春夏秋冬…京都へ その百十二

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729京橋
この石の上の結晶の一つひとつが、夜を満たすこの山の鉱物質の輝きの一つひとつが、それだけで一つの世界をかたちづくっている。
頂上を目指す闘いただそれだけで、人間の心は充分に満たされるのだ。

いまや、シーシュポスは幸せなのだと想わなければならない。