春夏秋冬…京都へ その八十五

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388京橋

 この石の上の結晶の一つひとつが、夜を満たすこの山の鉱物質の輝きの一つひとつが、それだけでひとつの世界をかたちづくっている。
 頂上を目指す闘いただそれだけで、人間の心は充分に満たされるのだ。
 いまや、シーシュポスは幸せなのだと思わなければならない。