春夏秋冬…京都へ その百七

このエントリーをはてなブックマークに追加
851カール・シュバルツシルト
 かつてユダヤの人々がまさに絶滅収容所に続く道中で震えていた時に、彼らを庇い、果ては身代わりとなってガス室に消えていった神父がいた。

 かつてインドの貧しい街において、難病と貧困に苦しんでいる患者たちの看病と救済に人生を捧げた修道女がいた。

 そのような人たちがかつて存在した事実は、先の見えない暗闇の向こうにも確かに道があることを私たちに教えてくれる。

 歴史における彼らの存在は私を勇気づけ、人間の可能性というものにささやかながらも希望を持たせてくれている。
852カール・シュバルツシルト:2012/02/26(日) 10:03:48.95 ID:GklSi7CXO
私には夢がある。
やがてジョージアの赤土の丘の上で、昔奴隷だった者の息子たちと、昔奴隷所有者だった者の息子たちが、兄弟として一緒にテーブルにつくことができるような日のくる夢が。

私には夢がある。
不正と抑圧の熱いしょう気で蒸れている荒廃したミシシッピ州でさえも、やがて自由と正義のオアシスに変わる日のくる夢が。