なあなあ、昨日テレビ見た?
千と千尋。
(翌日の学校風味)
というわけで「千と千尋の神隠し」見ましたよ。
感想など書く気ではいるんだけれど、どこに書いたらいいかな。
ここんところずっとそうなんだけれど、
しばらくパソコンに向かいっぱなしという時間を
取りにくくなっちゃって、どうも申し訳ないです。
で、簡単に書いてしまうと、
まあおもしろいとは思ったけれど、すごくおもしろいというほどかなぁ?
一番引っかかったのは、千尋が一生懸命になっている動機付けが
いまひとつ明確でなかったようなこと。
(完全に集中して見ていたわけでもないので、「あそこでこういう
ことが描かれていたよ」とかいうのがあったら補ってほしいです。)
誤解のないように言葉にするのが難しいのですが、
なんだかわけのわからない世界に入り込んでしまって、
これがここのルールだと言われて、そのルールの通りに
一生懸命になっている、という話だとすると
それを批判的に描いている部分がないと、現実をそのまま
受け入れているようで、あまりいいと思えません。
宮崎アニメって、他に「魔女の宅急便」と「紅の豚」くらいしか見てないし、
千と千尋で作者の言いたいことがなにかということも正確には知らないのですが、
魔女は、主人公の成長の物語としておもしろく、好感をもって見ることができましたが、
千尋は、果たして成長したのであろうかと思っています。
(そりゃ、言葉遣いは教わったけど・・・)
私が面白いと思ったのは、
大人がだらしないのに、子どもはどんどん成長していく、という
ストーリーが面白かった。
最初はかまじいにお礼を言うのも知らない子が、自分のやりたいことを見つける
という流れ。そこには昔なくしてしまった礼節があり、人が恐れる神や村がある。
何回か見ると面白いなぁ、って思うのです。
アンデルセンの「おやゆび姫」のことなど考えてしまいました。
おやゆび姫というのは、能動的には何もできなくて、
他人に頼りっきりで、みかねたネズミのおばさんが結婚相手を
世話してやろうとすると、「あんなモグラはいやです」なんて答える、
いったい何様かと思うような人なんだけれど、
死にかけたツバメを助けるというところで能動性を発揮して
自分の人生を切り開いていったという見方もあるわけです。
(いや、あんな何をして食っているのかわからないツバメなんぞと
結婚していったいどうなるのか? という見方もあるにはあるが。)
ははは、結局何を言いたいのかわからないでしょう?(笑