オフ板■裏事情■OFF板

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235でーもん ◆5lO.DEMON.
「そ・・・そんな、まさか・・・」
名無しの体には自分の愛すべき人がしっかりと抱きついていた。
「ずっと・・・ずっと、待ってたんだからっ!」
うには短い間隔で嗚咽を漏らしながら、名無しをきつく抱きしめる。
しかし名無しは、彼を抱き返すことはできなかった。
ただ途方に暮れるばかりだ。
うには少し顔を上に向け、上目遣いに名無しを見つめる。
「どうして・・・?もう私のことを愛していないの?」
名無しは呆然としたまま返事をした。
「いや、お前を抱きしめることはもう不可能なんだ。物理的に・・・」
そう、うにはこの2年間の間に、KONISHIKIもびっくりなほどの巨漢になっていたのだ。
体重はゆうに200kgを超えているだろう。
身長172cmの名無しの腕がまわるはずもない。
うにはそれを自覚していないのか、ただずっと嗚咽をあげながら、名無しの驚いた顔を見つめ続けた。

つづく