【阪神JFレース回顧】
レースを見て唖然としました。過去まったく実績のないメンバー唯一のSP型
馬・コンコルディアの3着。「ありえない・・・」が最初の感想。そして驚い
たのは、過去好成績を挙げているSB型馬の凡走でした。
レースには以下の4頭のSB型馬が出走していました。
2 グランプリオーロラ 16番人気 17着
4 スイープトウショウ 1番人気 5着
7 フィーユドゥレーヴ 2番人気 12着
9 マルターズヒート 7番人気 10着
4頭とも末脚不発。グランプリオーロラはスプリンターだけに、距離が合わな
かったようです。でも、この時点では勝因や敗因が、まったくわかりませんで
した。10分程経って、馬体能力10分類をマスターした友人からメールが届きま
した。
「馬体能力10分類で、379.2倍の馬単と3767.6倍の3連複を獲ったぞ!!」
(その後、馬連197倍 ワイド89.3倍 枠連23.4倍もGETしたことが判明)
この時点で驚きと共に、なぜ馬体能力10分類で獲れたのか不思議でした。
というのも、このメルマガでは開幕週だけに時計の速い高速良馬場を想定して
いたからです。
レース結果を見ると、勝ち時計は1分35秒9、上がり35秒2。過去4年良馬場で行
われた中では、最も時計がかかってました。(スティンガーが勝った時の馬場
は、道悪やや重の馬場)
以下は、彼がこの馬券を獲った考え方です。
「この時期は雨が降ったり止んだり。前日も小雨状態だったので、良馬場の発
表だったけど、SPが得意とするパワーの要る馬場に変化していた。
だから、持続型に属し勝負気配のあるヤマニンアラバスタ(SJ)、ヤマニン
アルシオン(SJK)、ヤマニンシュクル(SJ)の3頭と、スピードとパワ
ーと持続力のあるロイヤルセランガーとアズマサンダース(メンバーでSJP
型はこの2頭)、力の要る馬場に強いメンバー唯一のSP型馬・コンコルディ
アの6頭でBOXを買った!」
彼がSB型馬を全部切り捨てたのは、今年は直線の決め手(末脚冴える)勝負
ではなく、力の要る馬場に多く見られる末脚の持続性とパワー勝負になると判
断したからのようです。パワーが必要な時計のかかる馬場の特徴は、上がり時
計が遅いこと。
それに、切れ味ある馬(SJK型やSK型)や爆発力(SB型)に優れた馬の
末脚が不発になることが目立つ。
最近で言うと、札幌2歳ステークスのキョウワスプレンダ。
京阪杯のテンザンセイザ。ステイヤーズステークスのファストタテヤマ。
ジャパンカップのツルマルボーイとシンボリクリスエス、サンライズペガサス
などなど・・・・・・。
結果的に、阪神JFはパワーの要る馬場で行なわれ、決め手のある馬たちの末脚
が不発。
つまり、友人は「パワーの要る時計のかかる良馬場」を想定、ボクは「高速良
馬場」を想定。
こうして明暗が分かれました。
レースでは札幌(時計のかかる馬場)で牡馬相手に好勝負してきたヤマニンシ
ュクルが1着。将来性が高く、展開的にも恵まれたヤマニンアルシオンが2着。
パワーの要る小倉と中山コースで実績のあるコンコルディアが3着。
今年の阪神JFは、馬場適性で明暗が分かれたように感じます。
馬体能力10分類をマスターし、使い方を極め(自在に活用でき)た友人に脱帽
(悲)。ちなみに、マイルCSも過去実績を残してる2分類(SB型とBN型)
の3連複6頭BOXで獲ったそうです^^。
ボクも頑張りますよー!