(ここが・・・これから自分の住む家。。。)
美しい少年−−◆YB6zaC5sは黒いベンツから降りながら、初めて見る豪壮な洋館を見て唖然とした。
高い塀に囲まれた正門をくぐってから車で約30分は走ってようやく着いたそこが、
孤児となった◆YB6zaC5sのこれからの住まいであると告げられたのだ。
それを告げたのは、家族の事故死後、縁の薄い親戚をたらい回しにされた挙げ句、
辛い思いをしている◆YB6zaC5sを舌打ちして最後に嫌々引き取った薄情な叔父に、
◆YB6zaC5sを引き取る意志のある施設があることを告げに来た男性だった。
親権の譲渡証、誓約書。。。
◆YB6zaC5sの身柄を渡すための書類が少年の意志を無視されたまま作成され、
挨拶もせずに笑顔を浮かべた叔父から◆YB6zaC5sを引き取った男は少年をベンツに乗せ、
運転手に合図をしてここまで連れてきたのだった。。。