【歴史】沖縄の観光【文化】

07/08/03
= オーダブルさん =

◆差別
私は生まれも育ちも沖縄です。
最近、沖縄も県外から移住される方が多くなりました。
中には沖縄の人から差別されて嫌な思いをさせてしまい沖縄県民として本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

前の投稿に「自分がしても無い事で責められて、それを仕方ないで済ませられるんでしょうか？」とありました。
そうですよね自分がしても無い事責められたりしたら人間誰でもどうしようもないくらい辛いですよね。

でもね・・私は本土復帰直後の昭和44年生まれなんですが本土からの沖縄に対する差別は半端じゃなかったんです。本当に。
沖縄戦を体験している母は目の前でうるさいからと言って日本兵に平気な顔で殺される沖縄の住民を見て「一生許さない」を心に刻み今まで生きてきました。

その親から「ないちゃーとは仲良くするな・結婚するな」を小さい頃から言われ続けた私たち子供は当時「自分がされても無いのに？」と疑問ばかりを抱いていました。
しかい、高校の修学旅行先で実際、私達が本土の方から差別を受けてしまい正直「ないちゃー苦手」になってしまいました。

私達何かしたっけ？と思うくらい。結婚して本土に住んでいた姉も隣人に「戦争で被害者ぶるな」
「早く島に帰れば？」等などいろいろ言われたようですが沖縄に帰ってきて沖縄ブームと同時にその隣人から「沖縄に遊びに行ってもいい？」とか調子のいい事言ってきてすごく怒ってました。

一部の沖縄の人は県外出身の人をみんなひとまとめで「ないちゃー」と嫌います。
「めんそーれ」は「いっらっしゃい」という意味ですが本当は「観光には来てもいいけど移住はしないでね」の本心が込められていると私は思います。

昔の人は本土の人の差別以上の事をされました。「された側」は一生忘れません。最近、沖縄の集団自決についても問題なっていますよね。
実際私の親は沖縄戦で日本兵から各家庭に手榴弾を配布され日本が負けたら自決するよう命じられました。

生き証人がこれほどいるのにまたもみ消そうとしている日本政府に対しまた沖縄県民の怒りを買ってしまいました。
沖縄県民の本土に対する怒りは抑える事は出来ません。
「自分がしても無い事で責められる」沖縄には通じないのです(残念ですが)
沖縄戦について少し触れましたが「またこの話か」と言う方もいるかもしれません。
だけど移住者が嫌な思いをした「差別」は沖縄戦からきているものです。
沖縄戦での敵はアメリカではなく日本兵だったと言うことを忘れないでください。

（沖縄のうわさ話「沖縄移住計画」より抜粋）