春夏秋冬…京都へ　その八十四

家に帰ったら、石川さんから電話。今、会えない？　って。
彼はあかねのこと、恋人って思ってるから、当然かな？
彼との関係を壊したくないので、出会い系からのアプローチを無視して、
石川さんと会うことにしました。

夜景のきれいなお店で軽く飲んで、ご飯を食べて。それから、ラブホ。
相変わらず優しいし、大切に思ってくれてるんだけど、「今日、ナマでいい？」とか聞いてくる。
まだ４〜５日は大丈夫だと思うんだけど、男って、一度許すと、これだもんねえ。
ナマでしたときのことを「特別な日」って思わせておきたかったんだけど、彼の目に負けて、
「ウン、でも、多分。もしものときは責任とってね」って言ってしまった。
あたしのアドリブって〜、墓穴掘ってるよなあ。

３回も出されて、でも火照りがおさまらないあかねは、出会い系でコンタクトしてきた人とも、
そのあと、会っちゃいました。親にはユッピーとお泊りで勉強って電話して。
成績いいから、信用あるもんね。
お会いしたのは、３０になるかならないかくらいの、遊び人風の本人曰くサラリーマン。
多分、本当だろうね。お小遣いの話、全然なかったもん。
遊び歩いてて、女の子買えるようなお金、ないだろうなあって思う
指を入れられて、「うわあ、もうネバネバのグチュグチュ」って言われたけど、
多分それ、石川さんのがまだ中に残ってたんだよね。
ごめんね。