''''''''
| では穴の中には
| 鍛え上げられたムキムキの体が?
└──y─────────────
r''/ (( △ヽ
Lヽc ・ ∀ ・) ̄"⌒ヽ
/ ) ヽ' / 、 `、
γ --‐ ' λ. ; !
f 、 ヾ / )
! ノヽ、._, '`" 〈_,,,ノ ‐'"
| j )ノ
し'' ┌───────────
│引き上げて御覧なさい
└─y──────────
"""ミヾ(
<´∀` 6ノ
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''``````''''''''''''''''''
r''/ (( △ヽ
Lヽc ・ ∀ ・) """ミヾ(
/ _|⊃⊃<´∀` 6ノ
( ̄/ ((
)ノ ))尊
皇((
))攘
夷((
))⊃
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''``````''''''''''''''''''
|貫き損ねた
|無理矢理の志がありました
r''/ (( △ヽ└y────────────
Lヽc ・ ∀ ・)
/ |y/ 」 ┌──────────
( ̄J J │世の中そんなものです
)ノ └─y─────────
"""ミヾ(
<´∀` 6ノ
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''``````''''''''''''''''''
|けれど
|忠義の華は咲きましたよ
└────v───────
│おやこれはご立派ぽい
r''/ (( △ヽ └y────────────
Lヽc ・ ∀ ・⊂
Ly/ ノ
しヽ、 )
)ノ
*忠*
*義* """ミヾ(
ヽ|ノ <´∀` 6ノ
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''``'''''''''''''''``````''''''''''''''''''
|世界に一つだけのはな
r''/ (( △ヽ └y────────────
Lヽc ・ ∀ ・)
/ |つ」つ ┌──────────
( ̄( c(@)っ. │踏みにじられても
ヽ___ノ │しつこく咲いてる
└─y─────────
*忠*
*義* """ミヾ(
ヽ|ノ <´∀` 6ノ
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''``'''''''''''''''``````''''''''''''''''''
ノヽ 〜 |この花を咲かせるためだけに
( \ 〜 └y─────────────
ヽ_|つ_|つ 〜
/ c ・ 〜) 〜 ┌────────
r''ヽ (( ▽ ノ │一生懸命
L/ │斬ればいい〜
└───y──────
*忠*
*義* )/ ミ"""
ヽ|ノ ヽc ´∀`>
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''``'''''''''''''''``````''''''''''''''''''
|それでは私は
|そろそろいきますね
r''/ (( △ヽ └y────────────
Lヽc ・ ∀ ・)
L yL ヽ. ┌──────────
し し ) │君はぼくより後ですよ
ヽノ └─y─────────
"""ミヾ(
<´∀` 6ノ
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''``````''''''''''''''''''
そーでしたー
ヽ 〜
) 〜
ヽ( 〜
"""ミヾ(
<´∀` 6ノ
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''``````''''''''''''''''''
御 身
あ 霊 は
り は 多
に 君 摩
け に に
り
"""ミヾ(
<´〜` 6ノ
'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''``````''''''''''''''''''
居合術──
刀を鞘に収めた状態から、刃の部分を疾らせて抜き放つ。
それにより剣速を加速させ、敵を切り伏せる剣技。
.r''/ (( ヽ )/ ミ ヽ r"/ ミ(("" """"ミヾ(
Lヽc ・ ∀ ・) ヽc ´∀`> Lヽc ゚Д゚) (父 6 ノ
/ ヽYヽ /⌒ヽY⌒l / y/⌒ヽ / y/ ̄ヽ
<_l=∞=、 [=L_ノ)O_ノ < r'Uヽ' L_|ニ|___/
とヾ三0三0 __))__)と(三ノ」」」> ((__(__ゝ
まだ江戸市ヶ谷の試衛館で剣術を学んでいた頃のこと
三人は近藤の養父周斎に、その防ぎ手を尋ねた。
│一にもニにも、まずひくこと。
│初太刀をはずせば、
│あとは普通の剣技と変わらん
└────────v────
┌─────────┐
│ ひく…のですか? │┌──────────
└───── v.───┘│後ろが壁だったら
│まずいな
└─y────────
.r''/ (( ヽ )/ ミ ヽ ""))ミヾr """"ミヾ(
Lヽc ・ ∀ ・) ヽc ´д`> (゚Д゚ 6ノ」 (父 6 ノ
/ ヽYヽ /⌒ヽY⌒l / y/⌒ヽ / y/ ̄ヽ
<_l=∞=、 [=L_ノ)O_ノ < r'Uヽ' L_|ニ|___/
とヾ三0三0 __))__)と(三ノ」」」> ((__(__ゝ
近藤はこう考えた。
│声を上げ、
│気合で相手を圧するのは? │居合は初太刀に全てをかけてくる
└─────v─────── │生半可な気組みではとても圧せん
└──────v─────────
.r''/ (( ヽ )/ ミ ヽ ""))ミヾr """"ミヾ(
Lヽ,,c ・ ∀) ヽc ´д`> (゚Д゚ 6ノ」 (父 6 ノ
/ ヽYヽ l⌒ヽY^ヽ / y/⌒ヽ / y/ ̄ヽ
<_l=∞=、 [=ヽ/00 < r'Uヽ' L_|ニ|___/
とヾ三0三0 __))__)と(三ノ」」」> ((__(__ゝ
沖田はこう考えた。
│じゃあ、相手よりも速く
│突く! │居合は
└─v─────── │お前の突きよりも速いよ、総司
└──────v─────────
.r''/ (( ヽ / ミヽ( ""))ミ ヾr """"ミヾ(
Lヽ,,c ・ ∀) <´д` 6ノ (Д゚ 6 ノ」 (父 6 ノ
/  ̄|つつ⌒ヽY^ヽ / y/⌒ヽ / y/ ̄ヽ
[~ヽ/=、 [=L_ノ)Oノ < r'Uヽ' L_|ニ|___/
ヾ三0三0 __))__)と(三ノ」」」> ((__(__ゝ
そして土方は
│初太刀をはずせればいいんですよね
│じゃあ…
└──────v───────
.r''/ (( ヽ .)/ ミ ヽ r"/ ミ(("" """"ミヾ(
Lヽ,,c ・ ∀) ヽ c ´д> Lヽc ゚Д゚) (父 6 ノ
/ ヽYヽ l⌒ヽY^ヽ / ヽY  ̄Ρ / y/ ̄ヽ
<_l=∞=、 [=L_ノ)O_ノ L/ヽ=ヽ ̄ L_|ニ|___/
とヾ三0三0 __))__) (三00三) ((__(__ゝ
│複数で襲って、そいつが
│他の奴に向けて抜いた瞬間に
│斬りこむ!
└──────v───────
.r''/ (( ヽ .)/ ミ ヽ r"/ ミ(("" """"ミヾ(
Lヽ,,c ・ ∀)Σ c ;´Д> Lヽc ゚Д゚) Σ (父 6 ノ
/ ヽYヽ l⌒ヽY^ヽ / y/ ヽ彡 / y/ ̄ヽ
<_l=∞=、 [=L_ノ)O_ノ 00ヽ_ノ L_|ニ|___/
とヾ三0三0 __))__) (三00三) ((__(__ゝ
│それだと、お前は無事かもしれないが
│最初に斬りかかった味方が
│斬られるぞ. ┌────────
└──────v───┤あ、そうか。じゃ…
└──y─────
.r''/ (( ヽ .)/ ミ ヽ ""))ミヾr """"ミヾ(
Lヽ,,c ・ ∀) ヽ c ;´Д> (゚Д゚ 6ノ」 (父 ; 6 ノ ソモソモ ヒキョウジャ…
/ ヽYヽ l⌒ヽY  ̄P / y/ ヽ / y/ ̄ヽ
<_l=∞=、 [=L_ノ)=ヽ' L_|ニ|__/ L_|ニ|___/
とヾ三0三0 __))__) (三00三) ((__(__ゝ
│斬られてもいい奴と
│行かなきゃな
└────v──────
.r''/ (( ヽ .)/ ミ ヽ ""))ミヾr """"ミヾ(
Lヽ,,c ・ ∀) ヽ c ´Д> (゚Д゚ 6ノ」 (父 ; 6 ノ
/ ヽYヽ l⌒ヽY  ̄P / y/ ヽ / y/ ̄ヽ
<_l=∞=、 [=L_ノ)=ヽ' L_|ニ|__/ L_|ニ|___/
とヾ三0三0 __))__) (三00三) ((__(__ゝ
その会話を傍らで聞いていたのが
オレハゼッタイ
オマエトハイカン !
サイテーデスネー
r'´fj`ヽ
ヽ,,,,,,,,ノ r''/ (( ヽ .)/ ミ
(  ̄l ̄ ) Lヽ,,c - ∀) ヽ c
=[二]= / ヽYヽ l⌒
// | ヽヽ <_l=∞=、 [=L
ヽuー-u'' とヾ三0三0 ___
当時試衛館の食客であった、
北辰一刀流の藤堂平助だった。 )/ ミ ヽ /
r、'ヽ ヽc ゚ 」゚)/
,,」,,ノ ( >y /_ヽ
l ̄ヽ V`ヽ)(/l'
二]=> // | ヽヽ
三彡つ ヽuー-u''
慶応二年(1866年)冬
┌─────────── ─ ─
│そういわけでだ、総司
._/__/__/__/__/./,,くノ___ノ___.ノ___.ノ___.ノ___.ノ___.ノ___. └──────────── ─
==@==@==@==@ /,,くノ__ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___
l」/'' l」/'' l」/'' ./,,くノ__ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ__ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ____
┼─╂ . /,,くノ__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__/__
┼─╂ ヒ,イ=@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==
┼─╂ l」/'' l」/'' l」/'| l」/'' l」/'' l」/'' l」/'' l」/'' l」/'' l」/'' l」/'' l」/'' l」/'' l」/'' l」/''
┷━╋━┷━╋━┷| ||┠─┼─╂─┼─╂─┼─╂─┼─┨| ||┠─
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━━┻━━━┻━━| ||┠─┼─╂─┼─╂─┼─╂─┼─┨| ||┠─
三三三三三三三三三 | ||┣━┷━╋━┷━╋━┷━╋━┷━┫| ||┣━
――┬┬――――,,/ | ||┃//////┃//////┃//////┃//////┃| ||┃//
::::::::::: |;;;;|| ::::::::::::::: /,/,|_|l┗━━━━━━━┻━━━┻━━━┛| ||┗━
. ヒ三f/ . /,∠ 二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
∠二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
└───────────────────────────
...:::::::::::::,,|;;;;i|,|:フi:::::::::::::::::::::::::::::: ,,|;;;;i|,|:フi::::::::::::::::::::::::::::: ,,|;;;;i|,|:フi::::::
...::::::f----イ/::::::::::::::::::::::::::: f----イ/:::::::::::::::::::::::::: f----イ/:::::
│ これで俺とお前は今生の別れになるかもしれん
│ だから今のうちに言っておく。
│
│ 俺にもしものことがあったら、
│ 総司、市ヶ谷の道場はお前に任す。
│ お前なら俺も安心して、
│ 御公儀にこの身を捧げられる。
└───────────y───────
,--ー-ヽー、
__,,,,..ヾ,,..,,、、,,)ノー-- 、
γ'" ヾ
( , ,, ,、,, ,, ,,、 ,,, , ヽ
V'´ ノ )`゙ミ l
/ ミ l
/ '⌒ ⌒ヽ ミ l
l l|⌒ヽ l
l ┌-ー-┐ イ 6/ /
ヽ、 .__ ノ /ーイ''ヽ
│ お前がうちの道場に来てより十四年
│ 俺にとってはもう血のつながった弟も同然だ。
│ 父上のこと、よろしく頼んだぞ
└────────────────ヽ──
ミミ( ( ヽヽ
ミミ ヽ丶 ノ ヽ, ┌─────┐
⌒ii ● ● | < 若先生… │
6 | し 〃 | └─────┘
し、 \__/ /
ヽ \/ /
┌───────┌─────
│若先生〜!! │ 総司〜!!
└──── v.──└──v───
""))ミヾr
r''/ (( ヽ """ミヾ( (゚Д゚ 6ノ」
。 ゚ Lヽ c >∀)<´Д`゚6ノ ゚ 。 / y/ ヽ
/  ̄lニ⊃⊂| ̄⌒ヾ) L|ニL__ノ.
[===\// .L_>L_ノ= // | ヽヽ
ノ__))_) ((__(_,_}⊃ ヽuー-u''
┌─────
│ おい
└── v.──
""))ミヾr
.r''/ (( ヽ ─""ミヾ(────┼∩ (゚Д゚ 6ノ」
Lヽ c ・ ∀) <´Д` 6ノ l ̄ ̄ y/ ヽ
l ヽY~ヽ⊂| ⊂| ̄⌒ヾ) L_ノ=∞⊂Lノ.
[=L_|00 L_>L_ノ= // | ヽヽ
ノ__))_) ((__(_,_}⊃ ヽuー-u''
┌─────────
│痛いじゃないか、歳
└──── v.─── ┌───────────
│たかが広島出張くらいで
│なに、大袈裟な別れ
│やってやがる。
│伊東さんたちがお待ちだぞ
└───────v──
┌─────────
│おお、それはいかん
└─y───────
""))ミヾr
.r''/ (( ヽ┼─)/ ミ"""─── (゚Д゚ 6ノ」
Lヽ c ・ ∀)∩))(ヽc ´д`> / y/ ヽ
ノ ヽY~ _ノ ヽ y//ヽ L|ニL__ノ.
L_|0=< >=∞とヽ' // | ヽヽ
ノ__))_) ((__(_,_}⊃ ヽuー-u''
│ しかし歳よ、ただの出張とはわけが違うぞ
│ 本拠地に乗り込んでの、宿敵長州の藩情探索だ。
│ 俺が新選組の近藤勇だとばれたらまず命はねぇ
└───────v────────────
┌────────
│そんなのこっちでも同じじゃねぇか
│それに探索自体は
│山崎や吉村たちにやらせるんだろ
└────v──────────
r"/ ミ(("" )/ ミ"""
Lヽc ゚Д゚) ヽc ´д`>
/ ヽYヽ / ヽYレヽ
L__|ニ|_/ L___|ニ|_/
// | ヽヽ // ,!, ヽヽ
ヽuー-0'' `゙U'`0'´
┌─────ヘ─────────
│早くあいつら戻せよ ┌ヘ────────
│こっちでも探索してもらいてぇことは | わかった、わかった
│山ほどあるんだ | すぐ戻すよ
┌─────────────
│まあ、本当に心配してるのは
│総司のことなんだがな
└─────v──────
┌──────
│総司? ┌────────────
└───v─── │ 最近また
│ おかしな咳をするようになった。
r"/ ミ(("" """ミヾ( . └─y────────────
Lヽ c ゚Д) <´д` 6ノ
/ ヽYヽ / ヽYレヽ.
L__|ニ|_/ L___|ニ|_/
// | ヽヽ // ,!, ヽヽ
ヽuー-0'' `゙U'`0'´
池田屋での喀血以来、気にかけてはいたんだが、
ここのところまたひどい。
あいつは言わんが、時々臥せってもいるらしい。
r''/ (( ヽ 。
Lヽc >∀) 。
/⌒_ノ⌒⌒⌒`〜、_
( ̄//⌒ ノ ヽ)
⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃
┌──────────────────────
│ああ、それは俺も気になっていた。 医者には?
└──────v────────┌───────────
│行かせたんだが
│本当のことを言わん
└──y───────
r") ミ((" """ミ ヾ(
L」 c ゚ ) <д` 6ノ
/ ヽYヽ / ヽYレヽ.
┌──ヘ─────
│病名はなんと?
〜 〜 〜 ф │口唇ヘルペス
└──y─────
r"/ ミ(("" """ミヾ( .
Lヽ c ゚Д) <´д` 6ノ
/ ヽYヽ / ヽYレヽ.
│何のことだかよく分からんが
│とりあえず嘘だということは分かる
└─────v──────────
┌────────
│そうか
│俺には
│椎間板ヘルシアだった
└────v────── ┌──────────
│微妙に体に良さそうだな
r"/ ミ(("" """ミヾ( └─y─────────
Lヽc -Д-) <´д` 6ノ
/ ヽYヽ / y///l
L__|ニ|_/ L_|ニ|___/
┌───ヘ────────
│で、あんたは本当は
│なんだと思ってる?
│ ・・・・・・
└───┐
│ 労咳(結核)
└────y────
r"/ ミ(("" """ミヾ( .
Lヽ c ゚Д) <´д`;6ノ
/ ヽYヽ / y///l
┌─────────────
│奇遇だな。俺も同じ見立てだ。
│あの咳は母上のときと似ている
└────v─────────
┌────────
│ そりゃお前が四つのときの
r"/ ミ(("" """ミヾ( < 話じゃねぇか
Lヽc ゚Д゚) <´д` 6ノ │ 覚えてるのか?
/ ヽYヽ / y///l. └─────────
L__|ニ|_/ L_|ニ|___/
┌───────
│ああ勿論。あの咳には
│特徴がある ┌─────
└──v───── │特徴?どんなだ?
└──y────
""))ミヾr """ミ ヾ(
(゚Д゚ 6ノ」 <д` 6 ノ
/ ヽYヽ / y///l
L__|ニ|_/ L_|ニ|___/
│手の中で、
│こう、蝶をパタパタとさせているような…
└───v─────────────
r"/ ミ(("" """ミヾ(
Lヽc 。 。) <´д` 6ノ
/ ヽYヽ / y///l
L__|⊃⊂) L_|ニ|___/
r"/ ミ(("" 。 """ミヾ( っ 。
Lヽc 。 。) c <´д`;6ノ っ
/ ヽYヽ c / y///l ゚
L__|⊃⊂) L_|ニ|___/
( ф ""))ミヾr ф
( ф (゚Д゚ 6ノ」 ф
( εi3 〜 〜
(_人__人o人┌─────────
o │と、とにかく、総司のこと
。 │よろしく頼むぞ
└───y──────
r"/ ミ(("" """ミヾ( . っ 。
Lヽ c ゚Д) 。 <´д`;6ノ っ
/ ヽYヽ c / ヽYレヽ
L__|ニ|_/ L___|ニ|_/
// | ヽヽ // ,!, ヽヽ
ヽuー-0'' `゙U'`0'´
┌─ヘ────
│ ああ
│やあ、伊東さん
│お待たせした 新選組 参謀 諸士調役兼監察
└─────v─── 伊東 甲子太郎 篠原 泰之進
r"/ ミ(("" )/ ミ""" ("""ミヾ( / ミヽ(
Lヽc ゚Д゚) ヽc ´∀`> (゚(ェ)゚ 6ノ (ー<_ー 6ノ
/ ヽYヽ / ヽYレヽ / y///l / y///l
L__|ニ|_/ L___|ニ|_/ L_|ニ|__/ L_|ニ|__/
// | ヽヽ // ,!, ヽヽ // ,!, ヽヽ // ,!, ヽヽ
ヽuー-0'' `゙U'`0'´ `゙U'`U'´ `゙U'`U'´
│え?なんですか?
│代理?
│ああ、暫く留守にしますからね
└─────v──────── |参|
|謀|
r"/ ミ(("" )/ ミ""" ("""ミヾ( |代| / ミヽ(
Lヽc ゚Д゚) ヽ c ;´∀> (゚(ェ)゚ 6ノ |理| (ー<_ー 6ノ
/ ヽYヽ / ヽYレヽ / ヽYヽ n | n / y///l
L__|ニ|_/ L___|ニ|_/ L__|⊃⊃ o(゚(ェ)゚)o L_|ニ|__/
// | ヽヽ // ,!, ヽヽ // ,!, ヽヽ o( )o // ,!, ヽヽ
ヽuー-u'' `゙U'`'U´ `゙U'`U'´ X ̄ ̄X `゙U'`U'´
│え?で、こっちが私の代理ですか?
│鬼瓦?ああ、そうですか
└─────v────────
|局| |参|
|長| |謀|
""))ミヾr )/ ミ""" |代| ("""ミヾ( |代| / ミヽ(
(゚Д゚ 6ノ」 ヽ c ;´∀> |理| (゚(ェ)゚ 6ノ |理| (ー<_ー 6ノ
/ ヽYヽ / ヽYレヽ ◎ / y///l n | n / y///l
L__|ニ|_/ L___|ニ|_/ r' ̄`l ⊂⊂|__/ o(゚(ェ)゚)o L_|ニ|__/
// | ヽヽ // ,!, ヽヽ ノ`口´ゝ // ,!, ヽヽ o( )o // ,!, ヽヽ
ヽuー-u'' `゙U'`'U´ X ̄ ̄X `゙U'`U'´ X ̄ ̄X `゙U'`U'´
│それじゃあ、後はよろしくな
└─────v────────
┌───────
│ああ、気をつけて
│行ってこい
└───v──── |局| |参|
|長| |謀|
r"/ ミ(("" """ミヾ( |代| |代| ("""ミヾ( / ミヽ(
Lヽc ゚Д゚) <´∀` 6ノ |理| |理| (゚(ェ)゚ 6ノ (ー<_ー 6ノ
/ ヽYヽ / ヽYレヽ ◎ n | n / y///l / y///l
L__|ニ|_/ L___|ニ|_/ r' ̄`l o(゚(ェ)゚)o L_|ニ|__/ L_|ニ|__/
// | ヽヽ // ,!, ヽヽ ノ`口´ゝ o( )o // ,!, ヽヽ // ,!, ヽヽ
ヽuー-u'' `゙U'`'0´ X ̄ ̄X X ̄ ̄X `゙U'`U'´ `゙U'`U'´
│ 一つ言い忘れた
└─────v────────
|局| |参|
|長| |謀|
r"/ ミ(("" """ミヾ( ≡=─ |代| |代| ("""ミヾ( / ミヽ(
Lヽc ゚Д゚) <´д`;6ノ. ≡=─ |理| |理| (゚(ェ)゚ 6ノ (ー<_ー 6ノ
/ Σ⊂⊂l ̄ ̄ ヾ) ≡=─ ◎ n | n / y///l / y///l
L__|ニ|_L_L_ノ===] ≡=─ r' ̄`l o(゚(ェ)゚)o L_|ニ|__/ L_|ニ|__/
// | ヽヽ // ,!, ヽヽ ≡=─ ノ`口´ゝ o( )o // ,!, ヽヽ // ,!, ヽヽ
ヽuー-u'' `゙゙U'`'U´ ≡=─ X ̄ ̄X X ̄ ̄X `゙U'`U'´ `゙U'`U'´
│ 水 戸 に は 手 を 出 す な
└─────v────────
|局| |参|
|長| |謀|
r"/ ミ(("" """ミヾ( |代| |代| ("""ミヾ( / ミヽ(
Lヽc ゚Д゚) <`口´ 6ノ |理| |理| (゚(ェ)゚ 6ノ (ー<_ー 6ノ
/ >⊂⊂l ̄ ̄ ヾ). ◎ n | n / y///l / y///l
L__|ニ|_L_L_ノ===] r' ̄`l o(゚(ェ)゚)o L_|ニ|__/ L_|ニ|__/
// | ヽヽ // ,!, ヽヽ ノ`口´ゝ o( )o // ,!, ヽヽ // ,!, ヽヽ
ヽuー-u'' `゙゙U'`'U´ X ̄ ̄X X ̄ ̄X `゙U'`U'´ `゙U'`U'´
│ お前があそこの過激派に
│ 探りいれてるのは分かってんだ。
│ だが、俺が戻るまでは何もするなよ。
│ 会津公の顔を潰すような真似はな!!
└─────v────────────
┌──────
│分かってるよ
│安心しろ |局| |参|
└───v─── |長| |謀|
r"/ ミ(("" """ミヾ( |代| |代| ("""ミヾ( / ミヽ(
Lヽc ゚Д゚) <口´;6 ノ |理| |理| (゚(ェ)゚ 6ノ (ー<_ー 6ノ
/ >⊂⊂l ̄ ̄ ヾ). ◎ n | n / y///l / y///l
L__|ニ|_L_L_ノ===] r' ̄`l o(゚(ェ)゚)o L_|ニ|__/ L_|ニ|__/
// | ヽヽ // ,!, ヽヽ ノ`口´ゝ o( )o // ,!, ヽヽ // ,!, ヽヽ
ヽuー-u'' `゙゙U'`'U´ X ̄ ̄X X ̄ ̄X `゙U'`U'´ `゙U'`U'´
│くれぐれも、よろしくな
└─────v─────
┌──────
│あ〜任せとけ
└───v─── |局| |参|
|長| |謀|
.r''/ (( ヽ r"/ ミ(("" |代| |代| """ミヾ( .("""ミヾ( / ミヽ(
Lヽc ・ ∀ ・) Lヽc ゚Д゚) |理| |理| <´д` 6ノ (゚(ェ)゚ 6ノ (ー<_ー 6ノ
/ ヽYヽ / ヽYヽ ◎ n | n / ヽYレヽ / ヽYレヽ / ヽYレヽ
<_」∞=> L__|ニ|_/ r' ̄`l o(゚(ェ)゚)o L___|ニ|_/ L__|ニ|_/ L__|ニ|_/
// | ヽヽ // | ヽヽ ノ`口´ゝ o( )o // ,!, ヽヽ // ,!, ヽヽ // ,!, ヽヽ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' X ̄ ̄X X ̄ ̄X `゙U'`0'´ `゙U'`0'´ `゙U'`0'´
│土方さん
└──v─────
┌──────
│あれ、お前
│いつからいた?
└───v─────
┌──────
│どーして水戸を
│斬っちゃいけないんですか?
└──y──────────── |局| |参|
|長| |謀|
.r''/ (( ヽ ""))ミヾr |代| |代|
Lヽ c ・ ∀) (゚Д゚ 6ノ」 |理| |理|
/ ヽYヽ / ヽYヽ ◎ n | n
<_」∞=> L__|ニ|_/ r' ̄`l o(゚(ェ)゚)o
// | ヽヽ // | ヽヽ ノ`口´ゝ o( )o
ヽuー-u'' ヽuー-u'' X ̄ ̄X X ̄ ̄X
┌─ヘ──────
│ああ、それはな
土方が今調べているのは、
水戸脱藩浪士を中心とした、攘夷過激派の浪士集団だった。
小規模の集団とはいえ、長州の倒幕派とのつながりもあるらしく、
左幕派新選組の副長としては、早めに始末してしまいたい相手でもあった。
________
|天子様マンセー <
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| _________
| |田沼逝ってよし <
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | ________
| | |幕府必死だなw <
| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(`∀´) (`∀´) (`∀´)
/ y/ヽ / y/ヽ / y/ヽ
し===J し===J し===J
LLLLL LLLLLl LLLLLl
が、この集団を、水戸藩の一部の人間が匿っている。
水戸藩自体は徳川御三家でもあり、
新選組のスポンサーである会津藩とも決して敵対してはいない。
しかし藩士の中には、現在の幕府に不満を持つ攘夷過激派も少なくなかった。
________ ________ _______
|会津藩家訓.. | |水戸藩保守派方針| |水戸藩過激派. |
|徳川家には忠誠を | |公武合体イイヨ-. | | ケッ |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( '∀`) ( '∀`) ('∀` ) ('∀` ) (`A´ )
/ y/ヽ / y/^⊃⊂ y/ヽ / y/ヽ / y/l
し===J し==== ====J し===J し===J
LLLLL LLLLLl LLLLLl LLLLLl LLLLL
新選組としては、いくら攘夷過激派であっても、
水戸藩士と表立って事を起こすことはできなかった。
それにより会津藩と水戸藩との関係が悪くなる恐れもあるからである。
─────────────── ○ ──────────
という話をしたところで o
沖田に理解できるはずがないと 。
思ったので
┌───────
│糸ひくから
└───y─────
┌─────── とだけ答えた
│そっかー
└───y──── |局| |参|
|長| |謀|
.r''/ (( ヽ ""))ミヾr |代| |代|
Lヽ c ・ ∀) (゚Д゚ 6ノ」 |理| |理|
/ ヽYヽ / ヽYヽ ◎ n | n
<_」∞=> L__|ニ|_/ r' ̄`l o(゚(ェ)゚)o
// | ヽヽ // | ヽヽ ノ`口´ゝ o( )o
ヽuー-u'' ヽuー-u'' X ̄ ̄X X ̄ ̄X
イートーマキマキ |局| |参|
イートーマキマキ |長| |謀|
/ ))ヾ'r ""))ミヾr |代| |代|
(∀ ・ 6 ,ノ」 (゚Д゚ 6ノ」 |理| |理|
/ y/ ヽ / ヽYヽ ◎ n | n
< >∞=L_> L__|ニ|_/ r' ̄`l o(゚(ェ)゚)o
<//r | > // | ヽヽ ノ`口´ゝ o( )o
u0ー' Y⌒Y⌒ ヽuー-u'' X ̄ ̄X X ̄ ̄X
│ さてと…
└───v─────
|局| |参|
|長| |謀|
r"/ ミ(("" |代| |代|
Lヽc ゚Д゚) |理| |理|
/ ヽYヽ ◎ n | n
L__|ニ|_/ r' ̄`l o(゚(ェ)゚)o
// | ヽヽ ノ`口´ゝ o( )o
ヽuー-u'' X ̄ ̄X X ̄ ̄X
局長 近藤の不在で、隊士達の気が緩むのを恐れた土方は、
より規律に厳しくなった。
l l |局|
l l |長|
| l |代|
| ___l/ "", ))ミ|理| ヽ
| (゚Д゚ 6ノ◎ \
| / y/ r' ̄`l \
| L>∞=ノ`口´と \
/ // | ヽヽ ̄ \
/ ヽ0ー-u'' \
/ \
/
違反者を処罰する権限は副長が有している。
土方はちょっとした隊規違反にも、常以上に厳しく処罰を下した。
そんなある日
。
ζ
と('' と「 ̄}⌒ ̄]つ
""""""""""""""""""""""""""""""""
/_ _ミヽ(
(~д~ 6ノ
。 / y/ ヽ
ζ <_」∞=L_>
// | ヽヽ
と('' と「 ̄}⌒ ̄]つ ヽuー-u''
""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
│もし、もしもし
└──y─────
/_ _ミヽ(
。 (~д~ 6ノ
ζ ノ y/ ̄ヽ
とヽ >r'とヽノ
と('' と「 ̄}⌒ ̄]つ(三Ll_i」
""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
│大丈夫ですか?
└──y─────
。
ζ /_ _ミヽ(
)/ ミ ヽ (~д~ 6ノ
ヽc ´ё`) ノ y/ ̄ヽ
ノ⌒ yl/丶とヽ >r'とヽノ
とヽ ヽ /三0 三つ Ll_i」
""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
┌────────
.ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__│それは大変でしたね
.ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__└───y──────
.@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=
==ll===ll===ll===ll===ll===ll==
l~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| ヽーノ-、 , | ., '
__._________. | .(_ソ ノ λ ノ .|__.______,,__
| | | | | | |.| ´ .|:l ( , . | | | | | |
_|_|_|_|_|_|_|.| | | `ー' .|_|_|_|_|_|__
l | | | | | | | | | | | | | | |ノ______ノ ノ_____,,.ノ | | | | | | | | | | | |
l | | | | | | | | | | | | | | | | |;;;;;;;; .. . | | | | | | | | | | | | | |
l | | | | | | | | | | | | | | | | |;;;;.. . | | | | | | | | | | | | | |
""`゙´゙゙""``""`゙´゙"""`" ""`゙´゙゙""``""`゙´゙"
│おかげさまで助かりました
│食わずともあと数日はと思っていたのですが
└─────v──────────────
│なに、困ったときはお互い様ですよ
)/ ミ ヽ │ところで、失礼ですがあなたは
ヽc ´ё`) └─y────────────
/ yl/ヽ / _ ミヽ(
___(ニつ]とヾ)_ (д~ 6ノ
(00∴) \ ノ y/ ヽ
\とニヾノ
│甲州藩の
│長坂小十郎と申します ┌────────
└─────v─────. │甲州藩の長坂家!?
│あの水無月流宗家の!?
)/ ミ ヽ └─y────────────
ヽc ´ё`) / _ ミヽ(
/ yl/ヽ Σ (д~ 6ノ
___(ニつ]φヾ)__ / y/ ヽ|l
(00∴) \ < ヽとニヾ)
とノ |ll l|ll ガタン
│おや、ご存知ですか
└─────v─────.┌────────
│申し遅れました、
│私は甲州脱藩の中倉主膳と申します。
│いやぁ、こんなところで
│同郷の方に会えるとは
)/ ミ ヽ └─y────────────────
ヽc ´ё`) / _ ミヽ(
/ yl/0ヽ (∀~ 6ノ
___(ニつ]_し'_ / y/ ヽ
(00∴) \ < ヽ=.< )
とノ とノヽ'
│この京の町には甲州人が少ないものでね
└─┐
│ところで、あなたはこれから
│どうするおつもりで?
└────v─────────
┌─────────────
│はぁ…どうしたものやらと…
└─────v─────.┌────────
│宛てはないと!
│ならば、うちに参られては?
└─y───────────
/ ミヽ(
(´ё` 6ノ / _ ミヽ(
/ y// ヽ (∀~* 6ノ
___(ニと二ヾノ_ / y/ ヽ
(00∴) \ < ヽ=.< )
とノ とノヽ'
│ 新 選 組 へ ! │
└───── v──────┘
)/ ミ ヽ
ヽc ´ё`) / _ ミヽ(
/ yl/ ヽ (∀~ 6ノ
___(ニつと二ヾ_ / y/ ヽ
(00∴) \ < ヽ=.< )
とノ とノヽ'
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
私、実は新選組で伍長を務めておりまして。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
新選組の名は存じております。
しかし、私は人を斬ったことがありません。
そういったことは、あまり気が進まんのです。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ノ___ノ___ノ___ノ いやいや、それは心配ご無用 ___ノ___ノ___ノ
@==@==@==@= ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: =@==@==@=
|
|
|
|
|=========== ============== ====
| | | | | | | | | )/ミ_ ヽ | | | | | | | | | | / ミヽ( | |
| | | | | | | | | ヽc ~∀~)b | | | | | | | | (´ё` 6ノ | |
| | | | | | | | | . / y/ lJ | | | | | | | | / y/ ヽ | |
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
今、諸般の事情により会計方の席が空いている。 __, _..
会計方であれば、市中見廻りも討ち入りもなく、 ((_((_((
人を斬ることもほとんどない。 __ノ___ノ___ノ__
__ノ___ノ___ノ___ノ
あなたには庄屋の手代で帳簿の経験がある。 _ノ___ノ___ノ___ノ_
十分採用されるでしょう。 =@==@==@=
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :|il i:: __
ノ___ノ___ノ__.ノ...|il |________________|il l:: |新
= @==@==@= |il |\_____________________________________,_,,,,,;;;;;;;|il l:: |選
|il | | | |ニニニニニニニニニニ l | : |il l:: |組
|il | l┌┐| |;;;l;;;l:::.. ..: . . | | : |il i:: |屯
|il | l└┘| |;;;l;;;|::.. .:. .. | | : |il l:: |営
______|il |_l__| |;;;l;;;|::. .. .. | |__.|il i=== =
,, ' ,;; ' ". ; .., |il |:」」i 「:「:「| |;;;l;;;|: .. .. | |:iii|il |::|::|::|::
,' . . .; . '., .|il |:」」i 「:「:「| |;;;l;;;|.. | |:iii|il |::|::|::|::
';; . .,、 . |il |:」」i 「:「:「| |;;;l;/ | |:iii|il |::|::|::l
.; ,; ., 、 ;;、 |il |:」」i 「: | |:iii|il |::|::l::i
,,、'..,,、、.. ; .,,,、,;;、|il |/..;; )/ ミ_ヽ / ミ ヽ( ..,, 、|il |::|::l:
ヽ c ~∀) (ё` 6 ノ
/ ̄l ̄~ヽ ノ ̄ ̄lヽ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
今は特に隊士の募集は行っていないが
私の組の隊長は、局長や副長との付き合いも長く、信頼が厚い。
あの人が推挙してくれれば
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
┌───────┐ r'´fj`ヽ
│ 隊長ー! │ ヽ,,,,,,,ノ
└── y.────┘ / ̄l ̄ヽ
/ ミ \/ \
i' ミ /丶 ヽ
┌─────────┐ ミ ○ | ○ ヽ
│ 藤 堂 隊 長 ! │ (⌒ミ | l
└── y.──────┘ ) 6 _| |
| し、 l ミ
ヽ ヽ /
ゝ-────── 、 /
/ \ - イ
│うーん、会計が出来るのは心強いけど、
│今は局長も不在だし、
│あの土方さんが承諾するかなぁ
└─────v──────────
┌────────
─────┐│身元は私が保証します
あの… │└──v───────
その… │
─ v.───┘
)/ ミ ヽ )/ミ_ ヽ /メ ミ ヽ(
ヽ c;´ё) ヽc ~д~) っ (L゚ 6 ノ
/ yl/l / y/O /y/ ヽ
│とりあえず、言うだけ言ってみようか
│中倉くんも一緒に
└──────v────────
┌────────
│え!わ、私もですか? ┌─────────
└───v────── │身元保証人がいなきゃ
│話にならないよ
└──────v───
)/ ミ ヽ )/ ミ_ヽ / メ ミヽ(
ヽ c ´) Σ ヽc;~д) (゚ L゚ 6ノ
/ ヽyヽ / ヽyヽ / ヽyヽσ
│副長、藤堂です
└──v──── ┌────────
| 副長室 | | 入れ
 ̄ ̄ ̄ ̄|| └────v──
.::)/ ミ_ヽ:: / ミヽ( )/ ミ メヽ.. || |||
::ヽc;~д):: (´ё` 6ノ ヽc ゚ 」゚) || 0 ||| 0
/ ヽyl:: / yl/l / ヽyヽ0 ||______|||_____
│機嫌悪そうだなぁ…
└─o────── |
゚。 \ N /
)/ ミ_ヽ )/ ミ ヽ )/ ミ メヽ \l\ l /l/
ヽc;~д) ヽc ´ё`) ヽc ゚ 」゚) ",,_))ミヾr
/ ヽYl / ヽYヽ / ヽYヽ (゚Д゚ 6ノ」
.<__」∞_>.<__」∞_> <__」∞_> / y/ ^ヽ
// lヽヾ // lヽヾ // lヽヾ L_|ニ|__/
`ヽuーu'' `ヽuーu'' `ヽuーu'' ((__(___ゝ
│入隊希望者を連れてきました ≫ ああ!?≪
└─v──────────── 7へ 人 人 人 人 人 人 人
≫ 募集なんかしてねぇぞ! ≪
7 V V V V V V V V V V V V
.)/ ミ メヽ \l\
ヽc ゚ 」゚) )/ ミ_ヽ )/ ミ ヽ \ ",,_))ミヾr
/ ヽY' ̄P ヽc;~д) ヽc ´ё`) (゚Д゚ 6ノ」
<__」∞<~ / ヽYヽ / ヽYレヽ / y/ ^ヽ
// lヽヾ L_/)とヽ) L_/)とノ L_|ニ|__/
`ヽuーu'' ノ__)_) ノ__)_) ((__(___ゝ
│帳簿付けの心得があるようです
│河合さんの代わりに┌──────
└─y. ──────┤ いらねぇ
└───────v─┌───────
│余計なことするんじゃねぇ
└─────y──────
.)/ ミ メヽ
ヽ c ゚ 」) )/ ミ_ヽ )/ ミ ヽ ",,_))ミヾr
/ ヽYヽ ヽc;~д) ヽc ´ё`) (゚Д゚ 6ノ」
<__」∞_> / ヽYヽ / ヽYレヽ / y/ ^ヽ
// lヽヾ L_/)とヽ) L_/)とノ L_|ニ|__/
`ヽuーu'' ノ__)_) ノ__)_) ((__(___ゝ
│ ・・・・・・・
└───v────
.)/ ミ メヽ
ヽ c ゚ 」) )/ ミ_ヽ / ミヽ( ",,_))ミヾr
/ ヽYヽ ヽc;~д) (´ё` 6ノ (゚Д゚ 6ノ」
<__」∞_> / ヽYヽ / ヽYレヽ / y/ ^ヽ
// lヽヾ L_/)とヽ) L_/)とノ L_|ニ|__/
`ヽuーu'' ノ__)_) ノ__)_) ((__(___ゝ
│あの、私結構ですから ≫
│無理なのでしたら… ≫ ああ!?
└─────v──── ≫
7 V V V V V
.)/ ミ メヽ
ヽ c ゚ 」) )/ ミ_ヽ / ミヽ( ",,_))ミヾr
/ ヽYヽ Σヽc;~д) (´ё` 6ノ (゚Д゚ 6ノ」
<__」∞_> / ヽYヽ / ヽYレヽ / y/ ^ヽ
// lヽヾ L_/)とヽ) L_/)とノ L_|ニ|__/
`ヽuーu'' ノ__)_) ノ__)_) ((__(___ゝ
≫ そんな中途半端なやる気の奴
≫ 屯所に連れてくんじゃねぇ!!
│あ、あの…でも彼は 7 V V V V V V V V V V V V V V
│剣の腕も確かで…
└──v─┐
│ 医術の心得も…
└─y───────
( ヽ .)/ ミ メヽ
・ ∀ ・) ヽ c ゚ 」) )/ ミ_ヽ )/ ミ ヽ ",,_))ミヾr
ヽYヽ / ヽYヽ ヽc;~д) ヽc ´ё`) (゚Д゚ 6ノ」
_」∞_> <__」∞_> /  ̄|つつ / ヽYレヽ / y/ ^ヽ
lヽヾ // lヽヾ ヽー'∞< L_/)とノ L_|ニ|__/
uーu'' `ヽuーu'' ノ__)_) ノ__)_) ((__(___ゝ
│…医術?
└─────v───
┌─────────
│京には医者になるために
│出てきました。
│師匠を訪ねてきたのですが、
│いつの間にやら亡くなられ、
│故郷に戻ろうにも、金も尽き…
トントン └──────v───────
.r''/ (( ヽ.)/ ミ メヽ ,
Lヽc ・ ∀ ・)ヽ c ゚ 」) 、 )/ ミ_ヽ )/ ミ ヽ ",_))ミヾr
/ ヽY' ̄P/ ヽYヽ ヽc;~д) ヽc ´ё`) (゚Д゚ 6ノ」
<__」∞< <__」∞_> / ヽYヽ / ヽYレヽ / y/ ^ヽ
// lヽヾ // lヽヾ L_/)とヽ) L_/)とノ L_|ニ|__/
`ヽuーu'' `ヽuーu'' ノ__)_) ノ__)_) ((__(___ゝ
デコピーン ..,,
.r''/ (( ヽ ..,',;・;..,',;;''; .メ ミヽ( ギャー
Lヽc ・ ∀ ・) ̄P '' ."・( ゚ L゚ 6ノ、 /_ _ミヽ( / ミヽ( "_))ミヾr
ノ ヽY' / / y/ ヽ (~д~;6ノ (´ё` 6ノ (゚Д゚ 6ノ」
<__」∞< <___/=∞=i_> / ヽYヽ / ヽYレヽ / y/ ^ヽ
// lヽヾ ノ /// L_/)とヽ) L_/)とノ L_|ニ|__/
`ヽuーu'' `(ノー(ノ'' ノ__)_) ノ__)_) ((__(___ゝ
│あれ?
└─y────
.r''/ (( ヽ
Lヽ c ・ ∀) 。 /_ _ミヽ( / ミヽ( ""))ミヾr
ノ ヽY'ヽ ζ (~д~;6ノ (´ё` 6ノ (゚Д゚ 6ノ」
<__」∞<_> /┰ ミヽ( / ヽYヽ / ヽYレヽ / y/ ^ヽ
// lヽヾ (゚.┃゚ 6ノ L_/)とヽ) L_/)とノ L_|ニ|__/
`ヽuーu'' O三O三⊂L__) ノ__)_) ノ__)_) ((__(___ゝ
│ヘースケ │こら沖田
│大丈夫〜? │あんまり藤堂を殺すな
└─y──── └────┐
│そいつの額はもろいんだぞ
└─────v─────
.r''/ (( ヽ 。 / ミヽ( ./_ _ミヽ( ",_))ミヾr
Lヽ c ・ ∀) ツンツン ζ (´ё` 6ノ (~д~;6ノ (゚Д゚ 6ノ」
ノ ヽY'' ̄P───./┰ ミヽ( y/ ヽ / ヽYヽ / y/ ^ヽ
<__」∞<~ (゚.┃゚ 6ノ と ヾノヽ L_/)とヽ) L_|ニ|__/
ノ__)_)O三O三⊂L__) ((__(__ ゝノ__)_) ((__(___ゝ
│鍛えようと思った │大丈夫ですよ
│だけですよー │こうして止血しておけば
└─y──── └─y─────────
│すみません
└─v────
.r''/ (( ヽ )/ ミ [とヽ / ミヽ( ./_ _ミヽ( ""))ミヾr
Lヽ c ・ ∀) ヽc ゚ 」゚)| (´ё` 6ノ (~д~;6ノ (゚Д゚ 6ノ」
/ ヽYヽ / ヽYヽヽ、 y/ ヽ / ヽYヽ / y/ ^ヽ
<__」O0ノ <__/O0 > と ヾノ L_/)とヽ) L_|ニ|__/
ノ__)_)) ノ__)_)((__(__ ゝ ノ__)_) ((__(___ゝ
│押さえとくんですねー
└──y─────── ┌──────
│外科医か?
└──────v───
┌─────────
│いえ、専門は内科です ┌──────
└─v──────── │内科か…
.r''/ (( ヽ └────y───
Lヽ c ・ ∀) )/ ミ ヽ )/ ミ_ ヽ ""))ミヾr
/  ̄|⊃0 ヽc ´ё`) ヽc ~д~) (゚Д゚ 6ノ」
<__ノ ゚ 」゚) / ヽYヽ> / ヽYヽ / y/ ^ヽ
// / ヽYヽ L_/)とヽ) L_/)とヽ) L_|ニ|__/
`ヽとヽノ三三00ノ__)_) ノ__)_) ((__(___ゝ
│…今局長が不在だから
│正式な入隊は認められないが…
└───┐
│まあ、仮入隊くらいなら
└──v───────
┌─────
.r''/ (( ヽ │本当ですか!!
Lヽ c ・ ∀) )/ ミ ヽ )/ ミ_ ヽ y───── .r"/ ミ((""
/  ̄|⊃0 ヽc ´ё`)Σヽc ~∀~) Lヽc ゚Д゚)
<__ノ ゚ 」゚) / ヽYヽ> / ヽYヽ / y/ ^ヽ
// / ヽYヽ L_/)とヽ) L_/)とヽ) L_|ニ|__/
`ヽとヽノ三三00ノ__)_) ノ__)_) ((__(___ゝ
│とりあえず一番隊に所属しとけ
│沖田、お前が教育担当だ
└────v─────────
┌────
│はーい ┌─────
└─y─── │え?会計方は? ┌─────────
└──y─────── │馬鹿野郎、仮入隊の奴に
│隊の機密にもあたる会計
│なんざ任せられるか!
.r''/ (( ヽ └─────y────
Lヽ c ・ ∀)∩ )/ ミ ヽ )/ ミ_ ヽ ""))ミヾr
/  ̄|⊃] ヽc ´ё`) ヽc ~д~) (゚Д゚ 6ノ」 ┌─────
<__ノ ゚ 」゚) / ヽYヽ> / ヽYヽ / y/ ^ヽ < この話は
// / ヽYヽ L_/)とヽ) L_/)とヽ) L_|ニ|__/ │ 以上!
`ヽとヽノ三三00ノ__)_) ノ__)_) ((__(___ゝ └─────
│ 良かったですねー
│ 入隊許されて ┌─────
└─y─────── │はぁ…
└──v────
.r''/ (( ヽ... .┌────── / ミヽ( )/ ミ_ヽ
Lヽ c ・ ∀) │沖田さん、 (´ё` 6ノ ヽcli~д~) ヨリニヨッテイチバン・・・
r'⊃とニ,) │もういいですよ / y/ ヽ / y/ ヽ
<,,ノ ゚ 」゚). └y────── <_」∞=L_> <_」∞=L_>
l ヽYヽ ゝ // | ヽヾ // | ヽヾ
ヽノつ三三00 )))) ズルズル ヽuー-u'' ヽu-u''"
│これからよろしくお願いしま…
└────v────ゴホゴホゴホ
ツーー ф
)/ ミ ┰ヽ r''/ (( ヽ ф / ミ ヽ( /_ _ミヽ(
ヽc ゚┃゚) Lヽ c >∀) ∴ (ё` 6 ノ (~д~ 6ノ
/ ヽYヽ ф / ヽY∩ / y/ ヽ / y/ ヽ
<__」∞<_> <__」∞<し> <_」∞=L_> <_」∞=L_>
// | ヽヾ // | ヽヽ // | ヽヾ // | ヽヾ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽu-u''"
│お体の具合が…?
└────v────
┌──────
│むせただけですよー
└──v────
ノつ]ヽ / ))ヾ'r / ミ ヽ( /_ _ミヽ(
| ̄| ゚ 」゚) (・ ∀ ・ 6ノ」 (ё` 6 ノ (~д~ 6ノ
ヽ ヽYヽ / y∩ヽ / y/ ヽ / y/ ヽ
>==∞<> <_」∞しヾ) <_」∞=L_> <_」∞=L_>
// | ヽヾ // | ヽヽ // | ヽヾ // | ヽヾ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽu-u''"
│ま、まあとにかく
│何か分からないことがあったら
│私に聞いてください
└───────v────
┌─────────
│ああ、では早速一つ
└──v──────
ノつ]ヽ r''/ (( ヽ )/ ミ ヽ /_ _ミヽ(
| ̄| ゚ 」゚) Lヽc ・ ∀ ・) ヽc ´ё`) (~∀~;6ノ
ヽ ヽYヽ / ヽYヽ / y/ ヽ / y/ ヽ
>==∞<> <_」∞<_> <_」∞=L_> <_」∞=L_>
// | ヽヾ // | ヽヽ // | ヽヾ // | ヽヾ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽu-u''"
│前の会計の方は
│どうされたんですか?
└────v─────
ノつ]ヽ r''/ (( ヽ )/ ミ ヽ /_ _ミヽ(
| ̄| ゚ 」゚) Lヽc ・ ∀ ・) ヽc ´ё`) Σ (~д~;6ノ
ヽ ヽYヽ / ヽYヽ / y/ ヽ / y/ ヽ
>==∞<> <_」∞<_> <_」∞=L_> <_」∞=L_>
// | ヽヾ // | ヽヽ // | ヽヾ // | ヽヾ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽu-u''"
│河合さんはねー ┌──────
│切腹ですー │沖田さん!
└──v───── └──v────
ノつ]ヽ r''/ (( ヽ / ミヽ( ./_ _ミヽ(
| ̄| ゚ 」゚) Lヽc ・ ∀ ・) (´ё` 6ノ Σ (~д~;6ノ
ヽ ヽYヽ / ヽYヽ / y/ ヽ / y/ ヽ
>==∞<> <_」∞<_> <_」∞=L_> <_」∞=L_>
// | ヽヾ // | ヽヽ // | ヽヾ // | ヽヾ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽu-u''"
│切腹…
└──v─────
┌────────
│あのねー隊のお金が
│50両ほどなくなっちゃってねー
┌────┴───────────
│河合さんは悪くありません!
└──v────────────
)/ ミ メヽ r''/ (( ヽ / ミヽ( /_ _ミヽ(
ヽc ゚ 」゚) Lヽ c ・ ∀) (´ё`;6ノ (~д~;6ノ
/ ヽy / ヽYヽ / y/ ヽ / y/ ヽ
<_」∞<」 <_」∞<_> <_」∞=L_> <_」∞=L_>
// | ヽヾ // | ヽヽ // | ヽヾ // | ヽヾ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽu-u''"
)/ ミ ┰ヽ / ))ヾ'r / ミヽ( /_ _ミヽ(
ヽc ゚┃゚) (・ ∀ ・ 6ノ」 (´ё` 6ノ (~д~;6ノ
/ ヽy / ヽYヽ / y/ ヽ / y/ ヽ
<_」∞<」 <_」∞<_> <_」∞=L_> <_」∞=L_>
// | ヽヾ // | ヽヽ // | ヽヾ // | ヽヾ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽu-u''"
│ 会計方だった河合さんが横領したわけではなかったようです
│ むしろ実家に送金を頼んで、補填しようとした
└───────────────v──────
┌──────────
│だが、届く前に副長に見つかり、
│詰め腹を斬らされた
└────v────────
┌───────
│副長は本当に
│厳しい人なんです
└─────v───
/ ミヽ( /_ _ミヽ(
(´ё` 6ノ (~д~ 6ノ
___(つと二ヾ) (つと二ヾ)________
____LLLl__r'ノ LLLl__r'ノ________
u u u u
中倉は、長坂が怯えないよう │あ、だが、普通にしていれば
必死になって取り繕っていた。 │大丈夫だから
└────v────────
長坂は、何故中倉が ┌────────────
こんなに一生懸命 │今は不在だが局長は優しいし、
自分を引きとめようとしているのか │参謀の伊東さんは庇ってもくれる
不思議に思った。 └─────v────────
)/ ミ ヽ / _ミヽ(
ヽc ´ё`) (∀~;6 ノ
___(つと二ヾ) (つと二ヾ)________
だが数日すると、 ____LLLl__r'ノ LLLl__r'ノ________
その理由が分かってきた u u u u
中倉は新選組の中では孤立しているように見えた。
隊の雰囲気に馴染めないのか、特に親しい者もいないようでる。
,.-ー(""ヽ
r'´fj`ヽ / ヽ
ヽ,,,,,,,,ノ / ミ'''''"
/ ̄l ̄ヽ / ヽ ミ
<_>[二]<_> l リ⌒)
// | ヽヽ l (_ノ
( '∀`) ('∀`*) ヽuー-u'' ( 'A`) ('д` ) ヽ イヾ,,,、,,
ヽ
中倉は度々長坂のところにやってきては、
甲州のことを語っていった。
よほど故郷が恋しかったのであろう。
ある日、長坂は中倉に尋ねた。
│隊を抜け、故郷に帰ることは
│考えてないのですか?
└─────y──────
)/ ミ_ ヽ / ミヽ(
ヽc ~д~) (ё` 6 ノ
/ y/ ヽ / y/ ヽ
│ それは無理だ
└───v────
/_ _ミヽ( / ミヽ(
(~д~;6ノ (ё` 6 ノ
/ y/ ヽ / y/ ヽ
何故なら、新選組には破ってはいけない鉄の掟があるからだった
隊 ヲ 脱 ス ル ヲ 許 サ ズ
│う〜ん 隊を抜けることは、余程の事情がない限り
│どうしよう… 死罪だった。
└───o────
。 医者になる夢をまだ捨てておらず、
/ ミヽ( 金を貯めて大阪の蘭学所を尋ねるか
(´ё`;6ノ 別の師匠を探すか考えていた長坂は、
/ y/ ヽ これにはちょっと悩んだが
3秒でふっきった。
┌────────
┌───── │まあ、仮入隊だし
│長坂さーん └──o─────
└──v─── ゚。
.r''/ (( ヽ∩ 、 / ミ ヽ(
Lヽc ・ ∀ ・)ノ , (ё` 6 ノ
/ y/ / / y/ ヽ
┌───ヘ─────
│今日は一番隊が
│市中見廻りの日ですから
│戌の刻に集合…
└─────ゴホゴホゴホホ
ф
.r''/ (( ヽ ф / ミ ヽ(
Lヽ c >∀) ∴ (ё` 6 ノ
ф / ヽ∩∩ / y/ ヽ
│咳、直りませんね
└───v─────
┌────────
│昨日歌いすぎちゃってー
└─v───────
/ ))ヾ'r / ミ ヽ(
(・ ∀ ・ 6ノ」 (ё` 6 ノ
∩ y/ ヽ /y/ ヽ
│これお飲みください
└─────v────
┌─────────
│薬?
│病気じゃないんだから、
│いらないよー
└──v─────── ┌──────
│喉の薬です
│これを飲めば心置きなく歌えますよ
└────v─────
.r''/ (( ヽ / ミヽ(
Lヽc ・ ∀ ・) (´ё` 6ノ
/ y/ ヽ □と「~ y/ ヽ
│うーん、じゃあ、折角だからいただきます
│夜、よろしくお願いしますね
└──v───────── ┌────
│はい
└─y───
.r''/ (( ヽ / ミヽ( |
Lヽc ・ ∀ ・) (´ё` 6ノ. |
/ y/ ヽ / y/ ヽ |
<_」つ□0 <_」∞=L_> |
___ // | ヽヽ _____ // | ヽヽ _______|
ヽuー-u'' ヽuー-u''
マズーー
/ )) ヾ'r / ミヽ(. |
(∀< 6 ノ」 (´ё` 6ノ |
0□0、 ヽ / y/ ヽ |
>∞ヽLノ <_」∞=L_> |
__ / | ヽヽ ______ // | ヽヽ _______|
ヽ0ー-u'' ヽuー-u''
│ おい
└─v───
┌────
│副長
└y.──── |((""
)/ ミ ヽ |゚Д゚)
ヽc ´ё`). |y/ヽ ┌───────
/ y/ ヽ. |ニLノ < 今飲ませたのは
<_」∞=L_> | ヽヽ │ なんだ?
_______ // | ヽヽ _______|-u'' └───────
ヽuー-u''
│軽い滋養の薬です
│顔色がよろしくなかったので
└──v────────── │そうか
| │ときに、君はあの咳を
| │なんと診る?
|""))ミヾ.└─y─────
)/ ミ ヽ |Д゚ 6ノ」
ヽc ´ё`). | y/ヽ
/ ヽY ヽ |」ニLノ
<_」∞<_>. | ヽヽ
_______ // | ヽヽ _______|-u''
ヽuー-u''
│肺からくるものではないかと…
└──v──────────
│結核か?
┌─ └──v────
│そこまでは
│なんとも…
└y─────
|"))ミヾr < そうか…
)/ ミ ヽ |゚ 6 ノ」 └──────
ヽ c ´ё) . | y/ヽ
ノ ヽY l |ニLノ
<_」∞<_>. | ヽヽ
________ // | ヽヽ ___|-u''
ヽuー-u''
| │何か分かったら教えてくれ
| └ノ──────
|
|
r'fj ミヽ
ヽ,,,,,,c ´)
ノ ヽ l
<_」=<
____________ // | ヽヽ
ヽuー-u''
| │もしかして…
| └O──────
| 。 ゚
r'´ fj`ヽ
ヽ,,,,,,,,,ノ
ノ ヽ
<_」=<
____________ // | ヽヽ
ヽuー-u''
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@┌─────────
| │ │市中見廻り
| │ │レッツゴー
| │ └y───── │私を一番組に入れたのは
| ┼ o 沖田さんの体を
|======== / ミ ヽ ""ミ ヾr ∩/ ))ヾ'r === / ミヽ( ゚ 気遣って…?
|| | | | | | | (∀` 6 ノ (゚;;゚).6 ノ」 「(∀ ・ 6 ,ノ」 (´ё` 6ノ ─────────
|| | | | | | | /y/l ヽ /y/l ヽ ヽ y/| ヽ, /y/ ヽ. | | | | | |
|| | :ー─⊂ヽ>=lWVl(」ニ|Z__/. L∞ lWV ー─⊂ニ|__/. | | | | | |
|| l ( ::) , / | \ / | ヽ\ヽ / | ヽヽヽ ( ::) / | ヽヽヽ .| | | | | |
""`゙´゙゙ ヽ0ーuー ヽuー-u'' ヽuー0''´ ヽuー-u'' ""`゙´"`゙´
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ_
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
@==@==. ┌───────
┌─────── │ │早く隊服
│今日は随分 │ │支給されるといいね〜
│静かだな. │ └─y────────
└───v────
)/ ミ ヽ "ミ ヾr r''/ (( ヽ === / ミ ヽ( =========
ヽc 'д`) (;;゚).6 ノ」 Lヽ c ・ ∀) (ё` 6 ノ | | | | | |
/y/l ヽ /y/l ヽ / y/| ヽ, /y/ ヽ. | | | | | |
ー─⊂ヽ>=lWVl(」ニ|Z__/ とlZ」∞ lW ー─⊂ニ|__/ | | | | | |
( ::) , / | \ / | ヽ\ヽ / | ヽヽヽ ( ::) / | ヽヽヽ .| | | | | |
""`゙´゙゙ ヽ0ーuー'' ヽuー-u'' ヽuー0''´ ヽuー-u'' ""`゙´"`゙´
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ_
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@=
│
< キャー │
│
/ ミヽ( "ミ ヾr / )) ヾ'r / ミ ヽ( =========
Σ (д` 6 ノ (;;゚).6 ノ」 (∀ ・ 6 ,ノ」 (ё` 6 ノ | | | | | |
─── ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _____ ───── ____ ───
__ ┌──────┐. ┌─────┐  ̄ ̄ ̄ ̄ ──
_│.どっちだ!? │ ──. │ 斬 る?. └─┐ ─────
───二 └─v── ┌──── └─┐斬 る よ ? └─┐ ____二
__─── .__ │五條通りだ! └─┐殺 る よ ? │ ──____
_____. └──y───┘. └─ y.───┘
/ ミ ヽ ""ミ ヾr / ))ヾ'r ─ / ミ ヽ(  ̄ ̄ ̄
──  ̄ ̄ ̄ ̄ (Д` 6 ノ (゚;;゚).6 ノ」 ─. (∀ ・ 6 ,ノ」 (ё` 6 ノ ───二
──二 ─── /y/l ヽ /y/l ヽ 二 / y/| ヽ, /y/ ヽ. ___
ー─⊂ヽ >=とヽヽJ==じ'~ とヽL∞ lWVつー─⊂ニ|__/. ────
______( ::) 0, / | 0, / | \ヽ ─ 0, / | \ヽ ( ::) )/ | ヽヽヽ ___──
____ `ーーヽ) `ーーヽ)''´ `ーーヽ)''´ `ーーヽ)''´
ド タ ド タ ド タ ド タ ド タ ド タ ド タ ド タ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│ あ │::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::└─ v. ─┘::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ::..: ..: ..:.. . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ..: :... . .. .: .. ::.... ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::: :::.. ..: :..::. ... ┬ ))ヾ'r .. .: .. ..::. ... :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::: ..:: :.. .. ..: :. ( ::) ・ д ・ 6ノ」 / ミヽ( ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::: ..::::: :... ::. ー 、 l y/'l ヽ (´ё` 6ノ ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::(;'д`) (゚;;゚ ))..:.. .. )V|∞=|WVヽ / y/ ヽ ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
,;.., / ミ fjヽ
''::; :・'' 6,,,,,,,,ノ ┌──────────
;;;:⊂ヽ \ ̄|⊃ │駆けつけたときには
::,,・''.;;=={二} │すでに遅く
/ノ/ l ) └──────v───
│下手人はどっか
│逃げちゃってましたー │見廻りのくせに
└────v────── │なにやってやがる
└───v─────
)/ ミ ヽ .r''/ (( ヽ "",_))ミヾr
ヽc 'д`) Lヽc ・ ∀ ・) (゚Д゚ 6ノ」
/ ヽYヽ / ヽYl r' / y/ ^ヽ
L__Z/)とノ L__Z/)Wl L_|ニ|__/
ノ__)_) ノ__)_) ((__(___ゝ
│今日の見廻りルートから
│外れてたんですよー │言い訳になるか
└────v────── └───v─────
│それで目撃情報は?
└─y───────
)/ ミ ヽ .r''/ (( ヽ "",_))ミヾr
ヽc;'д`) Lヽ c ・ 3) (゚Д゚ 6ノ」
/ ヽYヽ / ヽYl ̄P / y/ ^ヽ
L__Z/)とノ L__Z/)Wl L_|ニ|__/
ノ__)_) ノ__)_) ((__(___ゝ
┌─ヘ─────
│それが…
│水戸の訛りが
│あったようで…
└─v──────
)/ ミ ヽ / ))ヾ'r ""))ミヾr
ヽc;'д`) (・ ∀ ・ 6ノ」 (゚Д゚ 6ノ」
/ ヽYヽ / ヽYlヽ / y/ ^ヽ
L__Z/)とノ L__Z/)とノ L_|ニ|__/
ノ__)_) ノ__)_) ((__(___ゝ
ゴホッ ф
ゴホゴホ
)/ ミ ヽ / ))ヾ'r ф ""))ミヾr
ヽc;'д`) ∴(>д< 6ノ」 (゚Д゚ 6ノ」
/ ヽYヽ ∩ヽ∩ ヾ / y/ ^ヽ
L__Z/)とノ し__lし_ノ L_|ニ|__/
ノ__)_) ノ__)_) ((__(___ゝ
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:::::::::::: ノつ y/⌒ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ..::. .:. .. : ::l .. ::...: :::::::::::::::::::::
:::::::::::: し)ヘ r'とノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. .:.:: .. . l__l ..: .::.. :::::::::::::::::::::::::
:::::::::::: T (三ノ」」」>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::..::... _i_ .:::.. .::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│また水戸の奴らか….│::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::└O────────┘::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゚::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .. :: : :.. :::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::: ",_))ミヾr ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ...:: ... .. .: ::..::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::: (゚д゚ 6ノ」::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::: ... .:.. . ! ̄ ̄| .. ::.: ::.:::::::::::::::::::::
:::::::::::: ノつ y/⌒ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ..::. .:. .. : ::l .. ::...: :::::::::::::::::::::
:::::::::::: し)ヘ r'とノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. .:.:: .. . l__l ..: .::.. :::::::::::::::::::::::::
:::::::::::: T (三ノ」」」>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::..::... _i_ .:::.. .::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│見廻りルートが │::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│奴らに漏れたか? |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゚::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: .. :: : :.. :::: ::::::::::::::::::::::::::::::::
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:::::::::::: ノつ y/⌒ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ..::. .:. .. : ::l .. ::...: :::::::::::::::::::::
:::::::::::: し)ヘ r'とノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. .:.:: .. . l__l ..: .::.. :::::::::::::::::::::::::
:::::::::::: T (三ノ」」」>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::..::... _i_ .:::.. .::::::::::::::::::::::::::::
/ ))ヾ'r
(・ - ・ 6ノ」
___(つと二ヾ) ∧∧ ______
____LLLl__r'ノ (゚д゚=) _______
u u とUUO
│沖田さん、どうしたんですか? │土方さんに、暫く市中見廻り
└────v─────── │はずれろって言われちゃったよ
└──v──────────────
)/ ミ メヽ
ヽc ゚ 」゚) / ))ヾ'r
/ y/ヽ (・ ー ・ 6ノ」
<_」∞<_> ___(つと二ヾ) ∧∧ ______
// | ヽ ____LLLl__r'ノ (д゚=) _______
ヽuー-u'' u u とUUO
│近頃のお前はたるんでるってさー
└─────v────────
> そんな!沖田さんがたるんでるなんて <
> 今に始まったことじゃないじゃないですか!!<
V V V V V V V | /V V V V V V V V V V V V V
|/ │ヘースケって何気に失礼だねー
└──v──────────────
)/ ミ メヽ
Σ ヽ c ゚ 」) / )) ヾ'r
/ y/ヽ (∀ - 6 ノ」
<_」∞<_> ___(つと二ヾ) ∧∧ ______
// | ヽ ____LLLl__r'ノ (д゚=) _______
ヽuー-u'' u u とUUO
│近頃おかしいのは土方さんの方です
│以前はもう少し優しさがあった
└────┐
│近藤さんだってそうです
│あの二人は変わってしまわれた
└─────────v──────
┌────
/メ,_ ミヽ( / )) ヾ'r < そう?
(゚ L゚ 6ノ (∀ ・ 6 ,ノ」 └────
___(つと二ヾ) (つと二ヾ) ∧∧ _____
____LLLl__r'ノ LLLl__r'ノ (д゚=) ________
u u u u とUUO
京に上がる前、
市ヶ谷の道場にいた頃は、あの人たちはよく
この国の行く末と尊皇攘夷について論じ合っていた。
)/ ミ_ ヽ / ミヽ( / ミヽ(
ヽc ´,_>`)"/ ミ(("" <´∀` 6ノ (´し、` 6ノ
/ y/ヽ ヽc ゚Д゚)∩ とL y/ ヽ _,_ ζy/ ヽ
L_|00<ノ L_ y/ ,へ `=∞とヾノ て_アとニヾノ
ノ__))_) とノ三三lつつ ((__(___ゝ旦旦((__(_ 旦旦
当時の私には分からない部分も多かったけれど、
あの人たちの国を思う気持ちや志には
随分感銘を受けたものです。
│それが今や、私たち新選組がやっていることは、
│攘夷のために体をはっている志士たちを斬り、
│少しも攘夷でない幕府の肩ばかりもつ
└────┐
│それに異を唱えれば、すぐに粛清だ
│伊東さんが庇って下さらなければ、
│一体何人の同士が殺されたものか
│
│あの二人は、もう昔のあの人たちじゃない
└─────────v──────
/メ,_ ミヽ( r''/ (( ヽ
(゚ L゚ 6ノ Lヽ c ・ ∀) il ☆ ペチ
___(つと二ヾ) (つー-ヽノつ /∧ _____
____LLLl__r'ノ LLLl__r'ノ (゚д゚=) _______
u u u u とUUO
│そーかな、私はそう思わないけれど
└──────v──────
┌──────
│そうですか?
└────v── ┌───────
│むしろヘースケの方が
│変わったように思う
└───v────
┌─────
│私がですか?
└──v──── ┌──────
│昔はそんな難しいこと
│言わなかった
│もっと近藤さんのこと信じてたし
└──y───────────
)/ ミ メヽ / )) ヾ'r
ヽc ゚ 」゚) (・ ∀ ・ 6ノ」
___(つと二ヾ) (つと二ヾ) ∧∧ ∧∧ _____
____LLLl__r'ノ LLLl__r'ノ (゚д゚=) (゚д゚=) _____
u u u u とUUOとUUO
│勉強したからですよ
│昨年江戸にいて、様々な道場を巡り、
│色々な方のお話を聞くことが出来ました
└─────────v──────
)/ ミ メヽ r''/ (( ヽ
ヽ c ゚ 」) Lヽ c ・ ∀) il ☆ ペチ
___(つと二ヾ) (つー-ヽノつ /∧ ∧∧ _____
____LLLl__r'ノ LLLl__r'ノ (゚д゚=) (゚д゚=) _____
u u u u とUUOとUUO
┌────────ヘ────
│そうしたら、色んなことが
│見えるようになってきたんです。 ┌──ヘ─────
│大変勉強になりましたよ │ふーん、でも私は
│それで、近藤さんたちのことが
│信じられなくなるくらいなら、
│何も知らない方がいいなぁ
└────v────────
∧∧
(゚Д゚=)
)/ ミ メヽ / )) ヾ'r / =ヽ
ヽc ゚ 」゚) (・ ∀ ・ 6ノ」 l=l =l=|
___(つと二ヾ) (つと二ヾ) 0-、 Oノ)_____
____LLLl__r'ノ LLLl__r'ノ |= l |= l _____
u u u u (((_j(((_j
│ ね
│
└──v──
∧∧
(゚Д゚=)
/メ ミヽ( r''/ (( ヽ / =ヽ
(゚ L゚ 6ノ Lヽ c ・ ∀) l=l =l=|
___(つと二ヾ) (つと二ヾ) 0-、 Oノ)_____
____LLLl__r'ノ LLLl__r'ノ |= l |= l _____
u u u u (((_j(((_j
│ ・・・・・・・・
└──v────
∧∧
(゚Д゚=)
/メ ミヽ( / ))ヾ' r / =ヽ
(゚ L゚ 6ノ (∀ ・ 6 ,ノ」 l=l =l=|
___(つと二ヾ) (つと二ヾ) 0-、 Oノ)_____
____LLLl__r'ノ LLLl__r'ノ |= l |= l _____
u u u u (((_j(((_j
│ よし!ヘースケ
│ 飲みに行こう!
└──v────
┌─────
│ え!? ∧∧
└───v── / )) ヾ'r (゚Д゚=)
)/ ミ メヽ (∀ ・ 6 ,ノ」 ./ =ヽ
Σ ヽc ;゚ 」゚)とL y/ _P l=l =l=|
___(つと二ヾ) il >=∞=< il 0-、 Oノ)_____
____LLLl__r'ノ // | ヽ ヽ _ |= l |= l ____
u u ヽuー-u''´ (((_j(((_j
│なんだお前ら外出か?
└─────v─────
┌────────────
│三人で飲みに行くんでーす
└────v────────
∧∧
(=゚Д゚)
/= l
l=r= |
r''/ (( ヽ l=l= .| ""))ミヾr
Lヽ c ・ ∀) 〜∪ r | (゚Д゚ 6ノ」
/メ ミヽ(/ , y/ヽ |= |= | / y/ ヽ
(゚ L゚ 6ノとフ=∞=<つ. |= |= | L_|ニ|__/
/ y/ L7 // | ヽ 0 |= |= | // | ヽヽ
ズルズル 00三彡∪ ヽ(ノー-'' .(_)))_))) ヽuー-u''´
│あれ、お前今日は ∧∧
│島原行く日じゃなかったか? (=゚Д゚)
└───v───────── ┌───── /= l
│あきらめます l=r= |
└─v───── l=l= .|
r"/ ミ(("" / ))ヾ'r l=l= .|
Lヽc ゚Д゚) (・ ∀ ・ 6ノ」 ∪ r |
/ y/ ヽ /メ ミヽ(/ , y/ヽ. |= |= |
L_|ニ|__/ (゚ L゚ 6ノとフ=∞=<つ. |= |= |
// | ヽヽ / y/ L7 // | ヽヽ |= |= |
ヽuー-u''´ 00三彡∪ ヽuー-u''´ (_)))_)))
│そうか、じゃあ代わりに
│俺が行ってこよう
└───v───────
│私の馴染はやめてくださいよ!
└─v────────────
""))ミヾr / )) ヾ'r l=l= .|
(Д゚ 6ノ」 (∀ ・ 6 ,ノ」 ∪ r |
/y/ ヽ /メ ミ ヽ(/ , y/ヽ .|= |= |
L|ニ|__/ Σ (L゚; 6 ノとフ=∞=<つ |= |= |
// | ヽヽ / y/ L7 // | ヽヽ |= |= |
ヽ0ー-u''´ 00三彡∪ ヽuー-u''´ (_)))_)))
│小菊だっけ l=l= .|
└y─────── l=l= .|
l=l= .|
/ )) ヾ'r l=l= .|
ギャーー (∀ ・ 6 ,ノ」 ∪ r |
/メ ミ ヽ(/ , y/ヽ |= |= |
Σ (L゚; 6 ノとフ=∞=<つ |= |= |
/ y/ L7 // | ヽヽ |= |= |
00三彡∪ ヽuー-u''´ (_)))_)))
ハラハラ
/メ ミ ヽ( / )) ヾ'r
(L゚; 6 ノ (∀ ・ 6 ,ノ」
/y/ \ / y/ ヽ
┌───────
│ 島原の近くで
│ 飲もうか
└──v────
┌─────
│沖田さん!
└──v───
)/ ミ メヽ / )) ヾ'r
Σ ヽc ゚ 」゚) (∀ ・ 6 ,ノ」
/y/ \ / y/ ヽ
┌───────
│土方さん
│油断ならないから
V V V V V V └──v────
> うわー! <
> うわー! <
> うわー! <
∧∧∧∧∧∧
/メ ミ ヽ( r''/ (( ヽ
(L゚; 6 ノ Lヽc ・ ∀ ・)
とL とL >⊂l ̄ ̄ ヽY ヽ
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
l | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | l l l l | | | | | | | | | | | | | | |
ニ ニニニニニニニニニニニニニニニ ニ. ,__人__., ニニニニニニニニニニニニ
============================== = = `+─.+´ = = ======================
.ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ l(X):l __ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__
.ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ ト==イ __ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ_
.==@===@==@==@==@==@==@==@==@==@== = = @==@==@==@==@==@==@==@==
: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | |: : │ │ │ |::: :: ::: :| l.f===i: l| || || || || || || ||
| |:: (X) │. (X) .│ (X) ..│ |:: ,|::: i l:: l| || || || || || || ||
___________| | │ │ │ |____|::i [二]:: l| || || || || || || ||
__,,___,____,,_____;| | │ │ │ |____|::|j i_.______,,_____
_|;_|;_|;_|;_|;_|;_| | │ │ │ |_;|_;|::|| |_________
_|;_|;_|;_|;_|;_|;_| | │ │ │ |_;|_;|::|| | | | | | | | | | | | | | | | |
_|;_|;_|;_|;_|;_|;_| | │ │ │ |_;|_;|::|| |_| |_| |_| |_| |_| |_| |_| |_|
_|;_|;_|;_|;_|;_|;_| | │ │ │ |_;|_;|::|| |_| |_| |_| |_| |_| |_| |_| |_|
_|;_|;_|;_|;_|;_|;_| |───┘───┘───┤ |_;|_;|::|| | | | | | | | | | | | | | | | |
][ 二 二 二;;][,,二 二二;;]__|;;;;;;; |_.[二二;;;,|::|| |_| |_| |_| |_| |_| |_| |_| |_|
│おや、もうお帰りどすか?
└────────v───
┌──────────────
│ああ、あまり遅いと
│平助がいらぬ心配するからな
└───y───────────
""))ミヾr """"≡ヾ7 ┌──
(゚Д゚ 6ノ」 (@д@ 6ノ < ?
ノ y/⌒丶 φ y/o' ヽ └──
ヽ>∞=V) ============== )
// | ヽ0 |l____l|l_||
ヽuー'' l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄
│外は雨が降っとるようで
│こちらの傘をお使いおくんなはれ
└──v───────────
┌────────
│ああ、すまない
└───y── """"≡ヾ7
r"/ ミ(("" (д@ 6 ノ
Lヽc ゚Д゚) / y/ ⌒ヽ
ノ y/⌒丶 |⊂L_Lとヾ_)
ヽ>∞=L_P |||| |(X) l ,ノ ==============
// | ヽヽ lll L_,l_| |l____l|l_||
ヽuー-u'l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄
! !: l !:: |! ! !!:: ! l ! :: ! ! :l ! l! l !:: ! !|:: l ! ::! l !
!:: !| l ! ! ! l ! ! l !: ! ! ::l ! !| l ! !| l !:: ! l ! il
! l ! :: ! ノ___ノ_ l ! ! __ノ_ l !: __ノ___ |! ! !!:: _ノ___ノ_ l !: ! ! ::l !_ノ___ノ
!| l ! !|ノ___ノ___::_ノ___ノ___ノ___ノ___ノ__:il___ノ___ノ__::_ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
l ! ! |:: @==@==@=!!:@==@==@= !!: ==@==@==@==@==@==@==@==@==@==
! l ! :: ! ! |l ! ! l !: l ! ! l !: ! ! ::l ! !| l ! !| l !
:l :l! l !:l | l ! ! l !: ! ! ::l ! l ! ! l !: ! ! !::
!| l !:: :ll: | !:: !| l ! ! ! l ! ! l !: !:: !| l ! ! l !:
! ! ::l ! ! | :l ! l! l !:: ll,!::へ 、 l ! ! l !: l !: ! !
l ! ! ! l ! ! l !: ======== :, |l ::´ / l! ` !l::、 ======== l !: ======
l !: |! ! !!:: | | | | | | | | | | | 'ーーーー++ーーーー | | | | | | | | | | | | | | | |
l !:: ! !: ::l ! | | | | | | | | | | | | | | y/||⌒ヽ | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
l !:: :|! ! !! | | | | | | | | | | l ー──l=0ニLノ | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
!| l !:: :ll: | | | | | | | | | | : ( ::) ../ |ヽ\ | | | | | | | | | | | | | | | | | | |
パシャパシャ パシャ
l !:: |! ! !!:: ! l ! :: ! l !| i:: ! ! ! ! : // | ヽヽ ! ! !!::
! ! !!:: ! l !| i:: ! ! !| l ! !| l !:: : <<_L_L,>> ::l !
、!,, 、!l, ,, 、l !, ;! !;; 、!, ,、!, 、l !, ;! !, 、、! !, ヾ、(ノ,, ヽ),,´ 、!l,
パシャパシャパシャパシャ パシャパシャパシャ
/ / l ヽ / l ヽ |! ! !!:: :: ! l !| i:: ! ! ! ! : // | ヽヽ ! ! !!:: // |
`<_」_」>_」_」> ! l !| i:: | l ! !| l !:: : <<_L_L,>> ::l ! i:: ! ! <<_
ゞ(ノ,, ヽ),、!,, ヽ),´ 、!l, ,, 、l 、!, ,、!, ! !, 、、! !, 、(ノ,, U,,´ 、!l, ! !, 、、! !,ヾ、(ノ,,
┌───────
! !: l !:: |! ! !!:: ! l ! :: ! ! :l ! l! l !:: ! !|:: l !│ 藤堂平助
!:: !| l ! ! l ! | l !: ! ! ::l ! !| l ! !|: │ だな
! l !| i:: | / __|__ ヽ :: ll,!::へ 、 l // | ヽヽ . └───v───
!!::ll !| i:: L_|0|0|_/ :, |l ::´ / l! ` !l::、 :ヽuー-u' !!:: ! l ! ::
!!:: ! // | ヽヽ 'ーーーー++ーーー ,.-ー("ヽ、
! !: l !:: |! ! !!::ヽuー-u''! l ! : ノ y|| ヽ /ヾ ヽ_ノヽ. /l
!!:: :: ! l !| i:: ! ! ! ! : ll < >=OLノ / ミ l /,/
!:: !| l ! ! l ! !:: !| l ! ( ::) ヽヽ l リ) l /,/
!!::ll !| i:: ! l !| (((/ ヽuー-u'' : ヽ ヾ,,,、,,/ /,/
!:: !| l ! ! l ! / ̄ ヽ ヾ ̄\ Tノニニニニニ /,/
/ ) ヽ ヽ / ヽ
┌─────────
!:: !| l ! ! l ! | l !: ! ! :l ! │ !?
!: l !:: |! ! !!: ! l ! :: ! ! :l !└───┐
l !:: 、_、__、__、__、__、__、__、__、_│ なんだてめぇら
!!:: ! (/ 、__ | |ノミミ ヾヽ └──y────
!!:: :: ! l !| i:: ! ! / ○ ○ | |ミミミ::l | l !:: |! ! !!:
!!::ll !| i:: ! l !| | | | リ⌒i :l l| !!:: :: ! l !| i::
! !: l !:: |! ! !!:: l, l_ ) | | _ノ/;; ll ! !: l !:: |! ! !!::
l !:: |! ! !!: ! l ! \ | |ノ(<ノソリノ :: ! l !| i:: ! !
!: l !:: |! ! !!: ! >ー−'',,,ー | |─ 、 :: ! l :: ! l !| i::
!:: !| l ! ! l ! | / |l / | | \ !: l !:: |! ! !!: !
── > !! こいつ、土方だ! < ───== > 副長か!
__ 7 ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ 「______ > ついてる!!
─────── ___ 7 ∧ ∧ ∧ ∧ ∧
─── ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ _______ ────_____
____ ,,. ___ _______
t/≡"""ソ ──====== ( ))ヽ( ___
──二 ヽc `Д´)  ̄ ____ (`∀´ 6ノ ────
──==== / y/ ヽ / y/  ̄P┼────
≫ 天誅!! ≪
/ ∧ ∧ ∧ ∧ \
,,, / \. |
t/≡"""ソ / ""))ミヾ,\. | /'''''''ミ ヽ
)/ (( )ヽ c `Д) / (゚Д゚ 6ノ」/ヽ l (ー´ 6 ノゝ
ヽc `∀´) /  ̄ ̄|ニつ ( 7ニつ─┬'ヽl (ヽy/ ヽ
────┼とL ̄⌒<__ヽ/ ヽV==Oノ ( ::) ヽ)X(フ'\
/ / /ノ/yl / // | ヽ> <_ヽ_\ ''
ヽ) し`ー0 し'ーヽJ ヽ) ヽ)
人_人_人
) うおっ (
Y⌒Y⌒Y バッ 。 ゜. /。| ≡=-
,,, .c 。゜/≡=- ゜ っ
ドン t/≡"""ソ 。 // 。 | ≡= (ヽ ""))ミヾr ゜ 。 っ =≡/'''''''ミ ヽ
ノノ( Σヽ c;`Д) /.ヽ |===== < ヽ゚Д゚ 6ノ」 il 。゜ /⊃д´;6 ノゝ
((`A´ 6ノヽ  ̄ ̄|ニつ 。゜≡ | ミ ヽ  ̄ノ \ l|i -=≡L y/ ヽ
──┼ とL ̄⌒ <__ヽ ゜ 。ヽ゚≡=- Oj====/ \ ii| /=∞=Vヽ┼──
ヾヽ-- /ノ/y ヽ> ` < \ヽ > 。 \ 。 ノ / l >
l レ'ヽ) ヽー-ヽ)'' (ノー-ーヽ) ヾ、( ::η,, バシャ (/
─ ─ 、、、 ) うわぁ!!! ( /
ヽ ヽ (── /
ミ''''"'"''ヾ''"'ヽ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y /
ミミ ) ヽ _______───=========
ミ l /
(⌒ii し \ l ────====== / / ヽ ヽヽ
) 6 三=─ /、ー / \
し 、──≡=───────────≡=ヽ ノ ヽ
;;;''"" ヽ 二二二二二≡二二二二二二二二二< __ ───
'' ≡=─ ┌':::< ≡ノ l l |
/ ̄ ̄ ̄ ̄丶 _/ ≡=─ L:::::Z  ̄ /.
\ ────___ ヾ< /
\ ______ ────===== ________
! !: l !:: |! ! !!:: ! l ! :: ! ! :l ! l! l !:: ! !|:: l ! ::! l !
!:: !| l ! ! ! l ! ! l !: ! ! ::l ! !| l ! !| l !:: ! l ! il
! l ! :: ! ノ___ノ_ l ! ! __ノ_ l !: __ノ___ |! ! !!:: _ノ___ノ_ l !: ! ! ::l !_ノ___ノ
!| l ! !|ノ___ノ___::_ノ___ノ___ノ___ノ___ノ__:il___ノ___ノ__::_ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
l ! ! |:: @==@==@=!!:@==@==@= !!: ==@==@==@==@==@==@==@==@==@==
! l ! :: ! ! |l ! ! l !: l ! ! l !: ! ! ::l ! !| l ! !| l !
:l :l! l !:l | l ! ! l !: ! ! ::l ! l ! ! l !: ! ! !::
!| l !:: :ノヽ人_人_人 !:: !| l ! ! ! l ! ! l !: !:: !| l ! ! l !:
!:: !| l ! ) ぶしっ ( /| l !:: |! ! !!:: ! l ! :: ! ! :l ! / l !::
! !: l !:: Y⌒Y⌒Y /。.| !:: !| l ! ! ! l ! ! l !: ! ! ::l ! / パシャパシャ
!| l ! ,,, ノ/≡=- !:: !| ::l ! ! l / パシャ
)/ (( ) ツ"""ノ)/ | ≡=- "",))ミヾr ::l ! /'''''''ミ 0 ≡=-
!: ヽ c;`Д) ((`ε´#)ヽゞ |==───|OL(゚Д゚ 6ノ」 l !: (Д´;/7 l ! ! l !:
( y/ヽ ヾ  ̄ ̄l|ニつΣ⊂ヽ二 ̄ヾ、 y/ ヽ l ! ! y/ ≡=- |! ! !!::
──┼0L_ノ <<__ヽ ≡=- ≡=ヾ三__/ Oニヾノ !| l ! ヽ====] l !: l ! !
/ / r l | :: !l //ノ/y ヽ> \ __/ ≡=- ::l <_ヽ_\ ≡=- l ! !
ヽ(/ー-''´ ヾー-ヽ)'' ド ガ ッ ヽ) l !: ! ! : ヽ) ヽ),, ::l ! ! l
! !: l !:: |! ! !!:: ! l ! :: ! ! :l ! l! l !:: ! !|:: l ! ::! l !
!:: !| l ! ! ! l ! ! l !: ! ! ::l ! !| l ! !| l !:: ! l ! il
! ! ノ___ノ_ l ! ! __ノ_ l !: __ノ___ |! ! !!:: _ノ___ノ_ l : \ V V V V V V V V
!| ノ___ノ___::_ノ___ノ___ノ___ノ___ノ__:il___ノ___ノ__::_ノ___ノ___ノ___ノ_>
! @==@==@=!!:@==@==@= !!: ==@==@==@==@==@== > ひじかたさーーーん!!
: ::! ! |l ! ! l !: l ! ! l !: ! ! ::l ! ! >
:l! ll | l ! ! l !: _人_人_人 ! ! ::l ! / ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧
l !:: / !:: !| l ! ) ( l ! ! l !: ─────=====
::| l !: / l !: l ! ! ) お前ら!( : ! ! :l // ______ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
!:: 、/ ::! ! l ) ( ! ::l ! ─── バ シ ュ ____──====
! ∩ l ! ! Y⌒Y⌒Y :l ! ! l ──= // / )) ヾ'r _____  ̄ ̄
:l )/l |(( ) l ! ! ! r"/ ミ(("" ::l ! //'''''''ミ0) (∀ ・ 6 ,ノ」、⊃ ──==
:l /`>;`Д) l !:: |! ! !!:: Lヽc ゚Д゚) l !: "::・Д´/7;;''/ /'y/ r-┘/メ ミヽ( ____
( y/ ノ l !: l ! ! / y/ ヽ l ! //y/ ;;・ ( ヽヘ===ー┐(L゚ 6 ,ノ ∧∧ っ
[===∞< ────┼Oヽ>∞⊂ヾ) ___ヾ∞=='’:: ヽ、,,__ )、_Lノ⊃(ヽy/ ヽ── (д゚=) ゚。っ
/ / r l > : l !: l ! ! : // | ヽヽ ::l ─ lL_\_`ー_ __. \) <ヽ)┼───. c =っ
ヽー-ー'ヽ)´ !:: !l::: (/ー-O-'' ::! ! ヾ))ヽ) ゙゙ー--,,,,__\ ヽ) ヽ) (/ヽ)
! !: l !:: |! ! !!:: ! l ! :: ! ! :l ! l! l !:: ! !|:: l ! ::! l !
!:: !| l ! ! ! l ! ! l !: ! ! ::l ! !| l ! !| l !:: ! l ! il
! ! ノ___ノ_ l ! ! __ノ_ l !: __ノ__:: ┌────────┐ _ノ___ノ_ l !: ! ! ::l !
!| ノ___ノ___::_ノ___ノ___ノ___ノ::__ノ__ i::__ノ │何故ここに?.. │_ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ__
! @==@==@=!!:@==@==@==@==@ : └─ v.──────┘==@==@==@==@==@==@==@==@
: ::! ! |l ! ! l !: l ! ! l !: ! ! ::l ! ! :: ! ! :l ! l! l !:: ! !|:: l ! ::!
:l! ll | l ! ! ┌─────────── ! l ! :: ! ! :l !
: ::! ! | !:: !|: l │近くで飲んでいたもので ┌──────────
:l! ll | l !: l ! └─y───────── │姿見えたので
: ::! ! | キ ン l ::l ! l ! ! l ! ! ! │あとつけてたんですー
:!: \从| _/ :l ! ! l !! └───v────────
'""ソ:)/ (( \| (__ /メ ミヽ(≡=- l ! ""))ミヾr ::l r''/ (( ヽ :l ! l! l !: /'''''''ミ ヽ
`Д)ヽ c;`Д) |\ (L゚ 6 ,ノ≡=- |! (゚Д゚ 6ノ」 l !: Lヽ c ・ ∀) ! :: (Д´;6 ノゝ
y/) (  ̄」ニ⊃、 ⊂ニL⌒ヽ≡=- \ / y/ ヽ l ! /  ̄」ニ⊃┼───/\ ∧∧ っ
/ [===∞< ヽ===] ≡=- Oヽ__>∞⊂ヾ) :: [===∞ |'д`| (゚д゚=) ゚。っ
/ / r l > <_ヽ_> // | ヽヽ ::l // ヽヽ> | . | と =ヽ
ヽーヽ)'ヽ) ヽ) ヽ) ヽuー-u'' ::! ! ヽーヽ)ヽ) /|___|\(,,、_)〜
! !: l !:: |! ! !!:: ! l ! :: ! ! :l ! l! l !:: ! !|:: l ! ::! l !
!:: !| l ! ! ! l ! ! l !: ! ! ::l ! !| l ! !| l !:: !: /\
! ノ___ノ_ l ! ! __ノ_ l !: __ノ___ |! ! !!:: _ノ___ノ_ l !: ! ! ::l !_ノ___ノ__ . |'д`|
ノ___ノ___::_ノ___ノ___ノ___ノ___ノ__:il___ノ___ノ__::_ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ.. | . |
@==@==@=!!:@==@==@= !!: ==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@ /|___|\
: : | l ! ! l !: l ! ! l !: ! ! ::l ! ! :: ! !  ̄,;'();, ̄
人_人_人_人_ ! l ! :: ! ! :l ! l ! :: ! ! ! ! .;; ;;
( l ! ! l !: ! ::l ! :: ! ! :l ! ! ! ::l ! ';; ;'
ずらかるぞ!( !:: ! _人_人_人_人 l !: l ! ! l !: ; l ! !:: l !:
(: l: キ ィ ン ) ま て! ( ! ! ! ! l !: : ::l !
Y⌒Y⌒Y⌒Y____\人/ .. _ ____ ⌒Y⌒Y⌒Y´ l !: l ! ! l ! : l ! !:: l !:
:!: \ ___ ) ( .___ / l !: l ! !:: l !: : ! ! l !:
t/≡"""ソ /Y /メ ミヽ( / ""))ミヾr / )) ヾ'r :
( ))ヽ(c;`Д) Σ (L゚ 6 ,ノ / (゚Д゚ 6ノ」 l !: (∀ ・ 6 ,ノ」 (Д 6 ノゝ
(`A´;6ノ y/r' -=≡ 」ニ⊃ l y/ ヽ l ! / y/ ヽ /y/;;・ヽ
/ y/<__)_ / ノ==∞ L>∞⊂ヾ) ───┼0_>∞==V) (Д =)> とニヾ)
とノ ヽ_/) / / r l > / / r l > // | ヽ_> と =ヽ :;;" ヽヽ
ヽ'ヽ) (/ー-''ヽ) `ヽ)ーヽ) (/ー-''ヽ) (,,、_)〜 ー-u''
l !:: |! ! !!:: ! l ! :: ! ! :l ! l! l !:: l ! ! l !: ! ! ::l !
!:: !| l ! ! ! l ! ! l !: ! ! ::l ! !| l ! !| l !:: !| l
ーノノー- 、 l ! ! l !: l ! ! l !: ! ! ::l ! ! : :l ! l! l !::
⌒)) ヽ ! l ! :: ! ! :l ! l ! :: l !: ! ! ::l ! ! !
i ι l :l ! ! ! ::l !l !: ! ! ::l ! !| l ! ::l ! ! :
l| 。 ゚ :l l ! ! l !: ! ! ::l ! !| !| l ! !| l ! ::l ! !
| ,l ! ! l !: :l ! l ! ! ::l ! ! ! !: l ! ::l !
il| ι / l !: l ! .r'´fj`ヽ :l ! l ! :: \ ニゲルッペヨ ! /
ll,,,,、,,, ノ :: ! !: ヽ,,,,,,,,ノ \ マズイッペヨ ! / ! ! ::l
リjル---┘、 / ̄l ̄ ) ! ! ! !| l ! ::l ! !
ヽ < >[二]= ヽ(fj )ノ ヽ(fj )ノ
!:: !| l ! ! ! l ! ! l !: ! ! ::l ! !| l ! !| l !:: ! l ! il
! l ! :: ! ノ___ノ_ l ! ! __ノ_ l !: __ノ___ |! ! !!:: _ノ___ノ_ l !: ! ! ::l !_ノ___ノ
: l! ┌────────────. ┌─────── ___ノ___ノ___ノ__
: : | すみません、見失いました. │こっちもですー ___ノ___ノ___ノ___
: :: !! └─v───────────────└────y─── =@==@==@
:l! ll l ! :: | l !: │いい、この暗さじゃ止むを得ん ! ! ::l !
: ::! ! :: | l └───v─────────── : !| l ! ! ! l !
!:: !| l !┌───────────── ! ! ::l ! !| ! ! ::l !
! l ! : │あいつらなんだったんです? : !| l ! ! ! l ∧∧ : !| l !
: :! ! └─y─────────────── !| l ! (゚Д゚=)
: ::! ! :: | !| l ! │お前に間違われた l ! ! l !: l)シ) =ヽ
:l ! ! ハァハァ !! └───y───── // l =イ=|
!:: !| )/ ミ メヽ l ! "))ミ ヾr :: / ))ヾ'r :l 丶' l =l=|
: :: !! l ヽc;゚ 」゚) (゚ 6 Lj l !: (∀ ・ 6 ,ノ」 :! | =r ∪
::! ! / ヽy/、 _人_人_ / y/ ヽ ::l ! / y/  ̄]⊃ :: : | =| =|
[==ヽ/l lソ ) え!? ( ヽ>==、ヾノ :: <__>∞==< | =| =|
( l U U> ⌒Y⌒Y // | ヽヽ ::l // l ヽヽ | =| =|
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ::! ! ヽuー-u'' ((_(((_)
!:: !| l ! ! l ! l:: ! ! !: : l:: ll ! !: l !: ! ! !: :
!: l:: ! ! !: ::: ,-─ ─ ── 、 :: ! l :: ! l !| i::
! !: l !:: |! ! !!: ノ(""" ""ヽ""''ヾミ\))_ ┌─────────
!!:: ! (/ 、__ ノミミ ヾヽ │わ、わたしですか〜?
!!:: :: ! l !| i:: ! ! / ○ ○ ミミミ::l l └──────ヽ───
!!::ll !| i:: ! l | リ⌒i :l l| !!:: :: ! l !| i::
! !: l !:: |! ! !!: l  ̄ _ノ/;; ll ll ! !: l !:: |! ! !!::
l !:: |! ! !! ! l ! \ ノ/;; j :: ! l !| i:: ! !
!: l !:: |! ! !!: / ̄ ̄ ̄ヽ- イ (<ノソリノ :: ! l :: ! l !| i::
!:: !| l ! ! l ! / \ |lヽ !: l !:: |! ! !!:
┌──────────────┐
| │ ただいま戻りました. │ .|
| └────── v.───────┘ .|
| l l |
| | | l :| | |
| | | l / ミヽ( :| | |
| | | l ( ^^ 6 ノ. :| | |
| | | l____ __ / y/ ヽ .._____:| | |
|___|_|/_____ <_>∞<_> ____;|_|__|
/ // | ヽヽ 丶
../ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ \
ヽ
│ご苦労だったな、山崎
│向こうはどうだった?
└───v──────
┌──────────────
│ご報告しなくてはいけないことが
│二つほど
└──v────────────
""))ミヾr
)/ ミ ヽ (゚Д゚ 6ノ」
ヽ c ^^) / y/ ^ヽ
〔~監察号〕 / >-y ヽ L_|ニ|__/
◎――◎ (__Vつ))_/つ ((__(___ゝ
│薩摩が不穏な動き?
│どういうことだ?
└───v────
┌──────────────
│よくは分かりませんが、
│長州領内で何度か見かけまして
└──v────────────
┌─────────
│まさか奴ら
│和解したんじゃねぇだろうな
└────y───────
)/ ミ ヽ ""))ミヾr
ヽ c ^) (Д゚ 6 ノ」
/ ⌒>> / y/ ^ヽ
〔~監察号〕 [==Vヽ)) L_|ニ|__/
◎――◎ ノ__)_) ((__(___ゝ
┌───ヘ────────────
│吉村くんが残って向こうで探索を続けています。
│
│私は京の薩摩藩邸を探るため、
│一足先に戻ってきました。
│そうか…
│薩摩の奴らも油断ならねぇからな
└────v─────────
│よろしく頼むぞ
└─y────
)/ ミ ヽ ""))ミヾr
ヽ c ;^) (-Д- 6 ノ」
/ ⌒>]ニ⊃ / y/ ^ヽ
〔~監察号〕 [==Vヽ) L_|ニ|__/
◎――◎ ノ__)_) ((__(___ゝ
┌───ヘ────────────
│あともう一つ、これはまだ
│局長にもご報告してないことなのですが
│(゚Д゚ 6ノ」 伊東さんが
|参| │長州藩士と?
|謀| │なんの話を?
|代| └────v─────
┌─────────── |理|
│京へ戻る途上で n | n
│お見かけしまして。 o(゚(ェ)゚)o
│話の内容までは o( )o
│聞こえなかったのですが X ̄ ̄X
│ヽ c ^^)
└─────v──────
│おいおい、どいつもこいつも
│油断ならねぇなぁ
└────┐
│まあ、伊東は前から
│うさんくせぇとは思ってたけどよ
└─v────────────
┌─────────
│伊東一派も
│見張っておきます. ┌───────
└───v───── │ああ、頼む
└───v────
)/ ミ ヽ ",_))ミヾr
ヽ c ^) (゚ー゚ 6ノ」
/ ⌒>> ノ y/ ^ヽ
〔~監察号〕 [==Vヽ)) L_|ニ|__/
◎――◎ ノ__)_) ((__(___ゝ
┌───ヘ────────────
│ところで、
│水戸の連中はその後いかがですか?
│水戸の連中は………………
└────┐
│そっちはいい。お前は
│薩摩と伊東派に集中しろ
└─v────────────
┌─────
│はっ
└─y───
""))ミヾr
ミ )/ ミ ヽ (゚Д゚ 6ノ」
ヽ c ^^) / y/ ^ヽ
〔~監察号〕 / >-y ヽ L_|ニ|__/
◎――◎ (__Vつ))_/つ ((__(___ゝ
│隊の情報が漏れている
ボソ───v──────
┌─────
│はい?
└───v──
)/ ミ ヽ
ヽ c ^^) r"/ ミ((""
// ̄ヽ Lヽc ゚Д゚)
ととヾ ,,ヽ== / y/ ^ヽ
〔~監察号〕// ヽ\ L_|ニ|__/
◎――◎ ヽヽー0' ((__(___ゝ
│一番組の見廻りルートが漏れた
│何故か藤堂の行動予定も漏れて、狙われた
ボソボソ─────v──────ボソボソボソ
┌───────
│間者…ですか
└───v────┌──────┐
)/ ミ ヽ │お前は >
ヽ c ^) │気にするな │ r"/ ミ((""
// ̄ヽ └──────┘ Lヽc ゚Д゚)
ととヾ ,,ヽ== / y/ ^ヽ
〔~監察号〕// ヽ\ L_|ニ|__/
◎――◎ ヽヽー0' ((__(___ゝ
┌──────────
│手の空いたとき以外は…
└─────v─────
)/ ミ ヽ
ヽ c ^^) r"/ ミ((""
// ̄ヽ Lヽ c ゚Д)
ととヾ ,,ヽ== / y/ ^ヽ
〔~監察号〕// ヽ\ L_|ニ|__/
◎――◎ ヽヽー0' ((__(___ゝ
山崎の仕事は速かった
/ ミ ヾ(.
(^^ ;6 ノ
〔~監察∪〕
◎――◎ ))))))
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│山崎の情報によると、今夜戌の刻に
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::│例の奴らが『やまや』に集まる
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::└─────v──────────
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..: .::.. .: ... ... ..... ...│長州の奴らも一緒の討幕派の密会だ。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::: ..:::.. .:.. .. │うぜぇ奴らを一網打尽できる。
:::::::::::::::::::::::::::: ::.. ::.. ..:..: .. └───y────────────
::::::::::::::::::::::::..: .::.. .: ... ... ""))ミヾr
::::::::::::::::::::.. .::.::.. .. .:. )/ ミ''"'"'' (゚Д゚ 6ノ」 /""_ヾヽ
::::::::::::::::: ..:::.. .:.. .. )/ ミ メヽ ゙д゙) / y/ ヽ (д◎ 川
:::::::::::::: ::.. ::.. ... ヽ c ゚ 」) y/ ヽ ヽ∞=L_| / y/ ヽ ノ"")"ミヾr
:::::::: ::.... ..:. .... / ヽYヽ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∪ ̄ ̄ ̄\ (ω゚ 6 ノ」
:::::..: .::.. .:... )/ ミ ヽ / / ̄ ̄ ̄ヽ \ /Y/ ヽ
|局長は確か、
|水戸には手を出すなと…
└───y──────────
│出さねぇよ。
│『やまや』に集まるのは
│ただのだっぺなまりの脱藩浪士だ。
│水戸藩とは関係ねぇ
' ̄r' ̄`ヽ └───v──────────
l i ミ''"ヽ │ま、念のため
l | | ll_∩ < なるたけ生け捕りでな
l| i |ノヽ∪ ""))ミヾr └─────────
| | |.ι / メヽ)/ミ''"'"'' (゚Д゚ 6ノ」
l i j r' ;゚ 」゚)ヽc ゙−゙) /y/⌒ヽ
j ノノニヽ/ y/V y/ ヽ ヽ/ ゝ
ニニ< ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ と_フー''=、
│数は少数だ。二隊で行く。一番、二番だ。
│永倉、頼んだぞ
└────────┌──────
│ 承知
└──y───
┌───────
│一番組ですか?
│沖田さんは? ┌───────────
└───v── │あいつは風邪っぴきだ
│代わりに俺が行く
)/ ミ メヽ )/ ミ'_"'"'. └────y──────
ヽc ゚ 」゚) ヽc ゙ー゙) ""))ミヾr
/ y/ヽ / y/0 (Д゚ 6 ノ」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ /y/ ヽ
ヽ ̄ ̄ヽ L|ニ|__/
│突入はニ番組に任せたぞ。
│正面と裏口はこっちでおさえる。
└────v───┐
│ 一番組の名簿もってこい
└───y─────
ミ )/ ミ''"' ""))ミ ミ(("" / ミヽ(
ヽ,,,c ゙ ) (Д゚ c ゚Д゚) (д` 6 ノ ミ
/ ̄ ヽ | ̄ ̄⊂ニヾ) /y/ ヽ
│さて、どう分けるかな
└──v──────
┌────────
│お、この隊士、
│甲州藩の長坂っつーと…
└──v──────────
┌───────────
│ああ、こいつは仮入隊だ
│今回は抜いとくか
└───v───────
)/ ミ''"'"''
ヽc ゙д゙) ))ミ ゙rヽ
/ y/ \ (゚ 6,,,,ノ,,」
<_」∞< 0lヽ、⌒ヽ
┌─ヘ─────────────
│水無月流の宗家じゃないっすか
│あ?
└──v───
┌──────────
│居合術の宗家っすよ
│その筋じゃ有名な
└─────v─────
)/ ミ''"'"
ヽ c ゙∀) ))ミ ゙rヽ
/ y/ \ ( 6,,,,,,j,,,」
<_」∞< 0lヽ、⌒ヽ
┌────────
│………居合術
└───v────
┌────────
│居合術
└───v────
)/ ミ''"'"
ヽ c ゙∀) ))ミ ゙rヽ
/ y/ \ ( 6,,,,,,j,,,」
<_」∞< 0lヽ、⌒ヽ
│長坂さん!
└─y────
┌──────
│中倉さん
└───v───
┌───────────
│今日討ち入りだって?
└─y───────
)/ ミ_ ヽ / ミ ヽ( ┌────────
ヽc;~д~) (ё` 6 ノ < そうみたいですね
/ y/0 / y/ ヽ └────────
│まさか入って早々こんな仕事が来るとは…
│大丈夫か?
└───y──────────
│まあ…
│なるようになるのではないかと…
└──v───────────
)/ ミ_ヽ / ミ ヽ(
ヽ c;~д) (´ё` 6ノ
/ yl / y/ ヽ
│それでは、
│仕度がありますので
└──v───────────
)/ ミ_ヽ / ミ ヽ(
ヽ c;~д) (´ё` 6ノ
/ yl ( ( ( / yl
)/ ミ_ ヽ
ヽc;~д~)
r' yヽ
さて、この中倉という男、
実は長坂の他にももう一人、気の許せる相手がいた。
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ
_@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@ノ
((_((_((_((.|il |;;::: ..::.. ::.. ::..:: . .: :.. . ::: .. : ::::|il i:: __
ノ___ノ___ノ__.ノ...|il |________________|il l:: |新
= @==@==@= |il |\_____________________________________,_,,,,,;;;;;;;|il l:: |選
|il | | | |ニニニニニニニニニニ l | : |il l:: |組
|il | l┌┐| |;;;l;;;l:::.. ..: . . | | : |il i:: |屯
|il | l└┘| |;;;l;;;|::.. .:. .. | | : |il l:: |営
______|il |_l__| |;;;l;;;|::. .. .. | |__.|il i=== =
,, ' ,;; ' ". ; .., |il |:」」i 「:「:「| |;;;l;;;|: .. .. / _ミヽ( .| |:iii|il |::|::|::|::
,' . . .; . '., .|il |:」」i 「:「:「| |;;;l;;;|.. (~д~;6ノ... | |:iii|il |::|::|::|::
';; . .,、 . |il |:」」i 「:「:「| |;;;l;/ / y/ ヽ .| |:iii|il |::|::|::l
.; ,; ., 、 ;;、 |il |:」」i 「:「:「| |;;/ <__>∞L_> | |:iii|il |::|::l::i
,,、'..,,、、.. ; .,,,、,;;、il |/..;; ".. `,," ,.. // l ヽヽ, ;; 、 " ,, 、|il |::|::l:
ヽ0ー-u''
伍長以上は屯営外に休息所と称する別宅を持てる
中倉も他の隊士の類にもれず、そこに女をかこっていた。
同じく甲州の出の、お小夜といった。
__,,__,..、 │ あら、
_,,--ーー'ー---、)ー、│ あんた
,,;/;; ;;; ;;;: :: ;;;;;;ー○o';;::└y────────
/;(:::((;;;;:::;;::::;;;ノノ;::::;;;;;; ::
/::ベヾヽヽヽヘ,,,;;:ヾ彡;;;;;:: ::;;::l
l:|:ミ/ ヽ彡、::::;;:::::l
ヾ/─ ─-- ミミ:;;;::::;:l
イご> ノご> ミ^i;;;;;;;/
"" ノ "" ゙ ノゝ'
、 `ー- / ヽ へ
\ ヽ-' / / ヘ
-- ヘ / / \
│え?討ち入り?
└─y────
┌───────────
│一番組と聞いて、
│俺はこれを恐れていたんだ。
│あの組は隊長を始めとして、
│手練れ揃いだから、出動も多い。
└────v───────
、、- y、 ┌───────
/ _ミヽ( ヾヾ;;*ミ;;;)) < いつです?
(~д~il6ノ (’; 6;;;/'' │ どこで?
/ y/⌒ゝ _/^ヽ └───────
ヽ0=∞=∪旦と/ ト,
(三00三) ヽ/−''',
(__0)
│今日の戌の刻だ
└─y──────
┌─────────────
│いくらあの人が居合術本家の
│息子だといっても、
│あの乱闘の中では
│無事でいられるかどうか…
└────v───────
、、- y、 ┌───────
/ _ミヽ( ヾヾ;;*ミ;;;)) < あらまぁ…
(~д~il6ノ (’ 6;;;/'' │ お気をつけくださいね
/ E0、ヽ y/^ヽ. └─────────
ヽ0==ヽLノ ト-ノ ヽ
(三00三) 0とニヽ |
(__ヽノ
│いや、俺は行かない
│この間話した、同郷の男だよ
└─v──────
┌─────────────
│まあ、そうでしたの
│じゃあ、今夜はゆっくりできるのですね
│よかった
└────v───────
│いや、
│今日は…
└─y────
、、- y、 ┌─────────────
)/ミ_ ヽ ヾヾ;;*ミ;;;)) < そうそう、お酒切らしてましたの
ヽc ~д~) (^ 6;;;/'' │ ちょっと買ってきますね
/ y/ ヽ y/^ヽ └─────────────
ヽ0=∞V0日 ト-ノ ヽ
(三00三 ̄とニヽ_ノ''',
(__ヽ0
.ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__
.ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ
.@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=
__j,_, __j__jl__ ┌─────────┐_i__,|:::;;::: ::..::; ;.:::::
ii;;ii;;ii;;ii;;ii;;ii;;| :|::: : ::: :: :| |::;;;;│ いらっしゃいましー │ | | |
||_||_||_||_||_||_| ;|.. | |::;;;:└────\────┘ | | | γ  ̄ ヽ
||_||_||_||_||_||_|_,|_____.| |:::: ;:.. :.:ヾ;;;;;;c) | |__._| l l´ `l l
. iiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| |::: :::... :: r' ̄ヽ | |iiiiiiiii|ii | ヽ、___,ノ
: iiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| |::.. .. . {ニ}ニi' | |iiiiiiiii|iii;|
: iiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| |::....: i | | |iiiiiiiii|iii;|
ニ[二二二二][二二二二];;;: uーu [二二二ニl
:::ノ,-ー──''─
_,--、、、,, │ お小夜
i'r''ー''ヾ゚;;;; └──ヽ──────── ── ─
(’-’ 6r' | | _y/ヽ .. .. .::. :::..:.:::| |
/ y/ ヽ | |_|ニ|_ノ ... ..: ..::..:::| |
0Γ0Lノl | |ニニl ..::::::| |
│あら、あんた…
└──v───────
│あの男が来ているだろう
│何か話していなかったか?
└──────v─────
┌───────
│ああ、そうねぇ…
└─y──────────────
゙;;;;;;r''ー''ヾ' / ヽ
ゞc ’ヮ’) / l |
/ y/ ヽ / r' | |
0Γ0Lノl / l: | |
│一つおもしろい話、
└────v───────
__,,__,..、 ┌───────
_,,--ーー'ー---、)ー、│ してったねぇ
,,;/;; ;;; ;;;: :: ;;;;;;ー○o';;::└y────────
/;(:::((;;;;:::;;::::;;;ノノ;::::;;;;;; ::
/::ベヾヽヽヽヘ,,,;;:ヾ彡;;;;;:: ::;;::l
l:|:ミ/ ヽ彡、::::;;:::::l
ヾ/─- ー--- ミミ:;;;::::;:l
'ーt_ァ 'ーt_ァ ミ^i;;;;;;;/
ノ ゙ ノゝ'
、 `、_, / |
\ ー' / l
-, |
,-────ヽ_\
/ ヽー'ヽ
━━━━━━━━━━ つ づ く ━━━━━━━━━━
/ ))ヾ'r
(・ ∀ ・#6ノ」
/ y/ ヽ
<_」∞=L_>
// l ヽヽ
ヽuー-u''
│ あ、沖田さん
└──v──────
┌───────────
│私は今、怒っているんだ
└───────v────
┌──────
│は?
└──y────
)/ ミ ヽ / ))ヾ'r
ヽ c ´ё) (・ ∀ ・#6ノ」
/ yヽ / y/ ヽ
<_」∞<_> <_」∞=L_>
// l ヽヽ // l ヽヽ
ヽuー-u'' ヽuー-u''
│土方さん、私に内緒で軍議をやったんだ。
│その上勝手に私の一番組を
│自分で指揮するなんて言い出したんだ。
│
│私 は と て も 怒 っ て る ん だ
└───────v──────────
┌──────
│はぁ…
└──y────
)/ ミ ヽ r''/ (( ヽ
ヽ c;´ё) Lヽc#・ ∀)
/ yヽ / y/ ヽ
<_」∞<_> <_」∞=L_>
// l ヽヽ // l ヽヽ
ヽuー-u'' ヽuー-u''
│あ、島田さん
│今日は一番組のこと ((___
│よろしくお願いしますね / ̄ ̄ ̄ ̄\;;;;ヽ
│土方さんに壊滅させられないように /● ● ;;;;;;;;;;;;ヾソ
└─────────v──── / Y;;;;;;;Y;|
| ▼ |;;;;;;;;;|;|
)/ ミ ヽ r''/ (( ヽ |_人_ \/;;|
ヽ c ´ё) Lヽc#・ ∀) \____ /
/ yヽ / ヽY ヽ / y/ ̄ ̄ヽ
<_」∞<_> <_」∞<_> <_l∞=L___>
// l ヽヽ // l ヽヽ / / l ヽ ヽ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー---u''´
│ なんか言ったか
└──────ヽ────
""))ミヾr
(゚Д゚ 6ノ」
┌──────── (((ニとニヾ) ミ
│あ! / ̄ ̄ ̄ ̄\;;;;ヽ
│ヤリチン詐欺師! /● ● ;;;;;;;;;;;;ヾソ
└─────v──── / Y;;;;;;;Y;|
| ▼ .|;;;;;;;;;|;|
)/ ミ ヽ r''/ (( ヽ |_人_ \/;;|
ヽ c ´ё) Σ Lヽc#・ ∀) \____ /
/ yヽ / ヽY ヽ / y/ ̄ ̄ヽ
<_」∞<_> <_」∞<_> <_l∞=L___>
// l ヽヽ // l ヽヽ / / l ヽ ヽ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー---u''´
│返せーー!
│私の一番組を返せー!
└──────v────
┌───────────
│いーからお前は寝てろ
│この洟垂れ童貞
└─y─────────
。゚/ 。
r"/ ミ(("" _ ./-。
Lヽc ゚Д゚) ./ /< ,ヾ ─
/(( 」ニつ/_/i\ヾ \ヽ
/ ̄ ̄ ̄ ̄\;;;;ヽ l ゚ ヽ \ヾ\ パラタタタタタタタタタタ
/× × ;;;;;;;;;;;;ヾゾ゚ ノ 、ヽ\ヽ
/ Y;;;;;;;Y;|li ゚ ヾ丶
| ▼ |;;;;;;;;;|;|li \ヽ
|_人_ \/;;|li )/ ミ ヽ \、゙ // ))ヾ'r
\____ ( ヽ c ´ё). ヾヾ\ (((∀ ・#6 ,ノゞ
/ y/ ̄ ̄ヽ / yヽ (( 0\ ̄y/ ヾヽ
<_l∞=L___> <_」∞<_> >>=⊂L_ノノ
/ / l ヽ ヽ // l ヽヽ ヾヽ// l l >
ヽuー---u''´ ヽuー-u'' ヽ(/ー-ヽ)''
| ||||| i| .| | || | ||||| | || l| |i. || | ||||| ||
| ||||| l| _i_| | || | ||||| | || i| |li || | ||||| ||
| ||||| / ヽ ) ___il_______i|______ | _jl.. || | ||||| ||
| ||||| / _ノ'  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|l ̄ ̄ ̄ ̄ r' il| || | ||||| ||
| ||||| ( λj____il___________とノヽ , ) || | ||||| ||
| ||||| ┌─────il|─────── i!| ──.イ | |_|ー' || | ||||| ||
| ||||| .i|__i|______ ________|/ー' :i l || | ||||| ||
| ||||| | l i| l | | l | || | ||||| ||
| ||||| | | | | | l | || | ||||| ||
| i /> <\<><> | | <ヽ /'7. | ||||| ||
| // . \\ | |. `´ / /. i | ||||| ||
|</ ||. | \> | | ヽ二二/ || | ||||| ||
_______________________________________
───────────────────────────────────────
─── l| ̄|l──[][]i ───────── ,,、、;;,, ─────── il二l +─ii─────
___ l| 二二二li ________ _,ゞヾiiリシツゞ __ _____ il二l l| |l _____
 ̄ ̄ ̄ l| |l____  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,,-ー'´;;;;ヾ|il リrf";;;;;:;`゙ー-、 ̄ ̄ ̄ ____/./  ̄ ̄ ̄ ̄
─── .ヾ ___|l────── /;;;;;;::;;;;::;;:;:[j三i];::;;;;;;::::;::;;;;;\ ── l|___./───────
───── ,- 、────── /:;;;;;;;;::::;;;:; ;;;;r'川|llヾ;;::;;::::;;;::::;;;:;:;ヽ ──────.,- 、─────
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__ ) _)'`Y⌒iー、  ̄ f ̄ ̄`ー--、ヾミ彡ヾ;;;__--ー'" ̄ ヽ ,-yーf⌒i⌒(_ (-、  ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ r' ,r' _(| | | | l≦三三三二二≡ヾソ~7)-二二三三三≧l | | ≡ |:) }=ヽ ̄ ̄ ̄ ̄
─── //i| ヾ-'`ー'ー'ー'ー=二_ニー ' ;;;:::;`ー'´;;;;;:;; ̄ニニ__j ー'ー'ー'`ー' i T \───
 ̄ ̄ ̄./ / l|ヽ ) ≡= ( l;;;:::;;; ;;; ::::; ;;:;;; ;:::;;; ;;;::: :;; :;;;;;::::;::;::;;;;:;;l )≡ ( /| il r ヽ ̄ ̄
__ / イ l ≡=− --イ ヽイ:;;;;::::;;; ;;;;:::::;; ::::; ;;::::;;; ;:::::;;; ;;;::;;: :;; :;/ イ ヽー- イ l ヾ | l __
__ /' | i |/ / __'ーl;;:::::;;;;; ::::; ;;:;;; ;:::;;;;;;;::::;;;:;::: :;; :;;;;;::::イー' _=≡ ヽl | :i | __
Z__」 / ≡=- l::;;;;::;;;;::;:::; ;;:;;::;;;;::;;;; ;:::;;; ;;;::: :;;:;;;/ ヽ \.L_L」
準備出来たかぁ!! ( l;//;;;l l;;;;;、' l )
( </;;;;;;| |;;;;iノ l ) おおっ!!
⌒Y⌒Y⌒ Y⌒Y⌒⌒Y⌒ ゞ;;;Ll;; _.ノ i )
.//. i __/ニニニニ ヽ i |i ⌒Y⌒Y⌒ Y⌒Y⌒
// l /  ̄\|i i/ ̄ ̄ヽ ヽ コ / | ヽゝ |
// | / \ {二}-イ l i,-ー'ヽ、 . |: |i
..i (三0 |l //i r i ノ 7 ヽ l / l\ |i |l |
.l | / l l l l/ |i | l ヽコ_ノ ヽ、`> / __人_人_人_人__人
i | | ././7|iー i |/ .|l | 、 l 」-- j // .i / )
l| | | / _|l__l/ .. || | i 、| , ヘ y./.. |iくZ_) いつでも来い!!
|| | | < ∧ ,|i. || l |\|./\ ヽ_ ,、 |l/ヾ )
|| | | i、.ム_ l <.|l___. || | . l. |/ニニニ(ヽ_ノ{ iニ⊃-ー'ヽ<⌒Y⌒Y⌒ Y⌒
|| | | | ー \ __||_ |. ||_|_ . | | __人_人 _人_人_人_ 人_人_人_ 人_人_人
|| | | | l / || l./..7.|ヽ ̄|| | | i|/\ )
|| | | | |i./|/ || | / | l >、||_| レ || ) よ お お し っ ! !
|| | | |/|l/l| || |/ | | /|| | ̄| ̄ ||`Tー-)
|| | |../|/|l/l| || |. | |/ || | | || | ヽ⌒Y⌒Y⌒ Y⌒ ⌒Y⌒Y⌒ Y⌒ Y⌒Y´
┌───────
│ じゃあ着席
ストン ストン ストン └──v────
|li l |li l |l l
)/ ミ=〓 )/ ミ=〓 r' 〓〓 、 =〓=ミヽ( =〓))ミヾr
ヽc 'ー`) ヽ c ゙∀) / l 'д`)」 ('∀` 6ノ (゚Д゚ 6ノ」
/ lylヽ / lyl /ー' lyl ヽ /ly/l ヽ /ly/l ヽ
|V」00 |VV」00{二二二二二二二二二二二二二}L_|ニ|__/
ノ___)) ノ__)) |_|ノ__))_) (_((__, |_| (_((___ゝ
いいか、今回はあの邪魔くせぇ │
水戸の馬鹿どもを一掃できる │
またとない機会だ。 >
.──────────────┘
┌────────────┐ ,-─ ─ ── 、
│しくじれば、. │ / ̄( ̄ ̄ ̄ヽ、ヽミ\))_
│あいつらのしみったれた | >────--'ヽノノミミ ヾヽ
│闇討ちで、..俺達の同士が. | / ○ ○ ヽヽミ::l |
│無駄に血を見ることになる > | リ⌒i :l l|
└────────────┘ l l__) _ノ/;; ll
┌───────────────┐ \ ノ(<ノソリノ
│絶対に一人も逃がすんじゃねぇぞ > >,ー−7 T ̄ ̄ ̄\
└───────────────┘ ///.l /| | \
/ l | | / /| | \
/ | | |./ / | | y \
┌─────────────────────────┐
│ 二番組は中を頼む。 │
│ 店に入ったら二隊に別れ、裏庭のほうへおびき出せ。 │
│ 永倉、中の指揮は任せた。┌─────┐ │
└────────────┤ 承知! ├──────┘
└─ y.───┘
┌───────────────┐ ((___
│ 島田はでかいから中に入るな。 │ / ̄ ̄ ̄ ̄\;;;;ヽ
│ 一番組3名と正面をおさえろ.。 │ /● ● ;;;;;;;;;;;;ヾソ
│ 残りは俺とともに裏庭だ。 │ / Y;;;;;;;Y;|
└───────────────┘ | ▼ |;;;;;;;;;|;|
|_人_ \/;;|
\____ /
)/ ミ=〓= r' 〓〓 、 )/ ミ=〓= / y/ ̄ ̄ヽ
ヽc ゙∀゙) / l 'д`)」 ヽc '∀`). ┌───────────
/ lylヽ /ー' lyl ヽ / lyl ヽ, │山崎から連絡が来次第
<_」∞<_> L__|00ノ L_|00ノ │出動する。
└────────────
|| |─┼─┼─┼─┼─| | │それまで待…
|| | │ │ │ │ | | └─y──── _人_人_ 人
|| |─┼─┼─┼─┼─| |______ ─── )
|| | │ │ │ │ | |===──__ ) 副長!
|| |─┼─┼─┼─┼─| |──_______ )
|| | │ │ │ │ | |─ ────⌒Y⌒ Y⌒
ノ ゞ- 、 || |─┼─┼─┼─┼─| | / ミヽ(─── -----
_,,-┬ヽ. || | │ | |( ^^ ;6 ノ==─── ___
_,,+┴ー' r"/ ミ((〓 ─| 三∪号〕 =====───
( l ミ=〓 Σ Lヽc ゚Д゚) _人_人_ 人_人 _人_人__──_____
ノヽ ノ c 'д) / ly/l ヽ ) (_____
ニニヽ / lyl ._ // とニヾノヾ) もう来たのか! (
/⌒ヽ γ´  ̄ヽ──── ) 人_人_ 人_人_ 人
/ l lニf⌒lニニニ ⌒Y⌒ Y⌒ Y⌒ Y⌒)
| l |ll i /) ) 大変です!!
( 人_人_ 人_人_ 人_人
奴らが ( 、、_ ノ
(─────  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヾミ三) 引き上げて
(────── ___ ,,-''" ) いきます!!
⌒Y⌒ Y⌒Y⌒ Y⌒ ̄ ̄ ̄──── / )
三 ───_________─三 / ヽー── ⌒Y⌒ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
──── _______ //\ /\ 三三三三三
────______ 二 | i ii⌒)三三
────___ _ ──._─三─ | し 6 ノ 三ノ
____.────── __ 、 /ー,' ̄ ̄ ̄ ̄
__ ─ _____ ───── \ // /
──── _______ `丶 / /
,,-ー''' ''´ ̄`゙ー- 、
/,-r' ̄ ̄ ̄ ̄ヽ-))、
|r(/ー────'ヽリl、i
,,,ゞツ、、 ミリ ○ ○ ノy
ノ,-r'' ̄ ̄ ゙̄ヽ-( l l )\
(/ー─-──'ヽ 、 (__」 / V´
ミli 〃 〃 ilミ ヽ、 _, 'リルノ
( l ー、 l ) __7 //r' | ̄ ̄ ̄\
ヽ、 ー' / /l l | // .| | \
>、 イTー+--/ | | | // | | \
/ \\ //.| | / | | |.// | | \
│っつーと、どういうことよ、それ?
└────v─────────
│だから、気づかれたんだろ。
│討ち入りが。
└─v─────────────
│それは分かるんだよ
│なんで気づかれたかってことだよ
└──v──────────
( 'A`) ('д` ) (д´ )ノ
│討ち入りが決まったのは当日の朝だったし、
│無関係の隊士は平常勤務してたもんな
└──v──────────────
│俺なんか知らなかったから
│飲みに行ってたよ
└────v───────
│間者だろ、どうせ。
└──v───────
( 'A) ( 'д`) (`д´ )ノ (゚;;゚ ))
│ 間 者 ぁ !?
└─y────v────
│隊士の中の誰かが
│洩らしたんだろ
└───v─────
│水戸か長州に内通している
│奴がいるってことか
└───v───────
/_ _ミヽ(
(~д~ 6ノ
( 'д) Σ ( `д´) (( ゚;;゚) (∀' ) / y/ヽ
┌─────────┐
│ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ │
└──── v.────┘
)/ ミ_ ヽ
ヽcil~д~)
(( ゚;;゚) (∀' ) / y/ヽ ( 'д`) ('A` )
│もう監察の連中も動き始めてるらしい
└────v───────────
│俺さっき職質かけられたよ
└──v─────────
│とにかく…
└───v───
/ _ミ ヽ( / ミ ヽ(
(д~li6,,ノ (ё` 6 ノ
/y/ ヽ ( 'д`) ('A` ) / y/ ヽ ( 'Д)
│.副長の機嫌は最悪らしい │
└───────────┘ ┌──────────
│君子危うきに近寄らずだな
└────────────
",,_))ミヾr
( 6ノ」
/ y/ ^ヽ
L_|ニ|__/
((__(___ゝ
│ 山崎
└───v───
┌──────
│はい
└──y────┌───────────
│当日の隊士達の行動を
│全員洗い出せ
└───────v────
",,_))ミヾr ┌─────
)/ ミ ヽ ( д 6ノ」. < 特に
ヽ c; ^^) / y/ ^ヽ. │ 伊東派の連中をな
〔~監察号〕 / >-y ヽ L_|ニ|__/ └─────────
◎――◎ (__Vつ))_/つ ((__(___ゝ
│加納、服部、中西、内海、佐野!
│親玉が長州とくちゃべってんだ。
│こいつらが納豆野郎とつるんでても
│おかしくねぇ。
└───v───────────
│速攻であぶり出せ!
┌───┐ └─y────────
│ は! │
)/ ミ ヽ └ y.──┘ ",,_))ミヾr
ヽ c ^) (゚Д゚ 6ノ」.
/ ⌒>> / y/ ^ヽ.
〔~監察号〕 [==Vヽ)) L_|ニ|__/
◎――◎ ノ__)_) ((__(___ゝ
│ ・ ・ ・ ・ ・ ・ | ┌──────
└──v────┘ │どうした?
└──y─────
/ ミヽ(
(^^ 6 ノ "",_))ミヾr
// ̄ヽ (゚Д゚ 6ノ」
ととヾ ,,ヽ== / y/ ^ヽ
〔~監察号〕// ヽ\ L_|ニ|__/
◎――◎ ヽヽー0' ((__(___ゝ
│ .鈴木さんは? | ┌─────────
└──v────┘ │鈴木ボンクラ三郎?
│あいつだったら
│すっげーーー屈辱
└──y────────
)/ ミ ヽ
ヽ c ^^) "",_))ミヾr
// ̄ヽ (-Д- 6ノ」
ととヾ ,,ヽ== / y/ ^ヽ
〔~監察号〕// ヽ\ L_|ニ|__/
◎――◎ ヽヽー0' ((__(___ゝ
│山崎さんが副長室から出てきたぞ
└────v───────────
│やっぱり間者疑惑なんだろうな
└v──────────
│やだなぁ、また血をみるぞ
└─y──────────
/ ミ ヾ(.
(^ ;6 ノ ('A`)('A`)('A`)
〔~監察∪〕 ( ) ( ) ( )
◎――◎ )))))) ハ ハ ハ
│ちょっとでも怪しいと斬られるって本当か?
└─v──────────────────
│当日外出してた奴やべえぞ。
│副長のあの様子じゃ、容赦ねぇ。
└v──────────────
│ちくしょーどこのどいつだよ洩らしたの
└─y───────────────
|
|
|
|
( ')( )(A` ). | /_ _ミヽ(
( ) ( ) ( ) | (~д~;6ノ
ハ ハ ハ | / y/ヽ
| <_」∞<_>
|___ // l ヽヽ_________
ヽuー-u''
| │俺は水戸の奴には言っていない
| │長州の奴らにももらしてない
| │だけど…
| └──O──────────
| 。゚
| )/ミ_ ヽ
| ヽcil~д~)
| ノ y/ヽ
| <_」∞<_>
|____ // l ヽヽ____________
ヽuー-u''
ノノノ三三三ツー 、 │まさか…
彡彡 丶 └O──────
ミミミミ ____ ___, 。゚ |
ミミミ 〜 〜 、 |ミ メヽ
ミ( il| _, l |c ゚ 」゚)
ミミゝ、 └ ┘ / | y/ヽ
| _/ ゚ 。 人_人_人_人_人_人_人_人_人
/~ヽ L 0
\ \ / >、 ) まさかお小夜が…!!
│中倉さん
└──v───────
/メ ミミ ミー,
/ o ミミ三イ´
/_ _ミヽ( L )ミミ/
Σ (~д~ 6ノ ヽ、_ 'ニニ
l y/ \ l // ̄~\
│隊士達の当日の所在
│まとまりました?
└────────v──
┌───────
│あ、はい、ここに…
└───v──────
|
| )/ミ_ ヽ /メ ミ ヽ(
| ヽc;~д~) (L゚ 6,,,ノ
| / ヽy// ̄/ / y/ ヽ
| ヽ_ノつ_0 <_>∞=L_>
|__ // l ヽヽ____ // l ヽヽ_______
ヽuー-u'' ヽ-uーu''
│結構外出してた人
│多いですね。
└─────v────
| │あれ?
| └───v───
|
| )/ミ_ ヽ /メ ミ ヽ(
| ヽc;~д~) (゚ L゚ 6ノ
| / ヽy/ヽ | ̄~| ヽ
| <_」∞<_> 0─とヽノ
|__ // l ヽヽ____ // l ヽヽ_______
ヽuー-u'' ヽ-uーu''
┌────────
│中倉さんのは?
└─────v────
|
|
|
| )/ミ_ ヽ /メ ミ ヽ(
| Σ ヽc;~д~) (L゚ 6,,,ノ
| / ヽy/ヽ | ̄~| ヽ
| <_」∞<_> 0─とヽノ
|__ // l ヽヽ____ // l ヽヽ_______
ヽuー-u'' ヽ-uーu''
┌────────
│す、すみません、書き忘れて…
│その…あの…
└─────v────
|
|
|
| )/ ミ_ヽ /メ ミ ヽ(
| ヽ c;~д) (L゚ 6,,,ノ
| / ヽy/ヽ | ̄~| ヽ
| <_」∞<_> 0─とヽノ
|__ // l ヽヽ____ // l ヽヽ_______
ヽuー-u'' ヽ-uーu''
┌────────
│が…外出を…
│先斗町の方で…その…
└─────v────
| │ああ、飲みに行ってたんですね
| └──y───────────
|
| /_ _ミヽ( /メ ミ ヽ(
| (~д~;6ノ (゚ L゚ 6ノ
| / ヽy/ヽ φ| ̄~| ヽ
| <_」∞<_> └─とヽノ
|__ // l ヽヽ____ // l ヽヽ_______
ヽuー-u'' ヽ-uーu''
┌─ヘ────────────
│……はい、一人で…
┌────────
│……
└─────v──── ┌───
| │!
| └─y───
|
| / _ミ ヽ( /メ ミ ヽ(
| (д~il6,,ノ (L゚ 6,,,ノ
| / ヽy/ヽ φ| ̄~| ヽ
| <_」∞<_> └─とヽノ
|__ // l ヽヽ____ // l ヽヽ_______
ヽuー-u'' ヽ-uーu''
┌────────
│いやだなぁ、中倉さん
│疑っているわけじゃありませんよ!
└─────v────────
| │中倉さんがとてもまじめに
| │働いてくれてることは、組頭の私が
| │一番分かってますって!
| └──y──────────
|
| )/ミ_ ヽ /メ ミヽ(
| ヽc;~д~) (^L^ 6ノ
| / ヽy/ヽとニL y | ̄~~|
| <_」∞<_> >∞|___0
|__ // l ヽヽ__ // l ヽヽ_______
ヽuー-u'' ヽuー-u''
|
| ┌─────
| │・・・・・・
| └──v──
|
/ _ミ ヽ(. | /メ ミヽ(
(д~il6,,ノ | (゚ L゚ 6ノ
/y/ ヽ. | / y/| ̄~~|
.<_>∞=L_>.. | <_>∞|___0
// l ヽヽ.. | __________ // l ヽヽ
ヽuー-u'' ))) ヽuー-u''
│いやだなぁ、こういうの… \ V V V V V V V V V V V V
└─────o─────── ≫
。 | ≫ 失礼だろ!
| ≫ 私を誰だと思ってるんだ!
)/ ミ メヽ , | ≫
ヽ c ゚ 」) 、 | _// V V V V V V V V V V V
/ | ̄/ |
[=ヽ/つ_」 |
_______ // l ヽヽ ___________|
ヽuー-0''
≫ 私は新選組参謀
| ≫ 伊東甲子太郎の実弟にして
| ≫ 九番組隊長の鈴木三樹三郎だぞ!
| ≫
| // V V V V V≫ その私を疑うというのか!!
| ≫
| / / V V V V V ┌─────
| │皆さんに伺ってますから
/メ | └──y───────
(゚ L゚ | )/ ミ"")") / ミ ヽ(
.| ̄~| | ヽc#・(ェ)・)0 (^^ ;6 ノ
.0─0.| / y/ / | ̄~|/ ヽ
// l . | <_」=∞< 0─とニヾノ
ヽuー-|_______ / / l ヽヽ______// l ヽヽ_________
ヽuー-ーu'' ヽuー-u''
│監察の人たちも
│大変だなぁ
└─o─────
。 ┌─────────
│山崎さん、 ┌───────
│八番組の分まとめてきましたよ │ありがとうございます
└──y─────────── └──y───────
|
| )/ ミ メヽ ("(""ミヾ( / ミヽ(
| ヽc; ゚ 」゚) (・(ェ)・#6ノ ( ^^ 6 ノ
| / ヽy// ̄/ / y/ ヽ | ̄~|/ ヽ
| ヽ_ノつ_0 ヽ__|ニ|__/ 0─とニヾノ
|_ // l ヽヽ_________ / / l ヽヽ______// l ヽヽ_________
ヽuー-u'' ヽuー-ーu'' ヽuー-u''
≫ 皆に伺うといったな!
≫ 当然彼にも聞いたのだろうな!!
≫ ┌───────
/ / V V V V V V V V │ええ、今聞きに行く
| │ところでしたよ
| └──v─────
|
| )/ ミ メヽ )/ ミ"")") / ミヽ( ┌───────
| Σ ヽc; ゚ 」゚) ヽc#・(ェ)・) ( ^^ 6 ノ < 藤堂さん、
| / ヽy// ̄/ ⊂ニ| y/ ヽ0 | ̄~|/ ヽ │あの日の所在を
| ヽ_ノつ_0 7==∞=< 0─とニヾノ │教えてください。
|_ // l ヽヽ_________ / / l ヽヽ______ // l ヽヽ ___ └──────
ヽuー-u'' ヽuー-ーu'' ヽuー-u''
│私はその日
│沖田さんと斉藤さんと三人で『やなぎ』で飲んでました
└───v────────────────────
| │ありがとうございます
| │はい、ボン…鈴木さんは?
| └──────v───
|
| )/ ミ メヽ )/ ミ"")") / ミ ヽ(
| ヽ c; ^ 」) ヽc#・(ェ)・) (^^ 6,,ノ
| / ヽy// ̄/ / y/ ヽ | ̄~|/ ヽ
| ヽ_ノつ_0 <_」=∞<_> 0─とニヾノ
|_ // l ヽヽ_________ / / l ヽヽ______// l ヽヽ_________
ヽuー-u'' ヽuー-ーu'' ヽuー-u''
| │…外出していた
| └───v─────────────
| │どちらへですか?
| └──────v───
| ≫ どこでもいいだろう!
| ≫ ┌────────
| / / V V V V V V V V │ああ、遊郭ですか
| └─y───────
| )/ ミ メヽ ("(""ミヾ( / ミ ヽ(
| ヽc ゚ 」゚) (・(ェ)・#6ノ (^^ 6,,ノ
| / ヽy// ̄/ / y/ ヽ | ̄~|/ ヽ
| ヽ_ノつ_0 ヽ__|ニ|__/ 0─とニヾノ
|_ // l ヽヽ_________ / / l ヽヽ______// l ヽヽ_________
ヽuー-u'' ヽuー-ーu'' ヽuー-u''
プライバシーノ侵害ダクマー---
("(""ミヾ( | /メ ミヽ( / ミ ヽ(
/つェ)<6ノ 。゚*. | (゚ L゚ 6ノ (^ 6,,,ノ
しl y/ ]ニ⊃ | / ヽy// ̄/ | ̄~|/ ヽ
ヽ∞== | ヽ_ノつ_0 0─とニヾノ
</ L ヽ_>> |____ // l ヽヽ___________// l ヽヽ__
(/ ヽuー-u'' ヽuー-u''
| │お疲れ様です。 ┌────────────
| └────v────│沖田さん、風邪引いてたのに
| │飲みに出てたんですか
| └───v───────
| ┌────────
| |ええ、どうしてもって…..┌──────────
| └v─────────┤『やまや』の近くですね
| └──y────────
|
| )/ ミ メヽ / ミ ヽ(
| ヽ c; ^ 」) ( ^^ 6 ノ
| / ヽy/ヽ | ̄~|/ ヽ
| <_」∞<_> 0─とニヾノ
|______ // l ヽヽ_______ // l ヽヽ_________
ヽuー-u'' ヽuー-u''
│え? ┌──────────────
└─v─── │近くに怪しい者は居ませんでした?
└────v──────────
|
| )/ ミ メヽ / ミ ヽ(
| ヽ c; ゚ 」゚) (^^ 6,,,ノ
| / ヽy/ヽ | ̄~|/ ヽ
| <_」∞<_> 0─とニヾノ
|______ // l ヽヽ_______ // l ヽヽ_________
ヽuー-u'' ヽuー-u''
│わ、私たちは
│外で機密を喋るほど
│迂闊ではありません!
└─v──────────
│ずっと猫の生態についてしか
│話してませんよ。
└y──────────────
| │そうですか
| )/ ミ メヽ / ミ ヽ( └y────
| ヽ c; ゚ 」゚) (^^ 6,,,ノ
| / ヽy/ヽ | ̄~||/ ヽ
| <_」∞<_> 0─とニヾノ
|______ // l ヽヽ_______ // l ヽヽ_________
ヽuー-u'' ヽuー-u''
│……
│私も疑われているのか?
└──o─────────
| 。
| )/ ミ メヽ ゚ )/ ミ ヽ
| ヽ c ゚ 」) ヽ c ^^)
| / ヽy/ヽ / || ̄~|
| <_」∞<_> ヽニつ─0
|______ // l ヽヽ______________ // l ヽヽ______
ヽuー-u'' ヽuー-0''
│結成当時からの同志なのに…
└──o─────────
| 。
| /メ _ ミヽ( ゚
| (゚ L゚ 6ノ
| / ヽy/ヽ
| <_」∞<_>
|______ // l ヽヽ____________
ヽuー-u''
│伊東道場の出身者たちは、どうも全員シロのようです。
└──v──────────────────
│服部さんはその日隊士達に稽古をつけてました。
│加納さん、中西さん、内海くんは部屋で飲み会を
│佐野くんは鈴木さんのおともで島原へ
└─v───────────────
│全員ウラもとれてます. ┌───────
└─y───────────│なんだつまんねーな
└──y───────
)/ ミ ヽ ""))ミヾr
ヽ c ^) (゚Д゚ 6ノ」.
/ ⌒>> / y/ ^ヽ.
〔~監察号〕 [==Vヽ)) L_|ニ|__/
◎――◎ ノ__)_) ((__(___ゝ
│他の隊士どもはやたらと外出してやがるな
│もう討ち入り当日の外出は禁止させるか
└─────v───────────
┌─────────
│それだとかえってばれますよ
│屯所の門を見張っている奴らも
│いるんですから ┌──────────
└──y──────────│じゃあ、毎日外出禁止
└────v──────
┌─────
< そ、それだけは…
└─────────
)/ ミ ヽ "",_))ミヾr
ヽ c; ^^) (゚Д゚ 6ノ」.
/ ⌒>_|つ | ̄~|| ^ヽ.
〔~監察号〕 [==Vヽ) 0_とニヾノ
◎――◎ ノ__)_) ((__(___ゝ
┌ヘ─────────
│まあとりあえず
│引き続き調査を頼む
そんなある日───
ノノ~))ミヾr 〜 ♪
(゚∀゚*6ノ」
⊂ニL y/ _|ニ⊃
>∞=<
// l ヽヽ
(/ー--ヽ) Y⌒Y⌒
ザシュ
ノノ~))ミヾr ,,:
;;・';(゚∀゚*6ノ」/" / ((""(ミヽ
/y/ ⌒ヾ;;"( (::::::::::6ノ_
し しヾノ;;・ \( y/ )ヾ'
// l ヽ0、,, \/ヽヽ
ヽー-u''´ `゙ヽ-\ーヽ)
│新参隊士が殺されたって?
└─v───────────
│暮れに入ったばかりの奴だ
│下手人は明かされてないが…
└──v──────────
│いつものあれじゃないか?
│秘密裏の粛清…
└─v───────────
│ってことは、もしかして
│あいつが間者だったとか!?
└───v────────
( 'д) (`д´ ) ('A` ) (∀' )
\
ソウダソウダ!!
ソウニチガイナイ!!
/
)/ ミ ヽ r"/ ミ((""
ヽ c ^) Lヽc ゚Д゚).
/ ⌒>> / y/ ^ヽ.
〔~監察号〕 [==Vヽ)) L_|ニ|__/
◎――◎ ノ__)_) ((__(___ゝ
┌───────
│おい山崎
└────v───
┌──────
│はい?
└─y─────
)/ ミ ヽ ""))ミヾr
ヽ c ^) (゚Д゚ 6ノ」
/ ⌒>> / y/ ヽ.
〔~監察号〕 [==Vヽ)) L_|ニ|__/
◎――◎ ノ__)_) ((__(___ゝ
│お前らの見立てでは
│確かあの隊士は…
└─────v─┐
│博打に手を出し
│侠客に睨まれ
│奴らに斬られた
└───┐
│だったよな?
└───y───
┌───
< はい
)/ ミ ヽ └─── ",,_))ミヾr
ヽ c; ^) (゚Д゜ 6ノ」
/ ⌒>> / y/ ヽ.
〔~監察号〕 [==Vヽ)) L_|ニ|__/
◎――◎ ノ__)_) ((__(___ゝ
┌──ヘ────────
│なんで間者になってんだ?
┌─ヘ────────
│ さあ………
│公表しましょうか?
└───v───────
│いや、いい
│このままにしておけ
└──v──────
│事が片付いたと思って
│本当の間者が油断して
│尻尾出すかもしれねぇからな
└───v──────────
)/ ミ ヽ ""))ミヾr
ヽ c ^) (゚Д゚ 6ノ」
/ ⌒>> / y/ ヽ.
〔~監察号〕 [==Vヽ)) L_|ニ|__/
◎――◎ ノ__)_) ((__(___ゝ
この土方の読みは当たっていたが
)/ミ_ ヽ \ ヨカッタ ヨカッタ /
ヽc ~д~)
/ y/ ヽ ( '∀) ('∀` ) (∀' )
油断したのは間者ではなかった
l | | :| l | | │やっぱりお小夜では
l | | :|::__..l | | │なかったんだ
l | | :| i | l | | └─o ──────
..:: ..ヽl | |_____|_. ̄__l | | 。 ゚ ||選|
..:: ..::::l | | l l l l l l|:::::::::::l | | .| ||組|
..::::l | | l l l l l l|:::::::::::l | | .| ||屯|
丶l | |_l_l_l_l_l_l|:::::::::::l | l/ _ミヽ(| ||営|
 ̄ \::::::l | (∀~ 6 ,ノ | |_ー'
\l | / y/⌒ヽ | | | l
<_>∞=L_>| | | | |
/ / l ヽヽ.| | | | |
ヽuー-''\| | | | |
\| | | | |
\| | | l
.ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ │ お小夜
ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ. │ 俺だ
.@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@ = ,, └y─────────
||_||_||_||_||_||_| ;|.. | |;; ======| |::l;;ニニニニニニニニニニニニニ| | |
||_||_||_||_||_||_| ;|.. | | | | | | | | | |::l ;;l ;;| ;;;;;|;;;||| ;;|;;;|;;;|;;;|;;;| | |
||_||_||_||_||_||_|_,|_____.| | | | | | | | | |::l;; ,, ; ||| ;;|;;;|;;;|;;;|;;;| |______,|
. iiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| | | | | | | | | |::l ('' c) ||| ;;|;;;|;;;|;;;|;;;| |iiiiiiiii|iiii|
: iiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| | | | | | | | | |:: /i > ;||| ;;|;;;|;;;|;;;|;;;| |iiiiiiiii|iiii|
: iiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| |;=======| |:: {ニ}==u .ニ;ニニニニニニ;;| |iiiiiiiii|iiii|
: iiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| |;;:ニニニニニl.」 L_L_> Lliiiiiiiii|iiii|
.ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ │ ?
ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ. └y─────────
.@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@=@ = ,,
||_||_||_||_||_||_| ;|.. | |;; ======| |::l;;ニニニニニニニニニ ガタン
||_||_||_||_||_||_| ;|.. | | | | | | | | | |::l ;;l ;;| ;;;;;|;;;||| ;;|;;;|;;;|;; バタバタバタ
||_||_||_||_||_||_|_,|_____.| | | | | | | | | |::l;; ,, ; ||| ;;|;;;|;;;|;;;|;;
. iiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| | | | | | | | | |::l ('' c) ||| ;;|;;;|;;;|;;;|;;;| |iiiiiiiii|iiii|
: iiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| | | | | | | | | |:: /i > ;||| ;;|;;;|;;;|;;;|;;;| |iiiiiiiii|iiii|
: iiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| |;=======| |:: {ニ}==u .ニ;ニニニニニニ;;| |iiiiiiiii|iiii|
: iiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii|iiiiiiiii| |;;:ニニニニニl.」 L_L_> Lliiiiiiiii|iiii|
| | |二二二二
: :: ニニニニニニニニ| | |_|_| | │あ、あら、どうしたの急に
: ::::l;;;|;;;|;;;|;;;|;;;|;;;| | | | | | └──y───────
:::l;;;|;;;|;;;|;;;|;; ,,, |_|_| |,--、。,,
:::l;;;|;;;|;;;|;; r'fj'" ミヽ l | |r''ー''ヾ'
:::l;;;|;;;|;;;|;; ヽ,,,,,,,c ~) _l_| |;’ヮ’)
:::l;;;|;;;|;;;|;; / l ヽ,. | | とニヾ )
│忙しくてなかなか来れなくて
|::;;::|| │すまなかったな
|::;;::|| └──y─────────
|::;;::|| || | | | | | : │あ、ちょ、ちょっと待ってあんた…
|::;;::|| || | | | | | l └─────v────
|:: :: i l | | | | | | | | | | l _,--、、、,、 | |
/ _ミヽ( | | | | | | | | l l i'r''ー''ヾ゚;;; | |
(∀~ 6,,ノ ========= Σ (’ヮ’;6r' ..| |
/ y/ ヽ _ / y/ヽ | |
___ <_」∞=L_> _____ r' ({ニヽノつ0 | |
// l ヽヽ ゝー'' | | | \|_|
//`0ー-u'' L_l_|
___
,,;;@;,,, > <
ヽー─'ノ .;;#・ミ ; 1ー┐
{ `ー−´ } ∠''''_///::|
/ `ー==─´└─┘'/ ./i|
| ̄.二二二二二二. ̄| / .j_j|
| {::{ } | |
|_{::{ }_| l
____________________________
.______________ |
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| | |
|| || || | |
|| || || | |
||.0 || 0.|| | |
||______||__ _|| | |
||※※※※※※||※ /_ _ミヽ(|| | |
||※※※※※※||※ (~д~ 6ノ .|| | |
||※※※※※※||※※/ y/ ヽ..|| | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.<_」∞=L_>  ̄ ̄ ̄ ̄.\|
___ ____ 。 // l ヽヽ
`ー{~}{ ̄~}l l] ヽuー-u''
│おい、この御膳はなんだ?
└──v──────────
│ああ、それー?
|| || ||│植木屋さんにお出ししたのよ
||.0 || 0.||└───ヽ────────
||______||__ _|| | |
||※※※※※※||※ )/ミ_ ヽ .| |
||※※※※※※||※ ヽc;~д~) .| |
||※※※※※※||※※/ y/ ヽ .| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.<_」∞=L_>  ̄ ̄ ̄ ̄.\|
___ ____ 。 // l ヽヽ
`ー{~}{ ̄~}l l] ヽuー-u''
) 植木屋!?
) 嘘をつく……
ガラッ
|| || ||≡=- Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
||.0 || 0.|O≡=-
||______||__ ≡=- | |
||※※※※※※||※ )/ミ_ ヽ .| |
||※※※※※※||※ ヽc;~Д~) .| |
||※※※※※※||※※/ y/ヽ .| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.<_」∞<_>≡=-  ̄ ̄ ̄ ̄.\|
_______________________________
_______________________________
__________ ______________
────────── /_ _ミヽ( ≡=- ──────────────
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (~д~;6ノ≡=-  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__________ / y/ヽ ≡=- _______________
__________<_」∞<_> _________________
──────────// l ヽヽ ─────────────────
│おや、長坂さん、
│何をお読みになってるんですか?
└────v──────────
┌───────
│あ、藤堂さん
│蘭学書です
└──v─────
/メ ミヽ( ┌─────
)/ ミ ヽ (゚ L゚ 6ノ < 医学の
ヽc ´ё`) / y/ ヽ │ 勉強ですか?
/ y/ ヽ <_」∞=L_> └───────
0二二[とニヾ) @@ // l ヽヽ
((__(___ゝ 三三 ヽuー-u''
/
タイヘンダ ┌─────────
…ヨンデコイ! │ええ、お借りしまし…
└─y───┌────
\ │なんだろ?騒がしいな
└──v───────
/メ ミ ヽ(
/ ミ ヽ( (L゚ 6,,,ノ
(ё` 6,,ノ / y/ ヽ
/ y/ ヽ <_」∞=L_>
0二二[とニヾ) @@ // l ヽヽ
((__(___ゝ 三三 ヽuー-u''
タタタタタタタタタタタタタタ /メ ミ ヽ(
。゚ 。 。゚ 。 。゚ 。 / ミ ヽ( (L゚ 6,,,ノ
=≡ ∧∧ ∧∧ ∧∧ (ё` 6,,ノ / y/ ヽ
=≡ (=゚д゚)(=゚д゚)(=゚д゚) / y/ ヽ <_」∞=L_>
=≡ と= つ= つ = つ 0二二[とニヾ) @@ // l ヽヽ
=≡ (/ ヽ) (/ ヽ) (/ ヽ) ((__(___ゝ 三三 ヽuー-u''
/ ミヽ( )/ ミ メヽ
(´ё` 6ノ ヽc; ゚ 」゚)
/ y/ ヽ / y/ ヽ
(つとニヾ) (つとニヾ)
((__(___ゝ ((__(___ゝ
∩∧∧∩ ∩∧∧∩ ∩∧∧∩ ≡=-
ヽ(゚д゚=)ノ ヽ(゚д゚=)ノ ヽ(゚д゚=)ノ ≡=-
O =)〜 O =)〜 O =)〜 ≡=-
ヽ) ≡=- ヽ) ≡=- ヽ) ≡=- タタタタタタタタタタタタタ
│こっちですよ
│はやくはやくーー!! / ミヽ( /メ ミヽ(
└───v────── (´ё` 6ノ (゚ L゚ 6ノ
/ y/ ヽ / y/ ヽ
r''/ (( ヽ (つとニヾ) (つとニヾ)
/ ミヽ( Lヽc ・ ∀ ・)) ((__(___ゝ ((__(___ゝ
('д` ;6ノ ノ Y / ∩∧∧∩ ∩∧∧∩ ∩∧∧∩ ≡=-
)/ ミ_ ヽ y/ ヽ <_>=∞< ヽ(゚д゚=)ノ ヽ(゚д゚=)ノ ヽ(゚д゚=)ノ ≡=-
ヽcil~д~)とニヾ) // l ヽヽ O =)〜 O =)〜 O =)〜 ≡=-
ニつy/と)(___ゝ ヽuー-u'' ヽ) ≡=- ヽ) ≡=- ヽ) ≡=-
) ど、どうしたんですか、中倉さん!
)
⌒Y⌒Y⌒Y ⌒Y⌒Y ⌒Y⌒Y
┌───────────
│ちょっと…やられまして…
└─y──────────
┌───────
│大丈夫ですよ
│傷は浅いです
└────v────
/ ミヽ( /メ ミヽ( / ))ヾ'r
)/ ミ ヽ (´ё`;6ノ (゚ L゚ ;6ノ (・ ∀ ・ 6ノ」
ヽc; 'д`) / y/とニ) / y/ ヽ / y/ ヽ ∧∧ ∧∧ ∧∧
/ y/ )/ ミ_ ヽ <_>∞=L_> <_>∞=L_> (゚д゚=)(゚д゚=)(゚д゚=)
(ヽ/ニつγ;;・ヽcil~д~) // l ヽヽ // l ヽヽ l =ヽ l =ヽ l =ヽ
(, - 0三ノ;;"ヽニつと) ヽuー-u'' ヽuー-u'' (UU__)(UU__) (UU__)〜
) 背 中 !!!
)
⌒Y⌒0⌒Y ⌒Y⌒Y ⌒Y⌒Y
o
。 (;;;;ヽ
/ ̄ '''" ̄ミミ
/ メ ミミ;;;;
l o o ミ;;;;;|
l |_ ι ノ;;;;l
ヽ ノ;/ ☆
` ー l---、 r''/ (( ヽ / ∧∧ ∧∧ ∧∧
/ | | // 丶 Lヽ,,c ・ ∀)∩(ヽ(゚д゚=)(゚д゚=)(゚д゚=)
)/ ミ ヽ
ヽ c ^^)
〔~∪察号〕
((((((( ◎――◎
│ おや? ∧∧
└─v──── (゚д゚=)
( (_∧∧
)/ ミ ヽ ∧_∧) (゚д゚=)
ヽ,,,c ^) (゚д゚=)∧∧/
〔~∪察号〕 \ (゚д゚=)
◎――◎ U U U U
│また沖田さんが
∧∧ │何かしたな
(=゚д゚) └──o─────
( (_∧∧ 。
∧_∧) (=゚д゚) / ミヽ(
(=゚д゚)∧∧/ ( ^^ ;6 ノ
\ (=゚д゚) 〔~∪察号〕
U U U U ((((((( ◎――◎
│副長
│こちらにいらしたんですか
└──v────── r´f'i ((
ゝLl,,,,c )
)/ ミ ヽ r' i ヽ
ヽ,,,c ^) [二]==r'
〔~∪察号〕 // l ヽヽ
◎――◎ ヽuー-u''
│見ろ、山崎
└─┐
│参謀代理の耳が
│ねずみに食われてやがる
└───v────────
┌───
│はい?. |局| |参|
└y─── |長| |謀|
|代| "",_))ミヾr |代|
|理| n゚∀゚ 6,ノ」. |理|
)/ ミ ヽ ◎ o(゚(ェ)゚)o ミ |
ヽ,,,c; ^) r' ̄`l O( とヾ) _|_
〔~∪察号〕 ノ`口´ゝ // l ヽヽ | |
◎――◎ X ̄ ̄X ヽuー-u'' X ̄ ̄X
│長州っぽに
│耳なんぞ貸してるからだ
│ザマーミロ
└───v───────
┌───
│はあ…. |局| |参|
└y─── |長| ギコハハハハハハハ .|謀|
┌──────┐ |代| 、、,, |代|
│ .ご機嫌だ… │ |理| . ( Д 6,,ノl |理|
└──Oo。─ )/ ミ ヽ ◎ / y/ ヽ'┘ n | ,,,
ヽ,,,c; ^) r' ̄`l ヽ>∞=<ノ o(゚(ェ)゚)o
〔~∪察号〕 ノ`口´ゝ // l ヽヽ o( )o
◎――◎ X ̄ ̄X ヽuー-u'' X ̄ ̄X
│で、なんの用だ?
│間者が見つかったか!
└───v─────────
┌─────────
│ 先日の
│ 背中を斬られた
│ 中倉主膳の事ですが |参|
└───v────── |謀|
)/ ミ ヽ |代| ""))ミ ヾr |代|
ヽ,,,c ^) |理| (∀゚ 6 ノ」 |理| |
/ ヽ' ◎ / y/ ヽ n | ,,,
{=ヽ/つ r' ̄`l ヽ>∞=<ノ o(゚(ェ)゚)o
〔~監察号〕// l ヽヽ. ノ`口´ゝ // l ヽヽ o( )o
◎――◎ヽuー-u'' X ̄ ̄X ヽuー-u'' X ̄ ̄X
│なんだその件か
└───v─────────
┌────────────
│当人に事情聴取しました。
│友人の家に向かう道の途中で
│突然後ろから斬りかかれたそうです。 |参|
└─────v────────── |謀|
)/ ミ ヽ |代| "))ミ f'r |代|
ヽ c ^^) |理| (゚ 6,,,,Ll.. |理|
/ ヽ'/ ̄/ ◎ ノ y/ ヽ n | ,,,
{ヽ/つ_,0 r' ̄`とメ>∞=<ノ o(゚(ェ)゚)o
〔~監察号〕// l ヽヽ. ノ`口´ゝ // l ヽヽ o( )o
◎――◎ヽuー-u'' X ̄ ̄X ヽuー-u'' X ̄ ̄X
│道端で?突然?
│まだ人通りも多い
│夕刻の町中でか?
└───v─────────
┌──────────
│当人の弁によりますと。
│すぐ様追おうとしたが、
│逃げられてしまったそうです |局| |参|
└────v─────── |長| |謀|
",_))ミヾr |代|
)/ ミ ヽ ◎゚ 6 ノ」. |理|
ヽ c ^) r' ̄`l ヽ n | ,,,
/ ヽ'/ ̄/ 0`口´とヾノ o(゚(ェ)゚)o
〔~監察号〕 [=ヽ/つ_,0 r'l´l ̄rヽノ o( )o
◎――◎ ノ__)u' ヽuー-u''X X ̄ ̄X
│ちなみに
│その通りでの目撃情報はありません
└───v───────────
┌─────────────
│ふん
│で、お前らの見立ては
│どうよ?
└───v─────────
|局| |参|
|長| |謀|
",_))ミヾr |代|
)/ ミ ヽ (゚∀゚ ◎ノ」. |理|
ヽ c ^^) / .r' ̄`l ヽ n | ,,,
/ ヽ'/ ̄/ ヽつ`口´0ノ o(゚(ェ)゚)o
〔~監察号〕 [=ヽ/つ_,0 r'l´l ̄rヽノ o( )o
◎――◎ ノ__)u' ヽuー-u''X X ̄ ̄X
┌────────
│室内ですね
└───v──── ┌─────────────
│その知人とやらの家か?
└───v─────────
┌────────
│女の家でしょう
│中倉には隊士以外の知り合いは
│おりません
└───v───┌───────────
│まさか女にやられたんじゃ
│あるまいな
┌───┴───────y─────
│傷口からみて
│それはないかと
└──y──────
|長| |謀|
",_))ミヾr |代|
)/ ミ ヽ (∀゚ ◎ノ」 |理|
ヽ c ^^) / .r' ̄`lヽ、 n | ,,,
/ ヽ y/o) ヽつ`口´0ノ o(゚(ェ)゚)o
〔~監察号〕 [=ヽ/_)⌒ゝ r'l´l ̄rヽノ o( )o
◎――◎ ノ__)u' ヽuー-u''X X ̄ ̄X
┌─────────────
│じゃあ、間男か?間男か?
│悲しいなーそいつ
│女に浮気され相手に斬られ
└───v─────────
┌────────────
│下手人はまだ分かりません
│中倉の女もここ数日
│家に戻ってないようでして
└───v──────────────
│後ろから突然斬られたってのは
│本当か?
│逃げたときに斬られたんじゃないか?
┌───┴───────y─────
│そこまでは…
└──y───── ◎
r' ̄`l 局| |参|
ノ`口´ゝ長| |謀|
∩ ",_))∩ヾr |代|
)/ ミ ヽ ヽ (∀゚ ノ\.ノ」 |理|
ヽ,,,c ^) ヽ y/ / n | ,,,
/ ヽ y/o) >∞==< o(゚(ェ)゚)o
〔~監察号〕 [=ヽ/_)⌒ゝ r'l´l⌒rヽノ o( )o
◎――◎ ノ__)u' ヽuー-u''X X ̄ ̄X
┌─ヘ──────────────
│・・・・・・
│処分、ですか?
│・・・・・・
│下手人を探してやれ
│チャンスをやる
└───v───────
│中倉がそいつを倒せたら、
│降格処分だけで済ましてやろう
└──y───────────
┌───────
│倒せなかったら?
└──v─────
|局| |参|
|長| |謀|
r"/ ミ((_," |代|
)/ ミ ヽ Lヽ◎ ゚ー゚) |理|
ヽ,,,c ^) (ニ⊃ `l rヽ n | ,,,
/ ヽ y/o) ノ`口´ゝOゝ o(゚(ェ)゚)o
〔~監察号〕 [=ヽ/_)⌒ゝ r'lT⌒rヽノ o( )o
◎――◎ ノ__)u' ヽuー-u''X X ̄ ̄X
│そん時考える。
└───v────
┌──────
│あんまり厳しすぎると
│近藤さんに怒られっちまうからな
└──y───────────
┌───────
│承知いたしました |局| |参|
└────v─── ◎長| |謀|
r' ̄`l)ミヾr |代|
)/ ミ ヽ ノ`口´ゝ6ノ」 |理|
ヽ c ^^) ∩ ̄ ∩ヽ n | ,,,
l⌒ヽyヽ しl'∞しヾノ o(゚(ェ)゚)o
〔~監察号〕 [=ヽ/_) 0 r'l´l⌒rヽノ o( )o
◎――◎ ノ__)_) ヽuー-u''X X ̄ ̄X
│怪我のお加減はいかがですか?
└──v────────────
│………
└──v───────
)/ ミ メヽ /_ _ミヽ( / ミヽ(
ヽ,,c ゚ 」) (~д~il6ノ (ё` 6,,ノ
/ \\ r'__lL_ノヽニー┐/y/ ヽ
{=ヽノ⊃0 /二∪∪二二二7 0とニヾノ
ノ__)_) //※※※※※/ / (_(__ゝ
// ※※※※※./ /
│わ…私の処分は…
└──────v────
┌───────────
│ああ、ご心配なさらずに
│何もお達しはありませんよ
└────v───────
)/ ミ メヽ / _ミ ヽ( / ミヽ(
ヽ,,c ^」) (д~il6,,,ノ (ё` 6,,ノ
/ \\ r'__lL_ノヽニー┐/y/ ヽ
{=ヽノ⊃0 /二∪∪二二二7 0とニヾノ
ノ__)_) //※※※※※/ / (_(__ゝ
// ※※※※※./ /
│藤堂さん、処分というのは?
└─────v───────
┌────────
│……
│局中法度には、「士道ニ背キ間敷事」
│というのがあります
└───v────────
/メ ミ ヽ( / ミヽ(
(L゚ 6,,,ノ (ё` 6,,ノ
/y/ ヽ /y/ ヽ
<_>∞=L_> <_>∞=L_>
// l ヽヽ // l ヽヽ
ヽ0ー-u'' ヽ0ー-u''
その細則には、
隊士が公務以外で、隊士以外の者に手傷を負わされ、
その相手を仕留め切れなかった場合は切腹とあります。
\
X
('д`;) ヽ(゚∀゚ )ノ
ノ( ノ) ( )
ヽ└ ( ヽ
ましてや、逃げたときの背中傷など言語道断です。
┌────────
│でも実際に
│それで切腹させられた隊士は
│まだいませんよ。
└───v────────
/メ ミ ヽ( / ミヽ(
(L^ 6,,,ノ (ё` 6,,ノ
/y/ ヽ /y/ ヽ
<_>∞=L_> <_>∞=L_>
// l ヽヽ // l ヽヽ
ヽ0ー-u'' ヽ0ー-u''
│………多分
└───v────────
/メ ミ ヽ( / ミヽ(
(L゚ 6,,,ノ (ё` 6,,ノ
/y/ ヽ /y/ ヽ
<_>∞=L_> <_>∞=L_>
// l ヽヽ // l ヽヽ
ヽuー-u'' ヽ0ー-u''
) なんだって!? (
) ( ┌─────┐
Y⌒Y⌒Y⌒ Y⌒Y⌒ | 監 察 室 |
┌───┴─────┴
| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | ┌──────
| | │立ち聞き厳禁
| | │ 覗き見厳禁
│それは真か?
└────v────
/ ノ;;;;/ │だとすると大変なことだぞ
/ ヾノ ,,,;;; ;: : └─y─────────
l ─ 、 ヾ、;;; ;;;; ;;;; ;;;;;::ヽ
l へ ー-- ヾ;; ;:;; ;; :;;;::l
l へ ミ;; ;;; ;;;;; ;;l
ヽ し リ⌒); ;:;; ;/
ヽ ┌─────────
__((((( ____ │ 向かいの家の者が
/;;;;::;;;;"ヽ::ヾ;;;;;::;;;;;::::\ < 話しておりました。
/;; ;;;; ;;;; ;;;;;::;j;;;;); ;;;; ;;:;;;;;::;ヽ |
l;; ;;;::::;;;; ;;;;:;;:;;~;;~; ;;;;:::;;;;::::;;:::;;l │ 副長に報告は…
│ ・・・・・・・
└────v─────
,,,-、、,,__ │俺も行こう
,,;;-ヽツ--'"─ 、 └─y────
/ ミミミヽ
/ー- ー--- ミミミミヽ
/ へ へ ミミミ::l
| し リ⌒i :l
l _ノ/;
\ ノイ
>ー−t−''--──-、
/ |l ./ \
┌─────────
│ 副長!
└───v──────
|局| |参|
|長| |謀|
)/ ミ ヽ )/ ミ ヽ |代| r´f'i (( |代|
ヽ,,,,c -) ヽ,,,c; ^) |理| ゝLl,,,,c ) |理|
/ ヽ' / ヽ' ◎ r' i ヽ |
{=Lノ)0 {=ヽ/つ r' ̄`l [二]==r'.. _|_
// l ヽヽ. // l ヽヽ. ノ`口´ゝ // l ヽヽ | |
ヽuー-u'' ヽuー-u'' X ̄ ̄X ヽuー-u'' X ̄ ̄X
│見ろ、山崎
└─┐
│スペアがあったらしい。
│耳が治っている。
└────v─────
┌────────
│そうですか…
└─v──── |局| |参|
|長| |謀|
)/ ミ ヽ )/ ミ ヽ |代| "",_))ミヾr .|代|
ヽ,,,,c -) ヽ,,,c; ^) |理| n゚_n゚ 6,ノ」 |理|
/ ヽ' / ヽ' ◎ o(゚(ェ)゚)o |
{=Lノ)0 {=ヽ/0 r' ̄`l O( とヾ) _|_
// l ヽヽ. // l ヽヽ. ノ`口´ゝ // l ヽヽ | |
ヽuー-u'' ヽuー-u'' X ̄ ̄X ヽuー-u'' X ̄ ̄X
│で、なんだ?
│間者が見つかったか?
└─────v──────
┌──────────
│中倉主膳を斬った
│下手人が判明しました。
└──v───────── コ
|局| メ |参|
|長| ツ |謀|
)/ ミ ヽ )/ ミ ヽ |代| r´f'i (( ブ |代|
ヽ,,,,c -) ヽ,,,c; ^) |理| ゝLl,,,,c ) ↓ |理|
/ ヽ' / ヽ' ◎ r' i  ̄P゚ n | n
{=Lノ)0 {=ヽ/つ r' ̄`l [二]==r'´ o(゚(ェ)゚)o
// l ヽヽ. // l ヽヽ. ノ`口´ゝ // l ヽヽ o( )o
ヽuー-u'' ヽuー-u'' X ̄ ̄X ヽuー-u'' X ̄ ̄X
│それならさっさと
│本人に伝えて
│返り討ちさせろ
└────v─────
┌───────────────
│居場所はまだ判明しておりません
│女も家には暫く戻ってないようです。
│男は赤座という名の浪人でした。
└────v──────────
│脱藩浪士です。 ┌──────
└──v───── │どこの藩だ
└────v────
┌───────
│それが───
└──y──────
|局|. |参|
|長|. |謀|
)/ ミ ヽ )/ ミ ヽ |代| ,_))ミヾr' |代|
ヽ,,,,c д) ヽc; ^^ ) |理| (゚ 6,,,,Ll |理|
/ ヽ' / y/ヽ ◎ / lヽ 。n | n
{=Lノ)0 <_l⊃0ノ r' ̄`l L_/=[ニ]' o(゚(ェ)゚)o
// l ヽヽ. // l ヽヽ. ノ`口´ゝ // l ヽヽ o( )o
ヽuー-u'' ヽuー-u'' X ̄ ̄X ヽuー-u'' X ̄ ̄X
┌─────────┐
< 水戸藩です │
└─────────┘
,,
゙"'' + 、, ,, '' "ノ "ノノミヾー、
゙"'' - 、 ノ( 0 ミミヽヽ
゙"'' 、 ( l 0 リ)i :l l
゙ヽ l ーュ /(<ノソリ
\. ヽ / ̄ ̄ ̄\
\ ` ー-、/ \
/ \ / ヽ
/ \ / //__, l
/ \ l / ̄ l
┌────────────
│中倉はあの討ち入りの日にも
│外出しています
< 行き先は先斗町となってますが、 おそらく …. ┌───────
└───────────────────┤
,,, ''ヽ"ヾ''ヾミ''ー、)). │ く そ が
ノノ ノノミミ ヾヾー、. |
○ ミミミ:ヽ ヽ.└──y──────
リ⌒i :l l| ────==========
i _ノ/;; ll| ─────==========
l └ ┘ / (<ノソリ | ─────============
\ / ̄ ̄ ̄ ̄\ ─────=============
`ー-、 / \─────=============
───======)/  ̄ ̄\───=============
────======// r' \─==============
────====== レ l ヽ============
│ 切腹、ですか? . > ノ ヽヽ/ / // ヽ
└────────┘ / 人__人_人_人_人_人_人_ _l
ヾl;;;::;;::::::;;;;::ミ / l / ノ ( |
l;;:;;:::;;:::;;;;:ミ /` l ヽ ) 斬首だ 斬首! ( |
ヾ::;;:(⌒li / ) ( /
>ゝ __/ ヽ Y⌒Y⌒Y⌒ Y⌒Y⌒Y⌒ _/
/~ー--、 l | l / / l,.+'";;:::::::;;;;::::`゙ヾ((_ノ
/ ̄ ̄`ヽ \ / / r l l./ l(´;;((::::;;;::::;;;::::::;;;:::;;ヽヾ
_人_人_人_人__人_人_人_人_ r' .l (l゙ノ、"''ヾ,,(:;;;:::;;:::::;;;:l::l|
( i. l 0 ,,_)'ヽミ;;:;::l:l|
隊の機密を ( | .| i 0 リ、;;:/li |
女にべらべらべらべら ( | | ヽ _) ノ/リノル
しゃべってるような奴ぁ ( ヽ | | ` ┬ イ | \
武士じゃねぇ!! ( ヽ| /、`ヽ l | ヽ
( / \ \ l | r l
Y⌒Y⌒Y⌒ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ /⌒ヽ \ \| | | |
│…では、罪状は『機密漏洩』で
└──────v───────
│………まあ、待て
└─────v─────
)/ ミ ヽ )/ ミ ヽ r"/ ミ((""
ヽ,,,,c -) ヽ,,,c; ^) Lヽc ゚Д゚)
/ ヽ' / ヽ' / y/ヽ
│それは明かすな。
│斬首の理由はあくまで背の傷だ。
└────v────┐
│俺たちが下手人の正体を突き止めたことを
│外にも中にも悟らせるな
│探していることもな
└────y─────────────
,-─ ─ ── 、 │その下手人が例の一味なら、
ノ(""" ""ヽ""''ヾミ\))_ │京を離れちゃいないだろう。
( ノ ノノミミ ヾヽ、 │俺たちが関心なしと分かれば
/ ○ ○ ヽヽミ::l:::| │いずれノコノコと現れる。
リ^i :l:::l|::| < そこを捕まえるんだ
l L ユ _ノ::/;;ll::|l └─────────────
\ ノ/:|:lilル ┌─────
`,ーェ− _L_ノソリノ │…しかし
r' / l //  ̄ ̄ ̄\ / ミヽ( └y──────
/ | | / / \ ( ^^ ;6 ノ / ミヽ(
/ | |./ / \ / y/ ヽ ( − 6 ノ
│逃げたわけではないのに、
│背の傷だけで斬首となると、
│隊士達の反感が…
└───────v──────
┌──────────
< んなこと知るか
│ 隊規にもちゃんと書いてある
│ 文句なんぞ言わせねぇ
└───────────────
┌──────────
,,,-、、,,__ │ はぁ…
,,;;-ヽツ--'" ─ 、、 └y──────────
/ ミミミヽ
/ ミミミミヽ
/ へ へ ミミ三l
\ | し ⌒i :l ,,,、、,,__
\ ヽ _ノ/; , -ヽツ-'" - 、、
 ̄ ̄\ \ イ / ミミミヽ
\ `ー─ュ //\ / . . ミミミミl
\ /l // / ̄ ̄ヽ l __ リ)ミミl
\ / l // / \ ミノ
│怪我の治りが順調なようで
│安心しました。
└───v────────
┌─────┐
│ 入るぞ >
└─────┘
┌─────
│あ
)/ ミ ヽ )/ミ_ ヽ /メ ミヽ( │土方さんだ
ヽ,,c ´ё) ヽc;~д~) (L^ 6,,r''/ (( ヽ └─y────
/ \\ r'__lL_ノヽニー┐/y/ ヽLヽc ・ ∀ ・)
{=ヽノ⊃0 /二∪∪二二二7 0とニヾノ /y/ ヽ
ノ__)_) //※※※※※/ / (_(__ゝ<ノ∞=L_>
// ※※※※※./ / O三O彡ヽつ
│山崎さんこんにちはー
└─v────────
│怪我の具合はどうだ
└───v──────
┌───────
│あと三日ほどで
│動けるようになるかと ┌────
└y───────── │ 三日か
└────v─
""))ミヾr / ミヽ(
)/ ミ ヽ )/ミ_ ヽ )/ ミ メヽ (゚Д゚ 6ノ」 ( ^^ 6 ノ
ヽ,,c ´ё) ヽc;~д~) ヽc ゚ 」r''/ (( ヽ / y/ ヽ / y/ ヽ
/ \\ r'__lL_ノヽニー┐/y/ ヽLヽ c ・ ∀) ヽ>∞=<ノ <_」∞=L_>
{=ヽノ⊃0 /二∪∪二二二7 0とニヾノ /y/ ヽ // l ヽヽ // l ヽヽ
ノ__)_) //※※※※※/ / (_(__ゝ<ノ∞=L_> ヽuー-u'' ヽuー-u''
// ※※※※※./ / O三O彡ヽつ
│では、三日後だ
└───v──────
┌───────
│何がですか?
└─v──────
┌───────
│処分の日だ
│斬首に決まった
└─────v─
""))ミヾr / ミヽ(
)/ ミ ヽ )/ミ_ ヽ )/ ミ メヽ (゚Д゚ 6ノ」 ( ^^ 6 ノ
ヽ,,c ´ё) ヽc;~д~) ヽc ゚ 」r''/ (( ヽ / y/ ヽ / y/ ヽ
/ \\ r'__lL_ノヽニー┐/y/ ヽLヽ c ・ ∀) ヽ>∞=<ノ <_」∞=L_>
{=ヽノ⊃0 /二∪∪二二二7 0とニヾノ /y/ ヽ // l ヽヽ // l ヽヽ
ノ__)_) //※※※※※/ / (_(__ゝ<ノ∞=L_> ヽuー-u'' ヽuー-u''
// ※※※※※./ / O三O彡ヽつ
""))ミヾr / ミヽ(
)/ ミ ヽ )/ミ_ ヽ )/ ミ メヽ (゚Д゚ 6ノ」 ( ^^ 6 ノ
ヽ,,c ´ё) ヽc ~д~) .ヽc ゚ 」r''/ (( ヽ / y/ ヽ / y/ ヽ
/ \\ r'__lL_ノヽニー┐/y/ ヽLヽ c ・ ∀) ヽ>∞=<ノ <_」∞=L_>
{=ヽノ⊃0 /二∪∪二二二7 0とニヾノ /y/ ヽ // l ヽヽ // l ヽヽ
ノ__)_) //※※※※※/ / (_(__ゝ<ノ∞=L_> ヽuー-u'' ヽuー-u''
// ※※※※※./ / O三O彡ヽつ
│三日のうちに
│やっておくべきことを片づけとけ
└────────────v───
_人_人_人_人_人_人_
) (
) 待ってください! (
) (
Y⌒Y⌒Y⌒ Y⌒Y⌒Y
)/ ミ メヽ )/ ミ ヽ r"/ ミ((""
)/ ミ ヽ )/ミ_ ヽ ヽc; ゚ 」゚) ヽ c ^^) Lヽc ゚Д゚)
ヽ,,c;´ё) ヽcli~д~) |il / ヽyr''/ (( ヽ / y/ヽ / y/ヽ
/ \\ r'__lL_ノヽニー┐<_」∞Lヽ c ・ д) L__|ニ|_/ L__|ニ|_/
{=ヽノ⊃0 /二∪∪二二二7 // l ヽヽ /y/ ヽ // l ヽヽ // l ヽヽ
ノ__)_) //※※※※※/ / ヽuー-u''<ノ∞=L_> ヽuー-0'' ヽuー-0''
// ※※※※※./ / O三O彡ヽつ
) 何故斬首なんですか!? (
) 彼はなにも… ┌──────────────
) │ 背中に傷を受けて敵を逃がした
Y⌒Y⌒ Y⌒Y⌒Y⌒Y │ 士道不覚悟だ
└─────────v──────
_人_人_人_人_人_
) (
) そんな…!! (
) (
Y⌒Y⌒ Y⌒Y⌒Y
r''/ (( ヽ )/ ミ メヽ )/ ミ ヽ r"/ ミ((""
Lヽ c ・ - ) ヽc; ゚ 」゚) ヽ,,,c; ^) Lヽc ゚Д゚)
/ yヽ / ヽyヽ / y/ヽ / y/ヽ
<_」∞<_> <_」∞L> L__|ニ|/ L__|ニ|/
// l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-0''
) しかし、中倉さんは後ろから襲われただけです!
) 決して逃げたわけでは…!!
)
Y⌒Y⌒ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ Y⌒Y⌒Y Y⌒Y⌒
┌──────────────────────
│公務以外で手傷を受けたら、どのみち法度違反だ
< 相手を仕留められてもいない
└─────────────────────
,,,,、、__
-ヽ、ノーヾユ
ミ\/ ミミミヽ
ミ /ヽ、_ ミミミミヽ
l O l O ミミミl
l | '' il⌒il|
l └ し _ノ/; ,ノ'"´ ̄`ヾミヾュ
\ イ ( ( ノノミミヽヾ
`ー-┐ /ヽ l O O リ)i l|
/l / / ̄ ̄ ̄ヽ、 --- ノノリノ
,,,,、、__ ┌─────────────
-ヽ、ノーヾユ │ 厳しすぎではありませんか?
ミ\/ ミミミヽ └───────────ヽ─
ミ /ヽ ミミミミヽ
l O l O ミミミl
l | il⌒il|
l └ _ノ/; ,ノ'"´ ̄`ヾミヾュ
\ イ ( ( ノノミミヽヾ
`ー-┐ /ヽ l O O リ)i l|
/l / / ̄ ̄ ̄ヽ、 --- ノノリノ
≫ 長坂さん!?≪
/ V V V V V V \ ┌────────
│なんだお前は
┌──────────────── └───────v────
│手傷を受ければ切腹という決まりであれば、
│隊士達は敵に遭遇したとき、
│一刀も交えぬうちに逃げる方が確実ということになる
│それはいかがなものでしょう
└──y─────────────
)/ ミ ヽ / ))ヾ'r /メ ミヽ( / ミヽ( ""))ミヾr
ヽc ´ё`) (- ・ 6 ,ノ」 (゚ L゚ ;6ノ ( ^^ ;6 ノ (゚Д゚ 6ノ」
/ yヽ / yヽ / ヽyヽ / y/ ヽ / y/ヽ
<_」∞<_> <_」∞<_> <_」∞L> <_」∞=L_> L__|ニ|/
// l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u''
│それに、不意打ちや多対一で襲われれば
│達人であっても手傷をおうことはあります。
│そこまで厳しくしますと、大事な人材さえ失いかねません
└──y─────────────────────
)/ ミ ヽ / )) ヾ'r /メ ミヽ( / ミヽ( ""))ミヾr
ヽc ´ё`) (д ・ 6 ,ノ」 (゚ L゚ ;6ノ ( ^^ ;6 ノ (゚Д゚ 6ノ」
/ yヽ / yヽ / ヽyヽ / y/ ヽ / y/ヽ
<_」∞<_> <_」∞<_> <_」∞L> <_」∞=L_> L__|ニ|/
// l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u''
│…長坂といったな
└──────v───
┌────
│はい
└──v─
)/ ミ ヽ r''/ (( ヽ /メ ミヽ( ""))ミヾr / ミヽ(
ヽc ´ё`) Lヽc ・ д) (゚ L゚ ;6ノ (゚Д゚ 6ノ」 ( ^^ ;6 ノ
/ yヽ / yヽ / ヽyヽ / y/ ヽ / y/ ヽ
<_」∞<_> <_」∞<_> <_」∞L> L_|ニ|__/ <_」∞=L_>
// l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u''
│お前斬れ
└──────v───
┌────
│え!?
└──v─
┌──────────
│お前が今度の執行人だ
│水無月流の宗家なら軽いだろ
└───v──────────
)/ ミ ヽ r''/ (( ヽ )/ ミ メヽ ""))ミヾr / ミ ヽ(
Σ ヽc ´ё`) Lヽc ・ - ) Σ ヽc; ゚ 」゚) (゚Д゚ 6ノ」 (^ ;6,,,,ノ
/ yヽ / yヽ / ヽyヽ / y/ ヽ / y/ ヽ
<_」∞<_> <_」∞<_> <_」∞L> L_|ニ|__/ <_」∞=L_>
// l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u''
│ あのな 仮隊士
└───┐
│ 新選組ってぇのはな
└─────────v──────────
,-─ ─ ── 、
ノ("" ""ヽ""''ヾミ\))_ ┌────────────
( ノ ノノミミミヾヽ │ 士道を全うし得る者のみが
/0 ○ ヽミミミ::l:::|i < いることを許される隊なんだよ
i リ^iミ:::l:::l|| └─────────────
l L ユ _ノ::/;;::|l
\ ノ/|:lilル
`ー┬ L_ノソリノ
/ ̄ ̄ ̄ヽ\ | l  ̄` 、
/ \ | | ヽ
/ ̄ ̄ \ | | r l
┌─────────────
│全員が命掛けて戦ってるんだ
ノノノ三三三ツー 、 │覚悟が中途半端な奴にいられると
ミミ 丶 │こっちの命が危なくなる
:::::::ミ │甘えた奴はいらねぇんだよ
::::::::ミ / ヽ └──────────────
::::( __・・__ l
:::::ゝ、 < -=-ノ /
ゞ-イ  ̄ /
/~ヽ T
/ \ \ / >、
┌───────────────────
│それに法度にゃ例外もない
│どんな立場の者だって等しく裁かなきゃならねぇ
│たとえそれが幹部であってもな
└────────────────────
__
ノ;;;;;;ゝ--ヾー、
ミ ミミミヽ
ミ \/ ミミミミヽ
l /ヽ ミミミl
l O l O il⌒il|
l | _ノ/ ,ノ'"´ ̄`ヾミヾュ
\ └ イ ( ( ノノミミヽヾ
ヽ、___, |_ l O O リ)i l|
/l / / ̄ ̄ヽ、 --- ノノリノ
│奴を哀れと思うなら
│一刀できれいに死なせてやることだな
└─────────v───────
)/ ミ ヽ r''/ (( ヽ )/ ミ メヽ )/ ミ ヽ r"/ ミ((""
ヽc;´ё`) Lヽc ・ - ) ヽc ゚ 」゚) ヽ,,c; ^) Lヽc ゚Д゚)
/ yヽ / yヽ / ヽyヽ / y/ヽ / y/ヽ
<_」∞<_> <_」∞<_> <_」∞L> L__|ニ|/ L__|ニ|_/
// l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-0'' ヽuー-0''
/メ ミヽ( / ミヽ( / ))ヾ'r
(゚ L゚ 6ノ (´ё` 6ノ (- ・ 6 ,ノ」
/y/ ヽ / yヽ / yヽ
<_」∞=L_> <_」∞<_> <_」∞<_>
// l ヽヽ // l ヽヽ // l ヽヽ
ヽuー-u'' ヽuー-u'' ヽuー-u''