741 :
731:
>>733さんの仰るとおりです。
どういうのか、ぜひ体験してみたかったんです。
で。月曜日に行ってまいりました。
長くなりますが、書かせてください。
まず、参加者は、二箇所の集合場所合わせてバス1台。
見事に40〜65歳の女性というターゲットどおりwだが
殆どは五十代以上に見える。
そのうち、亭主同伴が四組、娘連れが一組。
バスと運転手はは普通の観光バス会社で
添乗員がホ*デーの社員で、二十代後半ぐらいのあまり美しくない女性。
入社半年だそうだが、ガイドは難しくてできない、とのことで
だからといって申し訳なさそうでもなく、どちらかといえば
開きなおりっぽく、敬語もたまに使っても、用法間違ってるよ、みたいな。
しかし、まるで「プチおばさん」なその態度は、却って参加者の共感を呼ぶのか
つまらないギャグもオバサンたちは笑っているから、いいのか、そういうもんか。
まず、旅行の保険のためということで、名前と住所を書かされる。
そして旅行の行程が、貰った予定表とは違う順序なのを伝えられる。
つまり、毛皮屋→タレントショップで昼食→足湯→塗り箸屋だったのが
塗り箸屋→タレントショップで昼食→足湯→「昆布屋」→毛皮屋、という順になる。
「昆布屋」は予定表には無かったが追加された様子。
(続く)
742 :
731その2:2006/02/02(木) 17:29:56 ID:GHH3ywMO0
最初の塗り箸屋では、オーナーの話をまず聞く。
オバサン的には面白くタメになる話、といったところか。
そして、一膳ずつ箸を貰ってグラインダーで研磨体験。
完成した箸を貰うときに、福助の頭を撫ぜさせられたり、髪に造花を着けさせられるのも
ココの店の個性なので、楽しむべしである。
そのあとショッピングタイム。最初の話の効用か、単価が安い所為か、結構買ってる。
お茶のサービスもあったらしい。
ま、研磨体験できて、そのお箸を貰えて、お茶が飲めて
オーナーの話やら、やたらな愛想の良いお店の個性をキモイと思わなければ
ココへの立ち寄りは悪くないだろう、といった印象。
(続く)
743 :
731その3:2006/02/02(木) 17:31:03 ID:GHH3ywMO0
次に昼食を摂るため、若狭の海沿いにあるタレントショップへ。
その前に、そのタレントショップのお土産品の車内予約アリ。
いくら「皆たくさん買ってるよ、昨日もたくさん売れた」としつこく言う。
しかし、若狭名物「へしこ」を「へこし」だと思い込んでいる様子。
それじゃ、「自分も買って食べた、おいしかった」と言っても説得力ないよ。
さて、たぶん日帰り旅行において、昼食は大事なんだと思う。
案内には「若狭御前」(有名駅弁と同名だな)と書かれて海老や蟹の写真があったが
なるほど、蟹が堂々と一匹、それに甘海老も数匹付いている。
しかし・・・
その他には、固形燃料で暖める1人鍋のうどん以外は、作り置き状態。
ご飯も冷や飯。天麩羅なんか、脂ぎったまま冷え固まって、硬くて噛めない。
そしてメインに蟹、丸ごと一匹は豪勢だが、ナイフが入っていない!
しかしみなさんひるむことなく、手掴みで足に齧り付いている!!
広間に「ガリ!バリバリ、ボリッ!」と蟹を貪る音だけが響く。怖い…。
これは私たちが無料ツアーだから冷遇されているわけではなく
どうもそのタレントショップの仕様のようで、
他のツアー名が書かれた座敷にも、既にお膳がすっかり並べてあった。
冷たいものを食べて、手掴みで蟹なんか食べたら、当然行きたくなるのがTOILET。
しかしこれが狭くて汚い。
蛇口は押して数秒だけ水が出る仕組みで、汚れた手を洗うには不向き。
しかも2人分しか場所が無いので、化粧直しは廊下に出なくちゃいけない。
ここって、男性演歌歌手のタレントショップだから
女性客だって少なくないだろうに、これじゃあなぁ…。
(続く)
744 :
731その4:2006/02/02(木) 17:31:46 ID:GHH3ywMO0
続いて同じ施設内の足湯。(通常はタオル付きで200円也。私たちはタオルなしでタダ)
女性には更衣室アリ、っての、先に知らせて欲しかったな。
足湯というのは初めての体験なので、イイか悪いかよくわからないが
普通の風呂と違って、掛かり湯や潔湯が無い。
つまり、臭っさい水虫足のオヤジだって、汚れた足のままでどうぞというわけ。
というか、もろに隣にそういう人が来たのよ!臭い靴下脱いで…
もう、慌てて出てきました。
でもまぁ、そんな神経質な事言わなければ、タダならOKか。
このタレントショップに関しては、無料だから諦めがつくものの
有料のツアーでも食事(ランクはあるだろうけど)やトイレは変わらないだろうし
料金を払ってまでは絶対に行きたくないという印象。
看板の若狭出身男性のイメージまで悪くなる感じ。
次に「昆布館」。
これが予定表には無かったけれど、この無料招待ツアーでは
「時間が余ったから」などといって連れて行く裏定番のようだ。
工場の作業の一部が見られ、簡単な資料展示もあるが、メインはショッピング。
でもなぜか、添乗員はなんども
「ココでは買い物しなくてイイよ、たくさん試食してくればいい」という。
バスに戻ったら「オボロ昆布」(100均で売っている位の容量)の御土産。
原産国名とかが書いていないから不安だけれど、タダだから仕方ないか。
(続く)
745 :
731その5:2006/02/02(木) 17:34:37 ID:GHH3ywMO0
そして最後に、岐阜県羽島市にある「おしゃれ工房」こと、G毛被。
毛皮工場見学と高級毛皮の試着、そしてショッピング。
到着まえに、添乗員が何度も
「怖くないよ、無理矢理買わされたりしないよ、私もついていくから大丈夫」
「買わなくてイイよ、だけど試着はたくさんしてってね」
「でも契約(ローン販売だからか?)した人結構いるよ、ホント結構いる」
「お金もカードもいらない、名前と住所書くだけ」
「せっかく行くんだから、試着はしないとソン」
「出口はわかりにくいけど、非常口のところだから、ちゃんと出られるから」
などとしつこく言うのが可笑しい。
まず、社員(工場長?)による毛皮の話。
わざとボケて不機嫌なフリをしたりがウリの「名物解説」らしく
オバサンたちは大受けしている。
最初に行った塗り箸屋もそうだけど、「み*もんた」みたいに
客への馴れ馴れしさ、ワザとらしい持ちあげや貶し、
そして「トリビア」「最新情報」「裏技」などの伝授で
オバサンたちは大喜びするようだ。
事前にバスの中で毛皮に関するクイズが配られていて
全問正解者は粗品がもらえたらしいが、残念ながら正答者なし。
しかし全員に小さな毛皮のキーホルダーの御土産。
(続く)
746 :
731その6:2006/02/02(木) 17:48:36 ID:GNERkZjI0
そして工場見学だが、無意味な(つまり毛皮加工に関係が無い)剥製が多数。
終業時間であろう夕方の所為か、雑然とした作業所に人は殆どおらず
特殊ミシンで毛皮同士を接ぎあわせる女性一人を皆でとりかこんで見る。
あとはぶら下がっている毛皮(鞣しや染色済みのもの)に触りまくるオバサンたち。
そしてショッピング。「悪質商法」見学としては、まぁまぁといったところ。
なぜか安物エステのような、ピンクの白衣を着たオバサン販売員が
一人もしくは一組の客に一人づつ付きまとうわけだが
時間制限があるので、普通のそういった販売よりは逃げきりやすい。
しかしこのツアー参加のオバサンたちの中には
ローンを自分で返さなくてもいい(亭主が払う)人もいるわけで
それに、販売員はたくみにお客さんをヨイショするので
(私も亭主も歯の浮くようなことをいっぱい言われた、キモい〜。)
高価な毛皮のローンを組まされても、そう悪い気分でもないんじゃないだろうか?
時間一杯まで楽しんで、あとは一路、もとの集合場所、つまり解散地まで。
バスの下のトランクからは大量の御土産…
つまりオバサンたちは、御土産を買うのが楽しみなわけで
車内販売もショップへの連行も、旅行の愉しみと心得ているようだ。
ある意味、日帰りバスツアーの達人なのかもしれない。
いずれにせよ、1人あたま五千円(当選者無料、同伴ひとり一万円)は
勉強代ということで、まぁ、いい経験か。
というわけで、無料招待バスツアーに長々のお付き合いありがとうございました。
糸冬