□■□ 501が何食ってるの?!パート3 □■□

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718名無しさん@魚好き
ここは、30以上板じゃないんで、30未満の人も読んでると思うけれど、
むかーし、「小さなバイキング ビッケ」というとってもおもしろい
テレビアニメがあったんだよね。
バイキングっていうのは、北欧の海賊のことなんだけど、
その族長の息子のビッケっていう男の子が大人の海賊たちに
混じって、乱暴なことはしないで知恵と勇気で活躍する話で、
すごくおもしろくて、毎週見てたんだけど、ある時、
小学校の図書室で原作の本を見つけて読んでみたんだよね。
ルーネル・ヨンソンの「小さなバイキング」というタイトルだったかな。
原作もおもしろくて、それから、もう一冊ビッケが活躍する本が
図書室にあったので、それも読んでみました。
こちらのタイトルは「ビッケと赤目のバイキング」。
赤目っていうのは、寝不足だったかどうか忘れてしまったけれど
いつも目が充血しているライバルの海賊です。
(つづく)
719名無しさん@魚好き:02/05/19 19:54 ID:???
で、これからがようやく私の印象に残ってるエピソードの話に
なるんだけど、ビッケが遠征先のある場所で、そこのピエロに
会って話をするんです。
ピエロっていっても、当時はサーカス団なんかなかっただろうから、
ピエロだけで偉い人やお客の前でパフォーマンスをしてたのかな。
それはともかく、ピエロって言えば、いつも人を笑わせたり
楽しませてくれる陽気なおどけ者っていうイメージがあるよね。
でも、ビッケと話をしたピエロは、こう言って嘆いたんです。
おれたちは、世の中のおもしろい芝居やパフォーマンス、
それから、笑い話や冗談なんかも全部わかってしまっているから、
他の人がおもしろいことをしていても、全然おもしろくない。
どんなおかしなことがあっても、みんなネタがわかってしまっているんで
世の中のことがなんにも楽しめないんだ、ってね。
どう? なーんか、おもしろいような、かなしいような話だよね。
何でも全部わかってしまったら、楽しめない。
確かにそうだよね。
世の中、わからないことがあるからおもしろいんだよね。
予想もしない展開や、まさかと思うようなことが起こるから
楽しむことができるんだと思うんだよね。

幕の内じゃないから、話は、ここまでです。(笑