春夏秋冬…京都へ その八十四

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304列島縦断名無しさん
予期せぬ質問に、一瞬、絶句しそうになりましたが、思い直して、「お、女だって結構みんなシテるわよ」と言うと、
追い討ちをかけるように、また「義姉さんも?」と聞いて来ます。
こうなったら仕方無いので、「ウン…」と答えるしかありませんでした。
すると、彼は、「見せて」と言います。
「見られたんだから、見せてもらわないと対等にな気分になれない」と言うのです。
勿論、「そんな、ダメよ…」と断りましたが、彼は「そうだよね」と答えたきり黙っています。
うつむき加減のその顔が、とても悲しそうに見えて、私はなんだか強い罪悪感を感じてしまいました。
「これから数日間、気まずい思いをするよりはいっそ…」今考えると、なんでそんな風に思ったのかわかりませんが、
「絶対誰にも言っちゃあダメよ」と言うと、彼は目を輝かせて「ウン!」と言いました。