【FLA板】アンチ統一すれっど IN 最悪板 10

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152最低人類0号
NARNIA
時間が短いから、どうにも飢餓感を感じてしまう。
何!そこで終わるのかよ!もっと見せろよ!って気持ちだ。その点が非常に残念。
「もう少し見せて」と思わせるTVCM的な要素を狙っているのなら、成功か…?
いっそ15秒で作りきったら、それを全面的に長所とできたかもしれない。(FB会場の客は暴れだしそうだが。まあ41の例もあるしw)

原作の「ナルニア国ものがたり」は壮大な時間軸(世界の始まりから終わりまで。巻が変わるたびに主人公の世代交代が行われる)を持つが、非常に地味な物語。
ハリーポッターのように魔法で光が出たり、主人公が恋をしたりといったこともない。
旅(移動)の描写が多く、指輪物語(原作)やゲド戦記に近い地味さだ。
それを激しい曲(エヴァネッセンス)とPOPなキャラクターで、これでもかと見せてくれたのには驚いた。
前半は動きを抑えて、原作のイメージを重視しているように見えたが、
後半に突入すると同時に、原作からは想像もつかない動きのある画面構成で一気にハートをつかみに来る。
この破壊的な作品姿勢は痛快だ。原作の挿絵をBMPで取り込んでいたら、この痛快さは生まれなかっただろう。

製作者の代表作のひとつである、ベルヌの紹介PVと比較して考察してみる。
〜ベルヌ〜
・テキストに重点が置かれ、動きはあまりない。
・絵は記号化、シルエット化されたものに押さえられていた。
・色使いはセピアトーンにまとめられていた。
〜NARNIA〜
・テキストを押さえて映像に重点を置いている。
・絵はしっかり描きこまれている。
・色使いは(色あせた雰囲気で統一されているが)青空や黄、緑などの派手な色を大量に使用している。
憶測だが、製作者は今回のNARNIAではベルヌとは別の見せ方をしてみたかったのではないだろうか。
マンネリ化への強い否定の意志を感じた。
しかし、作品を解説するテキスト量が少ないのでPVとしては言葉足らずの感が否めない。