514 名前:ミステリ板住人 ◆C2eJJPwS7M 投稿日:03/06/24 20:34 ID:yb7mGuEu
>きょうのTVK
>恨み技 悲懇稲妻刺し
>たいしたことはなかったけどな。まあ、秀の仕置がおもろかったぐらい。
こういう意見もありかと思う。
ただし、高くジャンプした反動で相手を刺殺する秀の殺しは、
完全に錠の殺しのバリエーションである。
(使用する凶器の違いで、本家である錠の殺しの方が迫力はある)
凄惨なストーリー、BGM流用等の例を見ても、かなり仕置人を意識した作りの話ではあった。
ゆえに、仕置人好きの自分としては、そこそこ堪能したわけである。
私は、非主水ものを含めて、必殺シリーズ復活の可能性は0ではないと考えているが、
前にも少し書いたとおり、こういうシビアな話は、必殺シリーズが、比較的早い時間帯で復活した場合には、かなり表現等が規制されるだろうと思う。
野川由美子嬢演じる鉄砲玉おきんの原型は、
市川雷蔵が殺し屋を演じた映画「ある殺し屋」(森一生監督)に登場する悪女役であろう。
おきん以上のワルだが、どこか憎めない痛快な役柄。
ちなみに、この映画の姉妹編と言える「ある殺し屋の鍵」で、雷蔵が演じるのは、
表稼業は、踊りの師匠(第一作では、飲み屋の主人)、
裏稼業では、殺しの道具に針を使う殺し屋、まんま梅安なのだ(w
「佐武と市捕物控」(現在は、小学館文庫全10巻が比較的入手しやすい)は、
ビッグコミック創刊号から連載され、丁度、大人が漫画を読み出した頃であり、
当時、非常に人気があった作品。
(ただし、アニメ化作品は、少年誌に連載したものを原作にしたものはあるが、
ビッグコミック連載作品とは別物)
佐武と市コンビが、鉄と錠コンビのヒントになった可能性は十分にある。
ユーモアもあるが、暗くシリアスで読み応えがある物語が多く、
最初期必殺シリーズのファンに推す。心して読め!